基礎データ
全国図鑑 | No.0966 |
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パルデア図鑑 | No.294 |
ローマ字表記 | Burororoom |
ぶんるい | たきとうポケモン |
タイプ | はがね / どく |
たかさ | 1.8m |
おもさ | 120.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | ぼうじん/フィルター(隠れ特性) |
タマゴグループ | こうぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | ブロロローム | ブロロロ(自動車の走行音のオノマトペ) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Revavroom | rev(エンジンの回転数を上げる)+vroom(エンジン音のオノマトペ) |
ドイツ語 | Knattatox | knattern(ガタガタと音を立てる)+Toxin(英語で毒) |
フランス語 | Vrombotor | vroum(エンジン音のオノマトペ)+vrombir(ブンブン音を立てる) |
韓国語 | 부르르룸 | 부르릉(ブルルン、エンジン音のオノマトペ)+日本語名の音写 |
中国語 | 普隆隆姆 | 隆隆(ゴロゴロ)+日本語名の音写 |
タイ語 | โบรโรโรม | 日本語名の音写 |
進化
ブロロン→ブロロローム(Lv.40)
概要
単気筒エンジンなブロロンの進化形。
V型多気筒エンジンにパワーアップした。頭部円筒部分が口となっており、そこよりベロを出して毒液をまき散らす。パワフルな排気音も威嚇に有用。
寄生する岩の車もレースカーのような形状へ変化しており、変わらず体内の毒素と岩の成分反応で発生したガスを、8つに増えたシリンダーで爆発させエネルギーを作り出している。
※図鑑の説明文では8気筒エンジンのようであるが、外観は6気筒のそれに近い。
色違い
色違いは目の色が黄色からピンク、毒素は赤紫から青紫へ変化し、銀色であった部分が全て金色へ変化する。また、普段は見えない舌の色もピンクから白へ変わっている。岩の色は通常色と変わっておらず設定に忠実。
ヒスイヌメルゴンのような銀色→金色という王道を行くカラー変更からSV新ポケモン色違いの中でも人気が高い。
ネーミング
自動車の走行音「ブロロロ…」+英語の「vroom」(ブルーム、エンジン音の擬音)、または「スチーム」や「スラローム(蛇行走法)」、V型6気筒エンジン略称「ブイロク」からか?語感から「ブコローム」(医薬品の一種)、ポケモンの初期設定を考えると、「超人バロム1」(の主題歌)に掛かっている可能性もある。ギギギアル以来の同じ文字が3回連続するポケモンである。
英語表記の「Revavroom」はrev(英語でエンジンを回す)+vroomより来ている。
フランス語表記「Vrombotor」はvrombir(フランス語での音が轟く表現)+モーターより。
ドイツ語表記「Knattatox」はknattern(音を立てる)+Toxin(生物学的な毒)より。
ゲーム上の特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 119 | 90 | 54 | 67 | 90 | 500 |
種族値は攻撃に優れ、次いで防御・素早さが高い。
特殊方面は攻防共に弱めと、分かりやすく物理型ポケモンとなっている。
第9世代現在唯一のはがね・どく複合。
耐性に優れた2タイプの複合ということもあり、弱点がじめん4倍とほのお2倍のみで、半減6タイプ、1/4が3タイプ、どく無効と優秀な耐性を備えている。
特性は悪路を突き進むということか「ぼうじん」となっている。ブロロロームは元々すなあらしによるダメージを受けないため、主となるのは粉無効。
とりわけ粉技に頼りがちなくさタイプにはとことん強く、特に「キノコのほうし」への依存度が高いキノガッサには強く出られる。「じならし」されたら一瞬でお陀仏であるが。
