データ
初出 | 第3世代 |
---|---|
タイプ | エスパー |
ぶんるい | 変化 |
めいちゅう | - |
PP | 10 |
範囲 | 単体 |
効果 | 自分と相手の特性を入替える。 |
備考 | 特性ふしぎなまもり・マルチタイプ・バトルスイッチ・イリュージョン・ARシステム・きずなへんげ・ぎょぐん・スワームチェンジ・ぜったいねむり・ダルマモード※・ばけのかわ・リミットシールド・アイスフェイス・うのミサイル・かがくへんかガス・はらぺこスイッチ・じんばいったい・こだいかっせい・クォークチャージに対しては効果がない。 |
英語名 | Skill Swap |
※ダルマモードは第6世代までは有効。
概要
第3世代から存在するエスパータイプの補助技。
自分と相手の特性を入れ替える技。略称は「スキルスワップ」から「スキスワ」。
第3・4世代では技マシンの技であったが、第5世代以降は教え技となっている。
ちなみに自力習得できるのはランクルス系統・フレフワン系統・ニンフィア・メレシー・ディアンシー・プラスルと何故かフェアリータイプに偏っている。
特性を交換するという仕様上、自身の特性が微妙かつ、相手の特性が強力な程効果が大きい。
この【自身の特性が微妙】というのは『特性はっこうなどバトルにおいて意味がない特性を指すこと』ではなく、『自身の特性を活かせない相手とかち合った場面を指すこと』なのに留意。
例えばクレセリアの特性ふゆうはじめんタイプ相手に有利を取れる特性だが、逆をいうと相手がじめんタイプでなければ必要ない。
同様にディアンシーのクリアボディも能力を下げる術を持たない相手では意味がないし、ゴチルゼルのかげふみだって相手の控えが全滅していたら意味がなくなる場合もある。
要するにポケモンバトルとは流動的な物なので、相手が悪ければ自分の特性が働かないことは多々あるのである。
さて、相手に使われた場合だが、ちからもちマリルリ・ホルードやヨガパワーチャーレムはこの技を使われただけで使い物とならなくなる。ただし、マリルリはごく稀にそうしょく持ちもいるので注意。
また、「いかく」の様にその場に出た瞬間発動する特性を入替えた場合、特性を入替えた直後に再度効果が発動するという特徴がある。
これを活かせば相手の「いかく」を逆利用したり、味方の「いかく」を交代なしで再利用したり等戦術を広げることも可能となる。
さまようたましいは、この技の特性版である。
ケッキングやレジギガスとスキルスワップを使えるポケモンで組んで「なまけ」、「スロースタート」を押し付ける戦法は有名ではあるが、特性を入替えたポケモンが次ターンなまけてしまったり調子が上がらなくなるため、ある程度の耐久が求められることとなる。最近はもっと手っ取り早い特性や技が出たので採用率は落ちた。
そのため『チャーレムがスキルスワップを使い、ヨガパワーをケッキングやレジギガスに移す』という最早『この世全てを地獄に変える』という戦法が確立。
再評価どころか要注意技にまでなった。
さらに最強のエンペルトや★6コノヨザル等、特性「かちき」「まけんき」持ちのレイドボス対策として有用な技となっており、特に最強エンペルトでは、この技を覚えたエルレイドで攻略することがお薦めとされた程。それ以外でも、「じしんかじょう」持ちの★6ボス(ギャラドス、ボーマンダ、ヘラクロス等)を相手取る時や、通常行動に積み技を持つ★6サーナイトやカイリューに「あまのじゃく」を押付け戦法を取る時等にこの特性が採用されることがある。
これ程までこの技が輝いたことも早々ないであろう。
なお、上記の通り「ふしぎなまもり」「マルチタイプ」「バトルスイッチ」等に対しては効果がない。
フォルムチェンジ特性は所有者の仕様上仕方ない(一部例外は居るが)。「ふしぎなまもり」が対象ではないのはやはりヤミラミとミカルゲの存在故であろう。この2匹は第6世代で弱点が出来たにも拘らず、である。
関連タグ
スワップ系統