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「俺にはストマック社を変える使命がある。じいさんが開発した闇菓子を使って、グラニュート社会を支配する」


「人間はウチの家族じゃない。我がストマック社の闇菓子の材料に過ぎないんだよ」


演:塚本高史


概要編集

ストマック家の長男。家名を冠する大企業・ストマック社の社長を務め、闇菓子製造によるグラニュート界の掌握を目指す。


長らくグラニュート界で会社を経営する一方、ストマック家の権威を盤石のものにするために富裕層とのコネクション維持を目的に定期的にご機嫌伺いも行っている模様。

ショウマの妨害によってヒトプレスの仕入れが滞り、シータやジープが中々成果を出せなかった末に両者を解雇し、ランゴ自らが仕入れ担当を兼務する事情から人間界に赴くようになる。


容姿編集

特撮log②

ストマック社の機密エリアなどでは専用のベルトを介して先端に赤いメッシュの入った右側の髪だけ伸ばした恰幅のいい男性に擬態している。


ランゴ・ストマック

怪人態は長く伸びた4つのツノのような突起が特徴的なヤギにも悪魔にも見えるゴシック調の頭部を持つ。


人物像編集

端的には「良くも悪くも『長男』『仕事人気質』 の人物」


常に無愛想かつ冷静な物腰ながらも、家族を含めた誰に対しても厳格な態度を崩さない姿勢を一貫している。

用心深く先を見据えるスタンスの持ち主でストマック家の地位や闇菓子の稼業を盤石とするために富裕層を味方に付けることでグラニュート社会で上手く立ち回ろうと考え定期的に富裕層にご機嫌伺いを行ったり、富裕層との繋がりを持つために身内を嫁がせてコネクションを得ようとしたり、ショウマと自身のエージェントとの戦闘を冷静に観察してショウマの力を見極めようとするなど手段は別として経営者として世渡りに優れており、確かな経営手腕と判断力の持ち主。

経営者としては至極真っ当かつ的確なのだが、長男かつ最高経営責任者としてのポジションも合わさり、弟妹(特にシータとジープ)に対しては居丈高な態度で接してしまっている。

その姿勢のせいで長女以外の弟妹からは精神的・物理的の双方で溝が生じてしまい、時にランゴからの詰問を忌避する余り報連相の欠如を起こす(=自分で自分の首を絞める)事態に陥るのが難点(しかも、ランゴ自身それを自覚していない)。また、上述の理由から富裕層に対してはランゴもあまり強気に出られない模様。


人間に対しては「闇菓子の材料」の認識しかないせいか、上記の事情で人間界に赴いた際には、不快そうな表情を浮かべ群衆を押しのけるように進む姿からも、人間に対して嫌悪や敵意などの悪感情に満ちている。



対人関係編集

  • グロッタ・ストマック

ランゴ自身からは特に彼女への言及はないものの、対面した際には互いに皮肉を吐き合う様子から、表面上は芳しくないように見えるが……。


  • ニエルブ・ストマック

稼業に技術面で大きく貢献している関係からか、邪魔者対策の為の予算を付ける、ニエルブの機密エリアでのルール違反については軽い注意で済ませる辺り、彼に対しては同性かつ年齢が近い のもあって多少甘い一面もある。


  • シータ・ストマック&ジープ・ストマック

当初は自分の眷属の後任として仕入れを担当させていたが、失態続きの責任を追及した上でクビを宣告した。第11話では富裕層に嫁がせようとする=政略の道具として利用するなど解雇して以降は徹底的に見下している。


  • ブーシュ・ストマック

ショウマみちるなどの人間の妻子 を設け保護していた先代の実父ブーシュ「イカれた親父」と呼び折り合いが悪かったが、彼が死ぬまで直接的に手を出せなかった事実から、その影響力や強さが窺える。


  • ショウマ

仮にも血縁者だからか、何処か気安い(あるいは面白半分見下し半分な)態度で接してもおり、ショウマの力を見定めようとするなど、シータやジープへの態度とは一線を画す態度で接している他、双子達と異なりショウマを蔑みはしても侮ってはいない模様で、ショウマとエージェントの戦闘を冷静に観察して見極めようとしていた。


  • 祖父

「じいさん」と気安い呼び方こそしているが、彼の開発した闇菓子でのグラニュート界の支配を目指す姿から、ランゴなりに一定の敬意を持っている。


余談編集

  • 名前の由来はエスペラント語を意味する「Lango」と思われる。
  • ランゴの怪人態のマスクはブーシュ・ストマックのものと共用する形となっており、ブーシュには髭が追加されている。
    • この点から「たとえ嫌悪していようが否応なく親子であると証明するもの」として説得力を持たせていると好評である。
  • 演じる塚本氏は仮面ライダーシリーズ初出演であり、特撮作品への出演も『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』第3話以来11年ぶりであり、そちらでも社長役であった。
    • また、同じテレビ朝日系列東映制作の連続ドラマシリーズ『刑事7人』でレギュラーキャストとして出演しており、特撮に馴染みがない人にとってはそちらが有名だろう。
    • キャストインタビューによると、元々塚本氏の息子が東映特撮を見ており、『刑事7人』での繋がりから以前より東映に出演希望を出していたものの、スケジュールなどの都合で見送られていた模様。そして今回(『刑事7人』の続編制作が諸々の事情でなかったためか)東映よりオファーがあり晴れての出演となった。
    • ブーシュの声優である竹内良太氏は父、塚本氏は長男の役を演じているが、実際には2人は同い年。また、継母にあたる井上みちるを演じる中島亜梨沙女史とも同い年である。
  • 上記の通り長兄 かつ企業の重役他の幹部から報連相の欠如に受けてしまう 等々の要素から、視聴者の中には貴虎兄さんを思い出す」との声が上がっている。
    • 更に現時点では2人の仮面ライダーの登場により、情報が錯綜する状況ともなっているためあの迷言に近い言動を見せるのでは?……」とも期待されているとか。
    • また現状ストマック家の兄妹の中では、本編で起こっている出来事を最も把握できていないと見られる様子もあって、一部視聴者からは某イヌブラザーよろしく「またしても何も知らないランゴ兄さん」ともネタにされ始めている。
      • ただし、ようやく第8話になって現状の把握をできたため、少しは改善されると思われるが……。
  • 失敗続きのシータとジープに対し何度かチャンスをあげたり、挙げ句には(「成果を挙げられていない」とする至極真っ当な理由で)解雇宣告をしている様子から、歴代ライダーファンからは「解雇の理由が意外に真っ当」「冷酷だけど、歴代の上層部だったらすぐに処刑したりしていそうなので、それらに比べたら案外優しい」との声が上がっている。
    • ただし11話で2人に「富裕層に嫁げ」と命じるように宣告した際には、双子の反応から「嫁がされて離れ離れにされるのは、ある意味双子達には死よりも酷い罰なのでは?」との反応も見られた。

関連タグ編集

仮面ライダーガヴ


ストマック家

グロッタ・ストマック(長女・ストマック社菓子製造統括者)

ニエルブ・ストマック(次男・ストマック社技術開発担当)

シータ・ストマック(次女・ストマック社仕入れ統括。ジープとは双子。)

ジープ・ストマック(三男・ストマック社仕入れ統括。シータとは双子。)

ブーシュ・ストマック(父・先代社長)

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