基礎データ
全国図鑑 | No.0227 |
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ジョウト図鑑(GSC) | No.198 |
ホウエン図鑑(RSE) | No.115 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.203 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.203 |
マウンテンカロス図鑑 | No.112 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.120 |
アローラ図鑑(SM) | No.208 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.080 |
ポニ図鑑(SM) | No.072 |
アローラ図鑑(USUM) | No.270 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.091 |
ポニ図鑑(USUM) | No.085 |
ヨロイ島図鑑 | No.153 |
ローマ字表記 | Airmd |
ぶんるい | よろいどりポケモン |
タイプ | はがね / ひこう |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 50.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | するどいめ:所有者に対する命中率ダウンの効果を無効化する。及び相手の回避率の上昇を無視する(第6世代以降)/所有するポケモンを手持ちの一番上に入れるとレベルの低い野生ポケモンが出にくくなる。HGSSのみ所有するポケモンを手持ちの一番上に入れると「いわくだき」でアイテムが出やすくなる |
特性2 | がんじょう:一撃必殺技が効かない。第5世代以降からHPが満タンの場合、一撃で倒される技を受けても必ずHPが1残る |
隠れ特性 | くだけるよろい:相手の物理技を受けると、防御が1段階下がる代わりに素早さが1(第6世代まで)➡️2段階(第7世代から)上がる。 |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称
英語 | Skarmory |
---|---|
スペイン語 | 〃 |
イタリア語 | 〃 |
ドイツ語 | Panzaeron |
フランス語 | Airmure |
韓国語 | 무장조 |
中国語(簡体字) | 盔甲鸟 |
中国語(繁体字) | 盔甲鳥 |
概要
第2世代『金・銀』に初登場した全身が固い鎧で覆われた鳥ポケモン。
見た目は重そうだが、骨の中は空洞になっており、飛行速度は驚異の時速300キロ。左右の翼は刀並みの切れ味を持ち、スピードを生かして切り裂く戦法をとる。昔の人は抜け落ちた羽を刀や包丁等に加工していた。
茨の中に巣を作り、ヒナは茨のトゲで傷つきながら鋼の身体を得る。鋼の身体は頑丈だが錆びやすい為、雨が降る日は巣穴でじっとしている。
後に登場した同タイプのアーマーガアとは激しい縄張り争いを繰り広げているらしい。
名前の由来は「air(英:空気)」+「armed(英:武装した様)」と思われる。開発時は「ヨロイドリ」という安直な名前だったが、その後分類として採用された。
英名はSkarmoryで「Sky(空)+Armory(武装)」、ドイツ語名はPanzaeron(Panzer(戦車)+aero(英語:航空)から?)。ドイツ語のPanzerは装甲を意味する為、両言語とも「空飛ぶ装甲」、つまり戦闘機を意識したネーミングになっている。
モチーフはギリシャ神話に登場する体の一部が青銅の怪鳥・スチュパリデスなど様々な説があるが、確証には至っていない。また、仏教の経典「正法念処経」の地獄には鋼鉄の嘴を持つカラスや猛禽(金剛嘴鳥)が生息している。
ゲームでの特徴
金銀クリスタル・HGSS
- 『銀』『クリスタル』『ソウルシルバー』で45ばんどうろに出現。金・銀のドット絵は公式絵と比較すると色使いが違う、尻尾が2本ある等、差異が多い。クリスタル版では公式絵に準拠したデザインに修正された。マンタインとは対の関係にあった。
ファイアレッド・リーフグリーン
- 『ファイアレッド』限定で、ナナシマの7のしま・しっぽうけいこくに出現する。
RSE・ORAS
DPt・BDSP
BW・BW2
