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ガラルファイヤー

がらるふぁいやー

ガラルファイヤー(Galarian Moltres)とは、ガラル地方におけるポケモン「ファイヤー」のリージョンフォーム。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0146
英語名Galarian Moltres
分類じゃあくポケモン
タイプあく/ひこう
高さ2.0m
重さ66.0kg
性別不明
特性ぎゃくじょう
タマゴグループタマゴみはっけん

概要編集

第8世代『ポケットモンスター ソード・シールド』DLC『冠の雪原に登場するポケモンで、ファイヤーガラルのすがた

正式名称は「ファイヤー(ガラルの姿)」。


何十年かに度、カンムリ雪原に出現する渡り鳥ポケモンの内の1匹で、長い間ファイヤーであると考えられていた。ただし最近では、従来のファイヤーと同種であるという定説が覆りかけている(姿が似ているだけの別種ではないかと疑われている)様子。


赤黒く燃え盛る炎のようなものに身を包んだ非常に禍々しい姿。キリッとした目付きと真っすぐな嘴を持つ原種に対して、鋭く睨んだ青い瞳に邪悪な笑みをたたえたようにひん曲がった大きな嘴と、顔付きも大幅に異なる。

かなり原種に近い姿をしているガラルサンダー、顔は劇的に変化したが特徴的な尾羽は残ったガラルフリーザーと比べ、原種とかけ離れた姿になっている。

原種を彷彿とさせるのは全身が燃えている点を除くと、頭と腹の形状ぐらいか。


傲岸不遜な性格であるが、振る舞いは本能が赴くままに悠然としている。

体中に迸るエネルギーを火柱のようなオーラとして放出しており、普通のポケモンは近付くことさえ出来ない。


翼を大きく広げて放つ烈火の如き邪悪なオーラ「もえあがるいかり」は精神攻撃の側面を持ち、この攻撃を受けると精魂が燃え尽きたような疲労感を覚えるらしい。


また、原種のモデルとなったフェニックスも、ヨーロッパではフェネクスという名の悪魔とされており、これがリージョンフォームがから悪へ変わっている元ネタと思われる。


ゲーム上における特徴編集

ソード・シールド編集

エンカウント編集

「ダイ木の丘」でのイベントが発生した後はヨロイ島へ飛んで行き、マップ上を周回する様になる。

飛行するルートは決まっているものの海に囲まれたヨロイ島地形もあって、かなり広い範囲を飛行する上に速度も地味に速く、ロトム自転車でひたすら追いかけるのはお勧め出来ない。

プレイヤーを見掛けるとすぐさま襲い掛かって来るのが救い。


ルートにはヨロイ島「マスター道場」の前の「清涼湿原」へ向かう通路付近や、円環の入り江の巣穴など至近距離で遭遇出来る場所があり、待ち伏せしてみるとファイヤーと対面することが可能。

この方法が一番確実且つ楽に遭遇出来るのでお勧めである。


バトル編集

そしていざバトルが始まってみると、これが中々の難敵。

使ってくる技は悪・飛行の2種類だけなのであるが、特性「ぎゃくじょう」と「わるだくみ」であっという間に特攻が上がりきってしまうため、戦闘が長引けば、Lv.100の相性有利なポケモンであろうと受けきれない程の火力に晒される羽目になる。


最適解としては、悪技に強く能力上昇を無効化出来る「てんねん」持ちピクシー辺りがお勧め。

ただし飛行技は普通に受けてしまうため、相応の育成や準備をしてから挑んだ方が良い。


ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール編集

未登場


LEGENDSアルセウス編集

未登場


スカーレット・バイオレット編集

DLC『ゼロの秘宝 藍の円盤で、ポケモンHOMEと共に解禁。


性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ガラル種90859010012590580
原種?90100901258590580
比較±0-15±0-25+40±0±0

