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基礎データ

全国図鑑No.0972
パルデア図鑑No.312
ローマ字表記Hakadog
分類おばけいぬポケモン
タイプゴースト
高さ2.0m
体重15.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性すなかき/もふもふ(隠れ特性)
タマゴグループりくじょう

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ハカドッグ墓+ドッグ
英語・スペイン語・イタリア語Houndstonehound(猟犬)+headstone(墓石)
ドイツ語FriedwuffFriedhof(共同墓地)+Wuff(犬の低い唸り声のオノマトペ、ウーッ)
フランス語Tomberrotombe(墓)+perro(スペイン語で犬)
韓国語묘두기묘(墓)+doggy(英語で犬の)+바둑이(斑模様の犬)
中国語(簡体字)墓扬犬墓+扬(揚げる)+牧羊犬(mùyángquǎn)
中国語(繁体字)墓揚犬墓+揚げる+牧羊犬(mùyángquǎn)

進化

ボチ→ハカドッグ(Lv30以上で夜にレベルアップ)

概要

ボチの進化形。身体がなんと骨だけになっており、見た目はボチの3倍以上にまで巨大化したが、体重は半分以下にまで軽量化されている。だがこの見た目でもしたでなめる」は覚えられる。どうやって舐めるというのか…。

ゲームや創作でもポピュラーなスケルトンタイプのポケモンだが、数あるゴーストタイプの中でも、彼らやラウドボーンのような骸骨の身体を持つポケモンは意外と珍しい。

頭の蝋燭も墓石に変わっており、進化前同様、普段は地面に埋まって眠っている。しかし頭の墓石を触られるのは嫌いらしく、ただの墓と思って不用意に触ると、地中から飛び出し吠えてくるという。

これはゲーム中での行動にも反映されており、野生の個体はボチを引き連れて地面に埋まり、ロウソクに囲まれた墓という不気味な姿でプレイヤーを待ち構えていることがある(犬種こそ違えどこれっぽい)。

そして近づくとボチ共々飛び出して驚かしてくるが、動きは素早くないので、操作ミスで突っ込みでもしない限り戦闘を回避するのは簡単。

一見恐ろしい見た目ではあるが、進化前同様人懐っこい性格で、数ある犬ポケモンの中で最も主人に忠実だと言われている。

一説では大切に弔われたポケモンが生まれ変わった姿とも云われ、その性質から代々パルデアの王族に仕えていた。ゴーストポケモンでは珍しく、何処までも人に寄り添って生きて(?)きた種族といえる。

ネーミング

読んで字の如く。英語表記も「Houndstone」(墓石猟犬)、フランス語名は「Tomberro」(tombe(墓穴)+perro(スペイン語で犬))と割と直球なネーミング。

一方、ドイツ語名も「Friedwuff」でFriedhof(ドイツ語でお墓)+Wuff(ドイツ語で「ワンワン!」)とボチ風の可愛げなネーミングは保持したままになっている。

流石にハカイヌとはならなかった(進化前も込みで「このハカイヌといわないで」という事だろうか)。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
72101100509768488

全身骨だらけになったおかげで硬くなったのか、それともアンデッド系故のしぶとさだろうか、攻撃と防御が大きく伸び、次いで特防が伸びる耐久型アタッカーに成長。

レベルアップでは「ほえる」や「かみつく」を筆頭に、「したでなめる」「あなをほる」「ねむる」「じゃれつく」「あまえる」など、良くも悪くも「ペットの犬」らしい技ばかり覚える。見た目こそまんま死霊だが、実際は人懐こさ全開のわんこである。

とはいえゴーストダイブすてみタックルなどの強力な技も習得するので、決して弱いことはない。それにポケモンバトルにおいて「じゃれつく」や「あまえる」などは使われる側からすればたまったもんじゃない。

その他に有用な技として「サイコファング」、「かみくだく」、「ボディプレス」を覚える。一方気軽に使える「シャドークロー」は覚えられない。

また大切に弔われたという設定を組んでか、ゴーストタイプながら「のろい」「うらみ」を覚えない。「みちづれ」もタマゴ技限定とどこまでも悪性とは程遠いゴーストポケモンである。

ハカドッグの特徴的な技である「おはかまいり」は、手持ちにひんし状態のポケモンが多いほど威力が上昇するという特殊な技で、バトルが後半になるほど強力になる。(専用技と思われがちだが実はタマゴ技として「しろすじのすがた」のバスラオイダイトウが習得可能だったりする上イダイトウ♂が使った方が威力が高かったりする…)

この威力幅が1体に付き+50と破格に高く、最後の1体となればシングル3vs3でも威力150、フルバトルに至っては威力300ととんでもないことになる(実際の処理上は「手持ちポケモンがひんしになった回数」をカウントしているので、「さいきのいのり」が絡むとさらに高威力となる)。

