基礎データ
ずかん | No.760 |
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アローラずかん | No.170 |
ぶんるい | ごうわんポケモン |
タイプ | ノーマル/かくとう |
たかさ | 2.1m |
おもさ | 135.0kg |
とくせい | もふもふ/ぶきよう/きんちょうかん(夢特性) |
他言語版の名称
英語 | Bewear |
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イタリア語 | Bewear |
スペイン語 | Bewear |
フランス語 | Chelours |
ドイツ語 | Kosturso |
韓国語 | 이븐곰 |
中国語 | 穿著熊(繁体字)/穿着熊(簡体字) |
進化
ヌイコグマ(Lv.27) → キテルグマ
概要
初登場は『ポケモンSM』。
着ぐるみの熊のような見た目のポケモンで、頭から背中や尻尾はピンクで、腹部や手足は黒で占められている。
どことなく黒い着ぐるみのアイツかピンクのおとなぐまに見えるが、おそらくモチーフはレッサーパンダだと思われる。(アライグマ説もある。後述。)
耳部分はカチューシャの様な形状をしている。
大柄な熊だが長い牙も鋭い爪もない。そのため、獣型のポケモンなのに噛み付く系の技やひっかく系の技を殆ど覚えない(全くではない)。
やや独特な口の形状をしており、鼻(マズル)部分には口はなく、鼻のように見える部分の真下が開くような形で口がある。その開き方や口を開けた姿はクマ等の動物として見るとかなり異質。
まるで遊園地にでもいそうな可愛らしい姿だが、実は見た目とは裏腹にとてつもなく恐ろしいポケモンなのである。
なんと、こんな見た目からは想像もつかない馬鹿力を誇り、背筋力は1トンにまで上るという全身筋肉のマッシブポケモンである。両腕で組み付いた相手をその超怪力で押しつぶす攻撃が得意で、丸太も簡単に真っ二つにへし折ってしまう。
発表当初のイラストでも無表情でへし折っていてさらに怖い。
その凶暴さと、人間の格闘技を習得する程の器用さから「森の格闘王」という別名を与えられ、アローラ地方では、最も危険なポケモンとして出現注意の看板が立つほど。
相手に向かって大きく手を振る、一見フレンドリーな仕草をしてくる事もあるが、これは威嚇と警戒のサインであり、一刻も早く逃げないと命はない。
なお、ポケモン剣盾でも登場するが、ワイルドエリアでは普通に進めているトレーナーよりも遥かにレベルの高い個体が群れで登場し、なおかつ威嚇無しでいきなり迫ってくる。ピッピ人形がないと全滅しかねない相手であり、迂闊に近寄ると設定通りに殺されてもおかしくない。威嚇の設定はどこへ行ったんだ……。
(なお、全てのポケモンに威嚇がないわけではなく、ジャラランガなどはきちんと図鑑通りに威嚇をしてくるため、逃げるだけの時間は十分にある)
逆に信頼したトレーナーには友情の印として抱擁を行うが、力加減がわからないのかトレーナーの体を馬鹿力で締め上げ、正真正銘の「ベアハッグ」(プロレス)技を受けてしまう事になる為、トレーナーはキテルグマに抱きつきの力加減を教える必要がある。
キテルグマの育成には命がけになるほど危険で大変らしく、キテルグマの抱擁で背骨を折られ、死亡してしまったトレーナーも多いらしい。
また、あのムサシにもベアハッグの被害にあっている。
…ポケモンの育成ってこんな大変だったっけ?
高さも2.1mと結構大きく、同じノーマルタイプのカビゴンと同じ高さである。
同じ熊モチーフと比べるとリングマ(1.8m)よりもデカく、ゴロンダ(2.1m)と同じ高さ。
元ネタのレッサーパンダはそんなに凶暴な動物では無いのだが、クマだけでなくレッサーパンダの近縁であるアライグマも名前の由来である可能性があり、恐らく凶暴性はそこから来ているのだろう。
ちなみにジャイアントパンダが見つかる前はレッサーパンダが我々の言う『パンダ』とされていたことからクマとレッサーパンダが融合したようなデザインになったのかもしれない。
進化前がなかなか人に懐かないという設定や、着ぐるみ→洗濯→アライグマの連想でアライグマ説を支持するファンもいる。
クマとレッサーパンダとぬいぐるみの個性を合わせた結果がコレだよ!
どうしてこうなった!
