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サトシのピカチュウ

さとしのぴかちゅう

テレビ東京系列のアニメ作品『ポケットモンスター』シリーズの主人公の一人で、サトシが最初に手に入れたポケモンである。
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プロフィール編集

トレーナー
二つ名
  • マサラの黄色い電光(第128話)
初登場
  • 1話「ポケモン!きみにきめた!」
  • 第1,086話「ピカチュウ誕生!」(ピチュー
性別
  • オス(尻尾の形から)
特性
過去に使っていた技
Zわざ
ダイマックスわざ
キョダイマックスわざ
その他の技
CV

※海外版の声優は、ソナル・カウシャル(ハンガマ社版)以外は全員が一時的な代役である。



概要編集

テレビアニメ『ポケットモンスター』の無印編第1話から登場。

サトシマサラタウンを旅立つ時期にオーキド博士から最初に貰ったポケモンであり、サトシと共に第1~第7シリーズのアニメ全編におけるもう一人の主人公


元はサトシが出発の日に寝坊したせいで1匹選ぼうとしていたポケモン3種を全てシゲルをはじめとした他の新人トレーナーが連れて行ったため、オーキドが「残りポケモン」として仕方なく出した個体である(サトシが寝坊したとはいえ、そもそも最初に渡すポケモンの数と新人トレーナーの人数が合っていないのもおかしな話なのだが)。


サトシの最高のパートナーという関係であり、人間とポケモンの垣根を越えた対等な関係。普段はサトシの肩を定位置としており、数々の苦難をサトシと共に乗り越えてきた。


眼は黒一色だが、眼が強調されるカットでは虹彩の下部が茶色になる事がある。


なお、イッシュ地方ではピカチュウが生息していない事から、地元の人々から大変珍しいポケモンとして扱われる事が多かったりする。


性格編集

性別はオス。ニャースの翻訳によると一人称は「ぼく」。

性別の概念がない第一世代の時点でサトシから「男同士がんばろうぜ」と言われ、最初期から♂設定だったようである。

後にメスのピカチュウに「しっぽの先がハート状になっている」という設定が加わった事で、オスの設定がより明確になっている。


シリーズを通して喜怒哀楽が激しい、表情豊かなポケモンとして描かれている。(ただし、無印赤緑編ではデザインや鳴き声の抑揚、感情表現を見るに今ほど明るいキャラクターだったという訳ではない。)

最初期から仲間ポケモンやおとなしい野生ポケモンには優しく、社交性が高い。無印3話では初めての仲間キャタピーと楽しく語らい合いカスミに嫌悪されてひどく落ち込む彼を慰めた(それゆえその後バタフリーに進化した彼と無印21話で別れることになった際は涙ぐんで送り出していた)。無印17話ではヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネと共にサトシ達と逸れた際には実質一行のリーダーとして行動しておりロケット団と逸れていたアーボドガースに対しても命令がなければ2匹ともピカチュウ達と戦う気がなかった(ニャースからやっつける様に命令されたが無視した)こともあって食事を共にしたり一夜を共にしたりと協力的だった。

カスミのトゲピーパパ役であったらしく、彼女のトゲピーがいた頃は常にボールから出ている繋がりでいつも面倒を見ていたが、そのせいでとばっちりを受けている。

この様に、全てにそうという訳ではないがポケモンに対しては基本的に優しい。

人間が相手だとまた話は別で、死んだと思ったロケット団をサトシ一行が水葬しようとして息を吹き返した際には舌打ちをするなど辛辣な面もあった。


DP編ではタケシのグレッグルが投げたじゃがいもを華麗にナイスキャッチしたのを偶然目撃したミミロル(後にヒカリの手持ちに加わる)に一目惚れされており、サトシもこのミミロルをゲットしようとしていたのでピカチュウが繰り出されたがミミロルがピカチュウを前に恥ずかしがったりアプローチを優先していたので全然バトルにならなかった。

以降もミミロルからのアプローチにはやや困惑気味だが基本的には仲間として仲良くしていた。


最初の旅立ちかわいい君に一目惚れ。

出会った当初は「恥ずかしがり屋で人に慣れにくい」という種の性質もありかなりの問題児で、会って早々抱き締めてきたサトシにオーキド諸共電撃を浴びせた。マサラタウン出発時はバトルどころか一緒に歩く事すら拒否し、モンスターボールに入るのを嫌がるので仕方なく電撃防止に(サトシの母・ハナコが旅の支度として用意した)炊事用のゴム手袋をして、洗濯物干し用のロープをピカチュウの腰に巻き付けて無理矢理引っ張るという手段を取っていた。そんな有り様なので当然サトシの言うことも全く聞かず、見ず知らずの他人にまで頻繁に電撃を浴びせ、バトル時も布団敷いて寝たふり、強敵を恐れ引け腰になるなど、気難しい上にお調子者な性格だった(未完小説版ではマチス戦の後もあまり懐いていない)。


しかし、オニスズメの群れに襲われた際に、必死で助けてくれたのを契機に徐々に心を開いていき(そもそも襲われた原因はサトシにあるのだが…)、大怪我の治療が終わった3話で早くもサトシの後をついて歩きながら彼の名前を呼んだり、仲間の人間とポケモンを気遣ったりし始め、4話で初めてサトシの肩に乗る1カットが描写される、という風に意外と早くから馴染んでいる。

