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イベルタル

いべるたる

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)。
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基礎データ

ずかんNo.717
ぶんるいはかいポケモン
タイプあく / ひこう
たかさ5.8m
おもさ203.0kg
とくせいダークオーラ


他言語版の名称

英語 Yveltal
イタリア語Yveltal
スペイン語Yveltal
フランス語Yveltal
ドイツ語 Yveltal


概要

ポケットモンスター X・Y(第6世代)に登場する伝説のポケモン
同作の伝説のポケモンゼルネアスと対をなす存在。
英語圏で最初に名前が明らかになり、劇場版『神速のゲノセクト』公開の頃に様々な情報が解禁された。
ゲーム『ポケットモンスターY』のパッケージを飾るポケモン。

背面が黒、前面が赤で占められたワシタカなどの猛禽類、あるいは飛竜のような姿をしており、翼と尻尾を広げたその姿は、巨大な「Y」の文字に見える。
尖った口は攻撃と咆哮の時、そしてポケパルレでリラックスしている時などに大きく開く。嘴と歯は無い。
何気に伝説では初のあくタイプ(幻のポケモンならダークライやプレート持ちアルセウスがいたが)。

分類が示す通り、生態系の「破壊」を司るポケモン。
その寿命が尽きる時、翼と尾羽を広げた真紅に輝く身体から、周りのありとあらゆる生き物の命を吸いつくし、羽と首を畳んだ卵型の「コクーンモード」という繭となって長き眠りにつくと伝説で語り継がれている。

あ!やせいの イベルタルが とびだしてきた!


このことからイベルタルは「破壊の繭」の異名で恐れられ、何も語らずに多くの生命を唐突に、理不尽に、無感情に奪い去っていき、抗うことすら出来ないその行いから、一説では自然の輪廻が生み出した「天災と死の化身」ではないかと言われている。


ゲーム初登場作の『Y』版におけるイベルタルは、本編ストーリーに大きく関わるキーキャラクターという立ち位置になった。フラダリの指揮するフレア団がこの世のほとんどの生命一掃のためにイベルタルを利用するという流れである。

フレア団が世界滅亡の最終兵器を動かすための動力、すなわち膨大な生体エネルギーを得るために、繭状態のイベルタルを確保し、繭を吸収装置に掛けてエネルギーを吸い取る計画を実行。装置に乗せて稼働が開始された所で主人公による妨害が起こり、その弾みでイベルタルは復活、装置から自力で離れる。イベルタルはそのまま主人公に襲い掛かってくるが、この戦闘から逃げてみるとまるで主人公にボールで捕獲されるのを望むような仕草で佇む(=強制捕獲イベント)。
このイベントが終わった時に任意で手持ちに入れると、続くVSフラダリ戦に先頭で出せる。

『X』版では上記のイベルタルの役目が全てそのままゼルネアスに置き換わり、イベルタルはゲーム中に一切登場しないため入手できない。フレア団が今回イベルタルの破壊の力を直接使用しなかったのは、この「ゼルネアスでも代役が出来る展開」を作る都合だと思われる。


モデルは恐らく北欧神話に登場する魔鳥・「フレースヴェルグ(フレスベルグ)」。
フレースヴェルグは古代のルド語で『死体を飲み込むもの』という意味があり、寿命が尽きる際に他の生物のエネルギーを吸うという伝承はここからきている物と思われる。
ちなみに、「イガレッカ!! 」と鳴く。


性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ
126131951319899

対のゼルネアスと全く同じ種族値であり、伝説のポケモンとしては珍しく大きく尖った能力はない。
しかし、素早さ99と禁止級伝説の中では速いほうで、多くの相手を上から制圧できる。耐久面も、弱点の少なさと相まって高水準であり、調整すればメガミュウツーYかみなりゲンシカイオーガこんげんのはどうメガレックウザガリョウテンセイといった大技すらも耐えてしまう。

特性「ダークオーラ」は、イベルタルが戦闘に出ている間、場に出でいる全てのポケモンが使うあくタイプ技の威力を1.33倍にする効果を持つ。あくタイプは通りが良い反面、技の威力が控えめなので、悪技をメインとするイベルタルにマッチした特性である。
また、ふいうちなどを覚えるポケモンも多いことから、多くのポケモンが恩恵を受けることができる。ただし、相手も恩恵を受けられる点には要注意。

