「あざといの 食らえ! キュートな強さに 悶絶しろ!」
概要
『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』の登場人物。
スター団フェアリー組『チーム・ルクバー』のボス。
一人称は「オレ」、二人称は「オマエ」。
チームのメカニック担当で、ボスの中では最年少だがカシオペア曰く腕は確かとのこと。事実マップの情報ではスター団のボスの中で二番目に強いと書かれている。
司令官気質で普段は他人に行動させたがるが、自己中かつキレやすい性格で怒ると自ら前線に乗り出すという。
ピンクを基調とした衣装をまとい、モンスターボールを模した杖を持ち、高貴な雰囲気を放つが、それもそのはず。実はパルデアでも有数のアパレルブランド経営者の御曹司であり、いわゆるお金持ちの息子でもある。イヌガヤという老齢の執事を従えており、彼曰く根は優しいとのことだが・・・。
杖さばきは中々のものであり、お金持ちらしく使用ボールはゴージャスボール。
バージョンによる違いはリボン。『スカーレット』では橙色、『バイオレット』では紫色になる。
名前の由来はスペイン語でイラクサを表す「ortiga」+スペインでメジャーな男性名の「オルテガ」と思われる。花言葉は「中傷」や「悪口」等恐ろしい言葉が多い。
人物
実は執事のイヌガヤはアカデミーの前校長で、オルティガは言わば前校長の上司(主人)である。
その関係上、チーム・ルクバー攻略後に得られる情報は『一年半前の顛末』および『マジボスの行方』(および正体に関するヒント)が中心となる。
メカニックの肩書きが示すとおり、スターモービルの設計者は彼であり、徹夜で組み上げたとのこと。当初はカルボウ2匹を原動力にしていたがパワー不足で動かず、試行錯誤の末、ブロロロームに行き着いた模様。
お金持ちの息子、短気で癇癪持ちというヘイトを集めやすい要素を備えており、大方の予想通り、アカデミーではいじめに合っていたという。他のメンバーと比べれば自分にも非があるのも事実であり、メロコから精神的な幼さを叱責されることもあった(ただあまりにも厳しく接していたのでピーニャが彼女を咎めていたが)。
しかしメロコの態度は似たような境遇に共感した故で、スターモービルの開発を手伝って貰っていた他、シュウメイからは天才メカニックとして認められており、ビワとピーニャも特に彼の人格を毛嫌いしない等、他のボスとは友好な関係を築いていた。また本人も親やお金の力に頼らないという団の掟を守っており、主人公に敗れた際も悪態を付きながらも素直に敗北を認めている辺り、イヌガヤの根は優しいという発言は間違いではない。
実際に、オタクだという理由でシュウメイをいじめた生徒を非難したり、スター団を「宝」だと認識していることからもそれがうかがえる。
なお学校には行っていなかったが、個人的な習い事(ピアノ)はしっかりこなしていた模様でスター団のボス共通の根の真面目さもある。
エンディング後のイベントではピーニャと共にスター団の悪評払拭に向けて動いてる様子が見られた…
が、ピーニャの考案したものはエントランスでの挨拶運動という彼にとっては何とも言えないものだった。
言われるがままに挨拶をしながらピーニャの個性的な挨拶にツッコミを入れる姿はさながら「お笑い芸人の漫才」である。
(今の所)名前の由来とされているイラクサの花言葉は悪口・悪意に加え和合があり、彼の表面上と本来の性格の両方を表しているとも考えられる。加えて彼が過去に受けたいじめにも符合するものがある。
皮肉にもイラクサは毒性があり、彼が得意とする「フェアリータイプ」は「どくタイプ」が弱点である(イラクサの別名は蕁麻、蕁麻疹の由来にもなっている)。
使用ポケモン
1戦目
「フェアリータイプの かわいくないとこ じっくり 体験していけば いいんだ!」
マップの紹介文通り、スター団ボスの中で2番目の強さを持つ。
しかしLv50台と最強のジムリーダーであるグルーシャより強く、ナッペ山を越えた先にアジトが配置されていることもあって、おそらく終盤での攻略を想定されていると思われる。
みずタイプを持つマリルリに、特性『こんがりボディ』のバウッツェルとラウドボーン対策もきっちり取って来ている。
切り札のルクバー・スターモービルはフェアリータイプ、特性『ミストメイカー』。