XY
- チャンピオンロード外部の影を踏むと襲ってくる事がある。
SM・USUM
ソード・シールド
LEGENDSアルセウス
- 未登場。
スカーレット・バイオレット
- DLC『藍の円盤』に内定。
ヘビーボールエアームド
- そんな過去作限定のボールの中でもガンテツボールの一種ヘビーボール(体重が300kg以上のポケモンが捕獲しやすくなる)は他のボールとは一線を画したその無骨で重々しいデザインからバンギラスやドサイドンなどの鎧を身に纏った岩やはがねタイプとの相性がよくプレイヤーからの人気が高い。もちろんそれはエアームドも例外ではなく、ヘビーボールで厳選しようと試みる廃人も多いのだが…
- 実は過去作にて指定ボールでポケモンを捕獲するうえで、非常に難易度の高い組み合わせがこのエアームド+ヘビーボールだったりする。
- このボール、ただでさえ癖が強いといわれるガンテツボールの中でも特に捻くれた仕様を持っており、体重が100kg以下のポケモンに使うと被捕獲率が-20されてしまう。一定条件下で被捕獲率を上げるボールはたくさんあるが、一定条件下で被捕獲率が下がるという例はきわめて稀である。
- エアームドは図鑑説明でも言われているように、鎧の中身が空洞という設定から見た目の割に体重は50kg程度しかなく、しかも素の被捕獲率も25と非常に捕まり辛い部類に入る。つまりこのボールで捕獲を狙うと被捕獲率をたったの5(HGSSならグラードンやカイオーガをモンスターボールで捕まるのと同等の数字)まで下げるというマゾい行為を強いられる事になり、相当の根気が必要となる。
- 第7世代の環境では、体重が2倍になる特性「ヘヴィメタル」を持つドータクンにスキルスワップを覚えさせて使用すれば、エアームドの体重が100kgを越える。これによりヘビーボールのマイナス補正がかからなくなり捕獲が幾分か楽になる……のだが、肝心のヘビーボールが1個(グローバルアトラクションに参加していればもう1個)しか手に入らない。
- そもそも被捕獲上昇補正がないボールで被捕獲率25のポケモンを捕まえるのも一苦労であり、さらに言えばヘヴィメタルスキルスワップドータクンを手に入れるのにも手間がかかってしまう。結局のところ捕獲が楽になったとは言い難いのが現状である。
- 身も蓋もないことを言うが、特にこだわりが無ければ、やはりGTSで持っている人から交換してもらうのがベストだろう。
- 第8世代では野生は勿論、マックスレイドバトルでも捕獲可能。そして後者はソロプレイもしくはホスト側なら、どんなボールを使っても100%捕獲可能。この仕様でエアームド+ヘビーボールでの入手はかなり楽になった。これは後に登場したダイマックスアドベンチャーでも同様。最もランダム故狙うのは難しい。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
65 | 80 | 140 | 40 | 70 | 70 | 465 |
- 珍しい「はがね / ひこう」タイプの持ち主で、「ぼうぎょ」が高い反面「とくぼう」は低い。ドラゴン半減+じめん無効でガブリアスのメインウェポンを捌き切れる数少ないポケモン。
- また、多くのひでん技を覚え、第6世代までは秘伝要員として重宝されていた。
- 「はがねのつばさ」は自力で習得可能。物理攻撃力も中々高い上、タマゴ技も「ドリルくちばし」「ゴッドバード」「ブレイブバード」と良いのが揃っている。(ドリルくちばし及びブレイブバードは、『ソード・シールド』ではレベルアップで覚える。)他にも「スピードスター」「こうそくいどう」「エアスラッシュ」など見た目重視のわざを覚える。
- エアームドを使った対人戦法は結構メジャーで、一匹のエアームドへの対策を怠ったが為にパーティ複数体に損害を被る事もある。難攻不落ではなくとも、かなり硬い上にきっちり反撃するポケモンである事は念頭に置いた上で戦術を練った方がいい。
第3世代まで
- 前述の防御の高さに加え物理の弱点がなかった為、物理主体のポケモンにとっては驚異だが、逆にエアームドほど物理に対し圧倒できるポケモンが存在せずエアームドが使われすぎたので、物理アタッカーにエアームド対策に「だいもんじ」(「かみなり」の場合も有り)を覚えさせるトレーナーが急増。
第4世代
- 前述のドータクンに加え、より格闘タイプを受けるのに向いたグライオンなどのライバルが登場したが、この時から強力になったドラゴンタイプを半減できるはがねタイプであり、加えて回復技「はねやすめ」を覚えるので耐久型タイプはまだまだ現役。