夢特性は「フィルター」。
ただ、弱点は上記の通り2個かつ4倍弱点を捌ける程硬い訳ではないため、どちらかというとテラスタルと搦めて最大限に活かすものとなっている。
専用技は「ホイールスピン」。はがねタイプとしては珍しく威力・命中が安定して高い大技であるが、タイヤに負担を掛けるせいか反動で素早さが2段階下がってしまう、使いどころを割と選ぶ技。
上より叩く戦法を取る場合には厳しいデメリットなのであるが、何気に習得可能な「すてゼリフ」との噛み合いが良く、強力な耐性を活かして安全に味方と交代しやすくなる。ものは使い様である。
その他一致技は「アイアンヘッド」や「どくづき」「ダストシュート」など、一致火力を出す技は最低限揃っている。
また、エンジンポケモンらしく「ギアチェンジ」も習得可能。習得者では元祖であるギギギアルに次ぐ物理特化であり、強みをさらに伸ばす嬉しい技となっている。
じめん4倍を「でんじふゆう」で透かせなくもないが技、スペースが足りない。その他の補助技は「どくどく」「ちょうはつ」「いちゃもん」など、毒ポケというより悪チックのような気もしなくはない。
と、確かな強みを持っているポケモンではあるのであるが、欠点も割と多い。どく・はがね複合は先述の通り防御面は優れているのであるが、攻撃面では半減されやすく弱点も突きづらい非常に難儀なタイプでもある。
特に同じ鋼ポケモンには一致技が全く通らないため、サブウェポン「10まんばりき」か「やけっぱち」はほぼ必須。DLCによるそれら解禁前は「しねんのずつき」「じならし」「ダメおし」「じばく」(タマゴ技)位という冗談のような物理技範囲の狭さであった。
一方、先述の「ギアチェンジ」もあるが、そのタイプの都合上フェアリー相手にはとことん強く、じめん技を使えるフェアリーは数が少ないため、攻防共に有利を取りやすい。
テラスタルで返される可能性はあるが、それでテラスタルの権利を切らせてしまえるのであれば御の字であろう。
さらに、複合タイプのはがねの常というのか、サザンドラとも相性補完が良く、2匹合わせると等倍以上で通るのがかくとうタイプしかなくなる。
その代わり、この2匹で組合わせるのであればサイクル型として育てることとなるため、強みの「ギアチェンジ」とは噛み合いが良くない。
テラスタイプはみず・ひこうが主流。
みずは弱点であるほのお・じめんを牽制しやすく、ひこうは4倍弱点のじめん技を無効化出来るようになり、覚えない各々のタイプ技は「テラバースト」で最低限代用可能。
持ち物はふうせんが主流で、完全にじめん透かしを意識した形が多め。
受けに強いタイプということもあり、「どくどく」「てっぺき」と組合わせて「くろいヘドロ」を活かした物理受けとして立ち回るという手もある。
総じて強みが局所で尖っているポケモンであるため、単純な立ち回りは御法度。車だけに上手く差し込む必要があるであろう。
テラレイドバトル
なお、テラレイドの星6で出て来る個体は、変化技を使おうとすると必ずちょうはつを放って来る。
特性がいたずらごころのポケモンやブロロロームより早いポケモンなら問題ないが、レイド用に体力と攻撃にだけ努力値を振っているテツノカイナやマリルリだとそれだけで大幅な戦略の見直しを求められるため注意。
特に マリルリはレベル100のH振りであったとしても、ダストシュートではらだいこが出来なくなる程のダメージを負うため、出さない方が無難。
一方でこの思考ルーチンが災いして、挑発効果を無効化できるポケモンに対しても攻撃はそっちのけで執拗に「ちょうはつ」を繰り出し続けるという少々おバカな一面もある。
特性が「どんかん」のポケモンや変化技そのものを無効化可能なサーフゴーで挑むと面白いぐらい簡単に討伐が可能なので、どうしても勝てないという場合はこれらのポケモンを用意してみると良い。
特に、サーフゴーは、はがね複合故に相手のメインウェポンの1つであるダストシュートを完全に無効化出来る上、高い特攻で一方的に大ダメージを与えて勝負を有利に進めることが出来るので、お勧めである。
使用トレーナー
ゲーム版
- ピーニャ:スター団 あく組チーム・セギンボス
