※この記事はポケモン本編シリーズの施設に関するタグとして機能しているため、「シオンタウン」の記事から独立及びポケダンの独自の合体技のタグとの区別を考慮した記事です。
※ポケモン不思議のダンジョンの派生作品冒険団に登場する技(合体)「ポケモンタワー」についてはこちら。→ポケタワー
ここは、ポケモンの魂が眠る場所
概要
シオンタウンの東側にあるポケモンのお墓がたくさん集まった塔であり、たくさんの人々が亡くなったポケモンのお参りに来ている。
ポケモンタワーでのイベント
ここのトレーナーは「きとうし」ばかり。これだけでもうんざりさせられるのに以下のイベント(特に2つ目)が追い打ちをかけてくるのだからトラウマになるのも無理はない。
しかも、その人たちの奇妙なセリフも名物並みに鳥肌でもある。
ライバル戦
2階のフロア中央に進むとライバルがやってきてバトルを仕掛けてくる。
ライバル戦って……別に怖くないじゃんと思った方、冷静に考えてほしい。
このライバル戦のライバルの手持ち、実は今までにいたラッタがいないのだ。
弱かったから外したんじゃねーのと思う方もいるかもしれないが、ここはポケモンタワー。しかも1階から来たのではなく3階から降りて来たのだ。極め付けが戦闘前の台詞「おまえのポケモン しんだのか?」。プレイヤーの手持ちが死んでいないことに気づくと「あほか いきてるじゃん」と馬鹿にしてくる。まるでポケモンタワーに埋葬以外の目的で訪れることが信じられないといった風である。だとすると、ライバルのラッタはこのイベントの直前にはもうこの世にいないのかもしれない(だとしても死因は不明だが)。謎が謎を呼び、さらなる恐怖も呼んでしまう。
さらに公式ファンサイト「ポケモンだいすきクラブ」の特設コーナー「本当は怖い?ポケモン」内の「オカルトマニアがガイドする実録ポケモンホラースポット」でもこのことに触れられている。以下抜粋。
Q:ポケモンタワーでライバルに出会いますが、かれは何をしに来ていたのですか?
A:もしかすると、かれが大事にしていたポケモンに、タワーまで会いに来ていたのかもしれないわね……。そのとき、ロケット団とフジ老人のもめごとが起きていたはずだけど、上の階で起こっているコトに気づかないぐらい、センチメンタルになっていたのかもね。
と、公式からも死亡説を裏付ける記述が出てしまった。(ソースはこちら)
(なお、現実の葬儀については人間の場合だと葬儀屋の手配、葬式、墓石(最近では遺骨を同じ所に入れる事が多いが)、墓地などかなりの時間と金額を要するので流石にその線はないと思われるが)
6階上り階段前のバトル
ここにはカラカラ、ゴース、そして低確率ではあるもののゴーストが出現する。
ゴースとゴーストはタマムシシティのロケット団のイベントをクリアすると手に入る「シルフスコープ」がないと戦うことはできない。
理由は「ゆうれい」として現れるためである。ちなみにシルフスコープ未入手の状態で戦うと手持ちポケモンも恐怖のあまり戦うことができないのだ。
それはいいのだが、問題は6階上り階段前のバトル。最上階に向かう階段に向かうと突然メッセージウィンドウが表示され、「タチサレ・・・ココカラタチサレ・・・・・・!」という言葉を発し、ゆうれいが現れ戦闘に突入するのだ。
ちなみに正体は民家に保護されているカラカラの母親。幽霊なので捕まえることはできない。倒すと成仏する。
このイベントはあまりにも有名でいろいろな要素でおびえているのに目に見えない何かに話しかけられたときは恐怖以外覚えなかっただろう。
おかげで『シオンタウン=こいつ』というイメージが付いてしまっていると言っても過言ではない。
その恐怖感とインパクトからシオンタウン、いや初代ポケモンのトラウマとしてゲームをプレイした多くの人の心に残っている。
ちなみに勝利後のメッセージウィンドウに安心と心残りを覚えた人はいるだろうか。
……ん? 何か話しかけられたような……。
なお、アイテム「ピッピにんぎょう」を使うとゆうれいとの戦闘を強制終了させることができる。しかし、そんな事をしたらゆうれいが可哀そうなので、ちゃんとシルフスコープを使って戦闘で成仏させましょう。
ロケット団とのバトル
おなじみのロケット団のしたっぱとのバトル。4人連続で勝利し、囚われているフジ老人を救出する。
フジ老人を救出すると、ある場所に寝ているカビゴンを起こすのに必要なアイテム「ポケモンのふえ」がもらえる。
…………こう書けば何の変哲もないのだが、恐ろしいのは前述のあの幽霊になったガラガラの死因。
実はカラカラ・ガラガラが頭にかぶっている骨は高く売れるのだが、あの幽霊のガラガラは生前子供のカラカラと共に脱走し、逃げる途中でロケット団に殺されたというポケモン史上衝撃の設定があるのだ。
余談だが、シオンタウンの民家には殺された幽霊(ガラガラ)の子供であるカラカラがいる。その鳴き声からこっちも悲しい気持ちにしてくれたのは言うまでもない。
出現ポケモン
3階から出現する。
これらのポケモンはシルフスコープを入手し、所持している状態で戦闘・ゲットすることが出来るようになる。
※シルフスコープを持っていない場合は種類関係なく「ゆうれい」が出現。入る前に手持ちにあるのを確認すること。
ちなみにカラカラは低確率で出現するため、なかなか見つけにくい。ピカチュウ版では3・4階には出現しない。
3年後のポケモンタワー(金・銀・クリスタル及びHGSS)
「カントーラジオきょく」というラジオ放送局に改築されており、コガネシティのロケット団占領事件をきっかけに警備が強化されているためか、1階しか見れない。
ちなみにこのポケモンタワーの改装に伴い、内部のお墓は「たましいのいえ」に移動された。
余談だがこのカントーラジオきょくのコールサインはJOPM。現実ではこのコールサインは山口放送下関中継局に割り当てられているが位置関係が全く異なる。下関出身の開発スタッフがいたのだろうか。
なお、穴久保版「ポケモン」においては金銀発売前に明らかに電波塔である「ポケモンタワー」が登場しているが、これとの関連性は不明。
アニメ版において
アニポケ サトシの旅シリーズ
無印においてポケモンタワーが出てきている。
第23話「ポケモンタワーでゲットだぜ」と呼ばれる回であり、ヤマブキシティジムリーダーのナツメのエスパータイプポケモンに対抗するためにゴーストをポケモンタワーで捕まえるという話である。
ポケットモンスターTHE_ORIGIN
第二部において上述したガラガラのイベントを生々しく再現している。
新参ポケモンユーザーはもちろんのこと、あの時の悲劇のあまりの再現度の高さに心を痛めた古参ユーザーも多かったことだろう。
余談
シオンタウンのモデルとしては茨城県牛久市や鹿嶋市などが挙げられる事が多いが、牛久市のランドマークである牛久大仏の付近には牛久浄苑という霊園が広がっている。余談だが、牛久大仏は一種の塔でもあり、内部はエレベーターで登る事が出来る。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン慰霊スポット