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概要編集

2013年12月25日からニンテンドー3DS向けに配信開始。

ポケットモンスター X・Y』以降の作品で捕まえたポケモンインターネット上に作られた自分専用ボックス(クラウドボックス)に預け、まとめて管理することの出来るサービス。管理可能なポケモンの数は3,000匹に及ぶ。

サービスの利用には年間500円(税込)の利用料が必要(ソフトのダウンロード後に利用券を購入することによって利用出来る仕組み。この利用券購入に支払った金額がそのまま、サービス年間利用料となる)。


また、早期ダウンロードキャンペーンとして、配信開始から翌年1月31日までに同ソフトをダウンロードしたプレイヤーは30日間無料で同サービスを利用出来る「30日間無料券」もダウンロードできる。しかし、諸事情により期間が延長する事となった(後述)。

さらに、2014年9月30日までにボックスにアクセスしたプレイヤーには特別な技「てかげん」を覚えたセレビィが配信された(最初からすでにボックスに入ってる状態のため、厳選は不可能)。


また、2015年2月27日 - 11月30日には隠れ特性ジョウト御三家の最終進化形、2016年3月4日 - 10月30日には隠れ特性のレジ系3匹が配信された。


2014年11月19日、Ver1.2にアップデート。『オメガルビー・アルファサファイア』へと対応するようになった。


2017年1月25日、Ver1.3にアップデート。『サン・ムーン』とバーチャルコンソール版『赤・緑・青・ピカチュウ』へと対応するようになった。さらに同年10月2日までに利用するとミュウ専用のZクリスタルミュウZ」が貰える。


2017年11月20日、Ver1.4にアップデート。『ウルトラサン・ウルトラムーン』及びVC版『金・銀』に対応した。


2020年2月12日、Ver1.5にアップデート。『Pokémon Home』への引っ越しサービスが追加された。


2023年3月28日、ニンテンドーeShopのサービス終了に伴い、『ポケモンバンク』および『ポケムーバー』の新規ダウンロード・『ポケモンバンク』利用券の販売を終了。 同日にサービスが無償化。

ただし、利用券の払い戻しは不可

公式発表


同年10月4日にはニンテンドー3DSWiiUオンラインサービスを2024年4月上旬に終了することと同時に、ポケモンバンクのみ例外としてサービス継続することが発表された

一方で将来的なサービス終了も示唆されており、公式側は『Pokémon Home』への早めの引っ越しを推奨している公式発表)。


主なシステム編集

Ver.1.4では『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』で手に入れたポケモンを預けることが可能。

また、『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』とVC版『赤・緑・青・ピカチュウ』『金・銀・クリスタルバージョン』のポケモンを後述の「ポケムーバー」によってクラウドボックスに移動出来る。

道具を一緒に預けることは出来ず自動的にバッグへ戻される。また、通信ではないため通信進化が起こることはない(道具引継ぎが出来ない理由はどうぐを参照)。


ニンテンドー3DS本体がクラウドボックスと紐付けされる。万が一ゲームカードを失っても、新しいソフトに連れて来ることが出来る。

ただし、本体が故障した場合は任天堂へ要相談(※現在は修理サポートが終了している可能性があるのでニンテンドーサポートを要確認)。


預けられるポケモン編集

第7世代作品のローカルなボックスが30匹x32個=960匹に対して、30匹x100個=3,000匹のポケモンを預けられる。

対戦や大会に備えてポケモンを厳選するような廃人には重宝するかもしれない。それでも足りないという人も。


便利なシステム編集

前述の通り、ニンテンドー3DS本体がクラウドボックスと紐付けされる。

紐付けした本体であれば複数のセーブデータでクラウドボックスは共用出来る。

これまで1匹ずつ交換でしか移動出来なかったのに対してまとめて移動出来る。

また、検索機能もしっかり備わっており、預けたポケモン達の中から目当てのポケモンをすぐに探し出すことが可能。


ポケモン移動は本家ゲームのようなタッチペンは使えず、十字ボタンやボタンを押して行う。


また、ポケモンを預けた数に応じてポイントが貰え、ポケマイルかBP(バトルポイント)のいずれかで任意で受取ることが可能となっている。

ただ、ポケモンボックスの様に一定数預ければ特別なポケモンを貰える様なイベントは現在のところない模様。

もっとも今サービスはポケモンボックスと異なりアプデすれば幾らでもシステムの追加・上書きが可能なサービスため、今後イベントで情報が追加されるかもしれないので期待しよう。


第7世代アプデで図鑑機能が追加され、第6世代以降の図鑑説明を見られるようになった。データは共有するためソフトでは捕まえていないポケモン説明もバンクにデータがあればこちらで図鑑説明を見れる様になっている。

また、ソフトごとの捕まえた総数や孵化させた数などの記録も見れる様になった。


PokéMover(ポケムーバー)編集

『ポケモンバンク』と連動するアプリケーション『ポケムーバー』。

いくらポケモンXYで登場するポケモン数が多いとはいえど、ジョウトシンオウイッシュ御三家幻のポケモンなど90種のポケモンは、『ORAS』発売までこれでないと手に入らなかった。