ただ、上記のように自分勝手で気まぐれな行動をとることも珍しくはなく、加えて初期の頃はサトシよりもカスミに懐いておりそれこそ彼女とのバトルを土壇場で拒否するレベルだった(カスミはサトシ以上にポケモンに懐かれる体質で本人が苦手な虫ポケモンにまで好かれてしまう)他、ハナダシティに訪れた際にはカスミの姉達にも魅了されている場面もあった。また初期はサトシ達が積極的に現実のことわざや言葉遊びをよく言っていたからか、ピカチュウもその頃はジェスチャーで「(大口を開けて歯を見せる)」→「歯はある……歯無しにならない……『話したくない』」や、「(髪を1本むしる)」→「かみ……『神様』」という風に人間の言葉遊びができた。

無印9話ではランニングマシンに興味を示して弄っていたら起動してしまったマシンの上を走る羽目になり、更にタケシがマシンに手をついた拍子にスピードを上げてしまい転倒。八つ当たりしてマシンにキックして痛がる、と言ったややアホの子みたいなギャグシーンもあった。(ちなみにこの一連のシーンはサトシ達は別の話に夢中でスルーしている)。


転機が訪れたのは39話。野生のピカチュウの群れが住む森にて、川に流されたちびピカチュウを協力して救った事で野生のピカチュウ達からヒーローの様に扱われる姿にその幸せを考えたサトシから一方的に別れを告げられるが、自らの意思でサトシについていくことを選択。この件を切っ掛けに、2人は更に友情を深めていく。

実はそのかなり前にあたる17話で、ピカチュウのサトシへの想いが言葉ではっきりと表されている。はぐれてしまったサトシを探す内に「捨てられたんだ」と吐き捨て始めたフシギダネに対し、「サトシはそんなことしない!」と叫んでおり、既に心境の変化はあったようである。

伊達にサトシと共に旅をしていた訳では無く、彼の様々な姿(特に11話に於いて、死に掛けたヒトカゲを救い、騙して捨てたダイスケに対し激しい怒りを見せた等)を見続けた事で、「自分のポケモンを理由も無く平気で捨てる様な人間ではない」という事は少なくとも理解していたのだろう。


AG以降では、無印時代の一面は鳴りを潜め、真面目で仲間達を取りまとめるリーダー気質なポケモンに成長。どんな巨大な敵にも怖気づかずに立ち向かえるようになった(流石に幻影のような異様すぎる者と、打つ手が見出せない強敵には怯む)。オーキドが「ポケモンはトレーナーに似てくる」と語るように、トレーナーであるサトシに感化され自身が変わってきたものと思われる(そのサトシも、無印時代はどこか子供っぽかったのがAG以降は落ち着いて描かれるようになる)。

また久しぶりに登場したゲストキャラクター(特にカスミ等の歴代ヒロインや信頼できる人物が主)へはサトシよりも早く匂いなどで気づくと、「久しぶり!」という様に飛びついて甘える様にもなった。


…が、時々腹黒い一面を見せる。パートナーであるサトシにもだが、シリーズ全体を通してムコニャら(特にニャース)に対する態度を見ると非常に解りやすいだろう。トラブルでニャースと二人きりにされる話では、共同戦線を決意した時以外の態度がものすごく悪く、事あるごとに電撃を浴びせ主導権を握る。また、相手にしつこく挑発されて激怒する短気な一面もある(最もムコニャのしつこさを考慮すれば当然の感情なのかもしれないが)。


サトシの命令で体に技の練習を打ち込む時は張り切り技を向ける(サトシにもダメージの様子は無い)が、サトシに憑りついた悪い物へ電撃を撃つ事は躊躇する。

寝ているサトシは揺すって起こしているのだが、起きない場合は怒られるのを承知で10まんボルトを浴びせる。


信頼した相手なら必要に応じ、サトシ以外の人物の戦闘指示にも(少し戸惑いながらではあるが)従う。例としてカスミ、セレナコルニリーリエ、失踪した相棒のピカチュウを探すアマノおばあさんなど。


ハルカヒカリがコンテストに出場するときは、扇子と羽織袴で応援することがあるほか、その場所の雰囲気に合わせ仮装することもしばしばあり、本人は満更でもない。


ポケモン図鑑のピカチュウの説明には「尻尾を引っ張ると噛みつく」とあるが、サトシのピカチュウは尻尾だけでなく、身体を引っ張られ続けると反射的に電撃を放つ。もちろん野生を含む別個体のピカチュウも同様であるが。

ピカチュウ自体が基本的に強い拒絶感を感じると電撃で振り払おうとするため、ポケモンをパートナーにしたい年頃の子供たちが下手に触れ続けた挙げ句その被害に遭いやすい。そのため初期の頃は電撃を浴びせたら大惨事になるような状況でサトシはピカチュウの機嫌が悪くなっているのを察知して大急ぎで取り上げサトシが自ら体を張って電撃を浴びるという場面もあった。場面金銀編フィルムコミックのおまけ4コマでも、予想外の行動をする小さな子供は苦手と心の声で語っている。それでもしつこくする場合は、ラビフットなど他のポケモンがにらみつけるなどの技を使って威嚇する。

とは言え、先述の通り近年ではサトシ共々場数を踏んだ落ち着きのあるベテランという描かれ方をされるためか、理性が強く触られ続けても特に気にしない事の方が多い。


モンスターボール嫌いについて編集

何故かモンスターボールに入ることを極端に嫌い、入っていたのは初登場の無印1話とそれを基にした『キミにきめた!』のみ。


閉所恐怖症という説もあったが、『キミにきめた!』でサトシがピカチュウを危険から守った際に聞こえた意思によると、「サトシといつも一緒にいたいから」らしい。

オーキド研究所時代から適用されるかは不明だが、元々人間による束縛(任意でボールから繰り出されボールに戻される)をあまり受けたくなかったのかもしれない。


ポケモンセンターに預けられる際もピカチュウだけボールに仕舞われずストレッチャーに乗せられ戻ってくる他、キョダイマックスを発動する際もバンドからピカチュウへ直にエネルギーが注がれる。ここまで来ると筋金入りと言える。


