概要
2000年7月に上映開始。テーマは『家族愛』。特に本作はそれを全面的に押し出している。
本作に登場するエンテイは本来のエンテイと能力に差異がある上に言語を理解していたり、また原作ゲームにおいても未だ不明確な部分が多いアンノーンを影のキーパーソンとして配置するなど、ミステリー色も少し強くなっている。
同時上映は『ピチューとピカチュウ』。20世紀に公開されたポケモン映画では最後の作品でもある。
あらすじ
とある遺跡の調査をしていたシュリー博士は、アンノーンによって異空間に閉じ込められてしまう。その後、グリーンフィールドで暮らすミーはシュリー博士の発見したアンノーンカードから、偶然にも伝説のポケモン「エンテイ」を出現させ、「パパが帰ってきた」と思い込み、エンテイもミーの望み通りの存在となることを決意する。同時に館内に現れたアンノーンの大群は、スノードン邸を中心にグリーンフィールドを次々に結晶化させていく。
その頃グリーンフィールドに観光にやって来ていたサトシ一行は、結晶化して変わり果てた景色を見て愕然とする。サトシの母・ハナコはニュースで事件を知り、昔スノードン家と親交があったことからオーキド博士と共にグリーンフィールドへ向かう。
ニュース映像でサトシとハナコの様子を見ていたミーは「ママが欲しい」と呟くと、エンテイはサトシ達の目の前でハナコを連れ去ってしまう。サトシ達はハナコとミーを救い出すため、グリーンフィールドの中心部、結晶塔へ向かうことになる。
果たして、エンテイの目的は?結晶塔に隠された秘密とは……!?
登場キャラクター
レギュラーキャラクター
- サトシ(CV:松本梨香)
- ピカチュウ(CV:大谷育江)
- カスミ(CV:飯塚雅弓)
- タケシ(CV:上田祐司)
- トゲピー(CV:こおろぎさとみ)
- オーキド博士(CV:石塚運昇)
- ハナコ(CV:豊島まさみ)
- ケンジCV:関智一)
- ジョーイ(CV:白石文子)
- ジュンサー(CV:西村ちなみ)
- ムサシ(CV:林原めぐみ)
- コジロウCV:三木眞一郎)
- ニャース(CV:犬山イヌコ)
ゲストキャラクター
- ミー・スノードン(CV:矢島晶子)
- エンテイ(CV:竹中直人)
- シュリー・スノードン/シュリー博士(CV:竹中直人)
- リン(トレーナー)(CV:加藤あい)
- ジョン(CV:薬丸裕英)
- デイビット(CV:山寺宏一)
主題歌
オープニングテーマ
「OK! 2000」
作詞 - 戸田昭吾 / 作曲・編曲 - たなかひろかず / 歌 - 松本梨香
エンディングテーマ
「虹がうまれた日」
作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 鳥山雄司 / 歌 - 森公美子
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター 劇場版ポケットモンスター
ポケモンの没プロット 前身となる企画がある。