データ
概要
初代『ポケットモンスター 赤・緑』から登場する技。引力を利用して相手を投げ飛ばし、相手にダメージを与える。
ナイトヘッドと同様、ダメージが使用者のレベルと同じになり、互いの能力や、タイプ相性(「こうかがないみたいだ」を除く)・タイプ一致補正といった威力変化の影響を一切受けない。
ちなみに、自力習得できるのはオコリザル系統・カイリキー系統・カイロス・アルセウス・ナゲキ。……1種おかしいポケモンが紛れ込んでいるが、余り気にしないでおこう。
後述するアニメ版の影響もあってか、リザードンの習得イメージが強いが、リザードンがちきゅうなげを習得出来るのは第1・3世代での教え技および『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』のわざマシンでの習得のみであり、ゲーム中でちきゅうなげリザードンを再現するのは思いの外難しかったりする。
ダメージがステータスに影響されないため,攻撃力に欠ける耐久型ポケモンに覚えさせることが多い。特にラッキーやハピナスにはほぼ必須技である。
固有ダメージの仕様上、初代では相性上無効化されるはずのゴーストタイプにも効果があった。
HP「50n+1」はこの技とナイトヘッドを耐える回数を増やすHP調整である。
HP実数値を205にするとみがわりのHPが51となり、この技かナイトヘッドを受けても、HP1のみがわりが残る。
技演出
ちなみに技演出が(一部を除いて)無駄に凝ったものとなっているのも特徴。
初代『赤・緑・青・ピカチュウ』では相手を黒い弾に変え、投げ飛ばすというものであった。
『金・銀・クリスタル』(第2世代)では地球そのものが現れ、相手に投げ付けるというものに変化している。
『ルビー・サファイア・エメラルド』(第3世代)から『ブラック2・ホワイト2』(第5世代)までは技設定に従ったのか、所謂アニメで使われる効果線のような背景となり、上昇した後一気に下降して相手に叩き付けたような(岩が砕ける)エフェクトが出るようになった。
本来のちきゅうなげの設定ならこれが一番正しい。
ぶっ飛び始めたのはまず『ポケモンバトルレボリューション』。
背景に地球が見える程天高くまで放り投げるという何かおかしい演出と化したのである。ちなみにダグトリオもぶん投げられる。
本編でも『X・Y』(第6世代)で背景に地球が現れてそのまま相手を叩き付けるというものになり、『サン・ムーン』(第7世代)ではバトレボ同様背景に地球が見えるほど天空高くまで放り投げるものに変わっている。
『Let's Go!ピカチュウ・イーブイ』でも『バトレボ』同様投げ技が披露されている。
最早引力どうこうの問題ではない。
その一方でポケモンコロシアムでは殴るだけといやたら地味な演出であったり。
外伝作品
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
『冒険団』までは原作同様の効果であったが『ポケモン超不思議のダンジョン』(習得者の関係で『マグナゲートと∞迷宮』には未登場)では敵味方問わずポケモンを他のポケモンや、ワナ目掛けてぶん投げる技となっている
しかも視界に入っていないプレイヤー目掛けて容赦無く投げ付けて来る。修得者にカイロスがいる点も相まってさながら『風来のシレンGB2』のノコギガッターそのものである。
なお『冒険団』まではかいりきとなげつけるが罠関係・視界外に投げて来る点を除いて同じ効果の技であったのであるが、この2つは『マグナゲート』以降効果が変更された。
ポッ拳
リザードンのポケモン技として登場。コマンドはデュエルフェイズ時に「↑+A」。
演出はアニポケのものに近く、相手を掴んで空中へ飛び、縦に高速で数度旋回してから地面に投げ落とす。
リザードンの攻撃技の中でもトップクラスの威力を誇り、相手が地上・空中どちらにいても掴むことが可能で、これを組み込んだ実用的なコンボも存在し、フィールドチェンジを誘発しないのでさらなる起き攻めが可能…と非常に高い性能を誇る。
半面、掴み属性攻撃なので通常属性攻撃には無力であり、構えで避けられたり範囲外で発動してスカしたりすれば手痛い反撃が待っているので注意。
共鳴バースト中ならヒット後に最速でバーストアタックを発動すればそのまま繋がり4 - 5割ダメージ確定という極めて高い逆転力を秘めた技であり、共鳴バースト中はこの技を盾に相手の行動を大きく制限することが出来るであろう。
アニメ
アニポケ 『サトシの旅シリーズ』
初代『ポケットモンスター』のP-1グランプリでワンリキーが使用したのが最初。この時はただのジャイアントスイングであった。
中盤以降はサトシのリザードンが必殺技として使用する。相手を掴んで空中へ飛び,縦に周回してから地面に叩き落とすが、この際周回軌道に地球のイメージが浮かび上がる。この技でブーバーを始め、ニョロボンやエレブーと言った強敵を打ち倒してきた。イブキとの対戦では、「ほのおのうず」と合わせた「炎のちきゅうなげ」を披露した。ただし、ゴーストタイプ相手に使ってしまうという、の選択ミスをしてしまったこともあるが。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
アニメ版の影響からか、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』にリザードンが単独参戦した際、上投げがこの「ちきゅうなげ」へ差し替えられた。
モーション的にはカービィやメタナイトの上投げ「いづな落とし」とほとんど一緒であるが、降下時にはアニメ版でも見せたことがある、きりもみ回転をしながら落ちて来るという原作再現+差別化がされている。
2人のものと比べてふっとばし力が格段に上昇しており、上投げの中ではトップクラスのふっとばし力を誇る。それ以外の性能は基本「いづな落とし」をベースにしているため、使用用途は2人とほぼ同じといっても良い。唯一の難点はベクトルがあちらよりも斜め寄りなことか。
元ネタ
技名の元ネタは,『仮面ライダーX』第8話に登場したGOD神話怪人・鉄腕アトラスである。
内容は文字通り,地球の形をした大きな岩の塊を投げ付ける技である。
見た目のシュールさに反して,一度は仮面ライダーXに大ダメージを与えた強力な必殺技である。
関連タグ
他固定ダメージ技
ナイトヘッド…同じ効果