ボールは元々雷型のワンポイントマークが施されている特別な物だったが、研究所から出た時点で描かれておらず、単なるシールで、いつの間にか剥がれ落ちた可能性もある。

このボールはその後も中身が空のままサトシの腰に下げられており登録は今も切れていないため、ピカチュウが他人のボールに捕獲される事はない。


無印5話でタケシのイワークにしめつけるを喰らい、降参でボールに仕舞われかけるも収納の光線は外れた。XY79話でピカチュウのボールがロケット団に奪われ、ボール工場中を逃げながらニャースが撃ち続けるボールの収納光線を避け続ける羽目に。


進化について編集

アニポケでは珍しいことでもないが、進化することを望んでいないポケモンの一体。

マチスライチュウに完敗し、その時治療をしたジョーイから渡されたかみなりのいしをパワーアップのために使うかを問われた際に進化を拒否(ニャース曰く「ピカチュウのままでないとこの悔しさは拭えない」からだった模様)。


主人公ポケモンらしく、「進化だけが強くなる方法ではない」という、ゲームとアニメが完全に別モノであることを象徴したシーンと云える。


そのリベンジ戦では育て方の違いから小回りの利かないライチュウを「こうそくいどう」で翻弄し、一度は敗れた強力な10まんボルトのパワーを地面に刺した尻尾で逃がして勝利した。

このバトルは第7シーズン登場のクチバジムで、門下生らに好勝負として語り継がれている。


ライチュウってスタイル悪いよねって二匹のピカチュウが…!

DP編にて別人のライチュウに敗北した際にも同じ選択を迫られたが、改めて進化しない道を選び、再戦時に勝利。

この回でピカチュウは今後絶対に進化しないと決め、忘れ去られたかみなりのいしはロケット団がくすねて売却した。サトシの方もピカチュウが自分の意思で進化しない限りライチュウに進化させないことを決めていることを新無印の35話で証言している。


また、BW編では祭りの競技でかみなりのいしがピカチュウに飛んでいくアクシデントがあり、サトシが必死に回避している。

ちなみに先述の無印の場面では、サトシの手にある石を尻尾で弾くという形で拒否している。このことからピカチュウ自身が進化の意思を示さない限りは直接触れても進化しないと思われるが、今回のサトシの行動はもしもの事を考えてのものかもしれない(実際、新無印35話で他のピカチュウに進化を迫られて逃げ惑う姿が見られた)。


それ以外にも『ピカチュウのなつやすみ』のライチュウや、ノアのアローラライチュウに挑発されては毎回強い対抗意識を燃やしており、バトルではないが競争をしている。

よってライチュウという種族自体がピカチュウの永遠のライバルとも言えるだろう。だが嫌いという訳ではなく、友好的な性格のライチュウや進化前のピチューとは普通に仲良く接している。


余談ではあるが、このピカチュウはキョダイマックスの素養を持つ個体であるため、ゲーム的な仕様で言えば(ダイスープを飲まない限り)よしんば彼が望んだとしてもライチュウには進化できないことになる。


好物編集

好物はトマトケチャップ。無印の非公認ジム同士の争いの話が初出。ただ持っていたケチャップはストライクに斬られて失ってしまい泣いていた。

その次に登場したのはAG2話。ポケモンセンターで食事をするシーンでケチャップを抱えて舐めていた。

無題

あまり健康には良くないのか、シリーズ通してあまりケチャップ好きな一面は見せないが、2014年では久々に披露しファンを歓喜させた。さらに翌年2015年にはトマトケチャップが看板商品の大手食料品企業カゴメとのコラボが実現するにまで至った。


2016年の『ピカチュウのうた』で巨大ケチャップボトルの上で踊っている。2017年に食玩フィギュア『ピカチュウケチャップすきでちゅう』が発売。全8種の造形の中にはかの「ケチャップを斬られて泣いてるピカチュウ」もあの姿のままラインナップ。いいぞもっとやれ


新無印第128話のPWCS NEWS(ポケモンワールドチャンピオンシップスニュース)独占情報によると、ご当地フードの中でもケチャップたっぷりのミルホッグパンがお気に入りらしい。


……メタ的な話をすれば、「赤いものを見て興奮するエレブーストライクをケチャップが飛び散って目に入ることで暴走させるため」という都合でつけられた設定のようである。サトシの英名が「Ash Ketchum(アッシュ・ケチャムと読む)」なのも関係していると思われる。



能力編集

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トキワシティのポケモンセンターでのロケット団三人組との初対決時、数多くのピカチュウ達からパワーを分け与えて貰う形で超強力な電撃を放った(ドガースのガスに引火させ、ポケモンセンターを吹っ飛ばす)結果、大敗を喫した彼等から「レベル以上の力を持つ最強ピカチュウ」と認識され、何かと付け狙われ続ける事になる。


ムコニャが電撃対策カプセルなどを使いピカチュウを捕縛→サトシ一行がピカチュウ達を助ける→ピカチュウの10まんボルトでムコニャを空の彼方まで吹っ飛ばす、という流れがほぼ毎週のお約束となっていたが、第五世代辺りを契機にマンネリ化回避が行われ、その流れを含む回は少なくなっている。


