基礎データ
全国図鑑 | No.0979 |
---|---|
パルデア図鑑 | No.160 |
キタカミ図鑑 | No.101 |
ぶんるい | ふんどざるポケモン |
ローマ字表記 | Konoyozaru |
タイプ | かくとう / ゴースト |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 56.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | やるき/せいしんりょく |
隠れ特性 | まけんき |
おとしもの | マンキーのけ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | コノヨザル | この世を去る、猿 |
英語 | Annihilape | annihilate(全滅させる)、ape(類人猿) |
スペイン語 | 〃 | 〃 |
イタリア語 | 〃 | 〃 |
ドイツ語 | Epitaff | Epitaph(エピタフ、墓碑銘)、Affe(猿) |
フランス語 | Courrousinge | courroucé(激怒した)、singe(類人猿) |
韓国語 | 저승갓숭 | |
中国語(簡体字) | 弃世猴 | 弃世 (亡くなる)、猴 (猿) |
中国語(繁体字) | 棄世猴 | 棄世 (亡くなる)、猴 (猿) |
進化
マンキー → オコリザル(Lv28) → コノヨザル(「ふんどのこぶし」を20回以上使用してレベルアップ)
概要
第9世代『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』から登場したポケモンで、26年越しに登場を果たしたオコリザルの進化形。
元々の対であるペルシアンがリージョンフォームや分岐進化を獲得してから数年、まさかの追加進化の実装に驚いた古参ファンも多いだろう。
ボサボサに振り乱した灰色の長い体毛や、ギラギラと真っ赤に輝く目、目の下に表れたドス黒い隈など、進化前とイメージが大幅に変わり、まさに怒りの化身ともいうべき姿に変容。
また筋肉が肥大化して両腕が太くなり、その影響で腕輪が壊れ右腕の方は完全になくなった。鳴き声も血管が切れかけ筋肉が軋むような、どこか痛々しいものとなっている。
一方で、待機モーションは無駄な動きをせずにただ佇むだけであり、その点が逆に恐怖をかき立てている。
ひたすら怒り続けた結果、ボルテージが限界を超えた事で肉体に縛られない脅威的なパワーを獲得した。
それを拳に込めて、相手を骨の髄まで破壊するほどの一撃を叩き込む。
激情のままデタラメに暴れ回る今までと比べ、怒りが境地にまで達して洗練されたという事だろうか。
「怒り(精神)が肉体を凌駕した」という設定からか、なんとタイプにゴーストタイプが追加されており、マーシャドー以来かつ一般枠では唯一の格闘・ゴーストの複合に変化した。
過去の図鑑説明から誤解してしまいそうになるが、憤死してこうなったわけではなく、殻である肉体を半分だけ脱ぎ捨てた姿とのこと。言わば生身と幽体離脱の性質を両立し続け、生きながらにして霊体としての力を振るうイレギュラーな存在となっている。
なお、ゲームシステム上「ひかえめ」「おだやか」「のんき」といった温厚な性格のコノヨザルもしっかり存在する。
どのポケモンにもいえるが、種としてすさまじい怒りのエネルギーを持つものの、個体ごとの差は現実でもゲームでも別である例といえる。
禍々しい外見ながらも、初代からのオコリザルが一級品の強さに正統進化した事や、怒りだけでなく闇堕ちを彷彿とさせるデザインからカッコ良さを感じるユーザーも少なくないようで、登場してまだ間もない追加形態としてはなかなかの人気を持つ。
ゲーム上の特徴
本作からオコリザルに追加された専用技「ふんどのこぶし」を20回以上使用してレベルアップすることで進化する。
『LEGENDSアルセウス』のアヤシシやハリーマンのものとほぼ同じ条件ではあるが、ジニア先生の授業を受けていればヒントが出てくる為、新技という事もあり気づき易い。
