概要
藍の円盤にて、ブルーベリー学園でブルベリーグの参加者がバトルを鍛え合うための部活である。
部のコンセプトが「部員同士で切磋琢磨してブルベリーグで高みを目指すこと」であるためか、ブルベリーグの頂点に立つ「ブルベリーグチャンピオン」が代々部長を務めている。
主な部員は、ブルベリーグ四天王(アカマツ、ネリネ、タロ、カキツバタ)やゼイユ、スグリ。
上記に加え、主人公もカキツバタとゼイユに案内されて部室に来た時点で仮入部になる。
服装については、「ランニングシャツと短パン&スパッツ」という部のユニフォームが存在しており、主人公も仮入部後に一式貰える。ただし部員がみなこのユニフォームを着ているわけではなく、現在のブルベリーグ四天王やゼイユは普通の制服のまま、またはユニフォーム改造をしている。現チャンピオンは色違いの赤いランニングシャツを着ているため、カラーバリエーションも存在するようだ。
また、テラリウムドーム内にいるユニフォーム姿の生徒は皆この部に所属している。
ストーリーにおけるリーグ部
四天王とチャンピオンが揃う錚々たる顔ぶれとは裏腹に、元来は比較的ゆるい雰囲気の部である。チャンピオンが部長に就任する形式を採っているが、前チャンピオン・カキツバタが部長であった時は(仕事が面倒という理由もあれど)カキツバタと四天王を併せたメンバーの持ち回りで部長職を担当しており、部活後にみんなでアカマツの作った料理を食べるなどバトル外での交流も存在していた。
その経緯が故、本編中では現チャンピオンによる勝利至上主義に近い横暴かつ苛烈な方針と、従来の指針に沿って集まった部員とが噛み合わず軋轢が起きている。このため当のチャンピオンが来ない部室内も人が少ない。
『藍の円盤』のストーリークリア後は主人公がチャンピオンに就任したことで、カキツバタ部長時代に近い空気・体制に戻り、他の四天王メンバーも再び顔を出すようになる。
ちなみに、カキツバタは悪人ではないがちゃらんぽらん気味・現チャンピオンは部室に来ない&主人公との確執持ちでそもそも友好的に話せる空気ではなかったため、チャンピオンが部長に就任する事実を主人公は事後承諾で知るハメになった。
ゲームシステムとしてのリーグ部
『藍の円盤』のストーリーを進めると、学園で出会ったトレーナーと部室で交流ができたり、様々なコンテンツが解放される。
仮入部後、カキツバタの説明を受けてからは部室のパソコンが自由に使用できるようになる。
部室のパソコンから他の部活に資金援助ができ、援助のお礼として施設が充実していく。例として美術部への寄付で模様替えが、音楽部への寄付で室内BGM変更が可能になる。特筆すべきは科学部に寄付することで設置されるどうぐプリンターで、ランダム性こそあるがガンテツボールなどのレアボールをはじめとした希少アイテムの入手ルートになる。
また主人公個人が恩恵を得る援助もあり、写真部に寄付するとカメラやロックオン機能が拡張され、野球部に寄付するとバトル開始時や捕獲時にモンスターボールを投げる投球フォームの変更も行える。
「特別講師」制度について
藍の円盤クリア後は、パルデア地方で出会ったトレーナー達を特別講師として招待できるようになる。
- 特別講師とのふれあい
会話や写真撮影、ポケモン勝負ができる。バトルに勝つとアイテムを入手できたり、パートナーリボン付きのポケモンを交換して貰える。特別講師と勝負しないと入手できないアイテムも存在する。パートナーリボンは交換元の親の名前が冠詞になる(例:コルサの キマワリ)ため、トレーナーに思い入れがあるなら大事に育ててあげよう。
プレイヤーが交換に出すポケモンは特別なポケモン(伝説・幻のポケモン・色違いポケモン)や親が自分以外のポケモンでなければ何でも構わないが、せっかくの機会なので、そのトレーナーのイメージに合ったポケモンやパートナーとして似合いそうなポケモンを送ってあげるのもまた一興であろう(中には、収めるボールや、証の種類、手に入れた場所にまで拘る猛者もいるとか…)。交換しないとそれ以上の再戦ができなくなるため、ある意味特別講師とのポケモンの交換は避けて通れない道とも言える。