当初こそ、何かとプラス思考で思い込みの激しいムコニャが勘違いしたものに過ぎなかったが、5話での電力強化特訓によりイシツブテを電撃一発で黒焦げにできるレベルまでパワーアップ。(こらそこ、「タイプ相性を無視するな」とか言わない)

それから数多くのジム戦やポケモンリーグ、更には大規模な危機をサトシと共に乗り越え、10まんボルトやかみなり、アイアンテール、でんきタイプ最強のボルテッカーを一時扱っていた事で、現在は、名実共にピカチュウの中でも強力な個体と化した。


この結果、DPでポケモンハンターJからも潜在能力の高いピカチュウと見なされ、ロケット団と同様に捕獲の対象になる。また、ロケット団のボスであるサカキも、サトシのピカチュウが三人組が執拗に狙うだけの資質を持っていると認識され、別のロケット団員がピカチュウを狙うような描写も増えた。

一般的にも一部の界隈ではその強さが認知されており、XY&Zでは同じピカチュウの使い手であるジミーがその評判を聞きつけてバトルを申し込んだ。

曰く「めっちゃ強いとウワサ」との事。

事実シロナ達各リーグのチャンピオンやジムリーダーといった実力者達もその強さに1目置いている。

皮膚(特に頬)が異様に伸び縮みする柔軟な体で、それを利用して言葉が通じない人間にジェスチャーを行い、トゲピー等幼いポケモンをあやすために顔を伸ばしたりしている。

近年の図鑑説明によると、ピカチュウは軟らかくよく伸びる頬袋程強力な電気を作れるらしく、上記の資質の高さにも直結していた模様。


なりきりソーナンス

伸びる顔を活かした自身以外のポケモンの物真似(形態模写)も得意で、それを活かして仮装コンテストに出場し上位入賞を果たした事もある。

短編やエンディングアニメーションを含め確認されている物は、ニャースハブネークソーナンスドゴームミズゴロウハスボーミミロルスボミーコダックトゲピーフシギダネリザードンゼニガメサボネアアチャモキモリジュプトルコータスヘイガニカビゴンヨルノズクワニノコヒノアラシベロリンガヒートロトムフロストロトムナエトルムクホークペンドラーキバゴマリルリフワンテサメハダーアシマリズガドーンカラサリス、サトシ、タケシ、メロディベリー、ヒスイガーディヒスイウォーグルイダイトウ()、アヤシシ、etc.


但し、他人から力加減なしに頬や体を引っ張られるのは苦手で、最初は我慢できるが、引っ張られ続けると耐えきれず電撃を無意識に周囲へと撃ってしまう。

これはピカチュウ自身の拒絶反応ではなく、頬に電気を溜め込んでいる「でんきぶくろ」が乱暴に刺激された結果、暴発してしまうのが理由といえ、SMではホウ&スイの姉妹に顔を乱暴にいじられて放電した後申し訳なさそうな様子を見せていた。優しく頬を撫でられるのは好き。


身体と同じ位の尻尾もかなり柔軟で、尻尾で頭を掻き(他のピカチュウの癖のマネ)、野球ボールを掴んで投球する芸当も可能。


バトル面編集

ポケモンバトルでは、スピードを活かした攪乱、フィールドの利用や破壊、小回りを活かしたヒット&アウェイといった、タケシに「スピードタイプの攻撃型」と評されるサトシのバトルスタイルを象徴する一匹。

特に鈍重なポケモンに対しての相性が良く、タイプ相性を覆して勝つのはこのピカチュウの十八番である。


ガンガン攻めて自分のペースに持ち込み勝つタイプであるため、流れを掴むと一気に勝つ反面、流れを掴めないと意外なまでに脆い。この点はゲーム上の性能と同じである。

このため公式戦での通算勝率は割と普通で、主人公補正がかかったような数字では無い。所轄脚本の都合もあると思われるが、近年では上がった実力を描写するためか、そこら辺の相手に敗れ、一撃でKOされたりはほとんど無い。少なくとも後に残った仲間のために援護射撃として最悪大ダメージ、良くて相討ちでダブルノックアウト。


ちなみにメタグロスとの交戦回数が多い上に勝率が高く全シリーズ通して4回戦った内3回勝利しておりいずれもトドメは高所から落下して勢いを付けたアイアンテールを叩きつけている。

(ちなみに唯一負けたのはリラのメタグロス。)


わざ編集

現在使用するわざ


ダイマックスわざ

  • キョダイバンライ(新無印13話~)
  • ダイスチル(新無印13話~)
  • ダイアタック(新無印13話~)

Zワザ


過去に使用したわざ


当初は「でんきショック」や「かみなり」等、幾つもの放電わざを使っていたが、次第にこれらは全て「10まんボルト」に統一。

これにより『ピカチュウと言えば10まんボルト』と連想できるくらい代名詞として定着していき、サトシも「自分の一番好きな技」として10まんボルトを挙げている。


この技は前後左右上下と好きな方向に発射でき、物や敵ポケモンの体、水のフィールドを伝って敵本体に技を通せるのが強みで、初期から現在まで、大型のポケモンの背にしがみつき振り払いに堪えながら10まんボルトを浴びせ続ける戦法でリーグを何度も勝ち進んでいる。


相手の特殊攻撃の迎撃や大型ポケモンの体を退ける時にもよく撃つ。ロケット団はピカチュウ捕縛用に「電撃を通さない道具」を最優先に用意して他はおろそかにする話が多いくらいこの技の事を考えており、食らった苦痛で調子の良し悪し及びサトシのピカチュウかそれ以外のピカ(ライ)チュウかが判る様になっている。

