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パッチール

ぱっちーる

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0327
ホウエン図鑑No.114
マウンテンカロス図鑑No.131
アローラ図鑑No.128
ローマ字表記Patcheel
ぶんるいぶちパンダポケモン
タイプノーマル
たかさ1.1m
おもさ5.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性マイペース/ちどりあし(第4世代から)/あまのじゃく(隠れ特性)
タマゴグループりくじょう/ひとがた

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語パッチールpatch(英語:まだら)+reel(英語:よろめく)
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語Spindaspin(回転)+spot(ぶち)+panda(パンダ)
ドイツ語PandirPanda(パンダ)
韓国語얼루기얼룩(模様)
中国語晃晃斑晃(揺れ動く)+斑(まだら、ぶち)

概要編集

ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場したポケモン。分類からモデルはパンダと思われるが、顔つきや長い耳など、後続のヤンチャム系統と比べあまりパンダっぽくはなく、寧ろウサギの方が近いため、イラストではウサギポケモンとして扱う者が多く見受けられる。


体中、特に頭部のぶち模様は一体一体つき方が違うことで有名で、外見の違いは何と4294901760種類も存在している。極めて低い確率(実際には約1/42億)で全く同じ模様の個体がいるとの事。


いつも目を回しているようなぐるぐる目で、挙動も酔っ払いや踊りのようにフラフラとおぼつかないもの。しかし彼ら自身は真っ直ぐに歩いているつもりらしく、その独特な動きは外敵を惑わせ、狙いを外して攻撃を絶妙にかわす事ができる。

いわばパッチールが自衛のため身に着けた独自の生態と言えるが、やはり長い間歩き続けると気分が悪くなってしまうらしい。


名前の由来は「patch(英語: まだら)」+「reel(英語: よろめく)」。

ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』では「むしゃむしゃーな!」という鳴き声を出している。


ぶち模様の生成アルゴリズムが異なる関係上、BDSP産・ポケモンGO産のパッチールは『Pokémon Home』に預けることができない。現状『Pokémon HOME』に預けられるのはニンテンドー3DSにて『ポケモンバンク』を経由したもののみだが、それらを『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』に送ることも出来ないため注意。

パッチールを『Pokémon HOME』に連れて来るには、3DS産をポケモンバンク経由で連れて来るか、GTSで探すしか方法がない。ポケモンバンクの新規DLが終了した現在では、入手が困難なポケモンとなっている。ポケモンバンクのサービスが終了した場合、(今後のポケモン本編の新作で登場しない限り)新規入手がほぼ不可能となる。『Pokémon HOME』の全国図鑑に登録したい場合はお早めに。


色違い編集

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色違いの個体は赤い模様が黄緑色に変わる。


ゲームでの特徴編集

ルビー・サファイア・エメラルド/オメガルビー・アルファサファイア編集


ダイヤモンド・パール・プラチナ/ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール編集


ハートゴールド・ソウルシルバー編集


ブラック2・ホワイト2編集


X・Y編集


サン・ムーン/ウルトラサンムーン編集


ポケットモンスター ソード・シールド』、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』には登場していない。


  • これまでに多種多様な柄が登場してきたが、Pokémon HOMEの全国図鑑では公式イラストと同じ柄のみ閲覧できる仕様になった(ただし、ステータス確認画面でのみ捕まえた時と同じ柄が反映されるようになっている)。
    • 後にバグだと判明。後に修正されたが、代わりに『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』とPokémon HOMEの間で送受ができなくなった

性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
606060606060360

  • 全種族値が60で統一されている事でも有名。種族値ALL60のノーマルタイプは、タイプ相性的な弱点の少なさと数値的な弱点箇所がない為、補正をかけることにより思いのほか活躍してくれる場合もある。とは言え、元々が60では補正をかけてもあまり伸びず、突出した長所が欠けていることも事実である。

