曖昧さ回避
- 『ポケットモンスター』シリーズのキャラクター。当記事にて解説。
- 『ファイナルファンタジー』の登場人物。詳しくはハーディを参照。
- もしかして:ガーディー→超古代狛犬怪獣ガーディー
基礎データ
全国図鑑 | No.0058 |
---|---|
カントー図鑑 | No.058 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.127 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.129 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.051 |
アローラ図鑑(SM) | No.052 |
メレメレ図鑑(SM) | No.052 |
アローラ図鑑(USUM) | No.064 |
メレメレ図鑑(USUM) | No.064 |
ガラル図鑑 | No.070 |
ヒスイ図鑑 | No.150 |
パルデア図鑑 | No.213 |
キタカミ図鑑 | No.078 |
ローマ字表記 | Gardie |
ぶんるい | こいぬポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 0.7m |
おもさ | 19.0kg |
せいべつ | 75%♂・25%♀ |
特性 | いかく / もらいび / せいぎのこころ(隠れ特性) |
おとしもの | ガーディのけ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版の名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ガーディ | guardian(英語で守護者)+guard dog(英語で番犬) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Growlithe | growl(唸る・唸り声)+lithe(しなやかな) |
ドイツ語 | Fukano | Funke(火花)+canis(ラテン語でイヌ) |
フランス語 | Caninos | canin(イヌ科) |
韓国語 | 가디 | 日本語名の音写 |
中国語 | 卡蒂狗 | 日本語名の音写+狗(gǒu、犬) |
ヒンズー語 | ग्रोवलिथ | 英語名の音写 |
リトアニア語 | Graulitas | 英語名に由来 |
ロシア語 | Гроулит | 英語名の音写 |
タイ語 | การ์ดี | 日本語名の音写 |
進化
鳴き声
「ボワオー!」 | エンジンシティの個体 |
「わんお!」 | シュートシティの個体 |
リージョンフォーム
『LEGENDSアルセウス』に登場する、ヒスイ地方と呼ばれしかつてのシンオウ地方に生息していたガーディのヒスイのすがた。
概要
第1世代『ポケットモンスター 赤・緑』から登場するオレンジの体色にトラ縞を持つ犬のような外見のポケモンで、その姿は可愛らしくもありながら勇ましい。
モチーフは恐らく唐獅子または狛犬で、名前の由来は「ガーディアン」から(守護者、魔除け、ガードマン、番犬などの意味)。
犬らしく嗅覚に優れ、一度嗅いだ匂いは何があっても絶対に忘れず、相手の気持ちを匂いで察知する事も可能なほど。
人に懐きやすい利口かつ忠実な性格で、トレーナーの指示によく従ってくれる。親であるトレーナーを守るためなら、自分より大きな相手にも果敢に立ち向かう勇敢さも持っている。
モンスターボールがなかった石器時代の頃から人間と共に暮らしていたようで、その時代の遺跡からは骨が出土している。それだけ永く人と助け合って生きてきたポケモンである事が窺える。
一方縄張り意識が非常に強く、縄張りに侵入した敵には激しく吠えて威嚇し、それでも引かなければ噛みついて追い払う。その習性はトレーナーのポケモンになっても変わらず、知らないトレーナーのガーディにうっかり近づくと、吠えられ噛みつかれる。
同じ犬モチーフであるイワンコとは縄張りを巡るライバル関係にあり、野生では両者が激しく争う姿も目撃されている。ただしアニポケではツツケラの群れに快く木の実を分け与える心優しい面もあるため、人間でもポケモンでも気を許した相手には多少軟化するのだろう。
タチワキコンビナート、おくりびやま(火山)、ポケモンやしき(廃屋)など、意外に適応力は高く、ガラル地方のワイルドエリアでは湖畔や林、砂地といった場所でも確認できる。
色違い
色違いは黄色になる。
ゲーム上の特徴
いわゆるバージョン限定ポケモンとして登場し、第1世代はもちろん、以後の世代でも片方のバージョンにだけ出ることが多め。しかし、両方のバージョンに出ることもあるし、バージョン限定かと思ったら実は極低確率でもう片方にも出る事もある。
たくましい見た目のガーディとかわいらしい見た目のロコンは実際対照的に見え、性別比もガーディが♂:♀=3:1に対してロコンは♂:♀=1:3となっている。
