基礎データ
全国図鑑 | No.0847 |
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ガラル図鑑 | No.181 |
パルデア図鑑 | No.137 |
ローマ字表記 | Kamasujaw |
分類 | くしざしポケモン |
タイプ | みず |
高さ | 1.3m |
重さ | 30.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | すいすい/スクリューおびれ(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう2 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | カマスジョー | カマス+jaw(英語でアゴ) |
英語・イタリア語・スペイン語 | Barraskewda | barracuda(カマス)+skewer(串) |
ドイツ語 | Barrakiefa | Barrakuda(カマス)+Kiefer(アゴ) |
フランス語 | Hastacuda | hasta(スウェーデン語で急ぐ)+barracuda(カマス) |
韓国語 | 꼬치조 | 꼬치(串)+jaw(英語でアゴ) |
中国語 | 戽斗尖梭 | 戽斗(田畑に水を汲み入れるのに使う旧式農具)+尖る+梭子鱼(カマス) |
進化
サシカマス→カマスジョー(Lv.26)
概要
サシカマスの進化系。LV26で進化する。
進化して頭部はゴツい甲殻に覆われ、ダーツのようだった尾びれはスクリューの如く回転するようになった。
ただ、ギョロ目とシャクレたアゴ、くるくるヒゲのような模様という大まかな風貌はサシカマスの頃から変わっていない。
そのスクリューのような尾びれを回転させることで100ノットを超える速度で突撃し、槍のように尖った鋼の硬さのアゴで獲物を貫くという。実際に「つつく」や「どくづき」など敵を突く技を多数習得可能(「つぼをつく」を覚えるので刺突の威力はある程度手加減は可能らしい)。「切り裂く」を覚えるあたり、切断技にも応用できるらしい。頭が鋼の硬さでもアイアンヘッドは覚えない。
サシカマスほどではないが、2番道路などをはじめとしたガラル地方の水辺でその姿が確認できる。プレイヤーを認識すると高速でこちらに突っ込んでくるので注意が必要。
進化前はウッウに丸呑みされていたが、進化して天敵よりも体のサイズが大きくなり(ウッウの高さは0.8m)丸呑みされることはなくなった……はず。
ちなみにその身は驚くほど美味しいらしい。ウッウに狙われずとも、別のポケモンに狙われてそうである。
と思いきやSVのポケモン図鑑で水面近くのキャモメを襲い、ナミイルカの群れとエサの取り合いで苛烈な争いとなるという。
モチーフとされる生物は魚類のオニカマス(バラクーダ)。他にもダツなども挙げられる。
この他にも魚雷の要素がプラスされていると思われる。
名前の由来はカマス+ジョー(jaw=アゴ)と思われる。「ぶちかますぞ」という言葉を訛らせた表現も掛かっているかもしれない。
突撃する習性の陰に隠れがちだが、噛みつき系の技を複数覚える。これはオニカマスが鋭い歯を持つ危険な魚だからであろう。
色違いは茶色部分が黒くなり、体表もより落ち着いた色になっている。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
61 | 123 | 60 | 60 | 50 | 136 | 490 |
見た目通りの尖りきった種族値配分をしている。攻撃と素早さが非常に高い一方でそれ以外は全て60台という、実に潔い高速低耐久物理アタッカーである。
特にすばやさは130族を凌ぐ圧倒的な数値で、それまで水タイプ最速を誇っていたサトシゲッコウガすら抜き去り、水タイプ最速に躍り出た。
おまけに特性のひとつは「すいすい」。ただでさえ素早いのに天気が雨だとこれが更に2倍。発動してしまえば相手がこだわりスカーフを持っていようともまず抜かれない超スピードとなる。
具体的に言うと準速でもかるわざの発動した最速ルチャブルや一回かそくしたテッカニンより速くなり、最速ならくだけるよろいとからをやぶるで素早さの4段階上昇したポットデスより速い。
これにより、それまで「すいすい」発動時の水タイプ最速だったフローゼルをこれまた抜き去った。
技は「アクアブレイク」「たきのぼり」といった水物理技を一通り習得する上に、低耐久ゆえ先制技に弱い面も「アクアジェット」で対策できる。
見た目によらずサブウェポンも豊富で「インファイト」「ドリルライナー」「かみくだく」「サイコファング」なども覚えてくれる。「とびはねる」も覚えるのでダイジェットも使用可能。しかし、素の速さが高いのでそこまで採用はされないだろう。
尖った性能ながらシンプルで扱いやすく、前述した特性と併せて雨パのエースとしての期待が寄せられている。
新特性であり専用特性の「スクリューおびれ」は「よびみず」や「このゆびとまれ」といった特性や技が持つ〝技を引きつける効果〟の影響を受けずに攻撃できるというもの。
「サイドチェンジ」を使われても対象を変えずに攻撃が可能である。シングルではほとんど意味の無い特性なのでダブルバトルでの運用が主となるだろう。
実際、第8世代のランクバトルシングルバトルシーズン1初期には「ダイストリーム」での雨展開による超スピードと高パワーからよく使われたが、当時ですらドリュウズの「きあいのタスキ」発動からの「ダイロック」による雨解除と「すなかき」発動による素早さ逆転から倒れるパターンが頻発し、先制技に弱いこともあってすぐに廃れた。
使用トレーナー
ゲーム版
- ルリナ:ジムリーダー(ガラル)
- オリヒメ:ジムチャレンジャー
漫画版
- ルリナ(ポケスペ)
アニメ版
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- ED「RVR〜ライジングボルテッカーズラップ〜」
- ランドウver2で初登場。
余談
図鑑説明にノットの記述が存在する既存の水ポケモンと比べると、トサキントが5、ジュゴンが8、ブロスターが60。サメハダーが120km=65ノットなので、カマスジョーの泳ぐスピードはポケモン界でも圧倒的なことが分かる。
実際にゲーム上のステータスでも無類の素早さを誇っており、現実のカマスもかなりの遊泳速度を持つため、そう考えると上記の種族値はモデルのカマスに準拠していると言える。
ゴルダックの図鑑説明には「泳ぐスピードはポケモン中で一番」という記述があるので、本気を出したゴルダックには負けるのかもしれない(もっともこの図鑑説明はサファイア版のものなので、既に記録が更新されていることもあり得るが)。
その見た目からか、ONEPIECEに出てきそうとネタにされることがある。
「驚くほど美味しい」と上記にあるが、元ネタのオニカマスにはシガテラ毒と呼ばれる毒を持った個体も存在しており、日本では食品衛生法で厚生労働省から販売禁止指定されている。川にも出現する事も相まってもしかしたらカワカマスもモチーフに含まれているかもしれない。
関連イラスト
関連タグ
0846.サシカマス→0847.カマスジョー→0848.エレズン