基礎データ
全国図鑑 | No.0092 |
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カントー図鑑 | No.092 |
ジョウト図鑑 | No.058 |
シンオウ図鑑 | No.069 |
マウンテンカロス図鑑 | No.030 |
アローラ図鑑 | No.073 |
ガラル図鑑 | No.141 |
ヒスイ図鑑 | No.136 |
パルデア図鑑 | No.068 |
ローマ字表記 | Ghos |
分類 | ガスじょうポケモン |
タイプ | ゴースト / どく |
高さ | 1.3m |
重さ | 0.1kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ふゆう |
おとしもの | ゴースのガス |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ゴース | ghost(英語で幽霊)+gas(英語でガス、気体) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Gastly | gas(ガス、気体)+ghastly(ぞっとする) |
ドイツ語 | Nebulak | Nebel(霧、靄)+nebula(英語で星雲) |
フランス語 | Fantominus | fantôme(幽霊、ファントム)+minus(英語でマイナス) |
韓国語 | Gastly | 日本語名の音写 |
中国語 | 鬼斯 | ゴース+鬼(幽霊)+瓦斯(ガス) |
ヒンズー語 | गॅसली | 英語名の音写 |
ロシア語 | Гастли | 英語名の音写 |
タイ語 | โกส | 日本語名の音写 |
進化
ゴース → ゴースト(Lv25) → ゲンガー(通信交換またはつながりのヒモ使用)
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場しているポケモンで、言わずと知れたゴーストタイプ第一号。
紫色のガス溜まりの濃くなった中心に、鋭い目つきの顔が浮かび上がったような容姿をしている。
赤緑発売当時の公式監修書籍では、異次元生命体とする説や、光化学スモッグから生まれたという説も見られた。実際は後者が近く、墓場で発生した有毒ガスに、漂う怨念が混ざり合って誕生したと言われている。
身体を構成するガスの毒性はかなり高く、包まれるとインドぞうも2秒で気絶するという記述はあまりにも有名。
ちょっと甘い匂いがするガスの体はいかなる場所にも入り込め、広げる事でどんな大きさの相手も包みこむだけでなく、ほとんど見えなくなってしまう模様。
そうして夜な夜な、他の生き物が気づかない間に全身を包み込んで弱らせ、息の根を止める。例え吸わなくとも、皮膚から少しずつ毒を浸透させるという。
体も95パーセントはガスだが、残りの5パーセントはゴースの犠牲者の魂で出来ているらしい。
こんな恐ろしい生態を持ちながら、強風を受けるとガスの体がみるみる吹き飛ばされ小さくなってしまうという意外な弱点があり、ギャグ漫画では掃除機を苦手としていた節もあった。風の強い日は、風を避けるべく軒下に集まる事も。
特に古くなって誰も住まなくなった廃墟を好み、そこに怪しい光が灯っていたらゴースが生息している証とされている。事実、もりのようかんではゴース族の巣窟と言わんばかりに、ゴース族しか出現しない。
初代はかなり抽象的なデザインで、細々としたガスの中に目と口だけが浮き出ているように描かれ、ちょっと怖い。現在では黒い球状の中心部に、紫色のオーラが覆うようなデザインで描かれているが、設定的には初代のビジュアルの方が正しいのだろう。
名前の由来はghost(幽霊)+ガスまたはゴース星人。
なお、パルシェンの真珠部分と顔がそっくりだが、これと言って関係はない。多分。(全国図鑑番号順だと前後だが)
ゲームにおける特徴
- 2024年のハロウィンシーズンには『SV』のゴーストタイプの大量発生イベントがピックアップされている。シンボルがそれほど小さくなく比較的目立ちやすく、色違いも不注意が無ければ通常色と見分けがつくため、色違い厳選がしやすいのが幸い。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 30 | 35 | 30 | 100 | ※ | 80 | 275 |
第2世代から | 30 | 35 | 30 | 100 | 35 | 80 | 310 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 進化前にしてはかなり特攻と素早さが高め。またポケモン一の軽さを持ちながらも結構デカい。
- かくとうタイプとノーマルタイプ(第3世代からは特性のふゆうで通常時はじめんタイプも)の技を完全に受け付けないことから、初代ではレベル差の開いたかくとうタイプとノーマルタイプ相手でも完封勝ちしてしまう事すらあるくらいの性能だった。特に、ゴーリキーに対しては滅法強かった(ただし「ちきゅうなげ」は、初代では相性の影響を受けず、通用した)。
- 現在ではかみつくやつじぎりなどあくタイプのわざを持つポケモンが増えたため迂闊には出せなくなったが、それでもある程度の使いやすさはある。
- また、たねポケモンである以上、出現するダンジョンでは確実に現れるため、特攻の努力値稼ぎに非常にうってつけのポケモンといえよう。
使用トレーナー
ゲーム版
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)
- シルバー:金銀ライバル
- シュウスケ:ゴースマスター
アニメ版
- キンカン島のジュンサー(無印86話)
- 幽霊船の船長(無印95話)※既に故人
- マツバ(無印181話)
漫画版
番外作品
ポケモンマスターズ
マツバ&ゴース
トレーナーズサロンでマツバの新密度をレベル100にすると解禁されるゴーストタイプのサポート。バッファー兼回避タンクであり、SPアップGと専用T技でC2段階とS&急所1段階×2回を配れる。
技
あやしいかぜ |