参考

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
イベルタル126131951319899680

タイプは悪・飛行。ドンカラスバルジーナイベルタルに続く4種目となる。

攻撃的な印象に反して、原種と比較して特殊耐久重視の耐久向け配分となっている。


専用技もえあがるいかり」は「あくのはどう」の全体版といえる技。

それ以外の悪・飛行技も一通り覚える。原種と異なり先制技ふいうち」があるのも見逃せない。


一方、サブウェポンは原種同様狭くノーマル技以外は「シャドーボール」「げんしのちから」程度。

また、補助技も「わるだくみ」「ちょうはつ」「ふういん」など使いでのあるものを覚えるが、特性との兼ね合いもあってか「はねやすめ」等の回復技は覚えない。

そのため、特性再発動は基本的にはオボンのみ等の回復木の実を活かすのが主。


悪なのでダイジェットエースの天敵ともいえる特製「いたずらごころ」持ちポケモンの妨害が一切効かないのも、このポケモンの強み。

「ちょうはつ」もあるため補助軸ポケモンに対しては中々強い。


タイプ一致技を双方半減以下に抑え込むバンギラスカプ・コケコ等は分が悪い。

一応「とんぼがえり」「おきみやげ」も覚えるため、対面回避自体は難しくないが少し勿体ないかも?


ダイマックスとの相性は特殊悪・飛行である以上いわずもがな。

木の実を活かして「ぎゃくじょう」を連続発動させるために耐久を確保するという点でも相性が良い。

じゃくてんほけん」を活かすのも有効である。


ランクマッチ解禁から使用率はシングルでは10位台ダブルではトップ10をキープし続けており、どちらもガラル三鳥トップの使用率を誇っている。

ただ、流石にイベルタル解禁後は需要はそちらへ回っている。


なお、炎技は一切覚えることが出来ない。

それが余りにイメージにピッタリな「しっとのほのお」であっても。

また、使うかどうかは別であるが剣盾での原種同様、基礎技が「かぜおこし」と「にらみつける」となっている。何の因果だ?


第9世代編集

他三鳥同様ポケモンHOMEを通して解禁。


ダイマックス廃止によって回復木の実や「じゃくてんほけん」を活かす立回りは難しくなった。

相変わらず瞬間回復技もなく有用な新技もないため、「わるだくみ」と「こうそくいどう」でどれだけ往年の動きを再現出来るかが鍵。

代わって登場したテラスタルとの相性は不足過ぎる攻撃面を補う意味では良いが、元の耐性が悪くないため切りどころを選ぶ。「テラバースト」採用を念頭に入れた方が良いであろう。


しかし、やはり悪宝庫であるパルデアでこのタイプで来たのは流石に少し厳しい。

飛行技も振り回し辛くなっており、ダイマックス喪失の影響は割と大きい。

そもそも同じタイプがどうしようもなく採用率が低い奴ばかり……。同じタイプとなると運用に悩む羽目となるのはいうまでもない。



そのためシングルでは完全になりを潜めており、本作での主戦場はダブル。

悪弱点のエスパーゴースト対策としての需要に加え、ヤバソチャと組んだ中速トリパエース型、キュワワーと組合わせた「ドレインキッス」パーティアタック型が主流となっている。

この世代では癖がない「オボンのみ」「わるだくみ」型がメインで、偶に「おいかぜ」サポーター折衷型や「ねむる」「カゴのみ」や「じゃくてんほけん」型が使われる。

もっとも、コイツとトルネロスのせいであのロボットペンギンの息の根が完全に止められてしまった訳なのである……


テラスタイプはフェアリー対策、フェアリーのみならず氷への対策にもなる、一致を活かせる悪が目ぼしい所。偶に「テラバースト」前提の炎・フェアリー型も存在する。




使用トレーナー編集

※ポケモンマスターズでのバディ


番外作品編集

ポケモンGO編集

2022年7月26日の朝、新アイテム「おさんぽおこう」が抽選先行実装され、それを使った一部トレーナーの元に野生で前触れなく出現。

所謂サイレント実装という形で、原種の様なレイド方式ではなく、「おさんぽおこう」を使っている間のみ超低確率で遭遇可能。

しかし仮にも伝説故、捕獲率はレイドより低い…どころか捕獲に失敗すると超高確率で逃げられるため、1度や2度のチャンスで捕まえるのは至難の業。

一応、「おさんぽおこう」は毎日1回ずつ使える仕様とはなっており、日常的に使っていればその分捕獲・入手出来る可能性も高まるであろう…と思うであろうが、そう甘くはない。