- メロコ:スター団 ほのお組チーム・シェダルボス
- シュウメイ:スター団 どく組チーム・シーボス
- オルティガ:スター団 フェアリー組チーム・ルクバーボス
- ビワ:スター団 かくとう組チーム・カーフボス
※スター団のは初戦のみ後述スターモービルという特殊個体を使う。シュウメイのみスターモービルとは別に通常フォルムも使用する。
特殊個体
スターモービル
スター団のボス達が乗る、ブロロロームがエンジンとして搭載された改造車。チームごとに装備やペイントが異なり、それぞれ「(チーム名)・スターモービル」と名前が付けられている。開発者はオルティガで、当初はパワー不足により動かないポンコツであったがメロコの助言を元に改良され動くようになった。
スター団ボスは追い詰められるとこのスターモービルを戦闘へ繰出して来る。
戦闘中のメッセージでは「ブロロロームをくりだした!」などと表示されるものの、戦闘を行うのはあくまでブロロロームが搭載された車体。そのため通常のブロロロームとはタイプや特性が異なり(タイプ変更は内部的にはテラスタルによって行われている模様。スター団がアカデミーより無断でテラスタルオーブを持ち出してその技術を組み込んでいるとも解釈出来る)、さらにこの形態専用技も使用する。加えて、ポケモンではなく車体なので状態異常も無効。
通常フォルムより変更された特性はどれも強力。状態異常を無効化するため搦め手も通じにくく、スター団ボスの名に恥じない強敵として主人公の前に立ちはだかる。
特にメロコ個体の「かそく」や、ビワ個体の「じきゅうりょく」は、戦闘が長引く程こちらが不利となる特性であり、火力不足で長期戦になりがちなシナリオでの戦闘においては脅威となる。
現状ではこれらの個体はアカデミー内で学則違反となるからか、プレイヤーが入手する手段はなく、敵専用ポケモンとなっている。
ただ、過去作における敵専用形態であるムゲンダイマックスと違い、種族値自体は通常フォルムと同じなので、今後使えるようになる可能性もなくはないと思われる。
車両一覧
名前 | ボス | タイプ | 特性 | 専用技 |
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セギン・スターモービル | ピーニャ | あく | いかく | ダークアクセル |
シェダル・スターモービル | メロコ | ほのお | かそく | バーンアクセル |
シー・スターモービル | シュウメイ | どく | どくげしょう | ポイズンアクセル |
ルクバー・スターモービル | オルティガ | フェアリー | ミストメイカー | マジカルアクセル |
カーフ・スターモービル | ビワ | かくとう | じきゅうりょく | ファイトアクセル |
余談
レッツゴー要員としては、進化前のブロロンの優秀さに隠れがちであるが、ブロロローム自身の移動は遅い訳ではなく、寧ろ速い方である(ブロロンが速過ぎるだけ)。こちらも弱点が少ないタイプ構成に加え水陸問わず動けるため、性能も申し分ない。高レベル野生ポケモンを相手とする際、ブロロンだと力負け(種族値や相性などでダメージを受ける)することもあるため、進化させて採用するのも手である。さしずめ「スピードのブロロン」、「安定のブロロローム」といったところか。
また、発売前のPVでスター団が紹介された際、スターモービルに搭載されたブロロロームが舌なめずりをする映像が公開されており、この時点でスターモービルに搭載されているのがエンジン型ポケモンであることは予想されていた。
『放課後のブレス』3話の配信後に、親名が“スターだん”の特別な個体が配信されている。
ヒールボール入り、テラスタイプはかくとうと、カーフ・スターモービルを意識した調整がされている。また、「げきはつの証」という証を所持している。
特筆すべきは個体値はこうげきが最高(31)かつ努力値が252まで降ってあること。このため、手に入れれば即戦力として使うことが可能。性格はやんちゃで固定なので、後からミントで変更してあげよう。
関連イラスト
関連タグ
0965.ブロロン→0966.ブロロローム→0967.モトトカゲ