  • かつては全員を混乱状態にできるフラフラダンスの使い手として有名だったが、今は優秀な後輩の存在ゆえにその点でも注目されにくい。

  • 通常特性はどちらも混乱にまつわるものである。マイペースならば「あばれる」をノーリスクで放て、ちどりあしでも「あばれる」とシナジーがある。また「ねこだまし」→(きあいのタスキで耐え)「じたばた」→「ふいうち」等のアタッカーコンボ型や、豊富な補助技を生かしたダブルバトルでのサポート型等扱い方によっては大きく化けるポケモンであり、種族値の改善次第では強ポケになる可能性はあると言える。

  • 元祖あまのじゃく+「ばかぢから」の使い手でもあり、攻撃力と防御力を上げながら、威力120の攻撃を放つことができるのだが、やはりこちらもry。『X・Y』にてカラマネロという優秀な後輩が生まれ、更に『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではラランテスも加わった。
  • あまのじゃくと「スキルスワップ」を両立することができる唯一のポケモンであり、これを活かしたギミックも可能。……だったのだが、この個性もSVにてカラマネロに奪われてしまった。


使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版

  • ケイン(AG57話)※クレアが預かっている

漫画版


番外作品編集

ポケモン不思議のダンジョン編集

赤・青の救助隊救助隊DX

  • エンディング後にさすらいの旅人として登場。一人称は「てまえ」。力尽きて倒れた所を主人公らに介抱される。曰わく珍しいポケモンを追い求めて放浪しているが、最近、気力が尽きてしまったらしい。介抱してくれたお礼に「とうめいなはね」を託してくれる。

  • その後、ほのおのだいち(エンテイ)→イナズマのだいち(ライコウ)→きたかぜのだいち(スイクン)→はるかなるれいほう(ホウオウ)の順に攻略した後、話しかけるとまた珍しいポケモンを追い求めて広場から旅立ってゆく。この時ホウオウで話しかけるか否かで反応が大分違う。出来ればホウオウで話しかけてあげよう。きっと微笑ましい光景が見られるぞ!

  • なお、仲間にするにはしあわせのとうというレベル1ダンジョンに挑まないといけない(低層に生息しているため勧誘は比較的楽だが、タイプ一致のたいあたりはそこそこ痛い)。打たれ強いくせしてステータスは微妙。

  • リメイク版の『救助隊DX』では公式YouTubeで本編より前のストーリーがある。ただし、本編では操作するポケモンが主人公とパートナーで固定されているため、ホウオウで話しかけたときの展開はなくなっている。

  • 敵としては新たに樹氷の森で強敵の個体が登場している。色違いならともだちリボンを持ったリーダーが倒すことで仲間に出来る可能性はあるため、レベルリセットダンジョンに向かわなくても勧誘出来る可能性があるのは大きい。また、エンディング後の一部のダンジョンでお腹を空かせて倒れている行き倒れポケモンとしても出現することがあるため、通常の個体も勧誘難度は激減している。

探検隊シリーズ

  • 時・闇の探検隊』では一般ポケモン扱いに降格されたためストーリーには関わらず。

  • 空の探検隊』では、新システム「パッチールのカフェ」の店主として再登板。話し方は救助隊のそれと似ているが同一個体かは不明。食料を渡せばドリンクを作ってくれる。
    • たまにあたりと称しダンジョンを教えてくれたり、仲間が増えたり、クソマズドリンクにあたったり。気が触れたかと勘違いするようなスペシャルグレイトなドリンクを出してくれたりなど。益々得体が知れなくなっている。ちなみに、本作最高…どころかポケダン史上最高の難易度との呼び声も高いLv1ダンジョンうんめいのとうは、ここのあたりの景品で開放される。同じ建物の中にはソーナノソーナンスコンビの探検リサイクルが併設されている。

  • 仲間にする場合はアフターエピソード終了まで待つ事になる(仲間に出来るダンジョンがうみのリゾートになるため)。

  • 『空の探検隊』の場合、カフェでドリンクを飲みまくり、あたりの景品みかいのこうやを出すという廃人一直線の方法もなくはない。

ポケモンGO編集

  • 『ルビー・サファイア』出身ポケモンの中ではかなり実装が遅れ、2018年8月にようやく実装された。現状では通常のフィールドリサーチの「カーブボールのグレートスローを5回連続で投げる」という、かなり難しいタスクをクリアした際の報酬としてのみしか手に入らず、野生の個体は存在しない