例の如く、『BW』『BW2』バーチャルコンソールタイトルからクラウドボックスへの一方通行へ制限されており、逆方向へは移動出来ない。一度『ブラック・ホワイト』か『BW2』に移動する必要はあるが、DSのポケモンを移動することも出来る。果てにはGBA版のポケモンを『オメガルビー・アルファサファイア』になんてこともできる。ただし、『X・Y』以降の作品では第5世代より前のポケモンにはカロスマークが付かない関係上公式大会での使用制限が掛かる可能性があるので注意。VC版は『SM』『USUM』にのみ送ることが出来る仕様であり、『X・Y』や『ORAS』では引出しが不可。また、裏技で入手したミュウや なぞのばしょで入手したダークライシェイミアルセウスといったバグポケやタマゴ、ブラックキュレムホワイトキュレム(いずれも要分離)、プロアクションリプレイで入手した改造伝説ポケや改造幻ポケは送れず弾かれるとの報告がある。一方、プロアクションリプレイ産でも多少辻褄が合うデータ改竄をした改造一般ポケモンは通り、しかも『Pokémon HOME』まで輸送できる上にそちらでも正規扱いされるという報告もある。


登場キャラクター編集

ポケバンク管理者はGCソフト『ポケモンボックス』でも登場したアズサ。実に10年ぶりの再登場となる。

アズサとセレビィ


ボックスの時とは違い、表情に差分がないのが寂しいか。主に前述したポケマイルやBPをくれる。


補足編集

配信開始直後にポケモンバンクによるネット混雑が激しく、eShopを巻き込んだため、2013年12月26日頃から一時的に配信ストップになった。

PDW時からまるで成長していない対応にプレイヤーは怒り、その矛先が何故かアズサに性的な意味で向かうこととなった


2014年1月22日に再配信が開始された。これに伴い、当初からのキャンペーンであった30日間無料券配布期間も同年2月21日まで延長された(12月25 - 26日時点で受取ったプレイヤーへの再配信はなし)。同時に通信方式も変更となっている。


また、アプデにより3DSで登場する全シリーズの「ポケットモンスター」と対応した。

特にVC版のソフトと連動したことにより、初代・第2世代と第6・7世代とが繋がるようになった。


ただし、例の如く、バンクに預けているポケモンをUM等の新世代のソフトへ連れて行くと、X・Y等の過去世代のソフトに2度と使えなくなるので注意

使用するゲームソフトに送れないポケモンの場合は、バンク内のポケモンのドット画像に白い背景が付く。


注意点編集

ポケモンバンクはセキュリティに関するペナルティが異常に厳しく、少しでも接続不良でエラーが出れば容赦なくサーバーロックが掛かりアクセス不可となるペナルティを食らうというかなり理不尽な仕様になっている。勿論ポケモンバンク側のサーバーが動作不良を起こしている場合も

しかも、ペナルティは普通にプレイした上でのエラーなら1時間であるが、コマンドを選択せずにいきなり電源を切った場合は168時間である。このような鬼畜極まりない仕様から特にバンクをしょっちゅう利用する人達のみんなのトラウマと化している。


ただしこれには早急に解除出来る裏ワザが存在し、ペナルティ適用期間は3DSの時計に準拠するため、ペナルティが解除される日付を跨ぐように時計をいじればポケモンバンクを利用できるようになる。例えば1月11日にペナルティを食らった場合、1月17日23:59に時計を合わせれば一週間後にあたる1月18日を迎える0時になった時点でペナルティは解除される。

自分のロムの時計をいじるのは…と躊躇っている人でも、その日だけ自分がやっているゲーム時間限定で出来る要素のペナルティを気にしないのであれば、時計を井尻日付を跨いだ後に元の時間に戻してもバンクは使えるので時間を戻した後にロムをセットすれば良い。

第6世代は第5世代と比べれば時計を弄るデメリットは遥かに少ないのでポケモン位しかしないプレイヤーなら試してみる価値はあるであろう。


その後編集

2018年11月に発売された『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』を皮切りにハードがNintendo Switchへと移行し、2019年11月には『ポケットモンスター ソード・シールド』が満を持して登場。

2020年2月にはポケモンバンク後継ともいうべき『Pokémon Home』が登場し、ポケモンバンクもこれに合わせて引っ越しサービスを開始した。

eショップ終了に伴いポケモンバンクも終了とはならず、無料で一定期間提供されることが決まった。ただし、一定期間なのでそれが終了したらDS→3DSシリーズ、3DS→Switchへ輸送出来なくなる可能性もある(しかし、将来的にそれぞれのリメイク版が出れば一見さんの場合ならこれらは関係なくなってしまうが…)。


対応ソフト編集

PokéMoverに対応(送るのみ)編集


Pokémon Bankに対応(預ける・引出す)編集


関連タグ編集

ポケモン ニンテンドー3DS

ポケットモンスター 銀行 ゲームフリーク

ポケモンシリーズ一覧(派生) ポケモンボックス


歴代世代間移動編集


外部リンク編集

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