※ ウーラオスも参照
「べあくあ!」
基礎データ
各言語版での名称
英語 | Rapid Strike Style |
---|---|
スペイン語 | Estilo Fluido |
イタリア語 | Stile Pluricolpo |
ドイツ語 | Fließenden Stil |
フランス語 | Style Mille Poings |
韓国語 | 연격의 태세 |
中国語(簡体字) | 连击流 |
中国語(繁体字) | 連擊流 |
ロシア語 | Стиль серийного удара Stil' seriynogo udara / Молниеносные удары Molniyenosnyye udary |
進化
「あくのかけじく」でいちげきのかた
「みずのかけじく」でれんげきのかたに進化する。
キョダイマックス
概要
第8世代『ポケットモンスター ソード・シールド』・DLC『鎧の孤島』から登場した、みずタイプの技を極め、連続攻撃を得意とするスタイルなウーラオスの姿。蟷螂拳を思わせる構えをとり、所々の毛は流れている。
「水の塔」を踏破したダクマはこの姿へと進化し、タイプはニョロボンやケルディオと同じ、みず・かくとう複合へと変化。
冷静沈着で相手の敵意や攻撃をかわしながら様子を探り、実力を測って戦う。戦闘中は水のように緩やかな動きで相手の動きを受け流しつつ、怒涛の連続技で相手を圧倒する。
ゲームでの特徴
ソード・シールド
- DLC『鎧の孤島』ストーリー中でダクマを『双拳の塔』のどちらかを踏破するかの選択によって決める事となるが、「みずのとう」を踏破して掛け軸を見せるとこの「れんげきのかた」に進化する。
- また、主人公が「あくのとう」を踏破するとマスタードの切り札となるウーラオスがこの姿となり、3戦目以降から立ち塞がる事となる。
BDSP / LEGENDSアルセウス
- 未登場。
スカーレット・バイオレット
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 130 | 100 | 63 | 60 | 97 | 550 |
※いちげきのかたと同じ
冗談でも誇張でもなく対戦レートのトップを独走し続ける最強クラスのポケモンである。
その強さたるやかつて霊獣ランドロスでネタにされていた
『パーティを決めるなら5匹で十分(6匹の内の1匹はれんげきウーラオスで確定の為)』が再びこのポケモンで言われる程である。
専用技は「すいりゅうれんだ」。
みずの技を極めたウーラオスのみが使えるわざで、必ず相手の急所に当たる。相手の能力変化などの影響を受けずに攻撃をすることができ、同じ効果の中で初の連続技となる。
「れんげきのかた」は環境に蔓延るフェアリータイプは「いちげきのかた」ほど驚異にはならず4倍弱点が無く半減できるタイプも多い。「すいりゅうれんだ」でばけのかわやタスキ等の小細工を許す事なく屠ってゆける強みを持ち、リベロ持ちエースバーンに対しても、スカーフで上を取れれば有利となる。
こちらの専用技はみずタイプなのでちょすいやタイプ相性で受けられやすいが、やはり確定急所なので「いちげきのかた」同様にいかく等では誤魔化しが利かない。
威力自体は「あんこくきょうだ」に劣ってしまう(実質威力168)が、連続攻撃という点がそれを補って余りある。
先制技は「アクアジェット」を覚える。「ふいうち」と違って威力は低いが、癖がなく安定している。
一方であくタイプの技を一切覚えることが出来ない為、ゴーストやエスパーへの対策が厳しい。
一致技を両方半減するドラパルトや、連続技が仇となってしまうナットレイ・ゴツメ持ち等の受け出しが鬼門で、ちょすいブルンゲルに至っては一致技両方無効で為す術がない天敵。
「グラススライダー」持ちのゴリランダーも苦手としているが、ゴリランダーに対しては現状物理型しかいないことを逆手に取り、きあいのタスキで耐えてカウンターで強引に落とすという戦法も散見されるようになってきている。
4倍弱点がなく耐性も「いちげき」より多い。何より高威力の連続技を持つのが長所。雨パと組ませることもできる。どちらかと言えばシングルで採用されやすい。ちなみに「いちげきのかた」と「れんげきのかた」の対決になった場合、タイプ相性の関係で「れんげきのかた」が優位になる。
ただ、耐性が多い分2倍弱点も多い為、思わぬ所からのサブウエポンで痛手を食らう事もあるので注意。
ちなみに歴代ポケモンで唯一種族値が特攻<攻撃で物理炎技を覚える水タイプである。
第8世代
シーズン13では環境上位で原種サンダーとウオノラゴンの組み合わせが流行し、ウオノラゴンのエラがみ対策も当然増えていき、それがそのまますいりゅうれんだの対策にもなってしまっている事、サンダーのせいでんき、ナットレイのてつのトゲ、ガブリアスのさめはだ等、すいりゅうれんだの連続攻撃が仇になる特性も増えてしまい、シングルバトルの使用率で「いちげき」より下回ってしまった。
更に、ダブルバトルにおいては「いちげき」がポケモンHOMEのランキングトップに位置している。