  • タスク限定のポケモンはそれまでミュウがいたが、パッチールはミュウや同時期に実装されたセレビィとは違い、スペシャルリサーチではない通常のリサーチで入手するポケモンであり、その第1号となった。後にはツチニンが続いている。

  • 模様にいくつかパターンがあるという特徴は原作から引き継がれているが、さすがに容量の関係からか模様のパターンは全部で8通りに抑えられている。ただし、図鑑には全部で20通りあり、今後も追加される可能性があると思われる。

  • 模様は月ごとに変わるようで、8月にパターン8が実装され、以後1ヶ月ごとに違うパターンが追加されている。また、バレンタインイベント中は上記のフィールドリサーチタスクを受け取ってクリアすると、パターン9としてぶち模様がハートの個体が出現する。

  • なお、性能面に関しては、種族値が相対的に低いという原作の特徴を引き継いでしまっているため、残念ながらバトルでの活躍は難しい。割と色々な技を覚えられるので、攻撃の型が読まれにくいという長所はあるのだが…。

  • 模様のパターンがいくつかある、タスクを見つけ出してクリアしなければ入手できない等、全体的にやり込み要素的な特徴が多いことを踏まえると、典型的なコレクション用のキャラクターと言えるだろう。

ポケモンマスターズ編集

  • センリとのホーム画面での会話でハピナスマッスグマはともかく、パッチールは目を離すとすぐどこかへいってしまうしな」と語っている。

アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

  • アドバンスジェネレーション57話
    • この話では複数体登場。その内のおでこにハートマークがある珍しいパッチールがおり、この個体はお嬢様のクレアが婚約者のケインから預かったパッチールでこのパッチールを持つと幸せが訪れるという。
    • なお、タケシはクレアに想い人がいるとも知らずにハートのぶち模様のパッチールを探すが、割れたハート模様のパッチールと何度も出くわしている。


その他

アドバンスジェネレーション77話
サン&ムーン13話・15話
新無印51話(イメージ)・60話(回想)・103話・115話・118話

漫画版編集

4章でセンリの手持ちが登場。空の柱で行ったミツルとの修行では「フラフラダンス」で相手を混乱させつつ同時に「スキルスワップ」で特性が「なまけ」のケッキングと特性を入れ替えてミツルに勝利している。


11章では序盤にルリの手持ちが登場する。


ポケモンローカルActs編集

京都府宇治市ヒバニーと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。



余談編集

トンデモない事件編集

  • 因みにこのパッチールだが、実は昔にトンデモない事件に巻き込まれたことがある。『天才ビットくん』にて「マスコットキャラクター募集」のコーナーがあったのだが決勝まで残った2つのデザインの1つが何とまんまパッチールの模様と色を変えただけの物であった。名称は「くるくる」で、体色が全身赤色なのと片手に酒を持っている事を除けば完全にパッチールそのものである。番組内では「ウサギがモチーフ」とか説明されていたが、元を知っている人から見れば明らかにそんなはずがない。

  • 結果としてそのデザインは敗北したのだが「ポケモンのデザインの完成度の高さを再評価する」という正の意見と「仮にも投稿者の発想力を求める番組にいくら模様と色を変えたとは言ってもよりによってポケモンを送った事にスタッフは気付かなかったのか」という負の意見がネットで出る事となった。

  • 流石に問題視されたか、その後の総集編では1位になったキャラとの投票になった事は言及されず、完全に黒歴史となっている。

関連イラスト編集

君に決めたっ!パッチール

パッチール(キョダイマックスのすがた)あけましておめでとうございます


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧


図鑑番号順

0326.ブーピッグ0327.パッチール→0328.ナックラー


関連ポケモン等・グループタグ

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