曖昧さ回避
- 日本に伝わる妖怪の一種→「天邪鬼」。以下の用法は全てここから派生したものである。
- ひねくれ者の別称。
- 『東方Project』の登場人物「鬼人正邪」の二つ名→「逆襲のあまのじゃく」。
- 『妖怪ウォッチ』に登場する妖怪→「あまのじゃく(妖怪ウォッチ)」。
- アニメ『学校の怪談』に登場する妖怪。
- 『忍者戦隊カクレンジャー』33話の妖怪。なぜかキノコ。
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一種。本記事で解説する。
データ
初登場 | ポケットモンスター ブラック・ホワイト |
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効果 | 能力変化のアップ・ダウンが逆になる |
英語名 | Contrary |
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で追加された特性の一つ。
初登場時は隠れ特性限定だったが、次世代の『ポケットモンスター X・Y』で通常特性として所有しているカラマネロ系統が登場した。
自身に起こる能力変化を上がるものは下げ、下がるものは上げてしまう。
つまり、相手に「いかく」されると逆ギレし攻撃力を上げられ、「あまえる」を受けると苛立って攻撃力を上げ、「こわいかお」をされるとビビって素早さを上げるわけである。さらに普段なら使用した後に能力がガクンと下がってしまう最後の切り札的な技リーフストームやオーバーヒートなどといった技などは使用後に能力が2段階上昇するチート技と化す。ただし上下以外の効果はそのまま通してしまうため、流石に「いばる」に付随するこんらん状態などは防げないが、十分ひねくれた効果と言っていいだろう。
注意してほしいのは、あまのじゃくの発動が適用されるのは、「あくまでランク補正によるもののみ」だということ。具体例を挙げると…。
①「こうそくいどう」では適用される(素早さが2段階下がる)が、「おいかぜ」では適用されない(通常通り、素早さが2倍となる)。
②「つめとぎ」では適用される(命中率が1段階下がる)が、「じゅうりょく」では適用されない(通常通り、命中率が約1.66倍上がる)。
この特性の発動条件には自身が使う技も含まれている。すなわち、能動的に発動させる事も可能である。
各種族はそれを前提とした戦法を組み立てており、その違いによって使用状況も大きく異なってくる点も、この特性の特徴と言える。
例えば、「インファイト」を乱射して「コスモパワー」として用いたり、高威力の「リーフストーム」を乱射して「わるだくみ」の代用にしたり、「ばかぢから」を乱射して「ビルドアップ」の代用にしたりと放っておくとどんどん手がつけられなくなっていく。
勿論こだわり系のアイテムとの相性は抜群であり、バフとダメージの両立が更に強くなる。
なお、間違ってもこの特性のポケモンに「積み戦法」をやらせてはいけない。例えば「つぼをつく」を使うと、使うたび能力のどれかががくっと下がる全身秘孔になってしまう。さらにりゅうのまいなどを詰んでしまうと舞を踊った後疲れ果てたのか、すばやさとこうげきが下がってしまう…
「じゃくてんほけん」や「からぶりほけん」等の能力上昇アイテムも悪手である。
ただしZ変化ワザで付与される能力変化はあまのじゃくの影響を受けないので、「Zさいみんじゅつ」でカラマネロの素早さを1段階上げる、といったことは可能である。
さらに『ポケットモンスター ソード・シールド』の独自要素ダイマックスとも若干相性が悪い。例として本来自らの能力値を上げるダイジェットやダイアース等を使えば反対に素早さや特防が1段階下がってしまう。
しかも、この特性を持ったポケモンがマックスレイドバトルで出てきた際は注意。
この特性の性質上、バリアを破る度に防御と特防が2段階上昇してしまう為どんどん硬くなってしまう。特にツボツボは元の防御と特防が高いのも相まって倒すのに時間が掛かってしまう。
なるべく威力の高い技で攻めていきたいところ。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝 後編:藍の円盤』から登場した新要素、ステラテラスタイプのテラバーストを使うと、本来使用後に攻撃と特攻が1段階下がるはずが1段階上昇する事が出来る。
テラレイドバトルにおいてスキルスワップで「あまのじゃく」を渡せるカラマネロは敵のバフを逆手に取れるという独自の地位を築いている。
特にカイリューやサーナイト等積み技で凶悪化するポケモンには効果覿面だが、味方の「アシッドボム」等のデバフわざが「あまのじゃく」によりどんどんとくぼうが上がっていく等悪手となる場合も多数。
相手ポケモンについても「インファイト」持ちがネックで攻撃しつつ硬くなるというマックスレイドの再現のような状態になってしまう。
必ず戦うポケモンで関連するわざが有れば選出を変えるのが無難と言える。
所有ポケモン一覧
太字は隠れ特性
余談
持ち主は極端な能力だったりフラフラしていたり逆さまだったり擬態だったりと見た目能力問わず不安定なポケモンが多いがツタージャ系だけはしっかりしている様に見える。
しかしこの系譜も中間進化のジャノビーが痛め付けられる事に快楽を覚える性質なのであながち間違いではないのかもしれない(進化前と進化先はともかく)…。
関連タグ
ひっくりかえす:似た効果の技。こちらは「使用時点の能力変化を反転させる」というもの。