※以下、テレビアニメ第8シリーズ『ポケットモンスター』第23話以降(第2章テラパゴスのかがやき)のネタバレが含まれます!
概要
主人公・リコが祖母ダイアナから貰った不思議なペンダントの正体。
テラパゴスという種族はゲーム本編でもポケモン図鑑以上の仔細が終ぞ明かされず、ペンダントになっていた経緯含め、多くの情報が謎に包まれている。
第22話までは持ち主であるリコがピンチに陥った時などに度々本来の姿を現し、力を発動して彼女を守っては、再びペンダントの姿に戻っていた。
第23話で完全に覚醒してからはペンダントの姿に戻ることはなくなり、リコのリュックに入り運ばれるようになる。
第46話からは目立たないようにと手提げのスポーツバックに入れられるようになるが、ファスナーから勝手に顔を出しては辺りを見まわしたり、底面に開いている穴から足を出して勝手に移動(行方不明)することもあり、リコがバトルに集中できなくなることがある。
第71話からはまた以前のようにリコのリュックに入るようになった。
元々のトレーナーと思われるルシアスの手持ちポケモンである六英雄とは、互いに古い付き合いが有り、森にいた巨大オリーヴァや、怒りを鎮めたガラルファイヤーは、姿を現したテラパゴスと会話を交わしていた。
上記のことからダイアナは、「リコ達が六英雄のオリーヴァ達に出会った事で記憶と力を取り戻し、ペンダントからポケモンの姿に戻ったのではないか」「全ての六英雄と出会えば全ての力を取り戻して本来の姿になるのでは」と推察している。
リコ自身も「ルシアスに会いたくて楽園ラクアに行きたがっている」と言うことに気づき、流石に100年前の人物である本人との再会は(普通の人間であれば寿命を迎えている可能性が強く)ほぼ叶わずとも、痕跡があるのではと僅かな希望から、共にラクア行きを決意し、残りの六英雄に会うことを目指す。
テラスタルデビュー編・第71話「てらす池の出会い」において、DLC『ゼロの秘宝』でも登場するブライアの台詞から、別の個体が存在することが判明している。
現在判明している使用わざは「テラクラスター」。
戦闘時にはテラスタルフォルムへと変身しているが、劇中ではすぐにエネルギー切れで元に戻ってしまっている。
性格
基本的には無邪気で好奇心旺盛。長い間眠っていた為にあらゆる物に興味を示している。
また人懐っこいうえに、人当たりもポケ当たりも良く、多くのポケモンたちとすぐに仲良くなったり、人間に対しても警戒心は特に抱いておらず、リコやダイアナにも懐く様子を見せていた。
また、ニャオハは最初リコに(未知のポケモンであるが故に観察していたとは言え)構われていたことに嫉妬しており不機嫌な顔を隠さなかったりしていたが、テラパゴス自身は彼女をリコ同様に慕っており、何だかんだでその無垢さに折れたのか現在は仲良くなっている。
ホゲータ同様食いしん坊なところもあるが、26話では他のポケモン達と異なりポケモンフーズは初めて見るのか最初は食べず、オレンのみやモモンのみなどのきのみを主食及び好物としていたが、後にポケモンフーズも食べるようになる(ちなみに、コミカライズ・よりみちぼるてっかーずでも、サンドイッチを始めてみた際は不思議そうにして食べなかったが、リコが好物のきのみを入れる工夫をすることで美味しそうに食べていた。
一方甘い物も好きで、ライジングボルテッカーズのマードックが作ったマホイップのクリームを用いたケーキを、頭をダイブさせて食べていた。
人間に対しても警戒心は特に抱いていないとは上述したが、エクスプローラーズのアメジオに対しては何故か訴えとも怒りともとれる意味深な反応をみせていた。
- ダイアナの口から「エクスプローラーズはルシアスの仲間だった」と語られた事
- エクスプローラーズのボスであるギベオンとアメジオが血縁関係にある事
- ギベオンは永遠のめぐみ・ラクリウムを求めている事
- 幹部のスピネルがエクシード社から入手したラクリウムをパートナーであるブラッキーに使用して凶暴化させた際に激しく怒りテラスタルフォルムでラクリウムを消した事
- スピネルの口から「テラパゴスとラクリウムは相容れない存在」である事。
- 65話でアメジオをまじまじと見た後に怒りを納めたものの、ギベオンの名前に反応して再び怒り始めた事。(=アメジオを若い頃のギベオンと勘違いしていた?)
などから、
ルシアス達とギベオン達の間に「ラクリウム」と共に何かあった可能性が非常に高い。
また、研究熱心なブライアに対してはタジタジで逃げ回っていた。
余談
久々の「原作ゲームの発売よりもアニポケ側で先行登場したポケモン」であり、同作の第一話が公式メディア的にも「テラパゴスのノーマルフォルム初お披露目」となった。
このように、当時は何も事前情報が無かったため、ゲームプレイヤーおよびアニポケ視聴者の間では今まで発表されていたテラパゴスの情報との関係を確実視されつつ、「進化前の姿」という予想も多かった。
テラパゴスはヒードラン・ダクマ・ウーラオス同様に両方の性別が存在することがポケモン図鑑などで分かっている。原作で出会えるのはオスの個体である事から、このリコと共にいる個体は「メス」ではないか?とも考察がされているが根拠に乏しく妄想の域を出ない。
関連タグ
- ルシアス(アニポケ):元々所持していたトレーナー。
- プロトーガ(アバゴーラ):サトシの視点を描くアニポケにおける、悪の組織に狙われた伝説のカメポケモン。
- 六英雄(アニポケ)
75話、なんとルシアスではなくルシアスの仲間であるリスタルのポケモンと判明。リスタルはテラパゴスのことを『パゴゴ』と呼んでいた。
亡くなった人物に会えると言い伝えがあるてらす池にて、赤子である娘・レイラを抱いたリスタルが現れた事で再会を果たす。
なお、そのレイラというのはダイアナの母であり、つまり、リコやダイアナがルシアスとリスタルの血筋であるという衝撃の事実が判明した。
- そうすれば、ダイアナが幼少時に当時の自宅でペンダント=テラパゴスとルシアスの所持品を発見したのも説明がつく。また、その時にダイアナを呼んでいたのは大人になったレイラという事になる。