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はかいこうせん

はかいこうせん

はかいこうせんとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するノーマルタイプの技の一つ。
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もしかして→破壊光線はかいこうせん!

データ

初出第1世代
威力150
命中率90
PP5
タイプノーマル
分類特殊
直接×
範囲単体
備考技が当たると、次のターンは行動できない
英語名Hyper Beam
フランス語名Ultralaser
ドイツ語名Hyperstrahl

概要

初代から存在する、強烈な破壊力を持った光線でする大技。

どの媒体でも口から放つ形で描かれる事が多い。技の名前からして怪獣系が放つ印象があるだからだろう。


技マシンで殆どの最終形態ポケモンが習得できるが、ミニリュウのように初期形態から習得できる者もいる。

ギガインパクト」とは対の関係にあり、多くのポケモンは「はかいこうせん」と「ギガインパクト」を共に覚えることができるが、中には「はかいこうせん」しか覚えないタブンネや「ギガインパクト」しか覚えないダゲキナゲキのようなのもいる。


何故か、第7世代では習得できないポケモンが急増した。ところが、第8世代ではまた殆どが覚えられるように。恐らくダイマックス技で誰でも威力150を出せるようにする措置だろう。


英語名は「Hyper Beam(ハイパー・ビーム)」、「破壊」の意味はないが日本語に訳すと「超級光線」になる。フランス語名だと「Ultralaser(ユルトラ・ラーゼ)」、つまりウルトラレーザー。どちらにせよとんでもない光線である。


技を除けば威力150というポケモンの技の中でもトップクラスの威力を誇る。効果抜群を取れない威力90以下のタイプ一致技より威力が出るため、技の数が少ない昔はこぞって採用されていた。

勿論それ程の威力の技にデメリットが無いわけが無く、使用した次のターンは反動で一切の行動が取れなくなる。


この事から通称ロマン砲として有名。

しかし、世代が進む毎に技も増え、今や火力のインフレと言われる時代。

「はかいこうせん」を撃つくらいなら弱点を衝いたり、等倍ダメージの技を2回撃った方が良いという風潮になり、その採用率も世代が進むごとに減少していった。


とはいえ、ポケモンバトルでは技を撃てるのがあと1度だけに追い込まれる場合もよくあり、そういった状況では等倍ダメージを2回撃っている暇など無いため、瞬間火力の高いはかいこうせんに頼ることになる。

このように反動で動けないのを覚悟で相手を押し切るか、ラスト1体へのトドメとして用いるか、プレイヤーの判断が求められる。

……でいいだろという人もいるが、ストーリーではバトルフロンティアやダブルバトルなどでない限り相手ポケモンへを倒した直後に後退すれば反動を無効化できる。


この技と言えばこの人

四天王が将


世代毎の変遷

当初は敵を倒したターンや「みがわり」に攻撃したターンは反動無しと言う理不尽な仕様(バグ?)になっており、当時はこおり技のふぶきエスパー技のサイコキネシスと共に猛威を振るいまくった。これを習得し、かつタイプ一致・高攻撃力・高い素早さを全て満たすケンタロスが隆盛していた。当時の大会で参加者全員がケンタロスをパーティ入りさせているというのもうなずける。

当時ゲンガーやゴローニャが対戦でよく使われていたのは、この技を無効ないし半減できたのも一つの理由であった。

また、ルージュラダグトリオなど当時物理耐久が悲惨であったポケモンが多数環境に進出していた上に、当時の努力値の仕様は全箇所に全振りできるものであったため、ゲンガーフーディンといった攻撃の種族値に恵まれない特殊型であっても普通に採用され、何なら覚えるポケモンは攻撃の種族値が皆無のラッキーを除く全ポケモンがこの技を採用候補に入れていた。

もっと言えばレベル差、個体値差、努力値差を付ければ(つまり一方は育成不完全な妥協個体という前提)その辺の特殊型ですら、「はかいこうせん」が急所に当たればダグトリオやルージュラぐらいなら1発で落とせたぐらいである。