なお「使用」さえすれば、命中しなくても無効化されてもカウントされる。そのため、手っ取り早く進化させたいのであれば、コサジの小道に出現する最低レベルのグルトンあたりに連打すると比較的楽に達成可能。
DLC『ゼロの秘宝・碧の仮面』追加マップ、キタカミの里ではなんと夜にキタカミ原生地域に野生で出現する。野生とはいえ最終進化ポケモンだけあり手強く『いのちがけ』で最悪自滅する為、捕獲の際は要注意。
ストーリーではスター団かくとう組チーム・カーフのボスであるビワの手持ちで登場。
初戦闘時はカーフ・スターモービルが切り札だが、再戦時はコノヨザルが切り札となる。カーフ・スターモービルの暴れっぷりに隠れがちだが、こちらもエスパータイプの弱点を突けるかくとうタイプということで中々の強敵となっている。
ちなみに、ビワは再戦時に新たに進化前のオコリザルを先鋒で起用するという珍しいNPCでもある(それぞれのタイプで系統が充実した近年の作品で、強化後のNPCが進化前を使うケースは極稀)。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
コノヨザル | 110 | 115 | 80 | 50 | 90 | 90 | 535 |
オコリザル | 65 | 105 | 60 | 60 | 70 | 95 | 455 |
新たにゴーストタイプが追加された事で、オコリザル時代から苦手としたエスパータイプに強く出られるようになった。
今までさんざん辛酸を舐めさせられてきた怒り・怨念なのだろうか?
特攻と素早さがオコリザルより下がった以外は能力が軒並み上昇し、特にHPは大きく上昇した。
また、幻のポケモンであるビクティニを抜き、最もHP種族値の高い「いのちがけ」使いでもある。HP種族値が110以下のポケモンは先制されるとワンパンされると言えば、その恐ろしさが分かるだろう。
専用技のふんどのこぶしは通常だと50しか威力が出ないが、攻撃を受けた回数につき、威力が50ずつ上がる。
しかも、交代しようが瀕死になろうがバトルが終わるまでカウントは引き継ぎであり、さいきのいのりで復活させてまたカウントの貯まったふんどのこぶしで殴るといった使い方が出来る。ビルドアップで先に積んでから、相手に攻撃させて威力を上げるという戦法も可能。どうやらこのお猿さんは死んでも恨みは晴らす性分のようである。
…ただし、当然ではあるがコノヨザル本人で攻撃を受けないと意味が無い点には注意。たとえさいきのいのりで復活したとしても復活してすぐの時点での体力は最大HPの半分なので、必ずしも「1回は復活できるからここで瀕死になってカウントを引き継いでもいい」とは言い切れない。
かくとうタイプ側はインファイトを覚えるが耐久寄りなステータスのコノヨザルとはミスマッチ気味なため、ドレインパンチやクロスチョップのほうが優先されるだろう。
サブウェポンはひこうタイプ対策にいわなだれやストーンエッジ、フェアリー対策にダストシュートなど。もし、これらの技を外してもじだんだを採用しているならば、そちらの威力が上昇するメリットがあり、ついでに地面枠も補える。
3色パンチ(特にネタ的な意味でかみなりパンチ)、タネばくだん、げきりん、ふくろだたき(タマゴわざ)なども習得できるので対抗できるタイプが意外と多く、ストーリー攻略では活躍してくれるだろう。
テラスタイプはゴーストタイプミラーマッチに強いノーマル、フェアリー対策のはがね、はがねテラスタルを狙う役割破壊を避けるどく、この辺が目ぼしい所。
他にも物理アタッカーなので、やけど阻止で炎タイプにテラスタルすることも選択肢に入る。
なお、ゴーストタイプ追加により元のタイプのままのろいを発動するとゴーストタイプ版(自分のHPを半分削るタイプ)になってしまうので、オコリザルの時とは勝手が違う事を覚えておこう。
SV発売早々、H110とS90を活かした「こだわりスカーフ」を持たせた「いのちがけ」型が注目された。HPに努力値を236振ればH252カバルドンをワンパンできるのも大きかった。H252型の場合、「ステルスロック」と「すなおこし」のスリップダメージ込みならでH252ヘイラッシャも確定1発となる。