- ちなみに、「はねやすめ」を使うと弱点が増えるという意味では珍しいかもしれない。とはいえ肝心なでんきがばつぐんでなくなるという意味で厄介なことに変わりないのだが。
第5世代
- 接触技を使用してきた相手にダメージを与えるゴツゴツメットの登場により、相手を受けつつ倒す速度を早められるようになった。
第7世代
- テッカグヤの登場により、ついに「はがね / ひこう」がエアームドの固有タイプではなくなることに。そのテッカグヤが高種族値かつ技も豊富ということで、肩身はやや…というよりかなり狭くなったと言える。あちらは突出した能力のないバランスタイプなので、物理耐久という点では圧倒的にこちらに分があるように思えるが、実際にはHPの関係上大差ないのも辛いところである。
- といってもはねやすめなどをはじめエアームドにしか使えない有用な技も多く、単純な上位下位の関係にはなっていない。しかし、強力なライバルの出現の代償…というわけではないが、隠れ特性のくだけるよろいが素早さ1段階up→2段階upに上方修正という嬉しい強化が入った。
第8世代
- …ここまで種族値のインフレ、固有タイプによるアイデンティティの没収などの波に飲まれながらも登場以降全世代、何だかんだ対戦で活躍できているあたり、「はがね / ひこう」というタイプの優秀さと、465という低種族値ながらも無駄のない洗練された配分が窺える。
第9世代
- DLC『藍の円盤]]』で内定。
- 新要素のテラスタルとの相性も良く、かくとうテラスタルてっぺきボディプレスも可能。もしかしたら新マップにテラスタルポケモンとして出現するかもしれない。テラレイドバトルでの活躍にも期待できる。
使用トレーナー
ゲーム版
- ハヤト:ジムリーダー(ジョウト)
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)
- ダイゴ:ポケモンリーグチャンピオン
- ナギ:ジムリーダー(ホウエン)
- トウガン:ジムリーダー(シンオウ)
- バク:ポケモントレーナー
- フウロ:ジムリーダー(イッシュ)
- マーレイン:ポケモントレーナー / 四天王(アローラ)
- カヒリ:四天王(アローラ)
- ケイト:ステージマドンナ
- ヘルゴンザ:スナッチ団ボス
- エリダ:ポケモンレンジャー(フィオレ)※1
アニメ版
- ミキ(無印152話)
- シゲル(無印156話)
- ナギ(AG)
- ヤンキーコーディネーター(AG160・162話)
- ジュン
- テツオ(DP118話)
- ムサシ(新無印20話のロケット・ガチャット)
- ブソン(ライコウ雷の伝説)
- ジル
- コニア
漫画版
- ハヤト(ポケスペ)
- ハヤテ(ポケスペ)
- ナギ(ポケスペ)
- カヒリ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- 第2世代のポケモンとして、2017年2月に実装。扱いとしてはかなりレアな部類に入り、街中を探してみてもなかなか出会えない。ただ、リサーチの報酬になっていたり、特定のイベントの際に出現率がアップしたりといった措置が取られているので、その時に狙ってみるのがいいだろう。
- 性能はというと、原作同様、防御は固いがそれ以外は並といったところで、最大CPもそれほど高くないことから、当初はコレクション用としてしか見られていなかった。
- しかし、2018年にトレーナーバトルが解禁されると、防御の高さ故に非常にタフであることをはじめ、弱点がほのおとでんきの2つのみしかないという耐性の豊富さや、比較的扱いやすいひこう・はがね技を取りそろえていることから評価が一変、CP1500以下のポケモンのみが出場可能な「スーパーリーグ」において優れた活躍を見せるようになった。
- 同ランクで猛威を振るっているマリルリへの対策に使えるという点でも評価が高い。反面、自身と同じはがねタイプが来ると弱い。特にひこう技を半分にする上防御が異常なまでに高いトリデプスや一方的に等倍で与えてくるガラルマッギョにはほぼ何もできなくなる。有利不利が極端なため、控えにみず、くさ、かくとう、じめん等がいれば無難。
- GOロケット団のしたっぱもたまにシャドウエアームドをドロップすることがある。
『ポケモンマスターズ』
- ケイト&エアームド
- 2023年9月18日に実装。パッシブスキルにより、ポケモンが変化技を使った時に味方全員の次回物理技威力ブーストを1段階あげるサポート。
- ポケモン技は「メタルクロー」と「つるぎのまい」。味方全員の急所率を2段階上げる「クリティカットG」持ち。
