「うちの ポケモンたち ふんわり はんなり 強いんよ」
概要
『ポケットモンスターXY』に登場するキャラクター。
名前の由来は恐らくヨーロッパなどで野菜としても食べられる「野萵苣(のぢしゃ)」のフランス語「マーシュ(Mâche)」。
カロス地方のクノエシティジムのジムリーダー。今作で初めて登場するタイプ「フェアリータイプ」のジムリーダーである。本人もフェアリータイプのポケモンを好む。
勝利すると「フェアリーバッジ」と「マジカルシャイン」のわざマシンがもらえる。
キャッチコピーは「歴史の国から 来た 乙女」
一人称は「うち」、二人称は「さん」(例:「トレーナー」さん、「メタモンさん」など)。
ただし、イーブイの頃から付き合いのあるニンフィアは「さん」付けしないので注意(『ポケモンマスターズ』より)。
京都弁を話す落ち着いた雰囲気の人物だが、バッジを渡すのを忘れかけたり、わざマシンの効果の説明を忘れるなど少し抜けたところがある。
方言からもわかるように生まれはカロス地方ではなくジョウト地方。ブイズのニンフィアを所持していることからエンジュシティのまいこはんと関連があるのではと考えるファンもいる。
後述の「ポケマス」ではジョウト出身という設定を反映し、ホウオウの伝承に詳しいトレーナーとしてイベント「正しき心に舞い降りる翼」にも登場した。
本業はデザイナー。
攻略本の設定資料によると、家族や友人にも簡単に弱みを見せず、常に営業スマイルを絶やさないという。
次回作である『ORAS』の123番道路には、彼女の友達と思わしきメルヘンしょうじょがおり、彼女からは「マーシュたん」と親しげに呼ばれている。
『ORAS』は『XY』よりも過去の時間軸であることから、年齢はまだ10代の少女である可能性が極めて高い。
クノエジムは端的に述べると街の中心に伸びる大樹をベースに作られた魔女の家と言った感じの建物。
ドールハウスのようにレイアウトされた内部をワープゾーンを使って探索し、マーシュのいる部屋を目指すという構造。
アニメ版でも大樹をベースに作られている点は変わらないが、外観は和風建築となっている。
ジムに居るトレーナーは全員「ふりそで」で、各人違うキャラデザインである。彼女達からは「マーシュさま」と呼ばれる。
ちなみに着物の値段は、バトルシャトーにいるふりそでによると、一着で「でかいきんのたま」200個分はあるらしい。(200万円~600万円)
容姿
衣装は妖精をモチーフにしたようなゆったりとした着物。彼女は「ポケモンになりたい」と語っており、この着物はポケモンの気持ちが分かるようになるために着ているという。
瞼には薄紫のアイシャドウを付けており、大きくクリクリとした瞳が特徴的。とてもファンシーな雰囲気であると同時に、黒目がちな妖精そのもののような目をしている(よく見ると白目部分はある)。
とはいえ、種族は普通に人間だと思われ、かの漫画家石ノ森章太郎も人間・人外を含め、謎めいた美女(『サイボーグ009』のヘレナなど)を描写する際には黒目を大きくしてハイライトを散りばめる表現を用いているなどの先例がある表現方法の一つである。
なお、着物の重さは15キロ。これは現代の十二単と大体同じ重さである。それほどまでに、彼女のポケモンに対する憧れは強いということだろう(筋力的にも)。
かなりの痩せ形の体型であり、設定資料によると「脂肪、筋肉がほぼ無い体型」「ほぼ胸ナシ」と書かれている。
手持ちポケモン
クチートもバリヤードもフェアリータイプが加わったことによって従来のタイプと弱点を補い合っているため、クチートは炎と地面、バリヤードはゴーストと鋼で反撃する方が無難である。
(バリヤードには毒タイプも効くが、露骨に毒タイプを出した場合にはエスパー技で返り討ちに遭う可能性が高い。)
ニンフィアは単フェアリータイプ。弱点が少なく、特殊面の耐久が非常に高い。物理鋼や毒技などでしっかり対策を練ろう。
- クチート♀(Lv.40、50)
- ニンフィア♂(Lv.40、50)
アニポケ
XY編第73話から登場。
原作ゲーム通りデザイナーをしており、ジムも振袖の直営店を兼ねている。
ちなみに店員は全員振袖である(さすがにゲーム版のデザインだけではないが)。
彼女のデザインは多くの女子の憧れであり、セレナも彼女の大ファン。部下のふりそで達もマーシュを敬愛している。
また、アニメ版では手持ちにシュシュプが追加されている。
「昔ポケモンになりたかった」と言う思いからポケモンの言葉をしゃべることが出来る。作中では、手持ちのポケモンやデデンネ(いずれもフェアリータイプ)に対してポケモンの言葉で交流している場面が見られる。
