基礎データ
| 全国図鑑 | No.0927 |
|---|---|
| パルデア図鑑 | No.077 |
| ローマ字表記 | Bowtzel |
| ぶんるい | いぬポケモン |
| タイプ | フェアリー |
| たかさ | 0.5m |
| おもさ | 14.9kg |
| せいべつ | 50%♂・50%♀ |
| 特性 | こんがりボディ/アロマベール(隠れ特性) |
| タマゴグループ | りくじょう/こうぶつ |
各言語版での名称と由来
| 言語 | 名称 | 由来 |
|---|---|---|
| 日本語 | バウッツェル | bowwow(英語で犬の鳴き声を指すオノマトペ/ワンワン)+プレッツェル |
| 英語・スペイン語・イタリア語 | Dachsbun | dachshund(ダックスフント)+bun(パン) |
| ドイツ語 | Backel | backen((小麦粉を)焼く)+Dackel(ダックスフント) |
| フランス語 | Briochien | brioche(ブリオッシュ)+chien(犬) |
| 韓国語 | 바우첼 | 日本語名の音写 |
| 中国語 | 麻花犬 | 麻花(máhuā、中国の揚げ菓子)+犬(quǎn) |
進化
パピモッチ→バウッツェル(Lv26)
概要
第9世代『スカーレット・バイオレット』から初登場したパピモッチの進化系
生地を思わせる姿をしていた進化前から、こんがりと焼き上がったパンや焼き菓子でできたダックスフンドのような姿になった。
体から放つ香ばしく良い香りは、小麦の育成を促進する性質があるため、農村では大事にされてきたという歴史を持つ。
加えて皮膚は強い熱を受けると硬くなる性質もあり、下記の特性もその生態に由来したもの。
食材モチーフゆえか、実はタマゴグループが陸上に加えて鉱物を含んでいたりする。
名前の由来は、犬の鳴き声である「バウ」と、プレッツェルであると考えられる。「どうながのプレッツェル」という、プレッツェルという名のダックスフンドが主人公の絵本があるが関係は不明。
パン菓子がモチーフのためバウムクーヘンともかけていると考えているプレイヤーも見られる。
なお、各国によって名前の由来になったパンが違う。
英語表記は「Dachsbun」でダックスフンドとバンズが、フランス語では「Briochien」でブリオッシュとchien(フランス語で犬)が由来である。
一方でドイツ語表記は、ドイツ語で(パンを)焼くことを意味するbackenとDackel(ダックスフンド)を合わせた「Backel」で、パンではなく行為が由来になっている。
何はともあれ、多くの国ではモチーフはダックスフンドと見なされているらしい。
色違い
色違いはチョコレートカラーな感じになる。
ゲームでの特徴
野生では東3番エリア・西3番エリア・南6番エリアに生息。パピモッチの群れを率いてる事があり、かわいい。
ストーリーにおいては、オルティガの手持ちで登場する。スターモービル（ブロロローム）を除けば、実質的に彼のエースポケモンである。
性能
種族値
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 57 | 80 | 115 | 50 | 80 | 95 | 477 |
素早さは95とそこそこ、攻撃もそれなりにある数値。防御が115もあるのは魅力的。
なお、バウッツェルを倒して手に入る努力値は防御ではなく素早さ+2である。
最大の強みは新特性の「こんがりボディ」。ほのおタイプの技を受けると、それを無効化しつつ防御ランクを二段階上昇させるという効果を持つ。
隠れ特性はグルトン系の持つ「アロマベール」だが、ほのお無効のこんがりボディが優秀過ぎるので勧められない。
ドラゴンタイプを透かせる上、上手くいけば特性でガンガン防御を挙げられるので、耐性はなかなか優秀。
おまけに上げた防御はバトンタッチで引き継ぎできてしまうし、タマゴわざのあくびやねがいごとで粘ろうと思えば粘れるし、あまえるで敵の攻撃を下げて物理を無力化するという芸当も。
反面、バランス調整のためかHPは57しかなく、特防も80あるとは言え、防御と比べれば雲泥の差なので特殊技で攻められるのはキツい。同期のポケモンではキラフロルあたりが脅威か。
メインウェポンはじゃれつく一択。
サブウェポン候補では、防御力がそのまま攻撃力となるボディプレスが最有力。次点で苦手などくタイプの弱点をつけるサイコファングや、ボディプレス無効のゴーストタイプに対して打点になり得るかみくだくが使いやすい。
三色キバも多タイプの弱点こそ付けるが、がんじょうあごではないのでダメージはそこまで期待できない。くさわけも同様に威力こそ低いが、攻撃しながら素早さを積む技と考えれば一考の余地あり。
とはいえ、自分から要塞化・全抜きを狙うようなポケモンではないので、パーティ全体と相談して技を決めよう。
テラスタイプは弱点を無効化・半減するはがねタイプが最有力。元々かくとうタイプの技を呼びにくいのに加え、こんがりボディではがねの弱点を1つ無効化できるので好相性。
ダブルバトルではランクバトル開始早々味方のふんえんでこんがりボディを能動的に発動するパーティが組まれている。
レギュレーションGにおいては、伝説ポケモンで使用率トップのコライドンへの対策として多少注目を浴びている。
コライドンの主力技である炎は特性で無効かつ防御アップ、竜技と格闘技はフェアリータイプで無効と半減出来る。
そして一度防御さえ上げてしまえば、あとはフェアリータイプの技で向かい合える。
とここまでは良いのだが……
コライドンは鋼技も覚えるため、それらで対策可能。
さらにはコライドンの持ち物はこだわりハチマキが大半である。その場合はバウッツェルが補正ありHB特化でも無補正a252振りのインファイトでほぼ4割強も削れてしまう。補正ありなら乱数で2発となってしまう。ここでステロやどくびしなどの定数ダメージが入っていると受け出しが出来ないのである。
ただもちろん相手がバウッツェルを知らなかったり、炎技を読んで着地出来ればコライドンを詰ませるポテンシャルは秘めてる。
イベントレイドでも有用。
「最強のマフォクシー」や「最強のヒスイバクフーン」のイベントレイドでは相手のメインウェポンであるほのお技を無効化しつつ戦えるため、運が良ければノーダメージで勝利する事もできる。
しかも後者はほのおテラスによってボディプレスが等倍で通るので、攻撃面でも優秀だったり。
使用トレーナー
ゲーム版
その他
- アンナ (web小説「きみと雨上がりを」)
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
- 46話：モブで初登場。
他作品
Biri-Biri
web小説「きみと雨上がりを」を原案としたYOASOBIによる楽曲のMVにアンナの手持ちのパピモッチが進化する形で登場。ラスサビにてドオーと対峙している。
ポケモンローカルActs
秋田県秋田市にガーディとイワンコと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。秋田犬から連想されたと思われる。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0926.パピモッチ→0927.バウッツェル→0928.ミニーブ
関連ポケモン・グループタグ等
