ゾンブ・ストマック
ぞんぶすとまっく
デンテ・ストマックの兄、ブーシュ・ストマックの父親、現ストマック社経営陣及びショウマ・ストマックの祖父に当たる。現在の消息について明言は無いが、ショウマが幼少期の時点で息子のブーシュが社長に就任している事に加えて、ショウマも彼に会った事が無いと語っていたり、作中でも存在を言及されていない為、既に鬼籍と思われる。
弟のデンテと共にストマック社を立ち上げた創始者でもあり、デンテの作った菓子を彼が売る事で、一製菓会社だったストマック社を成長させて来た人物である。
息子のブーシュや孫のランゴに似た、子孫より角の大きくシャープな外見をしており、デンテとはまるで似ていない。一方で目や口の配色はデンテと同じく黄色となっている。また配下として黄色の配色をしたエージェントを従えている。デンテからは「兄貴」と呼ばれている。
商才が優れており、美味しいお菓子を作るために世界中から未知の食材を集めている過程で闇菓子の原型となるお菓子を開発し、それが予想以上に売れた為、いつしかそのお菓子で天下を取ろうという野望に取り憑かれ、そのお菓子をより旨さと中毒性を高める様に改良し、現在のストマック社の礎を築く事となった。要するにガヴの物語の全ての元凶ともいえる人物でもある。
しかし、当時はグラニュート界の一経営者でしかなったゾンブがどのタイミングで人間界(異世界)と人間の存在を知ったのかまでは明かされておらず、また闇菓子の元となったお菓子の原材料もそもそも元から人間由来のものだったのかは不明のままである。
名前の由来はポーランド語で「歯」を意味する「ząb(ゾンブ)」と思われ、弟であるデンテもイタリア語で同じ意味を表す「dente(デンテ)」から由来している。
スーツアクターの縄田氏は、息子のブーシュ及び孫のショウマが変身するガヴと兼任で担当している。
担当声優の島田氏は、スーパー戦隊シリーズで顔なじみと思えるほど敵組織のキャラクターを演じているが、仮面ライダーシリーズは『仮面ライダー響鬼』のハイパーバトルビデオにてディスクアニマルの声を演じてから約20年ぶりとなり、テレビ本編では『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』以来、ニチアサの仮面ライダーには初の出演となる。ニチアサ枠としては『王様戦隊キングオージャー』のグンダジーム以来の出演となる。