ほのおのからだ
ほのおのからだ
第3世代のRSEで初登場した特性。
所謂接触判定によって発動する特性であり、この場合はやけど状態にする。「ほのおのからだ」だけあって、やはりほのおタイプのみが保持している。
効果こそ強力なのだが、如何せんほのおタイプは物理耐久が低めのポケモンが多く、特性を発動させる為の試行回数が稼ぎにくい。
しかも直接攻撃は物理に多い上、ほのおタイプが苦手とするタイプの技はじしんやストーンエッジ、ハイドロポンプなど非接触技が多い始末。
まあやけど状態はスリップダメージに加えて物理の威力を半減する効果があるので、何だかんだで殴りに来るアタッカーの牽制にはなる。
また忘れがちであるが、ほのおタイプは耐性も半減6つ(炎、氷、草、虫、鋼、フェアリー)とはがねタイプに次ぐ多さであり、これらが弱点のポケモンと相性補完を組みサイクル戦の中で発動機会を増やすのが有効。HPと防御に特化してじこさいせいやはねやすめを使えば中々の粘りを見せられる。
他、ねこだまし、でんこうせっか、とんぼがえり、はたきおとすなど物理、特殊問わず採用される優秀な技を読んで交替で受けに行く、もえつきるやテラスタルでタイプ相性を変えて発動機会を増やす手もある。
そしてこの特性の本領は戦闘外で発揮される「特性を持つポケモンが先頭にいる際、タマゴの孵化までに必要な歩数が半減する」効果。
廃人歓喜。非常に早く孵化するコイキング辺りだと旨みを感じにくいが、やたら歩数を要求される600族やラプラス等はこの特性があるだけで相当時間が短縮される。
この特性を所有するポケモンのなかにはウルガモスとファイアローがおり、双方ともにそらをとぶを覚える事から重宝する。
バクーダやマグマッグ&マグカルゴが持つマグマのよろいも同様のフィールド効果を持つ(戦闘では「こおり状態無効」)が、このように所有者の問題で専らほのおのからだが使われている。
所有者の数や入手し易さも圧倒的に上回っており、ポケモンライドによりそらをとぶが不要となった第7世代でも需要の高さは変わらない。
太字は隠れ特性