基礎データ
全国図鑑 | No.0215 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.213 |
シンオウ図鑑 | No.144 |
イッシュ図鑑 | No.252 |
マウンテンカロス図鑑 | No.091 |
アローラ図鑑 | No.326 |
ガラル図鑑 | No.292 |
ヒスイ図鑑 | No.202 |
パルデア図鑑 | No.230 |
ローマ字表記 | Nyula |
分類 | かぎづめポケモン |
タイプ | あく / こおり |
高さ | 0.9m |
重さ | 28.0kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | せいしんりょく/するどいめ/わるいてぐせ(隠れ特性) |
落し物 | ニューラのツメ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ニューラ | 潜入+ニャー+鼬(音読み、ユ)+野良 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Sneasel | sneaky(卑劣な)+weasel(イタチ) |
ドイツ語 | Sniebel | Sneasel(英でニューラ)+Dieb(泥棒) |
フランス語 | Farfuret | Farfadet(ファルファデ/(悪戯好きな)妖精)+furet(フェレット) |
韓国語 | 포푸니 | 폭풍(嵐)+스라소니(オオヤマネコ) |
中国語 | 狃拉 | 日本語の音写 |
進化
ニューラ → マニューラ(するどいツメを持たせて夜・深夜にレベルアップ(LEGENDSアルセウスでは夜に使用)) |
リージョンフォーム
『ポケモンLEGENDS』に登場する、ヒスイ地方と呼ばれしかつてのシンオウ地方に生息していたニューラのヒスイのすがたであり、原種とは異なる進化を遂げる。
概要
ポケットモンスター 第2世代『金・銀』に初登場した、猫とイタチを掛け合わせたような姿の黒いポケモン。
♂♀で姿に違いがあり、♂は赤い左耳の部分が長く、♀は短い。
非常に獰猛でずる賢い性格をしており、指の中に隠しているカギツメをいきなり伸ばして相手をひるませ、そのまま急所を引き裂き、動けなくなるまで攻撃を止めようとはしない。
『ポケモンレンジャー』や『時を超えた遭遇』では鉄製の檻や柵を切れる程の切断力を見せており、切断だけでなくクライミングにも利用され、木登りも得意。
主に寒冷地の森林や山岳地帯などに生息しており、暗闇に紛れての不意打ちや集団戦法で獲物や余所者へ襲い掛かる。
暗闇に紛れて獲物をハントするその姿は、さながらポケモン界のアサシンともいうべきか。
特にポケモンのタマゴが大好物で、鋭いツメで穴を開けて、中身をすする。
時にはトレーナーが育てている卵すら襲って食べてしまうらしく、それ故にブリーダーに憎まれ駆除対象となることもあるようである。
ポッポなどの弱いポケモンならば力ずくで排除してタマゴを奪い、強いポケモンに対しても1体が親を引付け、もう1体がタマゴを掠め取るというチームワークを発揮する。
こうした面からクレバーなポケモンと思われるが、進化後と異なり仲間同士の計画性や協調性にすら乏しく、ピンチの時には味方を平気で盾にしてしまう卑劣さも持ち合わせている。
リーダーとなるマニューラの仕切りがなければ、獲物を誰が食うかで争いに発展することも多く、考えなしにアローラサンドなどの硬いポケモンにツメを振るって折ってしまうこともある模様。
持っているこおりタイプも「冷気や氷」というより、メインのあくタイプの側面から「冷酷」の連想とも考えられる。
体の黒色部分はやや緑みがかった明るめの黒で表現されることが多いが、『ポケモン不思議のダンジョン』の(会話グラを除いた)ドットグラフィックや『スカーレット・バイオレット』のアイコンではマニューラと同じく紫寄りの黒になっている。
色違い
色違い個体はピンク色をベースに結晶体が水色、赤色だった部分が黄色に近いオレンジになっている。
ゲームでの特徴
こおりタイプである為、やはり寒冷地に生息してる。
初登場である「金銀」では殿堂入り後、夜の28ばんどうろやシロガネ山にしか生息していなかったが、「クリスタル」ではこおりのぬけみちに出現する。