ランクバトルシリーズ1シーズン1が始まると「たべのこし」を持った「ビルドアップ」型が流行。特にオーロンゲやドラパルトの壁でサポートした型が強力。
勿論「いのちがけ」型も強力。オーロンゲが両壁を貼る前に「いのちがけ」で処理し、両壁の内貼っていない方の物理・特殊区分でそのまま攻めるというゲーム運びもある。「いのちがけ」型の場合は「こだわりスカーフ」の素早さ補正の乗った「とんぼがえり」で交代し、のこのこ出てきた対コノヨザル用のポケモンに有利なポケモンを出して出し勝ちするプレイングもできる。
その後「いのちがけ」でもSを削って耐久に回した汎用性やりサブプランに寄せたりした型、「ステルスロック」「でんきだま」「なげつける」型、耐久を捨てた「きあいのタスキ」型、「アンコール」ハメ型、パオジアンの「つららおとし」やイーユイの「あくのはどう」の追加効果に強い「せいしんりょく」型など、様々な型が開発された。
なお、単純な「たべのこし」「ビルドアップ」型は「ちょうはつ」や「トリック」、「ねむり」以外の状態異常で対策できるということで、少しずつ減っていった。
シリーズ4でれいじゅうランドロスが解禁されると、彼の「いかく」に対応した「まけんき」型が増加。
シリーズ5のインフレ環境になると数値を増強した「とつげきチョッキ」「ドレインパンチ」型が流行。HSベース「いのちがけ」ハイブリッド型にして雑に切るケースもままあり、全体的に耐久を過信しない構成・プレイングが主流に。
藍の円盤で「がむしゃら」を獲得。元々「ふんどのこぶし」でダメージソースは事足りているが、ノーマルテラスタル対策かつ「きあいのタスキ」型には上々な選択肢である。
ダブルバトルでも居座り耐久型として環境で使われ、特に初期環境ではイッカネズミ、イエッサン♀といった「このゆびとまれ」サポーター、モロバレルのような「いかりのこな」(偶にウルガモスもいかりのこなを使う)サポーターと組むことが多い。 一番強力な動きはイッカネズミの「ふくろだたき」で一気に「ふんどのこぶし」の威力を250まで上げつつ攻撃を「じゃくてんほけん」で2段階上昇させることだろう。まぁ実際は「じゃくてんほけん」までは持たせないで、テラスタイプも晴れパ対策のほのおや雨パ対策のみずでも選べば十分だが。
レギュレーションCになると追加された四災に「ふんどのこぶし」が通りにくくはあるが、「ドレインパンチ」が通りやすく、ディンルーやパオジアンと相性が良い他、お供のイッカネズミ共々一致抜群を突かれないと、総合的には強化されている。
禁止級伝説が解禁されたレギュレーションGでは流石に耐久型として安定通用しづらくなったが、型の読みづらさ、運良く「ふんどのこぶし」を最大まで積んだ際の禁止級伝説とのスペック差をひっくり返す火力などから、完全には環境から消え去っていない。
準伝説、パラドックスポケモン、禁止級伝説、幻のポケモンが使用禁止となるレギュレーションHでは、シングル・ダブル両方でそのスペックをいかんなく発揮。
シングルでは単純な耐久型というよりは、アカツキガチグマの「あくび」を「やるき」で無効化できる点が重視される。
シーズン22最終2桁にはアカツキガチグマに撃ち合って勝てるようにした「やるき」「[とつげきチョッキ]]」「ドレインパンチ」型が何例か見られた。
ダブルではイッカネズミでの「ふくろだたき」から始動するパーティも然ることながら、それを偽装してイッカネズミで「テクニシャン」+「ネズミざん」を放って一気に攻めたり、「こだわりスカーフ」コノヨザルで上から相手を叩いたりと、読み合いのし甲斐のある環境となっている。
総じて、優秀なタイプとステータスを手に入れたことで、オコリザル時代からの器用さを満遍なく活かせるようになった形である。
テラレイドバトルでは
レイド攻略用ポケモンとして
前述の通りマーシャドー以来、一般ポケモンとしては初のゴースト・かくとう複合というだけあってわざの通りが非常に良く、相手が単タイプ固定のテラレイドバトルではメインウェポンのどちらかがほぼ必ず等倍で通せるため、レイド攻略の汎用アタッカーとしても有力(ただしきよめのしおキョジオーンには注意)。