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10%の確率で自分の攻撃と防御と特攻と特防と素早さを1段階あげる |
SPアップG |
味方全員の特攻を2段階あげる |
なんでもなおし |
味方の状態異常を解除する |
きみにみえるかな? |
自分の回避率を2段階あげる。味方全員の素早さと急所率を1段階あげる |
バディーズ技
みえないものがみえるゴーストレイ |
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★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
アップ確率上昇1 |
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技の追加効果で能力値をあげるときの成功率をあげる |
相手失敗時素早さ↑G9 |
自分を対象にした相手の攻撃技が失敗したときに味方全員の素早さを1段階あげる |
初ピンチ時HP回復4 |
初めてピンチになったときだけ自分のHPを最大HPの約40%回復する |
主人公&ゴース
報酬で貰えるタマゴから孵化するゴースを主人公のバディにできる。
ポケモンユナイト
プレイアブルであるゲンガーの進化前として登場する。
ポケモンスリープ
- 睡眠タイプ:うとうと
- メインスキル:エナジーチャージS(ランダム)
- 得意:食材
ワカクサ本島、トープ洞窟、ウノハナ雪原に出現する。
アニメ版
アニポケ・第1~7シリーズ
- 無印20話
大昔に旅立った恋人を待ち続けてこの世を去った少女の用心棒として初登場。なんとロケット団のニャース同様に人間の言葉を喋る。
しかも、いかなる攻撃も透かしてしまう上に、「さいみんじゅつ」による幻覚なのか消火器を繰り出す、蛇が苦手なマングースを出す(第一世代なんでまだザングースどころか最も似ている上外来種設定を持つヤングース、デカグースは存在しない)、フシギバナとカメックスの化身を呼び出ししかもそれを合体させてフシギックスなんて化け物を生み出したりと通常のゴースにはないチート的な能力でサトシ一行を苦しめた。色々おかしい・・・。
ただし、吸血鬼じゃないけれど幽霊の舞台はやっぱり夜だとして日光だけは苦手。2000年も前の伝説を今に伝える”アルバイト”であると称して毎年夏祭りの季節に現れているそうで、一体いつからいるのか計り知れない個体である。
- 無印23話
ゴースト・ゲンガーと共にポケモンタワーに住み着いているイタズラ好きでやんちゃなゴース。ナツメのエスパーポケモンを攻略するためゴーストポケモンを求めてポケモンタワーへとやってきたサトシと出会い、仲良くなる。
- 無印86話
キンカン島のジュンサーがゴースを連れている。キンカン島で発生したポケモンが人を襲う事件で唯一何の影響も無いので犯人はエスパー技を悪用していると判明して調査し、黒幕のヤマトとコサブロウを突き止める。スリープと催眠波で襲い掛かってくるポケモン達とのバトルでは、「サイコウェーブ」で応戦しつつ攻撃をバリヤーで守った。
- 無印95話
ゴーストと共に幽霊船に住み着いてるポケモンで、昔のオレンジリーグで優勝した主人は300年もの前に亡くなっている。
- マツバのゴース
無印181話に登場し、ジム戦1体目として戦う。サトシのヨルノズクの攻撃を次々と躱し、交代で出されたサトシのピカチュウをナイトヘッドで倒す。しかし、サトシのヒノアラシに「したでなめる」で出した長い舌の上に駆け抜けられ、「たいあたり」を食らって倒れた(1体目のヨルノズクが「みやぶる」を使っていた為)。
- DP28話
森にある古そうなポケモンセンターから意味も無くいきなり飛び出してきたポケモン。このお話が「となりのトトロ」のパロディなので、ススワタリ(まっくろくろすけ)の代わりと思われる。
- DP90話
ポケモンサマースクール5日目のプログラムで、山頂の遺跡に通じる山道で参加者達を脅かす為に用意されたポケモンで登場。
アオイのコリンクを脅かそうとしっぽを掴んだが逆にサトシのピカチュウに攻撃されてしまい、タケシ達と遭遇した時はタケシからポケモンフーズをもらって喜んで食べていた、
- XY72話
こわいイエでコールという男性と共にいるポケモンで登場。
その他
アニポケ・第8シリーズ
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 第1章でキョウの手持ちがシオンタウンのポケモンタワーでのみ登場。ガスで気絶した者や死体を操る能力を持つ。グリーンを操りレッドを襲うが、フッシー(フシギダネ)の背中の種に吸い込まれ、口から吐き出されて消滅した。
- 2章でキクコが登場。四天王に入る前のカンナのパウワウが廃棄物の毒にさらされた際にその毒を吸いとった事で助ける。
- 3章でマツバの手持ちが登場。10まんボルトで電撃の結界を作ったり、2匹でマツバの千里眼を手伝う事もある。
- また、3章では仮面の男の手持ちとして登場する。
関連イラスト
検索時の注意
- 「ゴース」単体だと「ゴースト」や「ゴースン党」「ゴースン魔人」が引っかかってしまう為、ゴース単体を見たい時は「マイナス検索」する事。
- また、「ゴース ポケモン」でも進化後のゴーストが引っかかる為、「-ゴースト」とマイナス検索する事をオススメする。
余談
- 声優の中村悠一はポケモンGOにてゴースに「ゴー杉田ゴー」というニックネームを付けたことが一部で話題になっている。さらに杉田智和もそれを受けて、一時期自身のTwitterアカウント名を「ゴー杉田ゴー」に変更していた。
- 1998年4月1日に出版された木原浩勝と中山市朗による実話怪談集『新耳袋 第二夜』には、子どもがゴースを実際に目撃したという話が所収されている。とある家族が中国へ旅行に行き、現地の店で注文した料理ができるのを待っていた時のこと、子どもが興奮して厨房の入り口の白い壁を指し「ゴース! ゴース! パパッ! ゴースだよ! ほら!」と叫んだ。だが両親には何も見えなかったという。
関連タグ
同複合タイプ
関連ポケモン等
その他
- ケムラー:「インドぞうも2秒で気絶する」設定の元ネタと言われる。「ウルトラ怪獣手帳」によるとこちらは3秒なのでゴースの毒の方が若干強い事になる。