第9世代
新たに『つるぎのまい』を習得。
テラスタルとも相性は良く、弱点の多さをカバー+専用技のタイプ一致の強化もはかれる。
連続攻撃が出来る「すいりゅうれんだ」と択に左右されない「アクアジェット」も扱いやすく、環境上位にいるパオジアンやハバタクカミに等倍打点を持ちながら襷潰しが出来るのが優秀。さらには天敵だったゴリランダーの弱体化による減少も追い風となっている。
また初期のテラスタイプは基本的に水一致テラスが多かったが、シーズンを経るごとに、フェアリー耐性を持つ毒タイプや鋼タイプなどが増えることに。
レギュレーションDが始まると、大方の予想通り「れんげき」は初日で使用率1位で始まり(その後は2位をキープ)、「れんげき」の持ち物はゴツメ等の対策のパンチグローブや先制するためのスカーフがほとんどを占めている。
その為、「れんげき」に対抗するための電気テラスや水テラス、両方の型に満遍なく受けられるフェアリーテラスでのタイプ受けが対策として使われている。
しかし、対策が進んで物理受けのハバタクカミやカイリューに苦労することや剣盾以上に素早さの高い環境が災いしてシーズン中盤から4位まで低下、最終結果も4位で終わることとなった。レギュレーションDルール初のシーズン8においては、ほとんどの上位構築は「れんげき」が多かったが、1位は一撃の型を採用していた。(https://ka-cr.hatenablog.com/entry/2023/08/02/131337)
シーズン11終盤では「きあいのタスキ」を持った「れんげき」が「ジャポのみ」や「ゴツゴツメット」で露骨に対策されるほどとなった。しかもその辺の鈍足高耐久だけでなく、ハバタクカミまでもがそれらを持つほどだからその影響力が窺い知れよう。
シーズン12では一周回ってみずテラスタルA特化鉢巻型れんげきウーラオスが上位帯でよく使われるように。
藍の円盤でステラテラスタイプが追加。「インファイト」+「アクアジェット」の確殺射程距離が伸び、れいとうパンチやかみなりパンチといったサブウェポンを軒並み強化できるのは、それまでのテラスタルにはない利点。技面では共通ですてみタックルを新規習得し、うずしおを再習得している。
シーズン14最終1位構築には、れんげきウーラオス対面での撃ち合いに使える「かみなりパンチ」を採用した型がエントリーされていた。この事例を始めとして、このシーズン頃になると露骨にでんきウエポンで包囲されるようになった。
恐ろしい事にここまでしてもその強さは未だに止まる事を知らない…。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:「水の塔」踏破
※2:『ポケモンマスターズ』でのバディー
※3:主人公のウーラオスがいちげきのかたの場合
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンカードゲーム
こちらでは「れんげきウーラオス」と表記されている。
ポケモンマスターズ
ユウリ(アナザー)&ウーラオス
2022年7月14日に実装された、バディーズダイマックスわざを持つテクニカルロールで、キョダイマックス可能なバディーズ。
攻撃力が非常に高く、みずタイプのパートナー技・バディーズ技・Bダイマックス技が、いずれも急所に当たることが確定しているのが特徴。
このユウリは主人公軸である事と彼女の台詞から、このウーラオスはDLC『鎧の孤島』のあの個体で間違いないだろう。
技
すいりゅうれんだ | 3回連続で攻撃する。特定の場合を除き攻撃が命中したときに急所に当たる |
---|---|
アイアンヘッド | 30%の確率で相手をひるみ状態にする |
インファイト | 自分の防御と特防を1段階さげる |
みずの極意! | 自分のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす。自分の攻撃を3段階あげる |
バディーズ技
戦いの中で成長するウォーターインパクト |
---|
相手の防御がさがっているほど威力があがる |
★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
Bダイマックス技
キョダイレンゲキ |
---|
特定の場合を除き攻撃が命中したときに急所に当たる。ダメージを軽減する相手のパッシブスキルを無視して攻撃する。攻撃が急所に当たらない相手のパッシブスキルを無視して攻撃する。相手の次回ダメージ防御状態を無視して攻撃する |
ダイスチル |
味方全員の防御を2段階あげる |
ダイナックル |
味方全員の攻撃を2段階あげる |
パッシブスキル
命中時防御ダウン9 |
---|
技での攻撃が命中したときに相手の防御を1段階さげる。効果タグに連続を持つ技のときは攻撃が命中するたびに相手の防御を1段階さげる |
命中時技ゲージ増加4 |