特性を「やるき」にすれば「あくび」や「キノコのほうし」等でねむり状態にしてくる相手にも強く出られる。隠れ特性「まけんき」はデバフを撒いてくる相手に有効だが、個体の用意に手間がかるのがネック。
積み技がビルドアップくらいなため速攻向きではないが、「いやなおと」、「ドレインパンチ」、「ちょうはつ」、「きあいだめ」といったレイドで有用な技は一通り覚え、いざというときには「ふんどのこぶし」での一発逆転も狙える。被弾による「ふんどのこぶし」の威力上昇はひんしになってもリセットされないので、レイド終盤にもなればほぼ最大威力になっている。
★5はもちろん、大半の★6でソロ攻略が可能で、★7適性も(相手にもよるが)比較的高い。スパイスやテラピース集めにレイド周回をするなら、攻略用に1匹育てておいてまったく損はない。
同じくソロ周回に向いているかくとうタイプであるテツノカイナと比べると、瞬間火力では劣るものの、安定性に関してはこちらの方がやや分があると言えよう。加えて、すばやさが高く補助技も多く覚えられるので、相手の変化技を妨害したり、デパフを掛けたりと、攻撃以外に色々と小細工ができるのもテツノカイナにはない利点と言える。
テツノカイナとは異なり両方のバージョンで入手可能なので、入手難易度がそこまで高くないのも嬉しいところ。ただしDLCがない場合ゴーストテラピースを要求される場面はある。
レイドボスとして
味方につけても強力な分、レイドボスとして出てくるコノヨザルも強力を通り越して凶悪。
★5でも頭一つ抜けた強さを持つが、★6は問答無用の最高難易度である。
★6の構成は「インファイト シャドークロー ダメおし きあいだめ 特性まけんき固定」、特殊行動として「ビルドアップ(序盤・終盤)」と「ふんどのこぶし(終盤)」。
かくとう・ゴーストの強力な一致技を持つだけでなく、あく技ダメおしでヒスイゾロアーク対策も完備。このため、全ての攻撃を半減以下で受けられるポケモンは不在。
特性「まけんき」も危険で、デバフをかけると唯でさえ高い火力が大幅に上昇する。特にソロの場合NPCのポケモンの「いかく」や「マッドショット」などでも発動してしまうため、対策しないと常にこの特性の脅威に晒される。
そして、意外に知られていないが最も危険なのは「きあいだめ」である。急所命中時は自分の火力デバフおよび相手の耐久バフを完全無視するため、よしんば特性を変えることができたとしても「きあいだめ」を使われるとこうげきデバフは殆ど意味を成さない。
このため、安定してクリアしたければ(※)、
のどちらかが必要となる。
(※)あくまで「安定して」クリアしたければの話であり、テツノカイナなどで運任せかつゴリ押しのソロ攻略も不可能ではない。後述のポケモンたちを育成するのが面倒くさければ、NPCにいかく要員が居ないかどうかだけ確認してから試しに一度挑んでみてもいいかもしれない。
アタッカーとしての最安定はタイレーツが挙げられる。
特性「カブトアーマー」で一切急所に被弾せず、「まけんき」が発動したとしても「てっぺき」が入ればそうそう倒されることはない。「くさわけ」を入れて先手で「てっぺき」を使えるようにするとなお安定。攻撃は「ボディプレス」で行う。
問題は相手がゴーストテラスタルの場合手も足も出ないことか。半減相性程度なら粘り勝ちできなくはない。
他にもピンポイントな調整をすればニンフィアやデデンネなどでもそこそこ安定したソロ攻略が可能だが、「きあいだめ」を止められないため安定感は劣る。
特性「シェルアーマー」で攻撃が急所に当たらず、「なやみのタネ」でコノヨザルの特性書き換え、「くすぐる」での「ビルドアップ」打ち消し、コノヨザルの攻撃を安定して受けきれる物理耐久と、コノヨザルキラーと言える能力が多数揃っているのである。
攻撃は「ギガドレイン」がメインとなる。このためドダイトスを特殊特化型に育て、「ギガドレイン」のPPを最大まで増やしておく必要がある。ドダイトスの種族値では大した火力が出ないと思われがちだが、ドダイトス相手だとコノヨザルは「インファイト」を連発するのでこちらは何もせずともどんどん特防が下がっていき、「メトロノーム」を持たせた「ギガドレイン」の連発でPPが切れるまでに(くさ技が通りづらいテラスタイプであったとしても)十分に削りきれる。当然テラスタイプは草一択で、「ギガドレイン」の火力を底上げする。
