基礎データ
ずかん | No.126 |
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英語名 | Magmar |
ぶんるい | ひふきポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 44.5kg |
とくせい | ほのおのからだ/やるき(隠れ特性) |
進化
ブビィ→ブーバー(Lv.30)→ブーバーン(マグマブースターをもたせて通信交換)
概要
『ポケットモンスター 赤・緑(第1世代)』から登場するポケモン。初代では緑バージョン限定で出現した。
「ひふきポケモン」の名や口から火を吹く時の顔つきから、モチーフは火吹き男(ひょっとこ)か。
火山の火口近くで見つかったポケモンで、体温は1200度もあり、暑い場所では非常に元気になる反面、寒い場所では動きが鈍る。体の疲れは温泉ならぬ、マグマ風呂で癒すようだ。
好戦的な一面があり、一度怒らせると相手を消し炭にするまでかえんほうしゃを浴びせる。炎の影響で熱風だけでも周囲の草木を一斉に燃やすだけの威力があるという。オーストラリア辺りにいたら大火災待った無しである。くしゃみをするだけでも火炎が出るのだから、あの世界の草花は逞しいという他ない。
しかし、ただ攻撃するだけが能ではなく、空気を取り込むために深呼吸すると陽炎が発生して、ブーバーの姿がボヤける他、炎に飛び込んで保護色で姿を消すといったトリッキーな戦法も得意。クリアスモッグが使える辺り、光化学スモッグも巧みに操れそうである。
本人にもドジな所があり、獲物の焼き加減を間違えて黒焦げにしてしまったり、火事の原因になったりしてしまう事があるらしい。ほのおポケモンの代表格なだけに黒焦げが苦手という嗜好は意外という他ないだろう。
初代ではポケモン屋敷の屋内に出没する。火山のあるグレン島の中で唯一のダンジョンであるからだと思われるが、体温が1200度もあったら書物どころか屋敷が火事になりかねない気もする。
それ以降のバージョンでも火山や火にまつわる場所の近くに出現する。シリーズを通してややレアなポケモンに属する。被捕獲率も低め。
エレブー系列とは初代から続く対関係で、あちらは赤バージョンでしか手に入らなかった。
初代では種族値合計が同じだった(第2世代以降ブーバーの方が5だけ高い)他、進化前や進化形を全く同じ世代で獲得している。出現場所やタイプが大きく異なっているのに対と扱われる珍しいケースでもある。
進化しないにもかかわらず、当時のほのおタイプの中では上位に位置し、「あやしいひかり」や「えんまく」といった補助技の他に、ほのおタイプで唯一「サイコキネシス」を覚えられた。
『ポケモンSM』のヴェラ火山でブビィとの戦闘中に乱入してくるブーバーに手を焼いた人も多いのではないだろうか?
対戦では弱くはないのだが最強でもない、マイナーに位置するポケモンだったが、第4世代にてブーバーンに進化するようになり、圧倒的な火力を得る事となった。また、第5世代に登場した「しんかのきせき」を持たせることで、進化させずともブーバーの姿のままでも活躍出来るようになった。
特性「ほのおのからだ」は第3世代『エメラルド』からタマゴの孵化歩数が半減するため、孵化要員としての需要がある。
ただ自身のレア度から考えるにこいつを孵化要員にするのはやや贅沢と言えるか。
第7世代では比較的手に入りやすく、秘伝技も廃止されたので連れ歩く人も増えた。
アニメでは、ジムリーダーカツラの切り札として登場。
まだ言う事を聞かなかったサトシのリザードンが初めて本気で戦った相手であり、同じほのおポケモン同士ライバルとして熱戦を繰り広げた。無印のジムリーダー戦の中でもかなり人気が高い。
技「だいもんじ」が吹き飛ばされて「大」→「中」→「小」になるシーンは必見。
Pixivでは割とネタ絵が多めで進化後のブーバーンよりイラストが多い。
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