基礎データ
全国図鑑 | No.0744 |
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アローラ図鑑 | No.126 |
ヨロイ島図鑑 | No.157 |
パルデア図鑑 | No.089 |
ローマ字表記 | Iwanko |
分類 | こいぬポケモン |
高さ | 0.5m |
重さ | 9.2kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
タイプ | いわ |
特性 | するどいめ / やるき / マイペース(特殊個体) / ふくつのこころ(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | イワンコ | 岩+わんこ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Rockruff | rock(岩)+ruff(ひだ襟) |
ドイツ語 | Wuffels | wuff(ワン、犬の鳴き声)+Fels(岩) |
フランス語 | Rocabot | roc(岩)+cabot(犬) |
韓国語 | 암멍이 | 암(am、岩)+멍멍이(meongmeongi、わんわん、わんこ) |
中国語 | 岩狗狗 | 岩(yán、岩)+狗狗(gǒugǒu、犬) |
ロシア語 | Рокрафф | 英語名の音写 |
タイ語 | อิวังโค | 日本語名の音写 |
進化
イワンコ → ルガルガン
サン/ウルトラサン/剣盾/SVで朝・昼・夕方にLv.25 → まひるのすがた
ムーン/ウルトラムーン/剣盾/SVで夜・深夜にLv.25 → まよなかのすがた
特性「マイペース」の個体が夕方にLv.25 → たそがれのすがた
概要
モフモフとした子犬の姿をしているが、「岩+わんこ」という名前の通りいわタイプであり、ゴツゴツとしたイメージの岩ポケモンとしては珍しい存在。
鳥の姿をしたアーケンやヒラヒラしたアマルスなど、いわタイプには見た目で判別しにくいポケモンもいるが、イワンコの場合は名前で気付きやすくなっている。少なくともウソッキーよりは騙されにくい。
人懐っこい性格で人間によく懐き、昔から人と暮らしてきた。トレーナーが悲しんでいるとそれを察して側を離れない。他のポケモンとも仲良くなるのが得意で、よく遊んでいる様子も見られる。
犬らしく嗅覚も鋭く、一度嗅いだ匂いは決して忘れず、わずかな匂いを頼りにはぐれたトレーナーと何日もかけて再会することができたという話もある。
首には首輪のように見える黒い岩石が付いており、これをすり合わせる事が、イワンコにとって挨拶などのコミュニケーション方法。だがけっこう鋭く硬い岩なので、人間などがやられると痛いらしい(一応愛情表現なのだが)。
このように友好的なポケモンだが、一方で強い闘争心も秘めており、いざという時は仲間や自分を守るために大きな敵とも戦う勇敢さを持っている。
激しく吠えたてたり、首の岩をガチンと地面に打ちつけることで相手を威嚇し、怯んだ瞬間に襲いかかって、どんなにダメージを受けても根性で立ち上がり相手を根負けさせるという。
これら要素から初心者にお勧めのポケモンと言われており、アローラ地方ではペットとしてポピュラーなようで、NPC扱いの非戦闘要員として各所で見かけられる。
一方で成長し進化が近づくと、次第に闘争本能が強まって気性が荒くなる性質がある。
この時の凶暴さは、仲の良いポケモンや信頼するトレーナーにも思わず襲い掛かる程で、豹変ぶりを許容しきれず見捨ててしまう者も少なくない様だ。
そして夕暮れ時に遠吠えを始めると進化が近いとされ、進化する際には一時的にトレーナーの元を完全に離れ、進化するとまたトレーナーの元に帰還する独自の習性を持っている。…という設定なのだが、ゲームでは規定Lv前後で一時的に手持ちから居なくなったりはしないのでご安心を。
色違い
色違いは茶色い全身がペールブルーに様変わりし、マズルはこげ茶、鼻は薄い桃色。
対戦
いわタイプにしては素早く、攻撃力もそれなりにある。ただし、防御力はかなり低いため装甲を目当てにした運用は禁物。
ひこうタイプに対しては強く出せるが、みずタイプやくさタイプは天敵となってしまう。いわ・あく・ノーマル以外の攻撃技を、レベルアップやわざマシンでは覚えない点も注意。
Lv.25と早い段階でルガルガンに進化するため、実践的な運用を考えるなら進化させてしまおう。
なお、卵の遺伝を使えばふいうち、かみなりのキバ、ほのおのキバを習得することができる。卵グループは遺伝が楽な『陸上』なので、できれば追加しておきたい。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ポケモンSMの冒頭から登場し、博士と共にチュートリアルでポケモンの捕獲を実践してみせる他、いろいろな場面で活躍している。博士は犬が好きなのか、研究所にはヨーテリーやブルーも住んでいる。
アニメ版
漫画版
- ククイ博士(ポケットモンスターSPECIAL)
- アキラ(ポケットモンスター ホライズン)
- たんぱんこぞう(だいすき! ポケモンバトル)
番外作品
ポケモンGO
2022年3月1日よりアローラ御三家や、序盤ポケモンと共に初実装。…されたのはいいのだが、イワンコは一部のイベントを除き野生では一切出現しない。