元から状態異常にならない性質を持つスターモービルと状態異常を防ぐミストフィールドはミスマッチな一方、フィールド発生時限定で使える大技「アイアンローラー」を使用してくる点でシナジーを生かしている。
その後も混乱の追加効果のある専用技「マジカルアクセル」を連打してくるため、非常に油断のならない相手となっている。幸い攻撃技はフェアリーと鋼の2種類のみなので、どちらも半減できる炎か鋼がいればかなり楽ができる。特にブロロロームは、マジカルアクセルのダメージを4分の1に抑えられるうえ、鋼の攻撃も半減できるためおすすめである。しかもナッペ山には、Lv55の炎テラスタルした固定シンボル個体がいるため、即戦力が手に入りやすいのも魅力。
また、バイオレットを購入していればストーリー中でヌシとして出てくるテツノワダチを連れていく事もできる。レベル45と元々の加入レベルが高いうえに最初から覚えているはがね技のアイアンヘッドで弱点を突きつつ、鋼タイプなのでフェアリー、鋼を半減で受けられるうえ、マジカルアクセルの追加効果である混乱も高い守備力のおかげで被害は比較的少なく済むため、捕まえたらすぐ挑みに行って単騎で勝てる程のヌルゲーと化すが、そのまま挑むとマリルリに弱点を突かれるため注意。戦闘開始直後に鋼テラスタルを切ってもいいかもしれない。
勿論、お馴染みのラウドボーンで相手してやるのも手である。
その際は2体目のプクリンでフレアソングをある程度積ませて置くとバウッツェル攻略が楽になる。
なお、DLCを早期導入すると三毒を投入出来るという酷い事になる。
強力なアイアンローラーは他のポケモンで耐え凌ごう。
2戦目/STC(クリア後)
「今回は オレが 勝つから せいぜい 余裕 かましてろよ!」
クリア後で戦える構成がこちら。
低火力or鈍足のポケモンばかりで構成されているため、余程弱いポケモンで挑まない限りはイージーウィンが眼に見える。
「今回"も" "オマエが" 勝つから せいぜい 余裕 かましてろよ!」と言い直させてやりたいところ。
なお、手持ちの性別は♂2体、♀3体とバランス良くなっている。
関連イラスト
関連タグ
他のフェアリータイプの使い手
マーシュ(トレーナー) マツリカ(ポケモン) ポプラ(トレーナー) ビート(トレーナー)
この内ビートとは色が似ているショタである点や、高圧的な態度、ブリムオンを使用する点が共通。
似たようなトレーナー
コジロウ:アニポケに登場した悪役(所属している組織はロケット団。)。お金持ちの悪役だが根は悪くない、エスパータイプ複合と縁がある(オルティガはブリムオンを所持している、コジロウはマーイーカを所持していたが現在はボスに献上している。)…という点が共通する。
ウララ:アニメ「ダイヤモンド&パール」に登場したヒロインのライバル。高圧的な態度が目立つが根は悪くない、ピンク髪(ただし、少し赤みを帯びている。)、手持ちにププリン系(ウララはプリンを所持。)がいる…という点が共通する。ただし、ウララは唯一、オルティガや他のトレーナーと違い主人公とはバトルしてない。
ラングレー:アニメ「ベストウイッシュ」に登場したヒロインのライバル。わがままだが根は悪くない、ピンク髪(ただし、マゼンタ寄り。)、手持ちにはがねタイプ複合(オルティガはクレッフィ、ラングレーはキリキザン)とお菓子がモチーフのポケモン(オルティガはバウッツェル、ラングレーはバイバニラ)がいる…という点が共通する。
ルザミーネ:ポケモンSMの黒幕。お金持ちかつ癇癪持ちだが哀しき過去がある、手持ちにファンシー御三家(オルティガはプクリン、ルザミーネはピクシー)がいる…という点が共通する。
藍の円盤では
シナリオクリア後、スター団ボス達のその後の姿を見ることができる。
その際、彼はメロコ、シュウメイと共に留年の危機に陥っていた。
彼は「物語の登場人物の気持ちが分からない」という理由から文系科目が苦手であり、ピーニャとビワが先生として主人公を連れてきた際、主人公のことを認めているにもかかわらずプライドの高さが邪魔をして口では認められない様子を見せる。
しかし、ピーニャにそこを指摘・諭されたことで、「思ってる事と逆の事を言うのは誰にでもある」ことを理解し、改めて主人公に謝罪。「ちょっとは認めてやる」と少し悪態をつきながらも「すげえはかどったよ」と感謝の言葉を述べた。
またこのイベントで、彼は2年生であり、主人公にとって先輩にあたることが判明した。