ストーリーにおいてはライバルの手持ちとして登場。(ジョウト御三家除いて)彼のパートナーとしての印象が大きいのか、このペアを描いたイラストや2次創作も多い。
しかし、タンバシティにおいてポケモンマニアが「ライバルにポケモンを盗まれた」という台詞が聞ける。この時に盗まれなかったポケモンはツボツボで盗まれたポケモンは何なのかは不明なのだが、ライバルの手持ちは「3回目/やけたとう」でジョウト御三家・ゴースト・コイル・ズバットの4体であり、「4回目/ちかつうろ」ではニューラが加わっているため、盗まれたポケモンはニューラではないか?と推測される(実際、ジョウト御三家も盗んだものである)。
野生では出現しない為、FRLGから連れてこよう。
『リーフグリーン』のみ、ナナシマ・4の島にあるいてだきの洞窟に出現する。
本作で進化後のマニューラが登場。
キッサキシティ周辺の雪深い地域に生息している。
ストーリーにおいては、キッサキシティのジムリーダー・スズナや、ギンガ団ボス・アカギの手持ちで登場する。
本作では金銀と同じになっているが、一応DPtより通信交換等で連れて来る手はある。また、ライバルのニューラも7戦目以降はマニューラに進化している。
ジャイアントホールにのみ生息。おそらくあのポケモンがいるからであろう。
ストーリーにおいては、BW2でプラズマ団の七賢人・ヴィオの手持ちで登場する。
17ばんどうろとフレンドサファリ(こおり・あく)に出現する。
本作でも出現しない。温暖かつ寒い地域がないホウエン地方ではかなり限られた場所しかないからだろう。
温暖な地域ではあるがホウエン地方とは異なり、こちらには雪山のラナキラマウンテンに生息している。
ストーリーでは、ライバルであるグラジオの手持ちとして登場する。
未登場。
8ばんどうろ・10ばんどうろ、ワイルドエリアの「エンジンリバーサイド」 「ハノシマはらっぱ」 「ストーンズげんや」 「さじんのくぼち」 「きょじんのぼうし」 「ナックルきゅうりょう」にて雪・吹雪時に出現する。
DLC『冠の雪原』では、カンムリ雪原の「すべりだしせつげん」 「ひょうてんせつげん」 「せっちゅうけいこく」 「いてつきのうみ」にて曇時に出現する。
地上ではリメイク前同様だが、地下大洞窟ではグレイシャバッジ入手後に「ふぶきのくうどう」、「つららのくうどう」、「ひょうがのだいくうどう」に出現する。
当時のシンオウ地方…ヒスイ地方では生息しておらず、代わりにリージョンフォームのヒスイニューラが生息していた。当のニューラだが、黒耀の原野に発生する時空の歪みにのみ出現する。
パルデア地方ではナッペ山やプルピケ山道、エリアゼロに出現し、特にプルピケ山道ではかくとうタイプにテラスタルする個体が出現する。
DLC『ゼロの秘宝・碧の仮面』では、キタカミの里の「鬼が山」 「ひやみず洞」 「とこしえの森」に出現する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 | 95 | 55 | 35 | 75 | 115 | 430 |
余り能力が高いポケモンではないが、第4世代では進化形マニューラが登場し、大きくパワーアップした。基本的に戦う場合は進化させた方が良いが、マニューラに進化すると通常特性が変わってしまう。このため、特に特性「せいしんりょく」を活かしたい場合進化させずに使う必要がある。
とはいえ攻撃はそこそこ高く、さらにニューラは同特性持ち且つ「ねこだまし」持ち中最速であることから、ごくたまに「ねこだまし」要員として紛れていることがあったりする。
また、未進化ポケモンのみ参加可能なリトルバトルでは、元無進化ポケモンということもあり、ストライクなどと並んで強ポケモンとして君臨している。
技構成もマニューラそのままであったり。「高さ1.0m以下の進化前」限定戦「プリティプリマ」でも同様にブッチギリのトップメタ。
第7世代まではマニューラへ進化させるとこおりのつぶてを覚えなくなるという仕様が存在したので、親となるニューラを進化させないまま育てることへメリットがあったが、第8世代で「マニューラへ進化させないとこおりのつぶてを自然習得出来ない」という真逆仕様へ変わり、さらには同種の別ポケモンからタマゴ技をコピーする横遺伝が登場した。
ニューラの過去
今でこそ速攻物理アタッカーの役割を持てているニューラ及びマニューラであるが、登場当初は非常に使い勝手が悪かった。その理由として、登場時の悪・氷攻撃技が全て特殊技であったことにある。
