曖昧さ回避
- ポケットモンスターシリーズのわざの1つ。本項で解説する。
- ファイナルファンタジーシリーズに登場する技。
データ
初登場 | ポケットモンスター ダイヤモンド・パール |
---|---|
いりょく | 140(第4 - 5世代)→130(第6世代) |
めいちゅう | 90 |
PP | 5 |
タイプ | くさ |
ぶんるい | とくしゅ |
直接攻撃 | × |
範囲 | 単体 |
効果 | 攻撃後、自分の「とくこう」が2段階下がる |
英語名 | Leaf Storm |
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』より登場したわざ。
尖った葉っぱで嵐を巻き起こし、相手を攻撃するくさタイプ屈指の大技。
説明文からして「はっぱカッター」と同じ物理技のイメージがあるが、実際は特殊技である。
「ハードプラント」を除けば、くさタイプの特殊技における最高威力の技となる。
習得可能なポケモンはくさタイプが多い。『ポケットモンスター ソード・シールド』からはミュウや、元々がくさタイプのバドレックスも習得できるようになった。主に補助技が少なめのアタッカーが習得する傾向にある。なお御三家はブリガロン以外全員習得可能。
達筆すべきはやはりジャローダで、隠れ特性・あまのじゃく下で放つとダメージ+自身は特攻2段階上昇(=次の「リーフストーム」の威力がさらに上がる)と追加効果のデメリットが一転してメリットでしかないことから、居座り型でも主力技として採用する場合が多い。
こだわり系アイテムを持たせればなお良し。
なおすばやさやとくこうに拘らなければラランテスも同隠れ特性持ちのため同様の戦法は可能。対戦では意表を突ける程度だが、こちらはSVにおけるテラレイドバトルやテラスタルといったシステム面が追い風となったことで注目されている。
もっとも、隠れ特性持ちのジャローダとラランテスが例外なだけで、その威力故デメリットは小さくなく、使用した後に自身の特攻が2段階下がってしまう。
つまりオーバーヒート・サイコブースト・りゅうせいぐんと同仕様である。
上記3つの技同様、リスクもあることから撃ち逃げが主流。ただし、くさタイプの技は余り通りが良いものではないため、使い勝手は余り良くない。
とはいえソーラービームと違って溜めなしでも撃てることや、2発目でも70とそこそこの威力も出ることから単純に火力を求めるだけなら強力な技。
『ポケットモンスター X・Y』では特殊技テコ入れで威力が130へ下がってしまった。
「葉っぱが激しく吹き荒れる」という技構図より、pixivでイラスト化する際は構図がやや被るグラスミキサーとの違いをハッキリさせなければならない。絵師にとっては再現難易度の高い技である。
そしてこの2つの混同が『Newポケモンスナップ』でも発生。ジャローダが技を発生させる場面があるのだが、どちらの技なのかパッと見ではハッキリせず混乱が見られた(正解は「グラスミキサー」)。
外伝作品での登場
ポッ拳
ジュカインのポケモン技として実装…されたのだが、
その実態は前方へと掴み属性を持った小ジャンプを繰り出し、ヒット時は相手の体を抱き抱えて拘束し、回転を加えながら逆様に落下して脳天から地面に叩き落とすというもの。
まさかのリーフストーム(物理)という凄まじいアレンジが加えられている。
発動時と拘束直後には葉っぱが舞い散り、回転には旋風のエフェクトが伴い、叩き落としの祭には広範囲に葉っぱと風のエフェクトが吹き荒れる…と原作同様の演出を備えてはいるのであるが、それでもなお物理攻撃と化したインパクトは凄まじい。
空中の相手しか掴めない・ヒット時には原作同様攻撃力ダウンのバッドステータスが一定時間付与されるという欠点はあるものの、発生の速さと判定の強さが非常に優秀であり、地面設置技多用により相手のジャンプ頻度を上げることが可能なジュカインにとっては差し込むチャンスの多い優秀な技といえるであろう。
慣れればバシャーモのブレイズキックの1段目と2段目の間に強引に差し込んで撃ち勝つという、3すくみ仕様は何であったのかといいたくなる光景を創り出すことも可能。
また、このポッ拳版リーフストームは海外の公式アニメ作品である『Pokémon Generations』にてジュカインの技として逆輸入された。
作中ではタイプ相性が最悪(4分の1)なはずのゴルバットを一撃でノックアウトさせるという無類の威力を発揮している。