草むらシンボルのロコンはこちらに気づいても近寄ってこないかむしろ逃げていくのに対し、ガーディは全力でこちらに突っ込んでくる。しかもその認識範囲が広く、視界を広くとれるワイルドエリアならまだしも、一般の道路の草むらなどでは画面外からこちらに気づいて走ってくる事もある。足もかなり速く、自転車に乗らない限りガーディを引き離す事ができない。野生ポケは元いた草むらから一定以上離れると追うのを諦めて引き返すため、逃げるならそこまで逃げるしかない。
ただし、ロコンはアローラにおいてサンドとの対関係になっただけでなくリージョンフォームも獲得したのに対し、ガーディは両バージョンに普通に出現しているなど、近年の作品ではやや崩れてきている。
初代・FRLG・ピカブイ
『赤』『青』『ファイアレッド』では7ばんどうろ・8ばんどうろ・ポケモン屋敷に生息。『Let's Go!ピカチュウ』では5ばんどうろ・6ばんどうろ・7ばんどうろ・8ばんどうろに生息する。
ストーリーにおいては『ピカチュウ版』を除いて、主人公がヒトカゲかゼニガメを選んだ場合のみ、ポケモンタワーからライバル・グリーンの手持ちに加わる。また、『赤緑青』『FRLG』ではグレンタウンのジムリーダー・カツラの手持ちでも登場する。
『Let's Go!ピカチュウ』ではガーディを5匹捕まえるとクチバシティでペルシアンが貰える。本作においてはじてんしゃ代わりに手持ちポケモンに乗って速く移動できる事もある為、確実に捕獲しておこう(イーブイ版ではニャース5匹捕獲する事でウインディが貰える)。
金銀クリスタル・HGSS
『金』で36ばんどうろ・37ばんどうろ・7ばんどうろ・8ばんどうろ、『ハートゴールド』では48ばんどうろにも出現する様になった。
RSE・ORAS
『RSE』ではロコンと異なり出現しない。しかし、『ORAS』でグラードン/カイオーガ戦後にロコンと同じおくりびやまに出現する。ただし、忍び足で近づく必要がある。
DPt・BDSP
『DPt』では『ファイアレッド』とダブルスロットする事で201ばんどうろと202ばんどうろに出現。『BDSP』では『ブリリアントダイヤモンド』限定で全国図鑑入手後の地下大洞窟に出現する。
BW・BW2
『BW2』でタチワキコンビナートに出現する。
XY
フレンドサファリ(ほのお)で出現する。ちなみに本作で同じフレンドサファリ(ほのお)にはロコンではなくキュウコンが出現する。
SM・USUM
ソード・シールド
ワイルドエリアに生息するが、シールド版では目立つところに多数出現するのに対し、ソード版ではそうでないために片バージョン限定と誤解する者が多いが、ワイルドエリアの天候が「にほんばれ」の時限定でソード版でも遭遇可能。嘘だと思ったら図鑑の分布説明の箇所を見直してみると良い)。
また、シールド限定で9ばんどうろ東側にも出現する。
LEGENDSアルセウス
スカーレット・バイオレット
内定。南3番エリア・東3番エリア・北2番エリアに出現し、東2番エリアには「じめんテラスタル」個体が出現する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 55 | 70 | 45 | ※ | 50 | 60 | 280 |
第2世代から | 55 | 70 | 45 | 70 | 50 | 60 | 350 |
リージョンフォーム | 60 | 75 | 45 | 65 | 50 | 55 | 350 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
第7世代までは石進化ポケモンの常としてウインディに進化するとレベル技を殆ど覚えなくなってしまうので、ガーディのまま高レベルまで育てて、技を覚えさせてから進化させる必要があったが、剣盾ではガーディのレベル技が全てウインディの基本技に追加されたため後で思い出せば良く、注意が全く必要なくなった。
強いて気を付ける事があるとすれば、インファイトがタマゴ技で無くなったため、わざレコードが無いと覚えさせられなくなった事くらいか。
使用トレーナー
ゲーム版
- グリーン:初代ライバル※1
- カツラ:ジムリーダー(カントー)
- アスナ:ジムリーダー(ホウエン)※2
- カキ:キャプテン(アローラ)※3
- マキオ:ガーディマスター
- トモヒデ:テラレイドバトルサポートトレーナー
※2:『エメラルド』再戦2・3回目
※3:『サン』限定
アニメ版
漫画版
- カツラ(ポケスペ)
- コウヤ(DP物語)
番外作品
ポケモンマスターズ
- 主人公&ガーディ
報酬で貰えるタマゴから孵化するガーディを主人公のバディにする事が可能。ウインディに進化させる事も可。
ポケモン不思議のダンジョン
『すすめ!炎の冒険団』では主人公・パートナー候補に抜擢されている。
帰ってきた名探偵ピカチュウ
名探偵ピカチュウの捜査を協力してくれるポケモンの一匹。背中にピカチュウを乗せながら、自慢の鼻で犯人の痕跡を追う。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
