海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!
CV:水沢史絵
概要
『ハートキャッチプリキュア』に登場するプリキュアの1人。
来海えりかが変身香水「ココロパフューム」を使いプリキュアに変身した姿。3話から登場。映画ではDX2以降に登場。パートナー妖精はコフレ。
イメージカラーは青。(→青キュア)
プリキュアオールスターズでは通算17人目のプリキュアとなる。
2010年代初の青キュア。
力の属性は「海」、デザインのモチーフは「青いコスモス」。
(本気モードになる)決め台詞は「海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!」
但し、しょっちゅう堪忍袋の緒が切れてる相方のキュアブロッサムに比べると意外と我慢強い。そもそもこの決め台詞自体ブロッサムに触発されて自分で考えてみたものだったりする。
「キュアマリン」の命名はえりか本人によるものである。
プリキュアの花は青いコスモス。えりか自身のこころの花はシクラメンだが、シクラメンは映像演出に使いにくいという制作スタッフの判断でコスモスに決まった。
第3話からプリキュアになり、以降はブロッサムの相方として共に砂漠の使徒と戦っていく。
キュアサンシャイン加入後の戦闘においては、三枚目ポジションとしての役回りが多くなった。
第38話では、ハートキャッチミラージュの力でスーパーシルエットのスーパーキュアマリンに2段変身できるようになった。
くわしくは該当記事を参照。
詳細(以降ネタバレ注意)
第3話でつぼみにプリキュアに勧誘されたえりかだったが、プリキュアには憧れるもののファッション部存続に奔走していたため「それどころじゃないんだ」と辞退していた。
しかし、みんなのこころの花を守るために一人で戦うブロッサムを見て心を打たれ、自分もこころの花を守るためにプリキュアになることを決意。
その後はブロッサムと共に砂漠の使徒と戦っていくこととなる。
実は、誘われてからずっと変身後の名前を考えていたりと内心はやる気だった。
自身が第1,2話でデザトリアンにされたときのブロッサムの戦いぶりを覚えており、初戦闘ではそれを手本としてブロッサムを超える力量を見せる。
コフレとの絆は強く、最終決戦では自分を助けようとしたコフレの勇気に応えるべくこれまでにない戦闘力を発揮した。
歴代の中でもかなり個性的なプリキュアである。詳しくは次項。
外見
鮮やかな水色のロングヘアーの登頂部にティアラを載せている。
基本的にブロッサムと色違いの衣装だが、胸には、丈の長い青色のリボン、足には、ショートブーツ+オーバーニーソックスを履いている。
かなり短い丈のスカートだが、下にはちゃんと短パンくらいのスパッツを穿いている(劇中ではほぼ描かれていないが、よく見ているとたまに描かれている他、フィギュアなどで確認可能)。
身長は相当低く、映画「プリキュアオールスターズDX2」の設定資料画によると当時登場済みのプリキュアの中で一番背が低く設定されている(後に登場したキュアミューズ(真の姿)には流石に及ばないだろうが)。歴代でも最高身長レベルのキュアムーンライトと比べるとその差は凄まじい。
キャラ特徴
一見するとお嬢様の様な清楚な容姿だが、歴代の中でもかなり奔放なプリキュアである。
まず挙げられるのがプリキュアの状態での表情の豊かさである。
通常、プリキュアは変身後はいくばくか毅然とした態度をとるようになり、あまり極端に表情を崩すことはなくなる。
しかし、デフォルメが多めのハートキャッチにおいてもマリンの場合はその頻度がとにかく高い。
例えば、技を放つ際に凄い表情をしたり、感動してボロボロ泣いたり、浄化されとろけきった顔をしたり、シリアスな戦闘シーンで一人だけ顔芸を披露したりなど枚挙に暇が無い。
キャラの扱いにおいても同様で、敵の催眠攻撃に耐えることなく戦闘終了まで眠り続けたり、敵に取り込まれた際は敵もろとも必殺技を当てられたり、敵のビームでおでこを焦がされたりとこれも挙げればキリがない。
また、本作以前の歴代プリキュアは基本的に良い子なので、敵と戦う時しか変身せず、変身後も敵の理不尽な言い分や行為に対して怒りを露にして反論するのが常だったが、マリンの場合は良い意味でも悪い意味でも欲望に忠実で浅慮な傾向がある。部屋の掃除のためだけにプリキュアの力を使おうと変身し挙句にそのまま寝てしまったり、夏休みボケが高じて新学期を嫌がって敵の怪物に自分の母校を破壊するように誘導しようと目論んだり、仲間をドン引きさせる行動をたびたびやらかしている、
それでも自分のダメな所を素直に省みることができる誠実さも持っていたため、物語を通して大きく成長していった。
おっちょこちょいで調子に乗りやすく自分の欲望に弱くて怠け癖もあるが、それでもやさしさや正義の心は強く、決めるときはきっちり決め、シリアスな場面だってばっちり決められる。
基本的に変身前の来海えりかとほぼ表情・性格・態度が変わらないため、そちらを参照した方がいいだろう。変わらないということは、自分のペースを崩さないという強みにもなるのである。
またその強烈な個性ゆえかオールスターでは新キャラが登場するたびに主人公キャラですら台詞がない回もある中、マリンには必ず台詞があった。これはスタッフがキュアマリンを気に入っていることに加え、彼女の個性が狂言回しを務められる点が大きいだろう。