彼ら曰く「いつもの電気は骨盤にクる」らしい。

とある事情で調子を落とし、さらに迷子になっていたピカチュウをこれ幸いと捕獲しようとした際、いつものように電流を食らった直後急に真顔になり「真面目にやれ」「もう一回撃ってこい」と好き放題言い出し、いつもの出力が出せなくなっている事に気がつくと「普通のピカチュウなら捕まえても意味がない」と捕獲のチャンスにもかかわらず切り上げて撤収してしまう程(当のピカチュウは謎の敗北感を覚えていた)。


新無印では技を放つ前に両手で電気袋を「パァン!」と叩いて気合を入れてから放つ場面が見られる。



スピード戦法の要として、走りを使った技も得意。地や宙を駆け抜け「でんこうせっか」でより勢いをつけて体当たりしたり、敵の周りを走り続け目を回させる事も。


カナズミジムの対いわタイプ戦に向けて「アイアンテール」を習得したが、身体と同じ位の大きな尻尾を持つピカチュウとは非常に相性が良く、今では10まんボルトに負けず劣らずのレベルで使いこなしている。

一口に言っても打撃箇所によって、脳天への一撃・でんこうせっかで対応できない敵の技との打ちあい・はたくローキックの真似、応用性は非常に高い。


打撃に斬撃、尻尾をバット代わりにして敵の弾状攻撃弾いたり、宙に浮く破片を敵に飛ばす目的で打つ使い方や、地面を打ってすなかけ・弱いじわれの真似事に大量の障害物を空中に浮かし壁ジャンプの足場にする、という使用法も実行している。

尻尾を白羽取りのように挟まれると動けなくなるのが弱点だが、10まんボルトかエレキボールの零距離発射に繋げる。



AG150話にて電気タイプ最強技と明言される「ボルテッカー」を偶然習得し、準伝説のポケモンすら倒しうる必殺技として、主にDP編終了まで活躍した。

BW20話ではボルテッカーに代わり偶然「エレキボール」を習得したが、ボルテッカーほどの破壊力は見られず、サトシの機転により様々な活用が見られたが、10まんボルトと役割は被り気味だった。


SMではサトシがZリングを入手して幾つかのZワザを扱えるようになり、発動前ポーズをサトシが取る時にピカチュウもシンクロして一緒にポーズを取っている。

特に「1000まんボルト」は絶大な威力を持ち、ここぞという大勝負で絆が強まると一時的に「デンキZ」が「サトピカZ」に変化して放てる特別な必殺技として習得(使用後はデンキZに戻る)。SM144話のカプ・コケコ戦以降はデンキZに戻ることはなく、任意のタイミングで放てるようになった。


SM76話からはエレキボールが"ほどける"形で「エレキネット」に変化し、尻尾の先から電気のネットを飛ばせる様に。

相手の拘束は元より、自身を覆って簡易バリアにしたり、プロレスのロープの如くクッション代わりにし、跳ね返った勢いで強力な突撃をかます等、防御にも補助にも優れる応用が利く小技として活躍する様になった。

特にエレキネットで拘束してからZワザ等を確実に当てるコンボは必殺の一撃を決める際の一手としての役割を果たしている。


第7シーズンではキョダイマックスの素養も持ち合わせていた事が判明したが、舞台がガラルではない上、性質上自慢の機動力が意味をなさなくなる等、まだまだ経験不足で使いこなせてはいない。

そうこうしているうちに、ゲンガーがダイスープによりキョダイマックスできるようになった上に、カプ・コケコから授かったZワザ「1000まんボルト」の力が消えずに残っているため、サトシのダイマックス枠はゲンガーで落ち着き、ピカチュウはZワザ枠が定着した。

…が、ポケモンWCSの決勝戦では、白熱する試合の影響で高まってしまったガラル粒子の対処にやってきたムゲンダイナにより、置き土産として試合中に一度使用したダイマックスパワーの再装填という掟破りが発生。

第13話以来のキョダイマックスを披露し、同じくキョダイマックスしたダンデエースバーンとの「キョダイバンライ」と「キョダイカキュウ」の打ち合いの末、一撃でエースバーンを倒す事に成功した。


とくせい編集

  • せいでんき
    • ゲームの第三世代にて特性システムが追加されたのに伴い、トウカジム2戦目にてとくせい:せいでんきを初披露。サトシの指示により、素早いヤルキモノの動きを鈍らせるために、攻撃をあえて受けて麻痺を狙うという頭脳プレーを見せた。
    • 発動には物理攻撃を受けて耐えねばならないせいであまり登場しないが、その後も、クロガネジム戦、ナギサジム戦、タチワキジム戦でも見られた。
    • 直接アニメのピカチュウとは関係がないが、ゲームBWより追加されたピカチュウの隠れとくせいはひらいしん
      • ・ボロボロのピカチュウが雷に打たれて威力が増加した電撃を放ってオニスズメの集団を追い返す。
      • ・ピカチュウの集団の電気を吸収した電撃とドガースのガスの引火によってトキワシティのポケモンセンターを壊す。
      • ・テッセンとのジムの仕掛けで浴びた電気を吸収した影響により、ジム戦でピカチュウ1体で3タテした。
      • 伝説ポケモンボルトロスの電撃を浴び、エレキボールが巨大化。
    • よってサトシのピカチュウは電力を無尽蔵に貯め込める潜在能力を有する事である。しかし、ゼクロムの電気吸収には失敗してオーバーロードを起こす。ついでに言うと「ひらいしん」はテラボルテージの効果で無視されてしまうので、ある意味整合性が取れている。
    • アニポケに於いても何かと電気を吸収、パワーアップすることが多かったピカチュウにとっては打って付けのとくせいと言えるかもしれない。



