基礎データ
ずかん | No.475 |
---|---|
ぶんるい | やいばポケモン |
タイプ | エスパー / かくとう |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 52.0kg |
とくせい | ふくつのこころ / せいぎのこころ(隠れ特性) |
※ふくつのこころ:相手からひるまされるたびに、「すばやさ」が1段階上がる。
※せいぎのこころ:あくタイプの技でダメージを受けると、「こうげき」が1段階上がる。
他言語版の名称
英語 | Gallade |
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イタリア語 | Gallade |
スペイン語 | Gallade |
フランス語 | Gallame |
ドイツ語 | Galagladi |
進化
ラルトス→キルリア(Lv.20)→サーナイト(Lv.30)/エルレイド(「めざめいし」を使う・♂限定)
メガシンカ
エルレイド⇔メガエルレイド(エルレイドナイトを所持)
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)で初登場したポケモン。第4世代で新たに進化系統が増えたポケモンの1匹。
キルリアの♂に「めざめいし」を使用すると進化する。第4世代当時はタイプ2にかくとうタイプが付加されたという考えで良かったが、第6世代ではタイプ2がかくとうタイプに変化したと考える方が正しくなった。
人間に近い容姿をしたポケモン。
男性的な外観で、両肘に刃物のような突起がついている。突起は自由に伸び縮みさせられる。
名前の由来は恐らく「エル(エルニーニョ:スペイン語で男の子またはエルボー:英語で肘)+レイド(ブレイド:英語で刃)」だろうか。
とても尻がでかい。むしろ尻だけでなく前の方もとても大き……もとい、腰が全方向に膨れている。サイコ的な何かでも溜めているのだろうか?
体格も華奢な外見だったサーナイトと比べるとバランスの取れたものとなっており、足腰もしっかりしている。このため、サーナイトとは異なり、長距離を移動する際には走って移動する。
ちなみに足元は足袋のようにも見え、下記設定を含め和のテイストが強く出ている。
礼儀正しいポケモンで、居合の名手でもある。誰かを守ろうとした時に、肘を伸ばして刀の様にして激しく戦う。しかし、下手に力を乱用する事はなく、誰かを守る戦いでのみ、肘の刀の力を解放するという。
また、相手の考えを敏感にキャッチする為、相手より先に攻撃する事ができる。
しかしながらサーナイトと同様、図鑑には野生での生態が書かれていない。石で進化することもあり、サーナイトと同じく人間環境下でのみ進化するポケモンと考えられる……と思いきや、サーナイト同様にガラル地方のワイルドエリアで、遂に野生の個体とシンボルエンカウントできるようになった。
また、同じくラルトスの最終形態であるサーナイトが♂♀両方存在するのに対して、エルレイドは♂の個体しか存在しない。そんな♂しか存在しないエルレイドの影響で、サーナイトは♀として扱われることが多い。
ゲーム上の特徴
サーナイト同様、ひ弱だったキルリアから一気に強くなり、頼もしいポケモンになった。
能力 | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
エルレイド | 68 | 125 | 65 | 65 | 115 | 80 | 518 |
サーナイト | 68 | 65 | 65 | 125 | 115 | 80 | 518 |
エスパータイプのポケモンとしては珍しく「こうげき」の方が「とくこう」より高い。
チャーレムやメタグロスなどと並び貴重な物理エスパーである。
加えて「とくぼう」もかなり高く、弱点タイプの特殊技も高確率で耐えることが出来る。
ラルトス一家の例に漏れず、多種多様な技を覚える。
攻撃技の候補としては、タイプ一致の「インファイト」「ドレインパンチ」「サイコカッター」などを軸に、「ストーンエッジ」「れいとうパンチ」「リーフブレード」など。チャーレムと異なり「つじぎり」や先制技の「かげうち」があるためエスパー・ゴースト相手でも止まらない。
補助技の候補としては、「でんじは」「あやしいひかり」「みちづれ」「つるぎのまい」「ビルドアップ」「ちょうはつ」などが挙げられる。
特に、手間をかければ「さいみんじゅつ」「くろいまなざし」「みねうち」を全て覚えられるので捕獲要員としても役立つ。
また、ORASで新たに「ファストガード」「ワイドガード」を得て、「フェイント」「てだすけ」などと組み合わせて複数戦のサポート要員にも名乗りを挙げた。
ただし、タイプ上では「エスパー / かくとう」と「かくとうに強いかくとう」ではあるが、サーナイト同様に「ぼうぎょ」が低く、物理技が大半のかくとう技を受けるのにも限度はあるので注意が必要。
