データ
概要
初代から存在する技。
所謂「3色パンチ」のひとつで、他にほのおのパンチ・かみなりパンチがある。
ちなみに、「こおりのパンチ」ではない。 (3色キバの方では「こおりのキバ」になっているが)
が、ルージュラは更に威力の高い「れいとうビーム」・「ふぶき」が習得でき、エビワラーも当時特殊技扱いだったことが災いして全く使いこなせなかった。
第2世代ではわざマシンの一つになり、様々なポケモンが習得可能になったが、弱点補完で覚えて欲しいポケモンに限って覚えなかったりしていた。
第2世代当時アリゲイツやヌオー等にドラゴンタイプ対策に覚えさせたトレーナーも多いのではないだろうか。
ついでに肝心のこおりタイプで覚えるポケモンがニューラしか増えず、ニューラの低い特攻が災いしてこれまた役に立たなかった。
第3世代以降はれいとうビームがわざマシン13に復帰したことでマイナーチェンジ版の教え技と言う立場となっている。
第4世代では技の仕様変更により物理技となり、攻撃力の高いポケモンが有効活用できるようになった。特にニューラがマニューラに進化したことで、メインウェポンとしての採用率も格段にアップ。エビワラーも高い攻撃力を生かせるようになり主にひこうタイプ対策としてサブウェポンとして使用されることがあるが、一方で攻撃が低いルージュラはこの技を全く使いこなせなくなった。
性能
攻撃面で強いこおりタイプの技、とりわけ弱点の少ないドラゴンタイプや、かくとう受けとしてよく使われるグライオンに効果抜群を取れると言うこともあり、サブウェポンとしての採用率は極めて高い。
とは言え威力はやや不安な数値なので無計画に使って4倍ダメージの入るカイリューやガブリアスを落とせない事もある。その辺は注意が必要。
マニューラはメインウェポンとしての採用が中心であったが、こちらは第6世代で「つららおとし」を習得できるようになったので選択となる。
命中率では勝っているので確実に相手を倒す為にこちらを選ぶ人もそれなりにいる。
しかしつららおとしの習得者は限られており、よって汎用こおり物理技では第4世代以来最高火力。
今のところはフリーズボルトもアイスハンマーも専用技で、つららばり・ゆきなだれ・アイスボールも限られた条件下でしか上回らない。
8世代ポケモン剣盾の鎧の孤島からは新しくトリプルアクセルが追加された。3回命中した場合の威力は120と強力だが3回全て当たる確率は70%程度とつららおとし以上に不安定で相変わらずれいとうパンチは命中安定の氷物理技として一定の価値を持っていた。
しかし9世代ポケモンsvでは命中100で威力が5高いアイススピナーが登場。更にいかさまダイスによってつららばりが使いやすくなった為安定した氷物理技としての価値が揺らぎつつある。
それでも持ち物に関わらずある程度のダメージを出せ、フィールドを破壊する事も無い為今後もある程度は採用されるものと思われる。
ついでにパンチグローブという持ち物も追加された為他のパンチ技を使うポケモンやてつのこぶしのポケモンは今後もれいとうパンチのお世話になるだろう。
余談
2014年にORASが発売された際、公式サイトが誤って「バシャーモがれいとうパンチを習得する」という誤った情報を写真付きで投稿してしまう事態が発生した。約1週間後に運営がミスに気づき謝罪したが、写真でれいとうパンチを食らっていたのが当時レートで無双していたガブリアスとの対比からネタ扱いだったフライゴンだったこともあり一気に拡散され話題を集めた。
なおドイツ語でほのおのパンチは「Feuerschlag」、かみなりパンチは「Donnerschlag」なのにれいとうパンチだけ「Eishieb」である。なぜ統一しなかったしというツッコミが出るが、これはEisschlagだと元々「氷柱の直撃」という意味があり、つまりつららおとしに近い意味になってしまうため。(つららおとし自体は混乱を避けるためかEiszapfhagelという。)