ニューラの特攻種族値は35しかなく、「かみつく」も「れいとうパンチ」も特殊であったこの世代では、本来主力となるはずであるタイプ一致技を上手く使いこなせなかった。ちなみに自力習得出来る最大威力技はきりさく。自力習得可能な一致技はふくろだたきのみ(しかも習得レベルは大分遅めの57)。
当時の1回使いきりの貴重な技マシン(「シャドーボール」など)をニューラに使わないとまともな技がなかったために、対戦でも全く人気がなかった。
能力の問題のためかあくタイプ使いの四天王にも採用されなかった(ニューラを差し置いてゲンガーやラフレシアなどあくですらないポケモンは採用されている。ただ、金銀クリスタルではニューラに限らず新規登場したポケモンが四天王やジムリーダー等に採用されないケースが非常に多かった)。
ちなみに金銀当時は何故かゲーム中のみ、茶色い体色にトサカや背びれ部分がミント色と、公式イラストとカラーリングが異なる仕様となっていた(勿論、所謂「色違いポケモン」ではない。クリスタルで、イラストと同一のカラーリングへ修正済)。
後にこれは初期案のニューラがオコジョや一般的なイタチのイメージへ近い姿をしており、そのカラーリング(ミント色の体毛に影を茶色で表現)のままカラーパレットを流用していたためであることが判明している。
使用トレーナー
ゲーム版
- シルバー:金銀クHGSSライバル
- スズナ:ジムリーダー(シンオウ)
- アカギ:ギンガ団ボス
- ヴィオ:プラズマ団七賢人
- グラジオ:SM・USUMライバル
- ハジメ:ポケモンレンジャー
- ヒトミ:ポケモンレンジャー
- チカ:テラレイドバトルサポートトレーナー
- クノイチ:ブショー
- ブランシェ:チームミスティックリーダー
アニメ版
漫画版
- シルバー(ポケットモンスターSPECIAL)
- チャクラ(ポケットモンスターSPECIAL)
- 新生プラズマ団下っ端(ポケットモンスターSPECIAL)
番外作品
ポケモンGO
金銀組実装に伴い登場した。同ゲームでは氷自体出現率が低く、ニューラもその例に漏れずかなりのレアポケモンとなっている。だが巣が発見されており、またほのお・こおり出現アップイベント期間中はかなりの数が出現していたことから、入手チャンス自体はそれなりにある。
問題は原作同様かなり捕まりにくいこと。「ハイパーボール」は惜しまないようにしたい。
ポケモンマスターズ
- シルバー&ニューラ
実装以前からイベントで度々登場していたが、2023年6月、マジコス時でのバディでプレイアブル実装された。氷テクニカルロールで、EXロールはサポート。
やはりこのニューラはタンバシティのポケモンマニアから盗んだ個体と思われ、ずかんテキストやバディーズエピソードからこの件に触れられており「過去を消すことは出来ないが、せめてニューラに相応しく、誇れるトレーナーであるために過去と真剣に向き合い、ニューラのためにも最強となることを誓った」と語られている。
技
トリプルアクセル |
---|
最大3回連続で攻撃する。攻撃が命中する度に威力が上がる(2回目は1回目の威力の2倍となる. 3回目は1回目の威力の3倍となる)技を使った後元威力へ戻る。 |
スピーダー+ |
自分の素早さを3段階上げる |
シンクロ技:トリプルアクセル・砕 |
【解放条件】自分のHPが満タン時 |
【封印条件】自分のHPが満タンでない時 |
最大3回連続で攻撃する。攻撃が命中するたびに威力があがる。技をつかったあともとの威力に戻る。 |
攻撃が命中するたびに自分のバディーズ技発動可能状態までのカウントを1減らす |
攻撃が命中するたびに自分の急所率を1段階上げる |
ほっとけないからな |
味方全体の場をわざゲージ加速状態にする。自分の攻撃を3段階上げる |
バディーズ技
おまえのために最強を望むトリプルアクセル |
---|
相手の素早さがさがっているほど威力があがる |
★6EX+EXロール解放後、初めてバディーズ技をつかったときだけボルテージが2段階上がる |
パッシブスキル
初B技後BC加速2 |
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初めてバディーズ技を使った時のみバディーズ技発動可能状態までのカウントを2減らす |
命中時素早さダウン9 |
技での攻撃が命中した際に相手の素早さを1段階下げる。効果タグに連続を持つ技の際は攻撃が命中する度に相手の素早さを1段階下げる |
