※ゲーム『ポケットモンスター』本編に登場する一般トレーナーの肩書きの一つ。→ポケモンレンジャー(トレーナー)
概要
『ポケットモンスター』シリーズの第三世代から発表された番外編作品。
主人公は「ポケモンレンジャー」という職業に就いており、自然や人々、ポケモンを守るために日々活動するというコンセプトになっている。
シリーズの世界観は本家シリーズと同じらしい。尚、登場ポケモンの数が本家以上に限られており、進化前または進化後のポケモンだけ出てくるという事例が普通にあったりする。
主に第3世代の終わりから第4世代で展開されたが、光の軌跡を最後にシリーズが途絶えている。舞台としている地方は全て日本の地方がモデル(瀬戸内海東部/渡島半島と青森県/隠岐諸島)。
この為、本家シリーズと連動するようになっており、特別なミッションをクリアすると幻のポケモンを送れるようになっているのが特徴。
シリーズ一覧
「ポケモンレンジャー」とは?
ポケモンレンジャーシリーズに登場するキャプチャ・スタイラーを用い、野生のポケモンの力を借りて事件を解決する職業のこと。
主な任務の内容は野生のポケモンや自然の保護活動であり、他には警察やレスキューとも連携をとって犯罪者の取り締まりや災害の救助活動も行う。ポケモンとの連携は勿論、ポケモンレンジャーには高い身体能力やポケモンを始めとする様々な事柄の豊富な知識が求められる為、そう簡単になれる職業ではないのは確かである。
大半のレンジャーはレンジャーユニオンが運営するレンジャースクールに入学し、卒業したものが正規レンジャーになるといったケースが一般的だが、無印の主人公はハヤテに7通の手紙を送ったほどの熱意が認められてレンジャーになったという特殊なケースを辿っている。
功績を挙げればレンジャークラスが上がっていき、使用できるポケアシストや連れ歩けるポケモンの数が増える。中でもトップクラスの成績を納めたレンジャーは「トップレンジャー」と呼ばれ、世界に12人しか存在しない。
本編同様マフィアと戦う事もあるが、あくまでマフィアの調査や逮捕、使役されているポケモンのキャプチャが中心で、ポケモンバトルはしない。また、各市街地のレンジャーベースに常駐しているレンジャーは「エリアレンジャー」と呼ばれ、彼らの活動をバックアップする為、レンジャーベースのない街にはレンジャーデポと呼ばれる施設が建てられている。(バトナージのみ)
アニメ版では、ポケモンと関わる役職の中でもエリート的な職業として扱われているようで、ポケモントレーナー達からは羨望の対象となっている。また、ポケモンの保護活動を行うポケモンレンジャーとは対照的に、手段を問わない形で野生ポケモンの略奪を行うポケモンハンターも登場する。
シリーズ歴代主人公
第一作目
カヅキ / ヒナタ
選ばなかった方は主人公の同僚として上記の名前で登場。
アニメでも女主人公が「ヒナタ」として登場した。
名前の由来は「月」と「日向」。
海外名はLunick(ルーニック) / Solana(ソラーナ)。
第二作目
ハジメ / ヒトミ
本作のみ選ばなかった主人公がNPCとして登場しない。
アニメでは男主人公が「ハジメ」として登場した。
名前の由来は「始め」と「瞳」。
海外名はKellyn(ケリン) / Kate(ケイト)。
第三作目
ナツヤ / ミナミ
選ばなかった方の主人公が同僚として登場する。
アニメでも同様に男主人公が「ナツヤ」として登場した。
名前の由来は「夏」と「南」。
海外名はBen(ベン) / Summer(サマー)。
ポケモンレンジャーが使用する道具/ポケモン
自然や人々、ポケモンを守るという概念からモンスターボールを使用しないポケモンレンジャーが、レンジャー活動をするうえで欠かせない道具。
「スタイラー」と「キャプチャディスク」と呼ばれるパーツで出来ており、ディスクから発生した光線でポケモンを囲み絆を結ぶ事で一時的に結ぶポケモン達の力を借りることが出来る。
障害物を片付けたり荒れ狂うポケモンを抑えこみ、人々を助けたポケモンは、基本的に一度使役すると別れる。
マイクロ・アクアラング
「バトナージ」と「光の軌跡」で登場する水中呼吸用の器具。
その名の通り、口に装着できるほどの大きさである。
無印での水中移動手段は潜水艇の「モーグル号」がある為、登場しない。
パートナー
パートナー(ポケモンレンジャー)を参照。
関連タグ
ジャック・ウォーカー(蒼海の皇子マナフィのみ)
ポケモンが人間に対して容赦なく攻撃を仕掛けてくる作品ではあるが、これよりも10年以上前に発売されたポケモンレンジャーシリーズはその様な世界観とゲームシステムの先駆者の様な作品だといえる。