フルバトルのコミュニティでは使用制限が設けられる動きもあるほどだが、通常のランクバトルのルールではそこまで凶悪な技ではない。ゴースト技である以上、ノーマルや悪相手には決定打足り得ず、抜群を取れるエスパーやゴーストも後者は自身が苦手としている。特に環境を席巻しているミミッキュには、特性やスピードの関係上かなり不利なので対面はオススメできない。

「おはかまいり」の能力を最大限発揮するには最後に出す(=他のポケモンが倒れている)ことが必須なので、他のポケモンでのカバーも効かないなど、イッカネズミ同様柔軟性に乏しい強みの持ち主と言える。

通常特性はゴーストタイプには珍しい「すなかき」であり、素ではあまり高くないすばやさを補う事ができる。その点バンギラスは「すなおこし」を持っている上に相性補完も良いので、相方としてシナジー抜群である。素早さの遅さはタマゴわざで覚える「かげうち」でも補える。

隠れ特性は強力な防御特性として知られる「もふもふ」。全身体毛に覆われているが故にこの特性が選ばれたのだろう。特化時の物理耐久指数59786は、持ち物、特性、種族値を全て考慮して、尚且つ「マルチスケイル」などの一時的なものや「あついしぼう」などの局所的なものを除いた場合、SV初期に存在するすべてのポケモン中1位。

素の防御の高さも相俟って物理型には強く出られる。反面、特防がそれなりに高いと言えども、特殊型のほのおタイプには弱い…これが本当の火葬というやつであろうか。

ランクバトルでは同じ物理耐久のスペシャリストとしてより回復力と遂行力に優れるクレベースの方に分があるが、こちらには「もふもふ」込みで考えても耐性で勝る、物理耐久指数により優れる(共にHB特化ならクレベースが52318に対し、ハカドッグは59786)という利点が存在する。また、カバルドンと組めば「すなかき」型を意識させられるため、そういう意味でもクレベースでは真似できないだろう。

実際、ランクバトルシーズン1の真ん中あたりから上位陣の間で特性「もふもふ」の「たべのこし」耐久型がちらほら使われている。

テラスタイプの融通性は低い。防御の種族値自体はギリギリなので「ボディプレス」を採用するならかくとうテラスタルは必須に近く、「おはかまいり」以外に癖の無いゴーストメインウエポンが無いので「テラバースト」を採用するならゴーストタイプテラスタルとすることが強く推奨される。

番外作品

ポケモンGO

2023年9月のハロウィンイベントで初実装された(ボチ系統の実装が決定したことでハロウィンに似つかわしいミミッキュの実装がさらに遠のいてしまった。)。

全体的に平坦な種族値になっており、このうち防御がやや高い。後述の技構成から見てもジム防衛かトレーナーバトル向けだろう。

忠犬らしさを反映してか、技も「したでなめる」「かみつく」「サイコファング」「あなをほる」とペットの犬っぽさを感じさせるものが多い。硬直を除けば上位互換の「シャドークロー」は原作同様覚えてくれないが、常に俊敏に対応できるのは強み。

ジム防衛ではハピナスフェアリータイプの前後に配置するとゴーストタイプの耐性を最大限に活かせる。「したでなめる」と「シャドーボール」の組み合わせはゲンガーでもできるが、あっちはあっちでタイプが異なるので差別化は特に意識しなくてもいいだろう。サブウェポンとして「あなをほる」を技開放させておくと、ジム攻略で使われやすいルカリオバンギラスに対する有効打を得られるため十分あり。

「サイコファング」で防御を下げつつ「したでなめる」でじわじわ削っていくのがメインの戦法となる。エスパー技がいまひとつになるはがねタイプにも「あなをほる」で対応できる。

但し、あくタイプには引けを取ってしまう。特にひこうタイプも持つバルジーナは全て軽減されるので、控えに追える面子を入れておきたいところ。

因みに進化前のボチも、リトルカップで活躍する可能性が高い。

アニメ版

アニポケ第8シリーズ

第52話から登場。トレーナーであるライムのラップにはノリノリ。詳細は当記事にて

放課後のブレス

第4話『息をあわせてでライムのライブで登場。

関連タグ

0971.ボチ0972.ハカドッグ→0973.カラミンゴ

関連ポケモン等

他 関連ポケモン

その他

  • 骨犬マロン:骨の犬つながり。ある意味主人に忠実な点も共通。
  • 教区長エミーリア(Bloodborne):体色、獣系、目が隠れている等の共通点があり、非常に外見が似ている。
  • クソトカゲ:毛が生えてる、目が隠れている等の共通点があり、非常に外見が似ている、(ただしこちらは性格もかなり凶暴な上すでに死んでるハカドッグとは違い不死身の爬虫類である)。

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