データ
初出 | 第4世代 |
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タイプ | あく |
威力 | 50(第4~第5世代)→60(第6世代) |
命中率 | 100 |
PP | 10 |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | そのターン相手がダメージを受けていた場合威力が2倍になる |
概要
第4世代初出の技。
威力は控えめだが、特定条件下で威力が倍になる効果がある。
その効果とはそのターンに相手がダメージを受けていた場合と、あくタイプらしくひねくれている。
勘違いされがちだが「相手の体力が最大では無いとき威力2倍」ではない。
しかし、この「ダメージを受けた状態」と言うのが曲者。
能動的に狙うならば相手の反動や特性・もちものによるダメージを狙うか、ステルスロックなど設置技を使っている状態で相手の交代読みで使う程度にしか活かせないのが難点。
(バトルビデオで確認すると分かりやすいが、ターンの開始はコマンド選択時からであり、死に出しはターン終了時扱いとなる為ダメおしの2倍判定はかからない)
このように相手の行動への依存度が高く、事実上、先手を取った時点で威力二倍を狙えなくなってしまう。
総合的に見て、複数のポケモンでダメージを狙えるダブルバトル以上向けの技と言えるだろう。
味方が殴った相手へダメおしを使うことによって、技の効果を最大限に発揮させることが出来る。勿論、お互いの素早さを調整したり、先制技で補助してもらう必要はあるが。
威力120は戦術として十分成り立つ威力であり、例えば 攻撃特化させたドンカラスのダメおしが決まった場合、HP252振りクレセリアに対して82.8%~98.7%ものダメージを与える(第八世代時点の計算)。
プテラの「いわなだれ」、ユキメノコの「こごえるかぜ」などでサポートが入れば大抵のエスパー・ゴーストはほぼ一撃だろう。
その点第9世代のダブルバトルのトリパでは、最遅同士だと同速になるドドゲザンとハリテヤマを組み合わせる場合、「トリックルーム」状態下でハリテヤマ抜かれになるようにドドゲザンのSを最遅から少し振るという場合もある。
因みに第8世代では「ダイマックスアドベンチャー」に於いて様々なポケモンの技として採用されているが……よりによってその使えるポケモンが素早くて耐久が脆いポケモンばかりで、技効果を発動機会が多いのは唯一スピードアタッカーではなく耐久力高めのエアームドのみ。そのエアームドですらも特性が「くだけるよろい」という耐久低下と素早さ上昇の特性という謎仕様である。
あとはストライクがテクニシャン込みで使える程度である。
余談
第6世代では威力が60になった。
条件が合えば、同世代で超強化されたはたきおとすよりも高火力を出せる。
なお、「はらだいこ」や「みがわり」のようなHPを自ら削る技はコスト扱い。
その為ダメおし判定の適用外となっている。