素早さ↑分B技威力↑ |
自分の素早さが上がっている程バディーズ技威力を上げる |
ポケモン不思議のダンジョン
「空の探検隊」で単独で活動する探険家で登場。
性別は♂で自己中心的で粗暴な言動が目立つ。エンディングまでもカフェの客として時折姿を見せる。
本編クリア後で、『そらのいただき』突破に参加してトップを走るが、7合目で倒れていた所をチーム・フロンティアのメンバーに発見され、デンリュウに救助される。
ポケモンレンジャーバトナージ
パートナーポケモンの1匹で登場。レンジャークラス8で追加される『クエスト36:いたずらニューラ こまったもんだ』で、アルミアのお城2Fでキャプチャしてクリアするとパートナーとなる。
ポケパークWii
アイスゾーンでこおりのきにプレゼントを3個つけると遊びに来る。おいかけっこに勝つと友達となってくれる。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
無印
【ジョウト編】
- ビシャスのニューラ
CV:冬馬由美
劇場版ポケットモンスター『セレビィ 時を超えた遭遇』で悪役ビシャスのポケモンで登場。ビシャスの指示でハンターの小屋外のバンギラスのオリを破壊。セレビィを連れて逃げるサトシ達の追っ手としてサトシ達の前へ現れ、ユキナリのリザードを相手に素早い動きで戦うが、リザードの「ずつき」で倒される。その後ビシャスより開放された後は森の中に消えた。
- ハヅキのニューラ
CV:池田千草
第265話『ニューラとせいなるほのお!』にて、ワンリキーとゴーリキーを従わせてホウオウの種火があるほこらを乗っ取っていたポケモン。
ロケット団トリオがニャースの代わりにゲットしようとしたが失敗、ハヅキがバシャーモを用いてゲットした(他2匹はホウオウ院住職が引取った)。
シロガネ大会でのサトシ戦ではピカチュウを倒すが、ワニノコに爪を咬まれて叩きつけられたことで敗北した。
アドバンスジェネレーション
【ホウエン編】
- 第15話『勉強します! ポケモントレーナーズスクール!!』:モブで登場。
【バトルフロンティア編】
- レースのニューラ
CV:愛河里花子
第141話『ニューラとバリヤード! どっちのレストラン!?』でレースのレストランのシェフで登場。料理の腕は抜群であるが料理の見た目やパフォーマンスの点ではレースの妹・トランのバリヤードへ劣っていた。
店経営権を賭けトランのバリヤードと料理対決をすることとなり、苦手のパフォーマンスはロケット団との特訓で克服してバリヤードと互角の勝負をするが、突如本性を現したロケット団へ捕らわれてしまう。
しかし、トランとバリヤードの活躍でロケット団の気球より脱出し、その際気球を切裂いてロケット団を撃退。その後姉妹は一緒にレストランをやって行くこととなり料理長となった。
- ♀ニューラ
第185話『襲撃! はぐれマニューラ!!』にて、サトシ達が出会った以前リーダーであったはぐれマニューラの所へいた♀個体。新たな群れのリーダーとなった流れ者マニューラの横暴へ嫌気が差して群れよりら逃げ出したが、連れ戻されそうになる。
しかし、サトシの説得を受けたはぐれマニューラが流れ者マニューラと再戦して勝利、はぐれマニューラが流れ者を倒すと争う理由がなくなったと両者を和解させ、はぐれマニューラは再度リーダーへ返り咲いた。
ダイヤモンド&パール
- スズナのニューラ
CV:雪野五月
第127話のジム戦で1番手に登場し、サトシのハヤシガメと対決。スケートのように氷のフィールドを疾走し「こごえるかぜ」で苦しめるが、「みだれひっかき」で接近した所をハヤシガメの「はっぱカッター」を受け、たまらず氷柱の上に逃げた所を「ロッククライム」で敗北した。
- その他:27話・91話
XY
【XY】
- 40話・80話・91話
【[[XY&Z>XY&Z(アニポケ)]】
- フレア団のニューラ
第94話『Z爆誕! カロスに潜むもの!!』から、フレア団のしたっぱの手持ちで登場しており、107・134話にも登場している。
- その他:105話・112話・113話
サン&ムーン
- 第60話『リーリエ飛びます! ポケゾリジャンプ大会!!』
ラナキラマウンテンに生息する野生のポケモンで、ハラのマケンカニとバトルして倒される。このバトルでマケンカニはケケンカニに進化した。
- 劇場版『みんなの物語』
モブで登場。
新無印
- 第4話『行くぜガラル地方! ヒバニーとの出会い!!』