過去編集

20年以上ポケモンアニメの顔を務めているピカチュウだが、実は彼の過去についてはこれまでほとんど触れられておらず、何故人間嫌いだったのか謎だったが、第7シーズンの1話でついにその過去が明かされることになった。ピチューだった頃ガルーラ親子から何かしら影響を受けたらしい。


サトシと出会う4年前、元々は1匹のピチューだったのだが、ガルーラ親子に拾われ、我が子のような扱いを受けていた。しかし、時が経つにつれ、ガルーラの子供もピチューも大きくなり、母親の負担が増えてしまう。ピチューは、ガルーラ親子に迷惑をかけまいと自ら出て行くことを決意する(尤も、母ガルーラはそんなこと望んではいなかった)。

そして旅立ちの時、ガルーラ親子と別れる決意をしたピチューは進化。新しい出会いを求めて旅立つのだった。


ピチューからピカチュウに進化するにはゲーム上ではトレーナーに懐かないといけないので、当初は「ピカチュウがトレーナーに捨てられた過去が描かれるのではないか」と心配の声が挙がっていたが、今回進化出来たのはガルーラ親子の優しさに触れたことで条件を満たしたためという、種族を超えた温かい愛情が芽生えた結果であり、予想外かつこれ以上ない素晴らしいシナリオで視聴者の感動を誘った。

なお、上述の「何故人間嫌いだったのか」については明かされなかった。


劇場版『キミにきめた!』のピカチュウ編集

劇場版20作目『ポケットモンスター キミにきめた!』は、サトシとピカチュウが出会ったあの話がもう一度描かれ、さらに新たなifストーリーが追加された作品。


無印1話のリメイクとなるのだが、ピカチュウの作画と動き方はXY編までの最近のピカチュウを基盤にしており、技に関しては近年のTVシリーズに即したものを繰り出している。当時の全体的に丸っこくて細かい動きがなかったピカチュウの姿と比べると面白いだろう。


なお前売り券に付属するシリアルコードで「サトシのピカチュウ」四度目の配信が決まったが、このピカチュウはサトシが旅で使用した帽子を(ボックスのデフォルメ姿でも)被っている。

このピカチュウの詳細は下記「ゲームでの影響」にて後述。


ゲームへの影響編集

初登場作「赤・緑・青」では151匹中の普通の進化前ポケモンという立ち位置だったが、

長年アニメで主役ポケモンを務めていることで、ゲームにも数々の影響を与え続けている。


アニメ放送開始から1年後には劇場版放映記念として、ピカチュウを主役に据えた本編マイナーチェンジ『ピカチュウ』版が発売された。

この作品はアニメのカントー地方編をベースに作られており、最初にオーキドから貰ったポケモンであるピカチュウが主人公の後ろを歩くので話しかけることができるうえ、本作用に作られた多彩なピカチュウの場面ごとの各種鳴き声も大谷育江ボイス(正確に言えば彼女の声の波形を増田順一氏が再現させたもの)である。

「自分のお気に入りのポケモンをボールから出して連れ歩くのがトレーナーとしての理想の姿である」という風潮を作ったのは、間違いなくサトシのピカチュウがきっかけと言える。

また、アニメ内にてピカチュウが10まんボルトを頻繁に使うようになった影響から、この作品から当時はわざマシンでしか覚えられなかった10まんボルトをピカチュウはレベルアップで習得できるようになった(ちなみに当時唯一)。


続編の『金・銀・クリスタル』ではアニメでの活躍の余波か、専用アイテム「でんきだま」が登場し、火力が大幅に底上げされた。この当時のでんきだまはピカチュウ版のピカチュウを同ソフトに送ることでしか入手できないという特殊な仕様であった。

金・銀のリメイクである「HGSS」では、ラスボス・レッドのピカチュウの技構成が放送当時のサトシのピカチュウと全く同じとなっている。レッドはサトシのモデルとなったキャラクターでもあるため、一種のファンサービスと考えられる。


その後、「X・Y」から「剣盾」までの作品では、ゲーム内の全ての個体のピカチュウが大谷育江ボイスで鳴くようになった。本編以外でも本編のピカチュウの鳴き声を再生する必要のある作品ではこのボイスである。

これに合わせて、アニメXY編78話にて登場したゲストの映画タレントピカチュウ数十匹の鳴き声は全て大谷育江となっている。


初代『ピカチュウ』版のリメイクとして登場した『Let's GO! ピカチュウ』では遂にサトシ同様主人公の肩にピカチュウが乗るようになった。


体型面でも初代の丸っこいものからアニメで動かしやすいようにスリム体型へと徐々に書き換えられた結果、ゲーム本編でもスリムになっていった。


また、AGで習得した「アイアンテール」を20年以上も最後まで愛用していたからか、第9世代ではわざマシンから外されたそれをレベルアップで自力習得できるようになった。こういう形で今のポケモンもサトシのピカチュウの雄姿を忘れてはいない。岩やフェアリーを仮想敵に入れた物理型なら是非とも。