難点としては、SV内でのドダイトスの入手が面倒な事。入手手段としては①キタカミの里でジニア先生からタマゴを貰う、②『藍の円盤』のリーグ部でテラリウムドームの開発を行う、③期間限定の最強レイドでボスとして登場した個体を捕まえるかそれを元手に孵化させた個体を用意するの3通りしかなく、そうでなければ交換で別の誰かから譲ってもらわければ入手ができない。また、「シェルアーマー」が隠れ特性なのでとくせいパッチが必要なこと(最強レイドの個体は隠れ特性確定なのでそのまま使いまわせるが)、「なやみのタネ」と「くすぐる」が遺伝技なので、技を覚えさせるのに少々手間がかかることも難点。過去作をプレイしているプレイヤーは、過去作から持ってくるのもありだろう。
サポーターとしてはヤレユータンが最有力。
複合タイプにより「シャドークロー」を無効、「インファイト」を等倍で受けることができ、「リフレクター」によりダメージを更に半減可能。悪技の「ダメおし」は弱点だが、基本威力が低いため弱点を突かれても威力120と一致「インファイト」以下であり滅多に使用してこない。
「きあいだめ」や「ビルドアップ」は「ちょうはつ」を撃つことで、特性「まけんき」は「スキルスワップ」で特性を交換することで封じられ、「ひやみず」により攻撃を下げることで味方が安定して戦えるようになる。バリアを張られてデバフ解除が見えたら奥義「かえんだま」+「なげつける」をお見舞いしよう。
ヤレユータン自体の攻撃性能は低いが、専用技の「さいはい」により味方のアタッカーを再行動させることで実質的な火力要員にもなれる。
このように諸々の要素がコノヨザルに対して非常に相性が良く、野良レイドでも1匹ヤレユータンがいれば成功率が格段に上がる。
注意点としては物理耐久はさほど高くはない点と、素早さが低いため努力値をきちんと振らないと「ちょうはつ」を撃つ前に「きあいだめ」をされる可能性がある点、そして最初のターンに誰よりも先に「ちょうはつ」を使わないと意味がないという点。
また、周囲の味方が特性を理解しておらず、スキルスワップを使う前にデバフを使うことで「まけんき」が発動してしまう可能性もある。
いずれにせよ、★6コノヨザルに対する知識を持った味方が揃わないと安定攻略は難しいだろう。
ちなみにゴルダックでも似たようなことができるのは覚えておくと良い。
あまりの暴れっぷりに発売当時Twitterでは「最強は星7の連中じゃなくてコイツ」「なんなら星10くらいはある」など、対峙したプレイヤーによる「憤怒」の声が溢れた。現在では安定して攻略可能なポケモンがいくつか考案されているので、今や過去の話ではあるが。
ちなみにこんなぶっとんだ難易度にもかかわらず、あくまで1レイドボスなので報酬アイテムは普通の設定であり、スパイスを入手できる確率も低め。割に合わないと感じたら挑戦を回避するのも手である。
使用トレーナー
番外作品
ポケモンGO
2024年1月19日から実装。
こちらの進化条件は「オコリザルを相棒にした上で、エスパーまたはゴーストタイプのポケモンを30匹倒す」こと。
倒す方法は伝説レイドやメガレイド(実装タイミングでは丁度メガチャーレムが出現している)、各地のジムトレーナー戦、GOロケット団戦、PVPなどで行える。
ちなみに相棒にしたオコリザルで直接倒す必要は無い。このため直接戦わせることは避け、エスパーやゴーストと相性の良いゴーストやあくタイプのポケモンに同行させて数を稼ぐ方が早いだろう。
……問題はこの中で最も撃破数を稼ぎやすいジムトレーナー戦にてエスパーやゴーストタイプのポケモンが置かれている事が少ない事だろうか。ジムバトルでは主に弱点の少ないノーマルが置かれる事が多く、その分枠が減るため。
もっとも、エスパーでもヤドランやメタグロス等ジム防衛に充てられる種がそこそこいるため、頑張って歩き回れば意外と何とかなることもある。
