基礎データ
全国図鑑 | No.0419 |
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シンオウ図鑑 | No.057 |
イッシュ図鑑 | No.150 |
マウンテンカロス図鑑 | No.059 |
ヒスイ図鑑 | No.042 |
パルデア図鑑 | No.052 |
英語名 | Floatzel |
ぶんるい | うみイタチポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 33.5kg |
とくせい | すいすい / みずのベール(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1/りくじょう |
進化
ブイゼル → フローゼル(レベル26以上)
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)にて初登場したポケモン。
名前の由来は「Float(浮き)」+「Weasel(イタチ)」。「Frozen(氷結)」を連想させる名前のため、みず・こおりタイプだと間違われることもあるが、タイプはあくまでみず単体。
モチーフは恐らくイタチ科のミンクあるいはカワウソ。
襟巻き状になっていた浮き袋は、救命ボートを連想させる体全体を覆うような意匠に変化した。一見すると風呂上りで首にかけたタオルのようにも見えるため、しばしネタにされる。
実際にこれを膨らませる事でフローターの役割を果たし、人を背中に乗せる事が出来る。これを利用して漁師町では獲れた魚の水揚げや人命救助に役立てている。
漁師町に多く見られると言う表記から、人の管理下にいる個体のみならず、野生の個体も好んで漁師町に生息しているであろう事が窺える。人を助けたお礼に餌を貰ったりするのだろうか。
元々は水中の獲物を取るために発達した器官らしく、潜る時には萎ませている。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
85 | 105 | 55 | 85 | 50 | 115 | 495 |
みずタイプの中でも高い素早さを誇り、スターミーと同速。次いで攻撃が高く、特攻もそれなりな反面、耐久面は非常に脆い。
天気が雨なら、特性すいすいによりただでさえ高い素早さが2倍に上昇する。
素の素早さは第6世代でゲッコウガに抜かれてしまったものの、長らく「すいすい」を特性にもつポケモンでは最速を誇っていた。が、第8世代にてフローゼルどころかゲッコウガすら上回る素早さと「すいすい」を兼ね備えた同タイプのポケモン・カマスジョーが登場し、とうとう記録を大きく更新されてしまった。
初登場の『ダイヤモンド・パール』では殿堂入りまでに入手できる水ポケモンが少なく、最初にポッチャマを選択しなかった場合、貴重なみずタイプとして採用される。習得技も豊富で、秘伝要員として非常に優秀。
しかし野生やNPCの手持ちとして対峙した際は、高い素早さとこおりのキバによる奇襲でかなり厄介な相手となる。特にナエトルを選んだプレイヤーは、くさタイプが弱点だからと安易に繰り出さないよう注意すべし。
対戦においては、主に高い素早さを活かした両刀型アタッカーとして運用される。
物理技は主力のアクアテールやたきのぼりに加え、サブウエポンとしてれいとうパンチ、かみくだく、かわらわり、アクアジェットなどある程度揃っているが、みず技以外は火力が一歩足りていない感が否めない。
一方で特攻は攻撃より低いものの威力の高いハイドロポンプやれいとうビーム、きあいだまが習得できるため特殊技を中心にした方が火力が出やすい。
それでもフローゼル以上の火力が出せて技範囲も極めて広いスターミーやゲッコウガに見劣りしてしまいがちなので、「すいすい」発動による圧倒的な素早さと物理技を交えた技構成などで対抗したい。
夢特性はやけどにならないみずのベール。素でも十分速いので物理型なら採用の余地あり。またかえんだま+すりかえのコンボも可能。
総合して強烈な個性を持ちながらも、世代を追う毎に増えていく尖ったみずポケモンの中に埋れかけていた…
が、第9世代にて高威力の水物理技ウェーブタックルを習得。
こだわりハチマキと水タイプテラスタルを組み合わせて「ウェーブタックル」を放った場合、かつてのメガラグラージの「アクアテール」よりも威力が出る為、「すいすい」持ちのポケモンの中では過去最高の物理火力を引き出すことが可能。
フローゼルが攻撃に補正のある性格だった場合の火力指数としては、耐久無補正の600族(マルチスケイルのカイリューを除く)達は半減込みで倒し切り、HP極振りのウォッシュロトムすらも乱数1発となる程。
パルデア地方には他に強力なすいすい持ちのポケモンが殆ど居らず、結果的に雨パ最強のエースアタッカーとして君臨することになった。ここに来てまさかの大躍進である。
ただ、同じく雨パのエースであるキングドラやルンパッパ等と違い、
- サブウェポンの火力は不十分なためにウェーブタックルの火力のみに頼る展開になりやすく、案外止められてしまいがち
- ウェーブタックルの反動がかなり痛い+先制技やきあいのタスキ持ちの反撃であっさり落ちる
幸いにも相方のあめふらしペリッパーは特殊技がメインなため、物理受けと特殊受けの双方に強い組み合わせとなっている。相手の耐性を上手く見極めて活用していきたい。
ペリッパーとのコンビに高耐久の受けポケモンをプラスし、サイクルを回しながらスイーパーとして使うタイミングを見計らうのも1つの手。
余談だが、戦闘が3DモデルとなったXY以降、尻尾をスクリューのように回して敵に向けるモーションが作られた。そして特殊技(主にれいとうビーム、ハイドロポンプ)がこのモーションから繰り出されるわけだが、これがとんでもない構図になると話題になっており、リメイク版にあたる「BDSP」で話題が再燃している。
使用トレーナー
ゲーム版
- ジュン:DPt・BDSPライバル※1
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- マイ:ポケモントレーナー
- カスミ:ジムリーダー(カントー)
- ユウミ:テラレイドバトルサポートトレーナー
アニメ版
漫画版
- マキシ(ポケスペ)
番外作品
ポケパーク
ビーチゾーンでブイゼルとトモダチになると登場する。
なおバグが報告されており、砂浜あたりでバトルをすると水の中ではなく濡れた砂に落ち、消えることがある。 水に落ちれば勝利判定となるが、砂の中では勝利とはならずピカチュウのすべての攻撃は無効で砂の中から見えないフローゼルが攻撃する状態となり積む。(時間切れで負けとなってしまう) 同様なことがゴルダックでも起きる。
アニメ版
- マキシのフローゼル
- DP83話で登場したマキシの切り札。最強と名乗るだけあってブイゼルの「アクアジェット」を浮き袋を大きく膨らませて受け止めたり、「みずのはどう」を片腕だけで弾き飛ばすなどかなりのパワーの持ち主。またピカチュウの「10まんボルト」を「うずしお」を盾にして防ぐなど器用な一面もあり、2匹の前に立ちはだかった。しかし、マキシの裏をかくサトシの作戦で至近距離からブイゼルに「みずのはどう」をぶちこまれ、それまでのダメージの蓄積もあって倒された。
- ケンゴのフローゼル
- DP174話、グランドフェスティバル一次審査においてポッタイシから進化したエンペルトと共に登場。水のフリスビーを作り、エンペルトがメタルクローで叩き割るという豪快な演技を見せる。しかし、最後の最後で合体技が失敗し敗退した。
- DP71話
- 野生で登場。リオルを守る為ポケモンハンターJの一味からボートで川を下って逃げていたサトシ達がJの部下のサメハダーによってボートを壊された際ポケモンレンジャーのハジメがキャプチャした。
- DP91話
- サマースクール最終日のトライアスロン・湖の競技でコウヘイが使用。
その他
劇場版 | 破壊の繭とディアンシー |
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関連イラスト
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関連タグ
ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP
ポケモン一覧 みずタイプ
0418.ブイゼル→0419.フローゼル→0420.チェリンボ