サトシのピカチュウ編集

『DP』以降のゲームではふしぎなおくりものとして親名サトシのピカチュウが配信される。

『DP〜XY』の3度の配信では、技構成は当時放送中のアニメに合わせられた、普通のピカチュウと全く同じ個体が配布された。プレシャスボールに入っており性格は「やんちゃ」、『BW』に配布された個体のみ「ゆうかん」となっている。


そして第7世代に4度目の配信。劇場版『キミにきめた!』前売り券特典として『SM』を対象に、サトシとお揃いの帽子を被った特別なピカチュウが配信されることになる。

シリアルコードの入力時期によって異なる帽子になる全6種類。同時にZクリスタル「サトピカZ」が附属し、このピカチュウ専用のZ技「1000まんボルト」が使用可能となる。ただし、NPCから「ボルテッカー」を教わることは出来るものの、ピカチュウ専用のZ技「ひっさつのピカチュート」は使えない。


6種類のサトシのピカチュウはそれぞれ姿違いとして図鑑に別々で登録されるため、コンプリートするには前売り券を6枚買わなければならないコレクター泣かせの仕様でもある。また鳴き声も通常の個体と異なる(嬉しいときも怒るときも同様)仕様。

このピカチュウのLvや技構成は受け取った種類によって異なる。モンスターボールに入っており性格は「がんばりや」、特性は「せいでんき」固定。アニメに準じて「かみなりのいし」でライチュウに進化させることはできない(内部データで言うと進化先無しという扱いのため、しんかのきせきも適用されない)。


さらに『キミにきめた!』の入場者特典であるガオーレディスクの二次元コードを次作『USUM』で読み取ることで、ゲーム内で7種類目のサトシのピカチュウ「キミにきめたキャップ」を入手することができた。サンムーンにはデータが存在しないため送ることができない。


さらにZクリスタル「サトピカZ」も同時期に入手可能なので入手早々Z技を使うこともできる。4番道路の先の「せせらぎの丘」では、みずタイプのポケモンが多く出現するスイレンの試練があるため、旅のお供としても活躍してくれるだろう。


ちなみに、元々はブロックルーチンがかけられていたがVer.1.1より何故か外れ、色違いの個体が入手可能になっているポケモンHOMEには問題なく送れる)。なお、輝く演出が追加されるだけで姿に差異は存在しない。「ひかるおまもり」も適用されないため4096分の1の確率にはなるが、根気のある方は挑戦してみては如何だろうか。


『剣盾』では2020年9月~10月末までに上記同様、帽子付きのサトシのピカチュウがあいことばで配布された。この配布では上の7種類に加え新無印仕様のサトシのピカチュウ「ワールドキャップ」も登場。こちらは2022年8月のポケモン映画祭の入場者特典としても配布されている。

ちなみにこれらの個体は他のピカチュウと違いキョダイマックスが出来ず、鎧の孤島でダイスープを飲ませることは出来ないので注意(アニメのサトシのピカチュウはキョダイマックス個体なのにこの仕様は如何なものであろうか)。

冠の雪原では特性隠れ特性に変えられるとくせいパッチが登場し、隠れ特性「ひらいしん」にも変えられるようになった。


そしてご存知の通り2023年3月をもってサトシの旅シリーズは終了。『SV』ではサトシのピカチュウの配布は現状無く、約12年間の配布に幕が閉じられたものと思われる。


pixivにおいて編集

  • 本タグは主に、サトシと一緒に描かれるピカチュウや、個体の特徴を意識して描かれたピカチュウ単体作品に付けられるタグとして機能している。2015年以降、特に『キミにきめた!』公開前からは「サトシの帽子をかぶったピカチュウ」が描かれた作品によく付けられたタグと化した。ただし、まだタグ登録イラストの枚数は少ない。
  • 2014年やBW編までにサトシ帽ピカチュウのイラスト数枚がpixivで描かれてきた理由は、アニメ作中のたとえばAG134話~192話に渡ってサブタイトルのタイトルバックに現れるピカチュウが、サトシの帽子を被って画面下から顔を出しそのままサトシの頭にパスする様子をアップで放映し続けたり、『ピチューとピカチュウ』、BW6話などでピカチュウがサトシ帽をかぶるシーンがあったから、と思われるが、2015年のXY編放送の頃から、サトシ帽ピカチュウのイラストは徐々に増えている。
    • その決定打と推測できるのは、XY編の3代目OP『ゲッタバンバン』。OP映像の開幕一発目で、ピカチュウが画面の下からサトシ帽をかぶって登場、そのままの姿で起床したばかりのサトシ一行の所に走り寄る、というシーンがある。(2015年1月8日~10月22日の間の放送回で、劇場版公開中以外は毎回映像が流れていた。)
    • そのシーンの再現なのか、モンコレやキーホルダーなどでXY編のサトシ帽をかぶったピカチュウのグッズが一般販売され始め、ポケモンパンのイラストにもなった。放送当時に稼働していた『ポケモントレッタ』のアニメコラボトレッタの中にもサトシ&ピカチュウが描かれた物が用意され、それを使用するとゲーム内にXY編サトシ帽をかぶったピカチュウが現れる。
  • そして2017年。このタグを含むイラストのピカチュウが高確率でサトシ帽をかぶるようになった。
  • 理由は明らか、上記の通り、当年の劇場版『キミにきめた!』の前売り券付属の本編ゲーム用ピカチュウが、歴代アニメシリーズのサトシ帽6種類をかぶった特別3Dモデルとなったためである。それに合わせた劇場版コラボとして、各サトシ帽ピカチュウ(『キミにきめた!』ver含めた7種類)商品がイラスト、フィギュア、ぬいぐるみ等の形で用意され始め、さらにポケモンGO一周年記念で無印サトシ帽のピチュー&ピカチュウ&ライチュウが期間限定で登場。