なお、コミュニティ・デイではイベント開催期間中に限り、「オコリザルを相棒にした上で、かくとうタイプのポケモンを20匹捕まえる」という条件に変更される。マンキーを捕まえていれば簡単に達成できるので、これを機会に高個体値や色違い等、目ぼしい個体は進化させておくのが良いだろう。
性能
習得するノーマル技はけたぐり/カウンター、ゲージ技はローキック/インファイト/つじぎり/れいとうパンチ/シャドーボール/ふんどのこぶし(限定技)。
ノーマル技にゴースト技がなく(原作で習得できた「シャドークロー」はなぜか覚えられない)、かくとう技も「カウンター」は良いとして、ゲージ技は癖の強い技ばかりであるためアタッカーとしての使い勝手はイマイチだったが、ふんどのこぶしに使用後必ず攻撃が上がるという効果が付いているお陰で評価が大きく変わった。
それに加えて、ジム防衛要員でも高耐久ゴーストタイプであるためかなり優秀。
まずゴーストタイプゆえカイリキー等かくとうタイプの技を大きく軽減でき、ルカリオやテラキオンには一致かくとう技で弱点も突ける。
かといってバンギラスやサザンドラを出すと一致かくとう技で弱点を突かれ、メタグロス相手も「シャドーボール」or「ふんどのこぶし」持ちなら返り討ちにできる。
フェアリータイプ相手は有効打がないので厳しい……と思いきやサーナイトには「シャドーボール」or「ふんどのこぶし」、トゲキッスには「れいとうパンチ」で抜群が取れるため攻防共に隙が無い。ただし、ゼルネアスやザシアンは技開放をさせてもさすがに厳しい。
総じて不一致技も含め攻撃範囲が幅広く、独自の役割を持たせやすいポケモンと言える。
ポケモンマスターズ
- ビワ&コノヨザル
2024年11月9日に、アカデミー創立編「地獄のアイドル登場!」にあわせて実装された、かくとうタイプのサポートロールで、EXロールはテクニカル。
技
ドレインパンチ |
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相手に与えたダメージが多いほど自分のHPを回復する |
パルデアの結束 |
味方全員の次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストをそれぞれ1段階あげる。味方全体の場をパルデアサークル(防御)にする。パルデアサークル(防御)は以下のすべての効果を発揮する
|
シンクロ技:友愛のふんどのこぶし |
|
攻撃が必ず命中する。技で攻撃を受けるたびに威力があがる。 |
背中はみせない! |
味方全員の急所率を3段階あげる+回復付帯状態にする+次回物理技威力ブーストを2段階あげる |
バディーズ技
地獄のアイドルが決めるクロスチョップ |
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★6EXに★アップ後: 初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
★6EX+EXロール解放後: 威力が1.5倍になる |
パッシブスキル
最後まで立っていた者が勝つ!! |
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技で攻撃を受けたときに味方全員の防御と特防を1段階・次回物理技威力ブーストを1段階あげる |
サークル時攻撃時次ゲージ消費無9 |
味方全体の場がいずれかのサークルのときは技での攻撃が成功したときに自分を次回ゲージ消費0状態にする |
ねむりひるみ無効G |
味方のバディーズ全員がねむり状態やひるみ状態にならない |
登場時防御特防アップ1 |
バディーズ専用Pクッキーで解放。登場したときに自分の防御と特防を1段階あげる |
超覚醒パッシブスキル
ウォオオオーーーッ!!! |
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初めて登場したときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを2減らす。味方全体の場がパルデアサークル(防御)のときは味方全員の技の威力をあげる。初めてピンチになったときだけ自分のHPを最大HPの約60%回復する |
