基礎データ
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | パルスワン | 電磁パルス+ワンワン(イヌの鳴き声)+パルスマン(ゲームフリークが開発を手掛けた1994年発売のゲームソフト) |
英語・イタリア語・スペイン語 | Boltund | bolt(ボルト)+hound(猟犬) |
ドイツ語 | Bellektro | bellen(吠える)+elektro-(電気の) |
フランス語 | Fulgudog | fulgur(稲妻)+dog(英語で犬) |
韓国語 | 펄스멍 | pulse(英語でパルス)+멍멍(ワンワン) |
中国語(簡体字) | 逐電犬 | 逐电(敏速に行動すること)+犬 |
中国語(繁体字) | 逐电犬 | 逐電(敏速に行動すること)+犬 |
進化
ワンパチ→パルスワン(Lv25)
概要
ポケモン剣盾に登場するポケモンの一種。ワンパチの進化形。
犬系ポケモンの中では特に犬感のある見た目をしており、今作のポケモンの中では特に正統派の進化をした。電気で足を刺激することで遠くまで歩けるらしい。しかも三日三晩休まずに走れるスタミナもある。
上記のような勇ましさのみならず、ポケモンキャンプでボールを投げると満面の笑みで取って戻ってくるワンパチ時代の可愛らしさも残している。牧場のポケモンの餌や卵を掠め取るフォクスライとは敵対関係にあるが、パルスワンの方が様々な面で有利を取れてしまうので宿敵と呼べるのかすら怪しい所。(ただフォクスライは特性がにげあしとかるわざなので、こと逃げることに関しては一枚上手なのかもしれない)
特殊攻撃も得意な電気タイプだが、レベルアップで一切特殊技を覚えない珍しい存在。
『剣盾』のOPでバトルコートにもあるが、ガラルではスポーツ系ブランド「デンソク」のロゴモチーフにもなっている(また、ホップのシャツとズボンもデンソク製である)。
ゲームでの特徴
ソード・シールド
- 野生では雷時のワイルドエリア・「エンジンリバーサイド」「砂塵の窪地」「逆鱗の湖」に出現。ムゲンダイナ捕獲後は「ミロカロ湖・北」にシンボルエンカウントする。
- DLC『冠の雪原』では、カンムリ雪原のボールレイクの湖畔に出現する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
69 | 90 | 60 | 90 | 60 | 121 | 490 |
- でんきタイプらしく素早さが最も高く、攻撃・特攻が次いで高い。耐久面は紙も良い所なので、恐らく持ち物は「きあいのタスキ」が最も適しているだろう。
- 「ほっぺすりすり」を覚えるのだが、覚えるポケモンの中では最速。その為、上から麻痺+タスキ潰しが出来るという利点を持つ。また、その高い素早さから旅パでも優秀なまさに忠犬とも言うべきポケモンでもある。順当にレベル上げをしていけばルリナ戦の辺りで進化してくれるのも頼もしい。
- 攻撃と特攻は90と少し低めだが、特性でそれらを補う事が可能。物理型なら「がんじょうあご」で、「サイコファング」・「かみくだく」・「かみなりのキバ」・「ほのおのキバ」といった技を強化できるため火力の向上を図る事ができ、特殊型なら「かちき」で特攻ランクを上昇させられる。
- 但し、「かちき」は相手の行動に応じて発動する特性である以上どうしても受け身になりがちなので、積極的に攻める場合は「がんじょうあご」の物理型の方が良いだろう。
- ただ残念なことに、でんき技の通りが悪いじめん・くさ・ドラゴンの3タイプに有効で、でんきタイプにとって最もサブウェポンに適しているこおりタイプの技は何一つ覚えてくれない…。(レントラーはこおりのキバを覚えたのに…)しかし、対くさタイプでは先述の「ほのおのキバ」を、対ドラゴンタイプでは「じゃれつく」をそれぞれ覚えるため、何とかならない事も無い。但し、肝心の対じめんタイプの技は何1つ覚えず、不利なままなのが痛い所である。
- また、特殊型に至っては、でんきタイプの他にはノーマルタイプの技を幾つかとバークアウトしか覚える特殊技が無いため、技範囲が狭いどころの話ではない。物理型の中に役割破壊用として忍ばせておく位が丁度良いかもしれない。
使用トレーナー
アニメ版
アニポケ・第1~7シリーズ
アニポケ・第8シリーズ
- 27話
- ワイルドエリアに生息する2匹で初登場。
関連イラスト
余談
犬ポケモン
- 犬がモデルのポケモンはこれまでのシリーズにもそこそこ存在したが、意外にも分類が「いぬポケモン」なのはパルスワンが初である(「こいぬポケモン」や「ちゅうけんポケモン」などはいたが)。また、とある後輩ができるまで唯一の事例でもあった。
元ネタ
- 名前の元ネタはゲームフリークが過去にリリースしたアクションゲーム『パルスマン』と思われる。黒くなった四肢、胸部の黄色いV字型の模様など、デザインにもパルスマンを意識した意匠が見受けられる。なお、残念ながら「ボルテッカー」は覚えない。
- 元ネタはワンパチが牧羊犬として飼育されていた事からシェパードであると思われる。第8世代ポケモンにはイギリス由来のものがモチーフになっているものが多いことを鑑みると、ボーダー・コリーがベースになっているのかもしれない。また、ガラル地方のモデルであるイギリスでは狐狩りが盛んであり、それ専用に飼育された猟犬いわゆる『フォックスハウンド』が飼育された歴史があったりと狐と犬には密接な関わりがある為、フォクスライの天敵がパルスワンというのも納得のいく話である。
人気について
- 進化前のワンパチと比べると何故か非常に人気が低い。これはおそらくゲームでは目立った場面が少なかった事、デザインがワンパチと比べるとシンプル過ぎたが故にあまり人気を獲得できなかったのだと思われる。更に言うと上記のアニメ版だとサトシの旅シリーズでは何とココでモブとして登場した事以外1度も出演が出来ておらず、初登場出来たのがサトシ降板後の新シリーズからと遅れてしまっていた。
関連タグ
0835.ワンパチ→0836.パルスワン→0837.タンドン
関連ポケモン等
- その他
- フォクスライ:パルスワンが天敵