ただし、2023年の『F』ではついに喋らなくなってしまった。狂言回しとしての役割は、キュアサマーやキュアプレシャスに譲った形になっている。
アイテム・必殺技
マリンタクト
マリン専用のフラワータクト。先端とハートの部分の色以外はブロッサムのタクトと同じもの。
使用方法もブロッサムタクトと同じなのでこっちを見たほうが早いかも。
マリンはブロッサムよりもタクトを使いこなしており、タクトから光弾を放ったりしている。
しかし、タクトの扱いもブロッサムより雑で、部屋の掃除や顔面マッサージに使おうとしたことがある。
タクトをちゃんと消さずに変身を解除するとそのままその場にタクトが残るようだ。(第39話)
必殺技
プリキュア・ブルーフォルテウェイブ
「花よ煌け!」という掛け声でマリンタクトから放つ必殺技。
水色の花の形をしたエネルギー弾を飛ばし、敵を浄化する技。
浄化技だが攻撃にも使える模様。
合体技
プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ
ブロッサムとの合体突進技。キュアムーンライトの技と同名だが、こちらは二人で放つ。
バンクではマリンの前方にブロッサムが重なってしまう場面が度々ある。不憫。
第38話でブロッサムに対し「フォルテッシモする?」という新たな言葉を生み出した。
プリキュア・シャイニング・フォルティシモ
ブロッサム、サンシャインとの連携で放つ必殺技。
サンシャインがゴールドフォルテバーストの力で中空に作りだした太陽に、ブロッサムとマリンがフォルティシモで突撃することで黄金色にコーティングされ効果が増強した強化版フォルティシモ。
強化デザトリアンを倒せるがダークプリキュアには通用しなかった。
それぞれくわしいことはこちらを参照。
他にも、飛行用アイテムとしてコフレが変身したマントがある。ちなみにカラーは薄い水色。
戦法
身体能力はブロッサムより高いが、基本的に力まかせで我武者羅。本人の性格もあって相手に飛び込む突撃戦法をよく使う。
遠距離技に乏しく、タクトから光弾を放って補うこともある。
エネルギーの色は水色。
個人技一覧
名称 | 内容 | 初出 |
---|---|---|
マリンシュート | 手から無数の水の弾を放つ技 | 第3話 |
マリンインパクト | エネルギーを掌に込め、敵に叩きつけたり敵の至近距離で解き放つ技 | 第4話 |
マリンダイブ | 超高空から急降下して繰り出す飛び蹴り | 第7話 |
マリンダイナマイト | 自身を中心にエネルギーを爆発の様に解き放つ(巻き込まれた他のプリキュアに被害はない) | 第11話 |
プリキュア・おでこパンチ | 思い切り助走をつけ頭から飛び込んで放つ頭突き(使用時にはマゼンタの種を使っていた) | 第28話 |
連携・合体技一覧
名称 | 内容 | 初出 |
---|---|---|
プリキュア・ダブルシュート | 掌大のエネルギー弾をブロッサムとの連携で一発ずつ発射する技 | 第9話 |
プリキュア・大爆発 | ブロッサム(サンシャイン)と手を繋いで二人を中心にエネルギーを解き放ち、敵や纏わりつく物体を吹き飛ばす技、サンシャインとの二人でも発動できる | 第10話 |
プリキュア・インパクト | 一箇所に集まったプリキュア達がエネルギーを集中し全員同時に掌から解き放つ技 | だろう。30話 |
プリキュア・からだパンチ | マント装着状態で空中から全員で体当たりする技 | 第40話 |
ダブル・からだパンチ | ブロッサムと同時に行ったからだパンチ | 第40話 |
プリキュア・クリスマス・インパクト | ブロッサムと二人掛かりで手足を使ってハートの形を作り、そこからハート型のエネルギーを敵に目掛けビームのように打ち出す技 | 第44話のみ |
※基本的にプリキュア全員(その時点で)で行う技はプリキュア、2人だとダブル、 個人だと技の発動者の名前がそれぞれ技名の頭につく。
フォームチェンジ
- キュアレインボー(キュアマリン)
映画『プリキュアオールスターズDX2』で登場したパワーアップフォーム。
コスチュームに飾りが増えて背中に黄金の羽が生える。
第38話より登場したパワーアップフォーム。
天女の羽衣を思わせる装飾が追加されるのが特徴。
映画『プリキュアオールスターズDX3』では上記のキュアレインボーでなくこちらが登場した。
関連イラスト
関連動画
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身した後の姿しか描かれていないイラストに対して、変身前の姿である『来海えりか』等のタグを付ける行為は、変身前の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアマリン』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
ハートキャッチプリキュア 来海えりか 花咲つぼみ 明堂院いつき 月影ゆり
キュアブロッサム キュアサンシャイン キュアムーンライト スーパーキュアマリン キュアえりか
コフレ 大地と海と陽と月と プリキュアオールスターズ プリキュア