- トレーナー技「さりげなく貫いて」を使うと、味方全員の防御と素早さを4段階上げ、さらに味方全員をこらえる状態にする。
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 『赤・青の救助隊』で、ストーリーのボスポケモンとして登場している。自然災害で地震が頻発しているのをディグダの仕業と思い込み、「ハガネ山」にディグダを1匹攫って崖に囲まれた高所に閉じ込めた。ストーリー初のボスである上に「~ザマス」口調で喋るため印象に残りやすい。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ミキのエアームド
- ナギのエアームド
- AG第84話のヒワマキシティのフェザーカーニバルで登場。子供たちを乗せて空を飛んだりしていた。カーニバルの会場で飛行タイプのポケモンを奪っていたロケット団のメカを「ドリルくちばし」で貫いて破壊した。
- AG第162話
- ヤンキー風のコーディネーターのポケモンで登場。
- DP110・111話
- 鋼鉄島に棲む野生のポケモン。ギンガ団の仕業で発生した特殊な低周波により暴れ出し、見境無く相手を攻撃し、ちょうどコイルから逃げ回っていたジュンを攻撃する。
- DP118話
- 空を飛ぶポケモン達がリングを奪い合う競技・ポケリンガに参加しているテツオの手持ちで登場。サトシのムクバードと激しいバトルとなるが、敗北する。
- DP129話
- ポケモンハンターJの部下達が出した複数のエアームド。バトルピラミッドでキッサキ神殿にやってきたジンダイ達を神殿に近づけまいと一斉に攻撃を仕掛けピラミッドに損傷を負わせるが、ジンダイ達の侵入は許してしまう。
- ジュンのエアームド
- DP第184話から登場。シンジのブーバーンの「かえんほうしゃ」に敗れるが、ポケモンを交代する度にダメージを与える「まきびし」を事前に繰り出しており、シンジのポケモンに後にダメージを食らわすことには成功した。
- 新無印20話
- ロケット・ガチャットから排出されたポケモンでムサシが使用している。
- 新無印133話
- 短編「ピカピカ星空キャンプ」
- 線路の近くにいるポケモンで、ピチュー兄弟がおつかいの帰りに乗っていた汽車から吹っ飛ばされて森に落ちるきっかけを作った張本人。
- その後ロケット団のニャースとソーナンスの食べ物を取った為、ニャース達に足を掴まれて一緒に飛んで行ったが、途中でニャース達が落ちてしまった。
その他
AG | 58話・71話・73話 |
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DP | 10話 |
BW | 144話 |
XY | 35話・77話・99・100話 |
SM | 129話 |
新無印 | 136話 |
劇場版 | 波導の勇者 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 第1話:冒頭で登場。
- ジルのエアームド
- コニアのエアームド
特別アニメ『出動!ポケモン救助隊ガンバルズ!』
- CV:ならはしみき
- 作品のボスポケモンとしてザマス口調そのままに登場。災害の影響なのか目が赤く好戦的になっており、ピカチュウとピチューの兄弟を攫って「怪しい洞窟」の上の岩山に拘束した。
- 彼らを救助に来た主人公達を空中戦で苦しめる。倒された後はおとなしそうな性格に戻り、戦っていた時の記憶を覚えていなかった。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章ではハヤトとその父のポケモンで登場し、どちらも空中戦を得意としている。
- 4章ではナギの手持ちが登場。
- 14章ではカヒリの手持ちが登場する。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS
ポケモン一覧 はがねタイプ ひこうタイプ
鳥ポケモン はがねのつばさ
0226.マンタイン→0227.エアームド→0228.デルビル
同複合タイプ
- テッカグヤ
- アーマーガア※ / キョダイマックスアーマーガア
- ※激しく縄張り争いする。なおアニポケではジルとコニアがエアームドを飛行要員にしてるが、アメジオのみアーマーガアを飛行要員にしている。
関連ポケモン等
その他
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