ではどうすれば入手できるのかというと、★1のレイドバトルで不定期にボスとして襲来してくる個体を倒してゲットするか、10kmタマゴを孵化させるかのどちらか。つまり、かつてのコリンクやギアルと同じポジションということになる。原作ではそこまでレアなポケモンではなかった筈なのだが、このゲームではよくあることである。
10kmタマゴは他にも孵化する候補が多いため、狙うのは現実的ではない。ここは素直に街中を歩きまわって★1レイドを熟していくのがよいだろう(ただ、★1レイドも他に多数の候補があるので必ずイワンコが登場するわけではないのがネックだが)。
だがシーズンやイベントによってはレイドボス、挙句には10kmタマゴから弾かれることがある。つまりは入手するための機会そのものが消失する可能性があるため、恒常的に入手する手段はほぼ無いといってもいいだろう。
Goフェスなどで入手する機会があれば、積極的にゲットするのが得策。
また、2024年にはたそがれのすがたも実装されたのだが、原作同様、通常のイワンコから進化させることはできず、★1レイドや10kmタマゴから低確率で孵化する特別な個体からしか進化ができないという鬼畜使用になっている。どのタマゴからも孵化する可能性はあるが、その確率が非常に低いメラルバとある意味では双璧をなす入手難易度の高さとなっており、プレイヤーからは何らかの救済措置を求める声も多い。
最終進化までに必要なアメの個数は50個と、コリンクやギアルと比べると少なくて済むが、こいつの場合進化先が3つもあるため、すべてそろえようとなるとそれ以上に大量の飴(150個)が必要となるので注意。
焦らず気長に集めるのが吉と言えるだろう。
アニメ版
アニポケシリーズ
- サトシのイワンコ
CV:林原めぐみ
『サン&ムーン』1話から登場。ゲーム版同様ククイ博士の研究所に住んでおり、サトシやピカチュウともすぐに打ち解けている。詳細はこちら
15話にて実はククイ博士の手持ちではなく居候的存在であることが判明、最終的に博士の提案でゲットされた。
その他
SM | 81話・86話・92話・100話(回想) |
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劇場版 | ココ |
第8シリーズ
cv.古都利咲希
第2話(1話ではスマホロトムの画面)で登場した、ライジングボルテッカーズのメンバー・マードックのパートナー。詳細は当記事にて。
- 77話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
14章でククイのポケモンで登場している。
ポケットモンスターホライズン
コロコロコミック2016年10月号から、やぶのてんや先生によるポケモンSMのコミカライズ漫画、『ポケットモンスター ホライズン』が連載中。本作ではイワンコが主役となっている。
主人公アキラは、ククイ博士の親戚なのに勉強と家事漬けのせいでポケモンと全く接点がなかった。その息抜きの夏季アローラ地方滞在旅行で、ヒロインのマナが面倒を見ていた1匹のイワンコと出会う。
このイワンコは、いくら強力な攻撃が直撃してフラフラになっても闘志を滾らせて立ち上がり相手に向かい続ける(ポケモン図鑑通りの)性格。加えて、一匹で勝手にバトルしに行ってはボロボロで戻ってくるほど戦いが好きなのだが、攻撃に転じるよりまずかなり耐えて待つ戦法を取るせいで、バトルの指示を担当していたマナはいつもある程度傷ついた所でバトルをやめさせており、そのため誰からも「弱いイワンコ」だと勘違いされていた。
野生のジジーロンが暴走した時にアキラの手によって現場へ出動、攻撃を受けながらアキラの指示に従いZワザに似た突進攻撃を出してジジーロンに勝ったことからアキラのパートナーポケモンとなる。博士に勧められてアキラ&マナと島めぐりを開始。
首の岩には小さな赤色の石があり、この石が光る時、強力な技や不思議な現象が起こる。
これは世界征服への鍵にもなるため悪の組織「キングス団」に狙われている。
何らかの役割を持たされており、イワンコもその為に強くなろうとして今まで戦いを望んできた。
一時的にルガルガン(まよなかのすがた)へと進化するも、バトルを終えると退化すると言うどこぞのモンスター的な活躍をする(ちなみに上記のポケスペでも1、2章で自由に進化・退化するイーブイがいたりする)。
最終決戦ではまひるのすがたに身を変えている。
ポケモンローカルActs
岩手県軽米町に地域応援ポケモンであるイシツブテとナゲツケサルと共にデザインされたポケモンマンホールが設置。陸前高田市にも設置された。
また、秋田県秋田市にもバウッツェルとガーディと共にデザインされたポケモンマンホールが設置。こちらは秋田犬からだろう。
余談
元ネタ
茶色い体色に巻いた尻尾、忠実で愛情深い反面勇猛で噛み癖があるという図鑑の説明文から察するに、恐らく柴犬がモデルだと思われる。なお進化してオオカミポケモンになるイワンコであるが、柴犬は最もオオカミに近い犬種であり、理にかなった進化である。
関連イラスト
関連項目
図鑑番号順
0743.アブリボン→0744.イワンコ→0745.ルガルガン(まひるのすがた/まよなかのすがた/たそがれのすがた)
関連ポケモン・グループタグ等