余談編集

選ばれた理由編集

  • サトシの最初のパートナーが俗にポケモン御三家と言われるフシギダネヒトカゲゼニガメのいずれからも選ばれなかったのは、ゲームをプレイする子供達への配慮のためである。
  • また前者の3匹やピカチュウ以外にも当時から人気だったピッピプリンなどのアイドル系ポケモンも候補として挙がっていた。結果、電撃などで派手な絵面が作りやすいという理由から、満場一致でピカチュウが選ばれた。
  • 結局サトシはのちにカントー御三家をゲットし、さらにそのうちのヒトカゲだけを最終進化させているので、「御三家のうち1匹だけを贔屓しない」という方針はカントー編の終盤で有耶無耶になってしまったとも言えるが。

言葉編集

  • 初代アニメの放映前、本来はサトシのピカチュウが人の言葉を喋るポケモンという設定があったが、総監督の湯山邦彦の「喋ると気持ち悪い感じがするし、逆にピカチュウの可愛さが失われてしまう」との判断で「人間の言葉を喋る」という設定は無くなった。
  • そして声優がピカチュウの鳴き声だけで感情を表すことが出来たため、その設定をニャースに譲ったといわれている。
  • ただしテレビ東京の局CMでは当時のキャッチフレーズ「てれとしるぶぷれ」と喋ったことがある。
  • そして遂に『キミにきめた!』でこの初期設定が日の目を見ることになり、モンスターボールに入りたくない本人の心情も明らかになる
  • ピカチュウが鳴き声で喋る言葉は、人間の日本語に発音の音数とアクセント・イントネーションを似せた物が多い。特に人名が解かりやすい。(サトシ→ピカピ、カスミ→ピカチュピ、ロケット団→ピピッカチュウ、トゲピー→ピピピー)
  • XY78話では大谷育江と推測される声でしゃべるシーンが登場したが、これは劇中で撮影された映画で声優が吹き替えたものであり、ピカチュウ本人がしゃべっているわけではない。声はサトシのライバルのショータに近い(上記の『キミにきめた!』でも同様)。また、この回では大谷育江本人と思しきキャラクターがワンカットだけ登場している。
  • オレンジ諸島編(無印91話)ではポケモン一座のボートの目玉公演である、トレーナーが声を吹き替えたポケモン演劇ショーに参加。この時、最後のワンカットだけだがサトシの声に合わせて口パク演技をしたシーンがある。

ピカチュウの名前編集

  • アニポケのサトシはピカチュウなどに名前をつけていないが(小説版でつけようとしたが、名前が気に喰わずピカチュウに拒否された)、漫画「電撃ピカチュウ」では、「ジャン・リュック・ピカチュウ」と名付けられており、通常は種族名(ピカチュウ)呼びである。
  • 元ネタは恐らく1987年から1994年にかけて放送されたアメリカのテレビドラマ「新スタートレック」の登場人物「ジャン=リュック・ピカード」と思われる。

ピカチュウとモンスターボール編集

  • 上記のようにサトシのピカチュウはモンスターボールに入ることを嫌うがあくまでもボールに入りたがらないというだけなのでポケモントレーナーとしての常識もあり、サトシはちゃんとピカチュウのモンスターボールも所持している。描写こそなかったがカスミも同様にトゲピーのモンスターボールを持っていたと思われる。

ゲームへの逆輸入編集

アニメ放送から1年後に『赤・緑』のもう一つのリメイク作品である『ポケットモンスターピカチュウ版』が発売され、最初に貰えるポケモンはピカチュウで固定、ピカチュウが『かみなりのいし』でライチュウに進化できない、御三家が全員貰える、ジムリーダーの使用ポケモンがアニメ寄りになったりしていた。特にピカチュウはL26で『10まんボルト』を習得するが、これはクチバジム攻略後に貰えるわざマシン24に収録されている技であり、初代のジムリーダーから貰えるわざマシンの技を覚えることができないという規則を破った唯一のパターンである。

ピカチュウの声優はアニメと同じく大谷育江さんが起用されて、ポケスタ2ポケスタ金銀でピカチュウ版のカートリッジを差してバトルさせると、大谷育江ボイスのピカチュウが使用できる。その後ポケモンXY〜剣盾まで全個体のピカチュウが大谷育江ボイスになっている。ピカチュウ版のリメイクである『Let'sGoピカチュウ』の連れ歩きピカチュウは他の野生個体とは違う動きや鳴き方をする。

SVではサトシの引退に伴い、大谷育江ボイスのピカチュウは廃止されているが、ポケモンGOでは大谷育江ボイスのピカチュウは継続されている。



後続アニメシリーズでは編集

レックウザライジング編第76話『ソーナノ? ソーダヨ!』において、ポケモンSV本編にもあるオカルト雑誌月刊オーカルチャー『ピカチュウ百面相』という記事があったが…

関連イラスト編集

サトシ帽ピカべすとうぃっしゅ!サ「あれ?オレの帽子は・・・」ピカチュウ


関連項目編集

ポケットモンスター ポケモン アニポケ

ピカチュウ ピカチュウ(アニメ)

サトシ 大谷育江

アニポケシリーズ ポケモン一覧(派生)


サトピカ感謝祭:26年間走り続けてきた彼とそのパートナーに対する感謝の気持ち用タグ










外部リンク編集

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サトシのポケモン さとしとぽけもんたちのゆうじょう

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