そして、2024年10月4日からは色違いも実装されることが決定された。

色違いの場合はボールが当たっても確定ゲットとはならないが、基本逃げることがない。

ただでさえ出現率が低過ぎるというのに、色違いを捕まえるというのは至難の業といえるであろう。


ポケモンカードゲーム編集

こちらでは「ガラルファイヤー」の記載となっている。

参照はこちら


ポケモンマスターズ編集

マリィ(チャンピオン)&ガラルファイヤー編集

マリィちゃん(チャンピオン)とファイヤー

2023年3月4日に実装。全体攻撃が可能な悪タッカー。マリィとしては初めて正真正銘の悪バディーズとして登場。ようやく専門タイプポケモンを手にしている(モルペコは電気、オーロンゲはフェアリーバディーズとして実装されている)。

当のマリィとガラルファイヤーは、「喧嘩っ早く負けず嫌いのポケモン」と「売られた喧嘩は買う主義で同じく負けず嫌いのトレーナー」でどうやらいい関係を築けている模様。

もえあがるいかり
20%の確率で相手をひるみ状態にする
まもる
自分を次回ダメージ防御状態にする
もえあがるいかり・烈
【解放条件】自分のチームがバディーズ技を1回使った時
【封印条件】この技を使用した時
50%の確率で相手を怯み状態とする
ダメージを軽減する+攻撃が急所に当たらない相手のパッシブスキル+相手の堪える状態を無視して攻撃する
対象が複数の場合でも技の威力や追加効果の成功率が下がらない
栄光にかける意地
自分の残りHPの10%の反動を受けるが、自分の特攻6段階+素早さを4段階+回避率を2段階あげ、こらえる状態にする

バディーズ技

負けず嫌いな もえあがるいかり
★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズ技を使った時のみボルテージが2段階上がる

パッシブスキル

ガラルの信念
味方全員の特殊技の威力を20%上げる。味方全員の特殊技で攻撃を受けた際のダメージを25%軽減する。この効果は自分のチームにガラルタグを有する味方バディーズが多い程さらに上昇する
邪悪なオーラ
初めて登場した時のみバディーズ技発動可能状態までのカウントを1減らす。初めて登場した時のみ自分の急所率を3段階上げる
スパイクの負けん気
初めて自分の残りHPが半分以下となった時のみ、自分のHPを最大HPの約40%回復+次回特殊技威力ブーストを3段階上げる
HP減少時特攻上昇4
自分のHPが減っている時は特攻が1.4倍となる

メインストーリー編集

「悪の組織編・最終章」で、ある者あるポケモンによって呼び出されたポケモンで登場。




アニメ版編集

アニポケリコとロイの旅シリーズ編集

  • ガラルファイヤー(六英雄)
    • 22話からガラル鉱山にて登場。古の冒険者・ルシアスの以前の手持ちで、右足にいにしえのモンスターボールを掴んでいる。
    • ドットによれば「噂レベルでファイヤーに似てるが詳しくは不明」、フリード博士でも「そんなレアな奴」とのこと。ちなみにドットは「ファイヤー(ガラルの姿)」と呼んでいたが、ロイは「ガラルにいるファイヤー…ガラルファイヤーってことか」と発言している。
    • 詳しくは六英雄を参照

漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

15章で登場。カンムリ雪原・ダイ木の丘でホップ達と対峙する。逃亡する直前にホップに脚を掴まれたことで、そのままヨロイ島へ連れ去った。その後、今度は主人公・剣創人をカンムリ雪原へと連れ去るが、その際に「くちたたて」を持っていたため、創人は取返すことが出来た。


関連イラスト編集

ガラルの悪Galarian Moltres - New Legend

ガラルファイヤー邪悪


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物)

ポケモン剣盾 冠の雪原

ポケモン一覧 伝説ポケモン

準伝説 ガラル三鳥

リージョンフォーム ガラルのすがた

あくタイプ ひこうタイプ

複合タイプ 第8世代伝説・幻組

鳥ポケモン 無進化ポケモン


図鑑番号順

0145.サンダーガラルサンダー

 0146.ファイヤー(ガラルファイヤー)

  → 0147.ミニリュウ


同複合タイプ



外部リンク編集

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ガラル三鳥 がらるさんちょう

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