データ
初出 | 第6世代 |
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タイプ | かくとう |
分類 | 物理 |
威力 | 80(第6世代)→100(第7世代) |
命中 | 95 |
PP | 10 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | ダメージはかくとうタイプとひこうタイプの2つの相性で計算される。 |
ちいさくなる状態の相手には必ず命中し、2倍のダメージ。 |
概要
ダメージ判定の際、かくとう・ひこうの両方のタイプでダメージ計算をすると言う、ポケモンの技の中でも非常に珍しい技。
但し技タイプはあくまでもかくとうなのでタイプ一致判定はかくとうタイプに対して行われる。
まあ、ルチャブル自体かくとうタイプなのでZクリスタルを扱わなければさほど気にしなくてもいいが、ペラップ等がものまねで習得しても一致補正は得られない。
元ネタは勿論ボディプレス。(なお、その元ネタも後に本当に登場した。)
その衣装の一つであるマスクド・ピカチュウに着替えることで彼女もフライングプレスを習得可能になった。
これにより、この技はルチャブル専用ではなくなった。だが…(後述)
技の性能としては、上記の通り2タイプで判断するので、タイプ判定もかなり特殊なものになる。
その実態は…。
- 2倍:ノーマル・あく・こおり・くさ・かくとう
- 半減:どく・ひこう・エスパー・フェアリー・でんき
- 無効:ゴースト
- 等倍:いわ・はがね・ほのお・みず・じめん・むし・ドラゴン
…あれ?何か攻撃範囲狭くなってね?
そう。「かくとう」+「ひこう」という二つのタイプとして扱ったがために皮肉にも攻撃範囲が狭くなってしまっているのだ。
※参考までに、かくとうタイプの相性
- 2倍:ノーマル・あく・こおり・いわ・はがね
- 半減:どく・ひこう・エスパー・フェアリー・むし
- 無効:ゴースト
- 等倍:くさ・かくとう・でんき・ほのお・みず・じめん・ドラゴン
かくとうタイプでありながらいわ・はがねに抜群が取れず、でんきに半減されるというのがこの技の弱みである。
「等倍範囲や2倍弱点がとれるタイプの数は減ってないからいいだろ」と思っているあなたは甘い。
最大の問題は(素では)元々ひこうタイプを有しているルチャブルしか覚えない事なのである。
ルチャブルはつばめがえし・ゴッドバード・アクロバット等々、ひこう技には困らない。その為わざわざこの技でひこうの弱点(くさ・かくとう)を取る必要がないのである。相性がややこしくなるだけである。
もしイダイナキバのようなじめんタイプがこの技を覚えられれば、上記の半減問題はすべて解消されるのだが…。
強いて採用するのであればちいさくなる対策程度か。一応4倍弱点を突けるポケモンの数自体はかくとう・ひこうそれぞれの単タイプ技より多いので、それらのポケモンを意識する場合も採用候補に挙がる。
4倍弱点として受けるポケモンは、メブキジカ、キテルグマ、アローララッタ、ユキノオー、キノガッサ、ダーテング、ケケンカニ、マニューラ、ズルズキンなどがいる。
さすがに使いづらいと判断されたか、第7世代からは威力が100に上がった。
とびひざげりで良い…というのはシングルの話で、まもるが標準装備のダブルでは気軽にぶっぱなせる高威力格闘技として使える。けたぐりとどちらをとるかはお好みで。
基本はかくとうなのでZワザは勿論ぜんりょくむそうげきれつけんとなる。
また同時におきがえピカチュウが廃止されたため、一度配られた専用技が再度完全な専用技に返り咲くという今までにない事態が発生した。