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
46話~『テラスタルデビュー編』のOP「Will」で初登場。
- この世ならざるもの
52話にてライムの口から明らかになった「野生のポケモン達が畏怖する存在」で、ライムも探しているという。ラストでシルエットのみ登場している。
53話で実際に登場。テラスタル研修生のルカが鞄を直すためにマンキー達の棲みかにある木と食料置き場の木を繋ぐツルを切って使ってしまった為に怒り、ルカ達と姿がよく似ていたリコロイドットに襲いかかる。ニャローテ・ホゲータ・クワッスの三体同時に相手にしても引けを取らない程強いが、シャドーボールが流れ弾でマンキー達に当たった際にはマンキー達に襲われている(が、すぐに蹴散らしている)。リコのミブリムを切っ掛けに何故コノヨザル達が怒っているのかに気づいたリコ達がツルの代わりとなる新たな橋を作ってくれた事で群れ全員で大喜びする。
……するが、あまりに喜びすぎた事で発生した落石が直撃した事で群れで大喧嘩となり、怒りの臨界点を突破した2匹のオコリザルが更にコノヨザルに進化し、マンキー達を蹴散らして3匹のコノヨザル同士の激しい乱闘となる。
しかし、ミブリムから進化したテブリムによって3匹共に叩きのめされ、治療された事で鎮められた。
これまでバトルの経験がほぼないリコのテブリムに一網打尽にされてしまったが、恐らく事前の乱闘騒ぎで体力が削れていたのだろう。
放課後のブレス
第3話『息をつく』でビワのコノヨザルが登場。
POKÉTOON
『怒りのオコリザル観察日記』で少年のオコリザルが進化する形で登場。
余談
名前の由来
- 名前の由来は『この世』と『猿』。図鑑の説明から「この世に在らざる」、ゴーストタイプが追加されている事から「この世を去る」や「ヨザル」(中南米に住む猿の仲間)とも掛かっているのかもしれない。
- ドイツ語名の「Epitaff」は「Epitaph」(墓碑銘)+「Affe」(猿)の組み合わせであり、日本と同様にゴースト要素が押し出されているネーミングである。
- フランス語名は「Courrousinge」。これは「courroucé」(激怒)+「Singe」(サル)の組み合わせであり、進化前の日本語名とあまり変わらない。
- 各国のネーミングで最も物騒だと言えるのは英語名の「Annihilape」で、annihilation(絶滅)+ape(類人猿)の組み合わせになっている。おそらく一族郎党絶滅させるという強い怒りの表れなのだろう。
偽の姿
SV発売前にオコリザルの進化形として、オコリザルが髭を貯えたような姿のリーク画像が出回ったが、こちらはガセポケであるため注意。
最後のポケモン
有志による開発コードの解析の結果、コノヨザルは「スカーレット・バイオレット」で初登場したポケモンの中で最後に開発されたことが判明した。
そのため、開発コード順=全国図鑑番号順という誤った情報が出回っていた時期(詳しくはこちらを参照)には「最後がコノヨザルなのは、初代『ポケモン言えるかな?』へのオマージュ(進化前のオコリザルが最後に登場するポケモンだった)だから」という憶測もあった。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0978.シャリタツ→0979.コノヨザル→0980.ドオー
同複合タイプ
第7世代 | マーシャドー |
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関連ポケモン等・グループタグ
その他
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム | |
憤怒(七つの大罪) | 象徴する動物の一体が猿とされる。 |
激昂したラージャン | 常時怒り狂う猿という共通点から思い浮かべる人もいるだろう。 |
豪鬼 | コノヨザルの出で立ちや図鑑説明から豪鬼を連想した格闘ゲーマーもいた。 |
殺意の波動に目覚めたリュウ/影ナル者 |