基礎データ
ずかん | No.230 |
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英語名 | Kingdra |
ぶんるい | ドラゴンポケモン |
タイプ | みず / ドラゴン |
たかさ | 1.8m |
おもさ | 152.0kg |
とくせい | すいすい/スナイパー/しめりけ(隠れ特性) |
※すいすい: 天気が「あめが ふりつづいている」状態のとき、すばやさが2倍になる。
※スナイパー: わざが相手の急所に当たった時、ダメージが2.25倍になる。(第6世代)
※しめりけ:全員「じばく」「だいばくはつ」「ビックリヘッド」「ミストバースト」が使えなくなる。特性「ゆうばく」も発動しない。
進化
タッツー → (Lv.32)シードラ → (りゅうのウロコを持たせて通信交換)キングドラ
概要
『ポケットモンスター金銀』から追加された、シードラの進化系。
従来のみずタイプに加え新たにドラゴンタイプを得た事で、名実共に「ドラゴンポケモン」への成長を果たした。
タツノオトシゴ(もしくはシードラゴン)をモチーフとしている点は進化前と同じだが、シードラに存在した全身の毒トゲは紐状のヒレに再度変化し、それに伴って特性もタッツー時代のものに戻っている。
体躯は1.8mとドラゴンタイプの中では平均的だが、あくびで船を飲み込むほどの激しい渦潮を発生させてしまう強大な能力を秘めている。
普段は力を蓄えるために他の生物が棲まない深海の海底洞窟で眠っているが、台風が接近すると目を覚まし、獲物を探しにうろつくという。
また、同じドラゴンポケモンであるカイリューとはライバルの関係にあるらしく、お互いが出会う事は戦いが始まる合図なのだとか。
進化方法がりゅうのウロコを持たせて通信交換する事だが、キングドラの鱗は王族に献上されるほどの価値があると図鑑で解説されており、りゅうのウロコ=キングドラの鱗とも解釈できる。
ちなみにキングギドラではない。
ゲーム上での特徴
性能
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キングドラ | 75 | 95 | 95 | 95 | 95 | 85 | 540 |
シードラ | 55 | 65 | 95 | 95 | 45 | 85 | 440 |
進化前比較 | +20 | +30 | ±0 | ±0 | +50 | ±0 | +100 |
能力値は600族含めた他のドラゴンと比べてバランス型の数値だが、弱点はフェアリーとドラゴンのみの優秀なタイプと、特性「すいすい」を利用した全抜きが出来る雨パの代表的なポケモン。
すいすい発動時はどのドラゴンよりも早いので、130抜き程度の素早さではなく、スカーフ持ちの最速ガブリアスや最速ラティオスも抜けるようすばやさに全振りする人もいる。
雨状態で繰り出す一致「ハイドロポンプ」は非常に強力。対ドラゴン用の「りゅうせいぐん 」「りゅうのはどう 」も忘れずに。
ダブル、トリプルバトルでは複数攻撃の「だくりゅう」が天候の恩恵を受け、かなりの高威力で攻撃できる。勿論「れいとうビーム」も覚えるので、くさタイプもドラゴンの耐性によって恐れる事なく殲滅できる。
第5世代までは特性「あめふらし」の効果が永続であったため、ニョロトノと組み合わせたトノグドラ構築が猛威を振るった。
当時はみず技とドラゴン技を両方受けられるポケモンとしてナットレイやエンペルトしかおらず、天候をあられに変えられるユキノオーも対策として使われていたが、それら3匹でもキングドラにそこまで有利というわけではなく、非常に対策し難い強豪ポケモンであった。
また、攻撃も特攻と同じな為「りゅうのまい」と「げきりん」を搭載した物理型も存在した。故に輝石ラッキーでも万全な対策にはなりえず、「みがわり」+「かなしばり」のコンボも凶悪だった。
ただし6世代では特殊技全般の弱体化、天候特性の永続廃止に加え、新たな弱点のフェアリータイプ、4倍弱点技「フリーズドライ」の登場などが重なり、5世代の栄光に一気に陰りを見せてしまった。
しかし時が経った第8世代では、設定に倣いわざレコードで「ぼうふう」、教え技で「クイックターン 」を覚えさせる事が出来るようになり、どちらもすいすいと非常に噛み合っている。
加えてこの世代ではダイマックスの導入により「ダイストリーム」による自力での雨発動や、「ダイジェット」によるバフも可能になっているのが強み。
なお隠れ特性は、「だいばくはつ」が弱体化された現在ではほぼ完全ハズレ特性の「しめりけ」、というかそれ以前に通常特性の方が優秀なので採用されることはほぼ無い。
イブキのキングドラ
初登場の金・銀ではジムリーダー・イブキの切り札として登場。
だが、キングドラの弱点はドラゴンタイプのみだったこと(この時、フェアリータイプはまだない)、この時点ではまともなドラゴン技が用意できないことが相まって実質弱点なしという状態だった。
対策という策はないため、能力攻めや火力押しで勝つしか方法がなかった。
ポケモンレンジャー
水の試練…水の竜達が生み出す暴れ水を掻い潜り、汝の道を切り拓け。やがて待ち受けるのは水の遣い。その荒ぶる魂を汝の手で鎮めし時、封印の石は搔き消え、水の試練は終わる…
パッケージに描かれた四大龍の一匹。
水の試練のボスとして2匹登場する。この試練ではギャラドスが三方向に水の球を吐いて狭い進路を妨害してくるので試練の中でも難易度は高め。しかし、キングドラ自体はハイドロポンプの威力こそ高いが、放電がよく効く事もあって四大龍の中でも難易度が一番低く、試練のクリア後にサマランドのキャプチャチャレンジに出現する為、あんまり威厳がない。
アニメ版
アニポケ無印編の216話で初登場。うずまきカップの対戦者であるツリオの手持ちポケモンとして登場し、サトシのワニノコに圧倒させるが、ワニノコがかみつくで、何と、細い口を噛み付き、風船のようにどんどん膨らんでいき、大量の水を発射しながらロケットのように飛び回り、最後は敗北したというとんでもない負け方となっていた。
ポケモンGO
「ポケモンGO」ではシードラにりゅうのウロコを使って進化させることでのみ入手が可能。
現状野生の個体は一切確認されていない(いたとしても超低確率でしか出現しないと思われる)。
同作では進化アイテムが非常に入手しづらいこともあり、入手難易度は高い。
性能の方はというと、攻撃=特攻、防御=特防のキングドラにとってポケモンGOにおける攻撃と特攻、防御と特防のどちらか高い方のみが反映される仕様との相性が非常に悪く、残念ながら優れた性能のポケモンとは言い難…かった。
2018年12月13日より実装されたトレーナーバトルにおいては参加出来るポケモンの最大CPが限られているスーパーリーグ、ハイパーリーグにおいては能力の低さを克服しているのもあり、ダメージ効率がよく軽減される相手の少ない「りゅうのいぶき」に「げきりん」+「ハイドロポンプ」と驚異の攻撃性能・弱点の少なさにより誇り大きく評価を上げている。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン みずタイプ ドラゴンタイプ
パルキア、ウオノラゴン…同じみず・ドラゴン
ドラミドロ…同じくタツノオトシゴモチーフの水棲ドラゴン