また、ポケモンの思いを理解するサトシに対して興味を示していた。
予定していたファッションショーに出る人員が足りず困っていたため、カレンとシオネの提案でセレナとユリーカの二人に代役モデルとしての参加を依頼した。なおやはりユリーカにシルブプレされた。…意味は理解できなかったようだが。
そして、ファッションショーの締めを飾る恒例のバトルとして、ショータとジム戦を行い(公式戦扱いだがあくまでもショーのシメであるため1対1で行われている)、タイプ相性やシュシュプの機動力もあってショータのタツベイに圧勝した。
翌日、サトシとそれぞれ2体のジム戦を行う。
特徴であるリボン状の触手でヒノヤコマの動きを封じ、ようせいのかぜでヒノヤコマを攻撃するも、ニトロチャージで引火させられて拘束を外してしまい、ギガインパクトとはがねのつばさの撃ち合いに敗北。
2体目のシュシュプは、素早さを入れ替えるトリックルームを使用してサトシを圧倒。
シュシュプでヒノヤコマを攻撃し続けるも、サトシにトリックルーム効果切れまでニトロチャージを重ねがける策で対抗されダメージを与えられるが、ムーンフォースでヒノヤコマを倒し勝利した。
サトシの2体目であるルチャブルと対決し、同じくトリックルームで対抗する。しかし、ルチャブルのシザークロスが躱され偶然トリックルームに激突した際にトリックルームがゆらいだことに気付いたサトシが、シュシュプのジャイロボールを利用してルチャブルを加速させ、シュシュプごとトリックルームにシザークロスで攻撃することでトリックルームを破壊。そしてルチャブルの格闘技の前に敗れた。
サトシとのバトルに久しぶりに熱くなったと満足しながら、「あんなぁ、ポケモンと気持ちが重なり合うのって、ポケモン勝負で追い込まれた時なんよ。あれって、なんなんやろねぇ」とサトシに言う。サトシに「うーん、わかんないけど、なんか分かります!」と返されたことに笑みを浮かべつつ、彼にフェアリーバッジを渡した。
容姿はゲーム版と比べると、年頃の女の子らしい見た目に調整されており、目の部分も若干白部分の割合が増やされている。ちなみに胸は原作通りで変わっていない。
手持ちポケモン
前述の通り、アニメでのみ所有しているポケモン。
トリックルームでスピード自慢のサトシを苦しめた。
習得技はトリックルーム・マジカルシャイン・ムーンフォース・ジャイロボール。
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:上田瞳(ちなみに上田氏も京都府出身である)
バディはニンフィア。☆4のフェアリータイプアタッカー。
メインストーリー第23章をクリアすると仲間にできる。
会いたい人としてカミツレの名前を挙げており、ファッションに携わる者同士交流を果たした。
性能は「スペシャルアップ」で特攻、トレーナー技の「ふんわりはんなり」で特防・素早さバフをかけ、全体必中攻撃の「チャームボイス」とHP吸収技の「ドレインキッス」を使い分けるアタッカーなのだが、配布バディーズということもあってか技の威力が力不足な点は否めない。
さらにマーシュの後から期間限定のフェスや季節バディーズ等でより攻撃的な性能のフェアリータイプが多く追加されているほか、タマゴバディーズであるピクシー(アタッカー)も急所バフの有無や技威力でアタッカーとしての性能が上で、イベント配布のプラターヌ&ゼルネアスの方がサポートながら技威力が高いほどである(ただしこちらは☆5かつ伝説ポケモンということを踏まえての性能)。
しかし、フェスや季節ガチャを回さないプレイヤーがストーリー加入の彼女に頼っているのも事実であり、技威力こそ低いが追加効果等は面白い技が揃っているので、バディストーンボード解放による強化が待たれる。
ホープトレーナーに絡んでいたバッドガールを突然褒めて争いもなく事を済ませるなど穏やかさと「ポケモンになりたい」という願望は健在(後者は本編よりも強調されている)なのだが、おイタが過ぎる相手に対しては表情を変える事なく「なにをわろうてはるのですか?」と怒ったりする怖い一面もある。
関連イラスト
関連タグ
マーシュ(曖昧さ回避)
他のフェアリータイプの使い手
マツリカ(ポケモン) ポプラ(トレーナー) ビート(トレーナー) オルティガ
追加タイプ初登場作品のエキスパートトレーナー
カリン(トレーナー) ミカン(ポケモン):前者はブイズを使用している点も共通している。
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