技での攻撃が命中したときに50%の確率で自分のわざゲージを1増やす。効果タグに連続を持つ技のときは攻撃が命中するたびに50%の確率で自分のわざゲージを1増やす |
B技急所化 |
特定の場合を除きバディーズわざが急所に当たる |
ポケモンユナイト
2022年12月1日にプレイアブル実装。初期はダクマで、レベル5で専用技の「すいりゅうれんだ」を選択するとこの型に進化する。
特性「ふかしのこぶし」 | シールド効果を得ている相手のポケモンにダメージを与えた場合、相手のポケモンのシールドを一部(30%)貫通してダメージを与える。 |
---|---|
通常攻撃 | 3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、与えるダメージが増加し、自分はシールド効果を得る。 |
わざ1 | すいりゅうれんだ |
わざ2 | ずつき(初期)・アクアブレイク(Lv.7) |
ユナイトわざ「蒼流の舞踏」 |
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アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- アサヒのウーラオス
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 剣創人のアーマン
- 特性:ふかしのこぶし
- ヨロイ島でマスタードから託されたポケモン。みずの塔を攻略した事で「れんげきのかた」に進化した。
- 名前の由来は「鎧」。マスタードから「秘伝のヨロイ」と言われていた事・ヨロイみたいに創人を守った事からである。唯一「身具」を持っていない手持ちだが、創人いわく「気持ちと力が身具そのもの」との事。
- 元々終盤の舞台であるヨロイ島からの付き合いがあるものの、正式に手持ちになったのは「ガラルを救うための最終決戦」時という物語の最終盤である。
〈創人の手持ち〉 |
---|
ランスン (ガラルカモネギ→ネギガナイト♂️) |
スティックン (サルノリ→バチンキー→ゴリランダー♂️) |
テッコツン (ドテッコツ♂️) |
グンバイン (ヤレユータン♂️) |
ステッキン (バリコオル♂️) |
アーマン (ダクマ→ウーラオス(れんげき)♂️) |
余談
何故みずタイプが複合タイプとして採用されたかは定かではない。
『鎧の孤島』に香港の要素がある事から察するに格闘家にして映画スターであったブルース・リーの格言「水になれ(英: Be water)」が元ネタだろうか?
容器によって様々に形を変え、時に岩をも砕く水のように臨機応変かつ自由である事の肝要さを溶いた明言であり、『カウボーイビバップ』などのアニメ作品でも紹介された。
関連イラスト
関連タグ
0891.ダクマ→0892.ウーラオス(いちげきのかた/れんげきのかた)・キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)(れんげきのかた)→0893.ザルード
同複合タイプ
準伝説
世代 | グループ | ポケモン |
---|---|---|
第1世代 | 三鳥 | フリーザー/サンダー/ファイヤー |
第2世代 | 三犬 | ライコウ/エンテイ/スイクン |
第3世代 | レジ系 | レジロック/レジアイス/レジスチル |
ラティ兄妹 | ラティアス(メガラティアス)/ラティオス(メガラティオス) | |
第4世代 | UMAトリオ | ユクシー/エムリット/アグノム |
ヒードラン、レジギガス、クレセリア | ||
第5世代 | 聖剣士 | コバルオン/テラキオン/ビリジオン |
四神/コピペロス | トルネロス(けしん/れいじゅう)/ボルトロス(けしん/れいじゅう)/ランドロス(けしん/れいじゅう) | |
第6世代 | - | - |
第7世代 | タイプ:ヌル→シルヴァディ | |
カプ神 | カプ・コケコ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/カプ・レヒレ | |
ウルトラビースト | ウツロイド/マッシブーン/フェローチェ/デンジュモク/テッカグヤ/カミツルギ/アクジキング/ベベノム→アーゴヨン/ツンデツンデ/ズガドーン | |
第8世代 | ダクマ→ウーラオス(いちげきのかた/れんげきのかた)→キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)/れんげきのかた | |
レジ系 | レジエレキ/レジドラゴ | |
ポス馬 | ブリザポス/レイスポス | |
ガラル三鳥 | ガラルフリーザー/ガラルサンダー/ガラルファイヤー | |
四神 | ラブトロス(けしん/れいじゅう) | |
第9世代 | 四災/災厄ポケモン | チオンジェン/パオジアン/ディンルー/イーユイ |
ともっこさま | イイネイヌ/マシマシラ/キチキギス | |
オーガポン(みどりのめん/かまどのめん/いどのめん/いしずえのめん) |