さすがにそれはやばいということで『ポケモンスタジアム2』では敵を倒した場合も反動が来るようになった(「みがわり」相手はそのまま)。なお、発射による反動という解釈なのかかわされても反動が来ていた

ちなみに当時は反動で動けないターンも「カウンター」で返せたりしていたアニメでも、本来なら覚えるはずがないハヅキヘルガーがやっていた)。

第2世代以降は今の仕様に調整されている。


第4世代から特殊技に変更され、代わりに第3世代までのはかいこうせんと実質同じ技である「ギガインパクト」が登場。旧来の使用者はそちらを使用するようになり、カビゴンがレベルで習得する技もそちらに変更された。

これにより、例えばギャラドスカイリューといった「はかいこうせん」のイメージが強かったポケモン達は旧来の威力が出せなくなり、彼らにとって半ばネタ技と化してしまったのは非常に残念なところ。そしてこれはケンタロスも然り。

ビーム

だがこれに変わってポリゴンZが登場し、正に破壊と呼ぶにふさわしい威力を叩き出せるポケモンとして君臨し始めた。


第6世代以降、「純粋に威力を追求する」「デメリットを打ち消す」という2軸に分かれた強化が施されている。

威力追求の方は、第6世代にエレザードが登場。特性サンパワーによる超火力で度肝を抜いた。

はかいこうせん

さらに、ノーマル技のタイプを変更し、かつ威力を強化する(第6世代1.3倍、第7世代以降1.2倍)特性フェアリースキン」「フリーズスキン」・「スカイスキンが登場した。

ニンフィアの はかいこうせん!

当然この「はかいこうせん」も適用対象なので、これらの特性を持つポケモンが放つ「はかいこうせん」はタイプ一致が加わり凄まじい威力になる。加えてタイプ変更によって弱点を突くことも可能となるので、抜群を取った時の威力は筆舌に尽くしがたい。

タフさで有名なバンギラスも、砂嵐込でニンフィアのスキン「はかいこうせん」を受けて一撃で沈むことがあるといえばその凄まじさが分かるだろう。

ちなみに第6世代の特殊技弱体化措置からは免れ、威力150を保っている。


デメリット打消しの方は、第7世代にてZワザが登場。1ターンだけ反動を踏み倒すことができ、かつ威力200という凄まじい火力を叩き出すことができる。

第8世代の「ダイマックス」は威力こそ150と変わらないが、3ターンの間必中攻撃を繰り出せ、さらに反動その他も全て消滅することから、実質的に必中「はかいこうせん」を3ターン連続で繰り出すことができるようになった。おまけに相手の「すばやさ」を下げることができる

このため、例えばポリゴン2やニンフィアがこれを使えば耐性がない相手に文字通り破壊の限りを尽くすことができる他、サブウェポンに乏しい特殊主体ポケモンにもこの技を持たせることで威力150の特殊サブウェポンとして活用することができ、中速ポケモンなら追加効果も役に立つとあって、採用率がそれまでと比べ大きく上昇することになった。


第9世代においては、新たなシステムとしてテラスタルが登場。

エーフィポットデスの様な技範囲の狭いアタッカーがノーマルテラスタルを選ぶ際、テラスタイプ技として選ぶ場面が見られた。

勿論、ポリゴンZにノーマルテラスを使わせればゴーストタイプ以外を消し炭に出来る超兵器の完成である。

テラレイドバトルでは前作とは違い、攻撃すればバリアが剥がれる仕様ではなくなり、バリアに一定の火力を当てないと壊せないように仕様が変化した。


その代わりにHPが高い状態から大ダメージを与えて一撃で仕留めてしまえばバリアを張らせずに倒せるため、マルチプレイではバフデバフを重ねて大技をぶち当てて勝つ戦法が編み出された。

中でも最強のリザードンはドラゴンテラスタルのため、特性「フェアリースキン」を持ったニンフィアであれこれした後に「はかいこうせん」の一撃で倒す光景があちこちで見られた。

が、普通の★5★6レイドではそう簡単に一撃KOを狙えるはずがない上に1ターン動けないリスクはあまりにも大きく、おまけに厄介なバリアへの対処法が編み出され「バリアを張られても勝てる」トレーナーが増加したため、現在では使われていない。


時代は変わり、使用方法は何度も変わっていったが、その大火力という一番の魅力はいつまでも衰えることがない。正にロマン技の代表と言える。


アニメでのはかいこうせん

メガギャラドス!!はかいこうせん!!!