レギュラーの手持ち
- コジロウのガーちゃん
ロケット団のコジロウが幼い頃から仲良しのポケモン。詳しくは→ガーちゃん
- ジュンサーのガーディ
一部地域を除き、ジュンサーさんが連れているポケモンとして定番になっている。無印54話『けいさつけんガーディ』ではメイン回となっており、多くのガーディが警察犬として訓練を受けている。
無印
【カントー編】
【オレンジ諸島編】
- 89話:調査団に同行。
- その他:86話
【ジョウト編】
- 169話
アドバンスジェネレーション
【ホウエン編】
- マサムネのガーディ
サイユウリーグにおけるサトシのライバル・マサムネのポケモンとしても登場。予選のタッグバトルでは善戦するが、ガラガラのホネこんぼうで敗北している。
サトシ戦では二番手だがサトシと戦いたくないマサムネが逃げ回る以外指示を出さなかったため、ヘイガニに倒された。
- 劇場版:裂空の訪問者デオキシス
【バトルフロンティア編】
- 第139話
ハルカとシュウがゲットしようとしたウインディの3匹の子供達。山奥でしか見かけない野生のウインディが山から下りてきたのは子供達の食べ物を集めるためであった。
ロケット団に親子共々捕まってしまうが、サトシ達のおかげでロケット団から逃れることができた。
ハルカもシュウもウインディが子供を持ってると知り、ゲットを諦めた。
- その他:191話
DP~新無印
- ダイヤモンド&パール:10話・72話
- サン&ムーン
- 本編1話・6話・7話・9話・13話・16話・17話・21話・23話・27話・34話・40話・42話・64話・67話・72話・82話・83話・84話・86話・90話・99話・112話・128話・129話・146話
- 劇場版:みんなの物語
アニポケ・第8シリーズ
- ダイアナのガーディ
主人公・リコの祖母・ダイアナのパートナーであるウインディの昔の姿で、回想で登場。この時のダイアナは現在のリコと同じくらいであるため、何十年もの付き合いである事がわかる。
- 58話:モブで登場
- 第72話『追跡! バサギリを探せ!!』
『フリード博士のポケモンゼミ』で登場。ヒスイガーディと戯れていた。かわいい(参照)。
ポケモンたちと秋の月
複数匹が登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
第2章でカツラの頼れるポケモンとして登場。理科系の男の臭いを嗅いで行方不明であったレッドの居場所を探り当てた事もある。
DP物語
- コウヤのガーディ
国際警察のコウヤがトレーナーになりたての頃に所持していたポケモンだが、ある時ギャラドスを持つトレーナーに無茶なバトルをしたせいで敗北し、周りの人やポケモンに対して恐怖心を抱き触れようとしたコウヤにも拒否反応を見せる程になってしまった。これがきっかけでコウヤは冷徹で無表情な性格になり、素肌でポケモンを触る事が出来なくなってしまう。
その後はポケモンセンターかどこかへ預けていた様だが、詳細は不明ながらギンガ団に拐われ、プルートにチップをつけられて洗脳されてコウヤ達の前に現れる。
しかもコウヤが攻撃できない事をいいことにチップは「攻撃しないと外れない」という卑劣なものであったが、僅かながらも意思は残っていた様で、それを読み取ったハレタがエンペルトに攻撃を指示した事でチップが外れて洗脳が解ける。その際、コウヤが手袋を外して抱き合った事からトラウマは克服できた模様。
ポケモンローカルActs
2024年8月1日、沖縄県の「おきなわ応援ポケモン」任命された。(参考)
沖縄に代々伝わる守り神、シーサーに似てることが任命理由として挙げられている。
また、シーサーの門や入口を守る姿をなぞってかガーディも二匹セットで描かれ(気ぐるみも二匹)、それぞれ口の形が阿・吽となっている(何故かヒスイガーディはいない)。
秋田県秋田市にイワンコとバウッツェルと、奈良県斑鳩町にマダツボミと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。秋田市は秋田犬から連想されたと思われる。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0057.オコリザル→0058.ガーディ(ヒスイガーディ)→0059.ウインディ(ヒスイウインディ)
関連ポケモン・キャラ・グループタグ等
犬ポケモン | |
番外作品 | 主人公(ポケダン) パートナー(ポケダン) |
コラボ | 地域応援ポケモン(沖縄県) 奈良ポケふた組 秋田ポケふた組 |
同ほのお犬 | デルビル / ヘルガー / メガヘルガー |
関連ポケモン | ロコン:対関係 |
イワンコ:ライバル関係 | |
人物 | ジュンサー:アニポケでは彼女達の警察犬として活躍する。 |
没 |
その他
- わんわんお:ガラル地方・シュートシティにいる個体の鳴き声が「わんお」である。