シュートシティの小道で寝てた個体が登場。
- その他:8話
アニポケ・第8シリーズ
- 40話:マーニャの猫ポケモン専門のブリーダーハウスに登場。
- 61話:モブで登場。
- 63話:雑誌表紙で登場
『ポケモン言えるかneo?』ではトリを飾るポケモンとなっている。
- 68話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- シルバーのニューラ
シルバーが幼少時から連れていた幼馴染ポケモン。性別は♂。小型で素早いため、相手を翻弄したり、シルバーの俊敏な動きに着いていくことが可能。
シルバーが2歳の時に誘拐される前からの手持ちであるため、ワタルやイエローのトキワの不思議な力によりシルバーの過去を探る手かがりとなった。
第9章でブルーからもらった「するどいツメ」でマニューラへと進化した。
- 5章
ロケット団三獣士・チャクラがレッドとグリーンを奇襲するためにいてだきの洞窟で捕まえたが、カンナのパルシェンに倒されたことで捨てている。
- 11章
新生プラズマ団下っ端のポケモンで登場。
余談
モチーフについて
- 一応猫ポケモンの1匹とされ、公式でも猫として扱われることが多いが、英語名「Sneasel」は「sneak」(こそこそする)とイタチの英名「weasel」から取られていると思われるため、結局は複合モチーフなのであろう。フランス語では「Farfuret」韓国語では「포푸니」となっており、それぞれフェレット、オオヤマネコ(스라소니)が元ネタとなっていて、やはり海外でもモチーフの解釈がイタチ系かネコ系かで割れている。
- この為、ファンの間でも議論を呼ぶことがあるが、金銀β版で見られた初期案がどう見てもイタチであり、現在のデザインが何をモチーフとしたかどうかはともかくとして、原案自体はイタチをモチーフに作られたポケモンであることが分かった。この頃から爪を武器とするという案自体は決定していた模様。
- では、なぜ爪を武器としているのか?という疑問が湧いてくるが、考えられる仮説は次の通りである。
- 中でもファンの間で根強い説が、妖怪の『カマイタチ』がモチーフであるからという説。カマイタチは風のように現れては人を切り裂くイタチの妖怪であり、素早い動きで爪を立てる戦闘スタイルはニューラと重なる。また、カマイタチの正体は風による切断現象ではなく、いわゆる寒冷地で発生しやすい赤切れなのではないかといわれており、カマイタチが雪深い地方に伝承が多い理由であるともされる。そこから「こおりタイプ」を連想した可能性もないではない。
- この他にも爪を使うアメコミヒーローとして有名なウルヴァリンの元ネタはクズリ(寒冷地に住むイタチの仲間)であるので、イタチモチーフのキャラクターが爪を武器にするのはそこまで可笑しいことでもないのかもしれない。
- ニューラは卵を啜るという生態があるが、英語の慣用句にも「weasel word」(「逃げ口上」のこと)というイタチが卵を啜る生態に由来した表現がある。
- なお、語源も良く分からないポケモンでもある。「ニュー」は猫の鳴き声「ニャー」の変形を思わせる(イタチを表す漢字「鼬」は「ユウ」とも読むのでそちらとの合わせ技の可能性もあり)が、「ラ」は何を表すのであろうか。
- ポケモンの名前は初代からしてガルー「ラ」、ベロリン「ガ」、ヤ「ドン」、サイ「ドン」など怪獣を連想させるような語尾が良く付くので、ニューラの「ラ」もその類いである可能性はある。
- なお、マニューバ(戦術的機動)が由来といわれることもあるが、上述の通りマニューラへ進化する前は協調性・戦術性に欠けた野盗のようなポケモンであり、そう考えると根拠としては弱いであろう。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第2世代 ポケモンGSC ポケモンHGSS |
---|---|
タイプ | あくタイプ こおりタイプ 複合タイプ |
進化・形態 | 未進化ポケモン 追加進化(第4世代) どうぐ進化 時間帯進化 マニューラ ヒスイニューラ オオニューラ |
図鑑番号順
0214.ヘラクロス(メガヘラクロス)→0215.ニューラ(ヒスイニューラ)→0216.ヒメグマ
同複合タイプ
第9世代 | パオジアン |
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関連ポケモン等・グループタグ