アニメでは怪獣系ポケモン、特にギャラドスバンギラスボーマンダなどがそのイメージからよく使用する。物理主体のポケモンの筈なのに高い威力を発揮している事が多い。

  • ただし、第三世代までは物理技だったため、AG編以前はゲームとの矛盾はない。

反動を無視して連射したり行動したり、レベルアップで習得できないのに野生個体が使う事も多い。


世代ごとや個体ごと、または媒体ごとにカラーリングなどの描写が大きく異なる(参照)。変容は、ゲーム版に準拠していると思われる節もある。『ポケットモンスター THE ORIGIN』では、カビゴン両目から発射していた


漫画でのはかいこうせん

漫画でも決め技や、反動お構いなしの普通のビーム技であることが多い。

ポケットモンスターSPECIAL』では、ワタルが手持ちのドラゴン型ポケモン達に「軌道が自在に折れ曲がるはかいこうせん」を習得させていた。


ポケダンのはかいこうせん

ポケモン不思議のダンジョン』では、『マグナゲートと∞迷宮』までは幅1マス分の光線が前のポケモンに当たるまで真っ直ぐ飛ぶだけの技で、攻撃・特攻が基で大体の威力が決まる仕様上弱めの技とそう変わらず、次ターンの反動がある程度だったが、『超ポケダン』では性能が変化して、射程は本作ではやや長めの4マス、更になんと着弾点を中心に範囲1マスにダメージを与える技となった。着弾範囲に入った壁も壁下のアイテムごと破壊される。

イワークレックウザなどの大型ポケモンが撃つと幅3マスで射程10マスの貫通技に変わる。大型ポケモンは伝説のポケモンや怪獣型がほとんどのため全員習得可能。

味方が撃ったらそこそこ心強いが、『超ポケダン』は適正レベルダンジョンの雑魚敵が一撃で主人公達を倒せるほどの高難易度ゲームなので、敵に撃たれたらかなりの脅威である……

勿論反動があるため次のターンは動けない(『風来のシレン』に出るオヤジ戦車を意識すると解りやすい)。

気を付けてほしいのは味方にまで命中することである、うっかり味方まで破壊しないように。

特に『超ポケダン』は、前作までと戦闘面仕様が大きく変わり「特殊スキル『すきまとおし』『すりぬけ』がなくても味方に直線遠距離技が命中せずすり抜けるようになった」ので、CPUの味方が敵を見ただけでタイミングも考えずに発射して、敵の前にいる味方がよく犠牲になる。


ポケモンGOでのはかいこうせん

威力だけならノーマルタイプのゲージ技としては破格の値を誇り、現在は本編と同じ150

ノーマルタイプを中心に覚えられ、この技のイメージが強いカイリューリングマの他、カビゴンハピナス、雑魚の代表格のラッタオオタチミミロップ等でも覚えていることがある。

技を選んでから放つまでに多少の溜めが必要なので小回りは利かないが、一度決まってしまえば威力は絶大。しかも反動がないため、すぐに次の行動に移ることができる。


登場当初はポケモンや技が少なかく、純粋な高威力技の方が需要が高かったため、覚えられるポケモンは重宝されていた。

だが現在ではポケモンの総数も増え、技も豊富になったことで威力よりも使い勝手・小回りの方が重視されるようになり、またノーマルタイプ自体の需要も大きく減退したことで、すっかり見向きもされなくなってしまった。

この辺りは本編の歴史を彷彿とさせる。今後独自の強化がなされればよいのだが。


スマブラでのはかいこうせん

大乱闘スマッシュブラザーズX』以降モンスターボールから登場するデオキシスアタックフォルムが使用。上空へ舞い上がった後、胸部コアから真下へ強力な光線を放って攻撃する。