悪技は、「ふいうち」「あくのはどう」「バークアウト」「イカサマ」が基本。他の候補は「はたきおとす」くらいで、おいうちしっぺがえしは覚えない。
しかし、いずれも優秀な技であり、2つ以上覚えていることも珍しくない。
ふいうちは、ダークオーラの補正も含めると、全ポケモン中最高威力の先制技となる。
イカサマは、伝説戦においてはダメージが安定し、相手への切り返しとして非常に有用。いかくを受けても威力が下がらず、メガレックウザやメガボーマンダりゅうのまいをけん制することもできる。
癖が強くて使いにくかったり、威力が少し足りないことも多いので、Zワザとの相性が良い。

専用技「デスウィング」は、は威力80のひこうタイプの特殊技。
ダークオーラの恩恵を受けられないのは残念だが、与えたダメージの75%を回復するという強力な効果を持つ。このため、相手のダメージ計算を狂わせるといった芸当ができてしまう。
また、とつげきチョッキ所持時など、はねやすめオボンのみに頼ることができない状況において、擬似的な回復ソースとして用いることができる。ただし過信は禁物。
その他のひこう技「アクロバット」「ゴッドバード」「ぼうふう」と比較すると、安定性に優れている。

他にも、「きあいだま」「ねっぷう」「おいかぜ」「かなしばり」「ちょうはつ」といった技を覚える。伝説のポケモンとしてはそこまで豊富ではないが、タイプ一致技の通りの良さで十分補えており、補助技も決して悪くはない。

高耐久と高火力のイカサマ・ふいうちの存在から、多くの禁止級伝説とのタイマンを制することができる。ダブルバトルのサブアタッカーとしても、ふいうちによるとどめ刺しやおいかぜによるサポート、バークアウトによる妨害ができることが優秀である。
また、高耐久のあくタイプであることから、エスパーゴーストに対して極めて強く、ソルガレオルナアーラに対しては上から強力な悪技を撃て、ミュウツーウルトラネクロズマに対してもイカサマ・ふいうちで圧力を掛けることができる。
通りの良い悪技とデスウィング・はねやすめなどの回復手段もあり、シングルバトルにおいてはサイクル戦や耐久型もこなすことができる。まれにこだわりハチマキじゃくてんほけんを持っていることがあり、思わぬ痛手を負うことも。

しかし、最大の弱点としてフェアリータイプへの対抗手段に乏しいことが挙げられる。抜群を取れる技ははがねのつばさしかない。特に相方との相性は最悪であり、こちらは確実に突破する手段がなく、後出しでもジオコントロールの起点にされかねない。

ゼルネアスのような爆発力は持たないが、伝説ポケモンの名に恥じないパワーを持ち、あくタイプらしく器用さといやらしさを持ったポケモンと言える。

その他のゲームにおけるイベルタル

スマブラ』シリーズでは『for 3DS』に登場、ステージ「プリズムタワー」で夜になると飛来することがある。飛来率は低め。
真っ暗な中にいきなり赤くて巨大な物体がプレイヤーの背後を通過するので最初に目撃するとかなり驚くだろう。
なお終点化すると常に夜のモードになるので目撃するチャンスは多少増える。

アニメにおけるイベルタル

XY』編のOPにゼルネアスと共に登場。

劇場版のイベルタル






※この先ネタバレ注意!









映画「破壊の繭とディアンシー」にて初登場。
かつて「大破壊」と呼ばれるオルアースの森の生物の大半を死滅させる災害を引き起こし、そのまま森の湖で繭となって眠りに就いていた。「破壊の繭の眠りを妨げし者、怒りの裁きを受けるべし」という伝承が残っている。
が、サトシと盗賊達とのディアンシーを巡る戦闘がよりによって繭がある湖で行われたため目覚め、伝承通り目に映る者全てを「破壊」する為に暴走する。
「デスウイング」は命中した相手を石化させるビームという強烈な技と化している。例え相性不利であっても、ニードルガードを使われていてもお構いなし。
しかも少しかすっただけでもじわじわと石化させる凄まじいチートっぷりである。周囲の森の木々も全て石化させる力はまさに災害そのものと言えるだろう。
他、はかいポケモンらしく「はかいこうせん」も使用している。戦闘機のミサイル攻撃を喰らっても傷付く様子はない。

