概要
もともとは『ハートキャッチプリキュア!』第28話でキュアマリンが仕掛けたのが始まりである。
時は流れて『ハピネスチャージプリキュア!』第26話でもキュアプリンセスがサイアークに仕掛けていた。
さらに時が流れて『映画キラキラ☆プリキュアアラモード_パリッと!想い出のミルフィーユ!』においても物語終盤でキュアパルフェが巨大スイーツに仕掛けていた。
“伝統的タブー”の抜け穴の一つ
「ふたりはプリキュア」から始まったプリキュア・シリーズは、就学前もしくは直後の女児向けの作品であるが故に、水着や下着等、数々のタブーが存在していた事は有名で、それらの一部はシリーズを重ねる毎に緩和されていた。
そんな中、未だに守り継がれているタブーがある。それは「プリキュアの顔面に攻撃がヒットする瞬間を画面に直接描かない」、つまり、顔面への攻撃、殴打の描写の禁止、制限である。
これはプリキュアに対しては勿論の事、プリキュアから敵に対しての攻撃でも同様で、数える位少ない。
『ハピネスチャージプリキュア!』第23話における、クイーン・ミラージュのファントムへのビンタすら、音だけで処理されており、更に第30話での、落ち込み戦意喪失したキュアラブリーに対し、気付けと叱咤の為のビンタが常套手段という場面でキュアプリンセスはラブリーの手の甲を抓るという手段をとる等、徹底している。
しかし、これには二つの抜け穴があって、一つは誤って転んだりよけ損なったりして、地面や障害物、もしくは飛んできた物と顔面が衝突する。もう一つは本記事の「おでこパンチ」の様に、顔面での攻撃。これらについてはOKらしい。
前者で頻度が高いのが美墨なぎさと星空みゆきで、かなりの回数、何かしら彼女達の顔面に衝突している。
後者の場合、上述の二名の他、有名なキュアダイヤモンドのおしりパンチは、彼女のパートナーの妖精ラケルの顔面からの突撃によって引き起こされたものである(ラケルの場合、おでこではなく、頬ではあったが)。