実は同じ様なものを使う者としてミッドガルステージに出現するバハムート零式が使う「テラフレア」がある。こちらもまさにはかいこうせん(こちらは衛星軌道上から放つ)


LEGENDSアルセウスでのはかいこうせん

人にも容赦ないの好き

ある意味本作を象徴するラベン博士の台詞「ポケモンは 怖い 生き物です!」を最も印象付けている技。

未開の地であるヒスイ地方にはオヤブンという他の個体に比べて強力かつ狂暴なポケモンが徘徊しており、はかいこうせんを覚えているオヤブンも頻繁に見かける。元々高個体値・高レベルのオヤブンが力業で威力を底上げしてぶっ放してくるため、レベルが釣り合っていない序盤だけでなく、育成がある程度進んだ後でも食らえばひとたまりもない。


また、ゲームシステム変更につき1ターン動けないという制約が無くなっており、それに気付いたプレイヤーたちを恐怖させた。

(ただ、有志による分析によると説明文に明記されていないだけで行動順が遅くなる効果が付いているとのこと)


そして更に今回は野生ポケモンが容赦なくプレイヤー(人間)に向けて撃ち込んでくる

極太のビームが進路を塞ぐように発射されるため回避が難しく、不意を突こうとして背後に回ろうとしたプレイヤーが返り討ちにされてしまう事もよくある。プレイヤーに当たると、一撃で瀕死寸前まで追い込まれる。更に、近距離だと薙ぎ払ってくる。非常におっかない。

状況によっては、水場で溺れダメージを受けてから上がってきたところに、すかさず回避しようの無いはかいこうせんが撃ち込まれて目の前が真っ暗になる、なんて事も…。

やっぱりこんな攻撃を人間に向けて撃つように指示したワタルはどうかしてる


余談

当pixivでは、ポケモンに限らず他のジャンルのキャラクターが何らかの光線を撃つ描写があるイラストにもこのタグが付く。

主にポケモン関連でイラストの描き手があとで消します等と宣言したら消したらはかいこうせんとタグ付けされることもある。


イラストを消した者の末路(通常壁紙用)

消した場合の描き手の命が危ぶまれる


また、歴代の全技系統でも、もっともゲームハード毎にエフェクトが変化し続けてきた技の一つであり、GB世代の正統派な光線(但しソーラービームオーロラビームなどと同じ形)からGBA世代の螺旋上にエネルギー弾を撃ち出すようなもの、DS世代の謎の生物かダークマターか何かを吐き出しているかのようなもの、そして3DS作品で再び正統派な光線に戻るのに至るまで、かなり異なっている。また、SEも各世代で結構異なり、『ポケモンXY』以降は光線のSEが初代の音に戻っていたりする。詳しくはこちら↓


アニメでも、これらの変化に伴っている。今後は、スキン系統でタイプが変化するので、さらにレパートリーが増えるかもしれない。


第1世代当時のカードダスではカイリューの触角から放つ技となっていた。


元ネタ

ストーンゴーレム

ゲームボーイ初のRPGとしてポケットモンスター誕生の一因となった魔界塔士Sa・Gaで大魔神などが放つ「はかいこうせん」が元ネタだと思われる。

ラスボスであるかみが炎だろうと氷だろうと属性があるものはすべて無効化してしまうチートであるため、モンスターでも攻撃できる貴重な技の一つ。


類似技


関連イラスト

ビームなため、またロマンとネタ性にもあふれるため、イラストの数と多様性に恵まれている。

ネイティオの本気†遍く全てを焼き尽くす瞋恚の光†目からビームっ!!!!!PRINCE OMELETTE used HYPERBEAM

ハクリューオーキド「焼き払えぃ!」ブルーアイズホワイトドラゴンフライのはかいこうせん!燃え燃えバキューン!


関連タグ

ポケモン わざ ポケモン技一覧 ポケモン技絵 わざマシン一覧 ノーマルタイプ

ワタル(トレーナー) カイリュー

ヘルゴンザ(※エアームドは本来はどの世代でも覚えることができない)

消したらはかいこうせん しねしねこうせん カイリュー_はかいこうせん

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