最終的にはゼルネアスによって鎮められ、森から飛び去っていった
石化された物を光で全て元に戻し、森で眠りに就く事を選んだゼルネアスとは真逆である。
この事から「次の映画でも出てくるのでは?」と予想する声もあったが…。

なお、映画に登場する伝説のポケモンとしては珍しくテレパシーを一切使わない
(ちなみに、鳴き声の中に何処ぞの超翔龍の声が使われている)


アニメ本編におけるイベルタル

上記の活躍に対して、アニメ本編では一切出番が無かった。
理由はアニメ版のフレア団が最終兵器のエネルギー源を求めた先が、イベルタルでもゼルネアスでもない、2体のジガルデだけになったせいであった。

イベルタルの出番は『XY&Z』編でサトシがカロスリーグとフレア団との最終決戦を全て終えた後に、旅の仲間達と別れを告げマサラタウンに戻った所で本ストーリーが終了したその次の回。
最終回の1話前である第48話(特別編1)『XYZの伝説!』でようやく巡ってきた。

大昔、カロス地方の神話に語り継がれる伝説。今のカロスが発展する礎となった都市国家が栄えていた時代。
預言者マジカが「此の地にイベルタルが襲来する」と予言した。
そこの村に住む貧しい身分の青年ジャンは、村長の娘アイラと身分違いの恋に落ちる。村長はイベルタルの予言を聞き、ジャンにイベルタル討伐を命令。もしジャンが討伐を成功させれば2人の結婚を許す、と約束した。ジャンはゴーゴートに乗り、肩にファイアローを、背中に矢を携えて戦いへと向かった。
だが、イベルタルに人の力が敵わないのは周知の事実だった。突如ジャンとアイラの前に現れたイベルタル、その巨大な体にジャンが撃った矢は届かず、突撃させたファイアローも紫のビームで石化され墜ちた。ついにジャンとゴーゴートにも攻撃が向けられた時、ジャンの前にアイラが飛び出し、ビームを浴びた彼女はジャンに手を伸ばした姿のまま石に変わってしまった。

イベルタルはその後繭へと変わり、長い眠りにつくために周りの命を吸い始める。広大な大地を枯らせて灰色にし、多くの人とポケモンの命を奪っていった。ジャンはゴーゴートと共に奇跡的に石化から逃れたが、死の大地に残ったアイラの石像を見て慟哭した。

同じく生き残った預言者マジカは、ジャンとアイラの下に行き、アイラを元に戻す可能性の1つとして、ゼルネアスのことを告げた。ゼルネアスはイベルタルと対をなす、命を育み死の大地を蘇らせる存在。彼女から「ゼルネアスは虹のように輝く森にいる」と聞いたジャンは旅に出た。各地の緑栄える森を訪ね歩いてもゼルネアスの姿はなく長い年月が流れた頃、ついに紫色の瘴気に包まれた枯れた森でゼルネアスの情報を聞く。

…………という昔話が語り継がれる、遺跡の調査が始まった。
プラターヌ博士パンジーは、カロスの伝説通りの姿を保つ、まるで生きていた人間かのような石像「石の瞳の乙女アイラ」を前に石碑の電子資料を広げながら語り、伝説の神秘性に思いを馳せる。
現在の研究ではイベルタルは千年周期で目覚めると言われているが、今は繭でいるのか活動期なのかはハッキリしていない。
と言う訳で、この話はイベルタルの本物が登場する話にはならなかった。

このように、劇場版で暴れる姿が描かれた後のアニメ版のイベルタルは「命を吸う=他の生命体をビームで石化させる」「石化はゼルネアスの力でないと解けない」というポケモンとなりつつある。

関連イラスト

イベルタル
イベルタル



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ゼルネアス 伝説ポケモン ポケモンXY あくタイプ ひこうタイプ
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