隠れ特性はサーナイトと違い「せいぎのこころ」である。あくタイプの技を受けると攻撃が上がるという優秀な特性だが、他の多くの「せいぎのこころ」持ちと異なりあくタイプの技を半減することができない。「ぼうぎょ」も低い為あまり受け続けられないのが難点(流石に「ふくろだたき」でやられるようなことはないと思うが……)。
それでも通常特性の「ふくつのこころ」よりかは優秀で、「ふいうち」を撃たれづらくなるという点は大きいのでメガシンカさせずに使うならこちらで厳選してもいいだろう。
『XY』でサーナイトにフェアリータイプが追加され、エスパー共々かくとうの弱点を突くようになった。
これによって何とサーナイトがタイプ一致技でエルレイドの弱点を突いてくるようになってしまった。正に嫁の尻に敷かれる旦那の図。なんてこった。
……とはいえ、たとえ向こうがメガシンカしたとしても「ぼうぎょ」は低いままで、こちらは高い「こうげき」から「かげうち」を有効活用できるので、「きあいのタスキ」→「つるぎのまい」→「かげうち」もしくは「どくづき」で返り討ちにできる。
厄介な「ハイパーボイス」は「ワイドガード」で無効化できる。
エルレイド自身も『ORAS』でメガシンカを獲得しており、その場合すばやさで上回るので先手で対処することも可能。
……いずれにしても熾烈な夫婦喧嘩と言える。
他作品での活躍
ポケダン
『探検隊』以降レイダースという探検隊のリーダーになっている。他のメンバーはロズレイド、ドサイドン。
だが彼らは物語終了後ダグトリオを救出したところにちらっと出て来るだけで、どういう存在なのかは一切不明。
ポケナガ
ケンシンのパートナー。技は「サイコカッター」で、正面2マス攻撃。
「敵に回すと厄介、しかし味方にすると心強い」という性能ではあるが、ケンシンがミュウツーを手にしてしまうとお留守番が多くなりがち。
ただしエスパータイプ唯一の「ししふんじん」持ちなので、一度特性が発動すれば強い。
ポケモンGO
2019年2月1日、満を持して実装された。
キルリア♂からの進化方法は「アメ100個+『シンオウストーン』」というもの。
シンオウストーンは現在のところフィールドリサーチの「大発見」(7日達成ボーナス)やトレーナーバトルの報酬などでしか入手方法がなく、非常に稀少。こいつ以外にも進化先がたくさんいるので使用は慎重に。
性能はというと、かくとうタイプとしてはそれなりの性能といったところ。
最大CPは高く3000を超える。通常技に「けたぐり」があるため発生が早い。
かくとうゲージ技は「インファイト」しか覚えられないため、現状カイリキーなどに一歩劣っていると言わざるを得ない。
とはいえ「けたぐり」「インファイト」は発生が早いため相手の攻撃を避けやすいという利点があり、小回りを重視するなら採用の余地があるだろうか。
一方、エスパータイプとして見た場合、通常技で「ねんりき」、ゲージ技で威力90の2分割ゲージ技であるサイコキネシスを覚えられるので、それなりには使える。
また、2019年8月のコミュニティ・デイでは限定技として威力80の半分ゲージ技である「シンクロノイズ」を習得できた。ジム戦やレイドではただのサイコキネシスの劣化版にしかならないが、こちらはトレーナーバトルでも半分ゲージ技のままなので、その点では差別化できている。
なお、原作では習得できた「サイコカッター」は残念ながら習得不可。今後のアップデートで習得できるようになることを祈りたい。
2019年7月から何故か通常技に「あまえる」が追加された。……「あまえる」!?
一応かくとうタイプでは唯一の追加で、数多くいるドラゴンタイプへの牽制にはなるが、自らの弱点に対抗できるわけではない上に相方と異なりタイプも不一致のため誰得追加である。ジム防衛でかくとう対策として使う場合に出番があるかどうかといったところ。
総じて、フェアリータイプのエースとして大車輪の働きをしているサーナイトと比べると聊か地味な存在である点は否めない。
もっとも、かくとうおよびエスパータイプには既に強力なアタッカー(=ライバル)が大勢いるという事情もあるので、決してエルレイド自身が弱いというわけではない。
主な使用ポケモントレーナー
- ゲン / ポケモントレーナー
- ゴヨウ / 四天王(シンオウ) (プラチナ)
- コクラン / フロンティアブレーン
- ナツメ / ジムリーダー(カントー)
- カトレア / 四天王(イッシュ)(BW2強化後・チャレンジモード)
- フウ / ジムリーダー(ホウエン)(BW2)
- スモモ / ジムリーダー(シンオウ)(BW2)
- ミツル(ORAS)※メガエルレイド
関連イラスト
関連タグ
ポケモン
武士 騎士
ダイケンキ シュバルゴ ネギガナイト……「武士」「騎士」繋がり
ストライク キリキザン ギルガルド カミツルギ ザシアン……「剣」「切る」繋がり