その凶悪さから、SCP財団を知るファンからはKeterグマ(ケテルグマ)とも呼ばれている。
名前の由来は「着てる」+「熊」と思われ、決してキメてる熊とかではない
なお、戦闘画面では常に無表情で目を閉じたりまばたきする以外の表情の変化がない。攻撃を受けるときも両腕で顔を隠すため表情がわからない。
野生で仲間を呼んできた時はその巨体が二匹並ぶためとてもシュールで威圧感がある。
USUMではトレーナーの師匠としてでなく、ショッピングモールで本物が現れたり、とイベントにしばしば主人公の前に出現する。
バトルツリーにも一匹おり、回ったり見つめたり構い続けると接近しただけで寄ってくる。イワンコやピカチュウならまだしも、最後の最後で登場する辺りインパクトが強過ぎである。
ゲーム内の性能
熊型ポケモンの中では最速のLv.27で進化する。
タイプはメロエッタ(ステップフォルム)やメガミミロップと同じノーマル・かくとうの複合で、通常のポケモンが持っているのはキテルグマが初。
珍しく自力でメガトンキックを覚えられる。
特性は「ぶきよう」と新しく追加された「もふもふ」。
「もふもふ」の効果は接触攻撃によるダメージを半減する代わりに、ほのおタイプの攻撃によるダメージは2倍になってしまう、というもの。
類似特性の「ファーコート」とは異なり接触攻撃が対象のため、非接触であれば物理技でも半減できず、特殊技でも接触攻撃であれば半減されることに注意。
特に採用率の高い「じしん」に対して発動しないことはしっかり覚えておきたいところ。
特殊技の接触攻撃は数えるほどしかなく、単純な性能だけ見ると「ファーコート」の下位互換といった感じ。
もっともトリミアン・アローラペルシアンと比べるとこちらは素の耐久値で大きく勝っているので、バランス上仕方がないとも言える。
ちなみに「かえんぐるま」や「フレアドライブ」を受けた場合は、打ち消しあって等倍となる。
また、複合タイプの関係上フライングプレスは4倍ダメージになるが、接触技のためうまいこと打ち消し合い2倍ダメージで計算される。ただしこの技のを使うルチャブルは特性かたやぶり持ちもいるため注意。
あの脳筋ウサギたちの様に「ちからもち」を持っていたら、さらに恐ろしい事になっていたかもしれないと思われていたが、夢特性は「きんちょうかん」であった。
種族値はイメージ通りの物理アタッカー配分。
攻撃は125とリングマには及ばないが非常に高く、図鑑説明も納得の高フィジカルである。
HPが何気に120とクレセリア並に豊富なのも目を引く。
また見た目からすると鈍足のイメージがあるが、素早さも60とそこまで低くもなく、特防が低い以外は目だった欠点のないステータス配分。
「もふもふ」を活かして物理に繰り出すアタッカー型が基本になるだろう。能力が下がるクセもなく、回復効果の付いたドレインパンチを主軸として戦おう。
こだわりスカーフを持たせてアニメのような速攻も面白い。
二足のかくとうタイプらしく「かみなりパンチ」・「れいとうパンチ」を覚えるが、ほのお技に弱くなる「もふもふ」を持っているせいか「ほのおのパンチ」は使えない。
アニメ
CV:かないみか
「くーっ」
主にロケット団を回収するキャラクターが定着している。
詳しくはしまっちゃうキテルグマの記事を参照。
主な使用トレーナー(※ゲーム版)
ルザミーネが使う手持ちは強力なオーラを放つ関係で通常個体より目つきが悪くなっているが、唯一キテルグマだけは通常個体と同じく無表情である。ある意味平常運転であるが、かえってそれが怖いというプレイヤーも少なくない。
スマブラSPにおけるキテルグマ
モンスターボールから登場するポケモンの1匹でCVはアニメと同じかないみか。普段はステージを闊歩しているだけだがファイターが近づくと昇龍拳…もといぶんまわすで強烈にぶっ飛ばす。
0%からでもたった2発で場外にするその凶悪なパンチ力は、やはりあの個体なのだろうか…
スピリットとしても登場しているが、こちらはHOPE(☆☆)の攻撃属性のアタッカースピリットであり、特筆すべき点もない。
関連イラスト
関連タグ
ポケモンSM ノーマルタイプ かくとうタイプ
公式が病気 黒いゲーフリ サン&ムーン ムコニャ
歴代クマモチーフ
- ツキノワグマ・・・リングマ ヒメグマ
- アナグマ・・・ジグザグマ マッスグマ タチフサグマ
- メガネグマ・・・パッチール
- ホッキョクグマ・・・クマシュン ツンベアー
- ジャイアントパンダ・・・ヤンチャム ゴロンダ
他作品の共通点が多いキャラ
- グルーミー…クマがモチーフのキャラクター、無表情で凶暴性を持つ、身長が同等など共通点が多い。
- もんざえモン…クマのきぐるみ型の初代デジモン。目付きが悪く不気味な見た目と裏腹に、溢れる愛のパワーで相手を幸せな気持ちにさせる能力を持つ。
- ベアッガイⅢ…クマのぬいぐるみがモチーフになっているガンプラ。元はアッガイ。
- フィニック…逆ギャップ萌えつながり。
- しまっちゃうおじさん…存在そのものがシュール。回収班担当。
- 百合城銀子…イメージカラーがピンクと黒、見た目はかわいいが恐ろしい生態を持つクマつながり
- SCP-1048…こちらも見た目はかわいいが恐ろしい生態を持つクマ(テディベア)
- かいりきベア…MOTHERに出てくる敵キャラクター。こちらも肉弾戦が得意。