なお、特別講師全員との交換イベントを完走する場合、1人あたり600BP、合計で13,800BPという膨大なポイントが必要となる。当然、後述する特殊会話をすべて見ようとすると必要なポイント数はさらに跳ね上がることになる。普段からブルレクをこまめに熟すなどしてポイントを貯めておきたい。
本編でジムリーダーと再戦後にオモダカから質問された最後の「一番好きなジムリーダーは誰か?」について、プレイヤーが答えたジムリーダーから言及されるというサプライズがある。
- 特別講師同士の特殊会話
特別講師は最大2人まで同時に招待でき、本編では一部しか語られないジムリーダーや教師達の関係や会話を聞くことが可能。
一部の特別講師はブルーベリー学園関係者(例:ブルベリーグ四天王)との会話が存在し、意外な交流を見ることができる。
なお、元より常駐しているブルーベリー学園関係者も含め、これらの特別講師の会話は一度しか見ることができない。後から見返したいというプレイヤーは録画若しくはスクリーンショットで保存しておくことをお勧めする。
特別講師一覧(藍の円盤クリア後)
オレンジ/グレープアカデミー関係者
3人の特別講師(ブルベリーグ関係者でもOK)と交換を行うことで解禁。
ジニアとクラベル以外の教職員は絆イベントの完走も必要。
- アカデミー教職員
トレーナー名 | 初回バトル勝利報酬 | 交換できるポケモン |
---|---|---|
クラベル | ネルケメット | パモット |
ジニア | ヘキサゴングラス | ゴクリン |
レホール | すいせいのかけら | コレクレー |
タイム | ひでんにがスパイス3個 | イワンコ |
セイジ | ポイントアップ5個 | アローラニャース |
キハダ | タウリン5個 | アサナン |
ハッサク | かんきわまりエモート | セゴール |
サワロ | ひでんすぱスパイス3個 | テブリム |
ミモザ | でこピースエモート | ヒドイデ |
ポケモンリーグ関係者
最初から開放されており、招待が可能。
トレーナー名 | 初回バトル勝利報酬 | 交換できるポケモン |
---|---|---|
カエデ | ひでんあまスパイス3個 | ミツハニー |
コルサ | なげやりカバー | キマワリ |
ナンジャモ | ドンナモンジャカバー | コイル |
ハイダイ | ひでんからスパイス3個 | ミガルーサ |
アオキ | ひでんしおスパイス3個 | ノココッチ |
ライム | ゴーストスニーカー | ボチ |
リップ | スターのみ | ヒラヒナ |
グルーシャ | インドメタシン5個 | アルクジラ |
チリとポピーは5人の特別講師(ブルベリーグ関係者もカウントされる)と交換を行うことで解禁。
オモダカは8人の特別講師(ブルベリーグ関係者もカウントされる)と交換を行うことで解禁。
ブルーベリー学園関係者
最初から開放されている。
誰が来るかはリアルタイムで日付が変わった後のゲーム起動時にランダムで決まる(このため、リセマラが可能)。
トレーナー名 | 初回バトル勝利報酬 | 交換できるポケモン |
---|---|---|
アカマツ | メラメラピック | ブビィ |
ネリネ | 指ハートエモート | エアームド |
タロ | ブルーベリーカバー(ホワイト) | ブルー |
カキツバタ | ジャージセットアップ(ブラック×ゴールド) | ジュラルドン |
- その他の在籍者
10人の特別講師(ブルベリーグ関係者もカウントされる)と交換を行うことで解禁。要10BP。
トレーナー名 | 初回バトル勝利報酬 | 交換できるポケモン |
---|---|---|
裏番長(ネタバレ注意) | すいせいのかけら3個 | シママ(色違い) |
『ゼロの秘宝 番外編』クリア後(ネタバレ注意)
2024年1月11日に配信された「ゼロの秘宝 番外編」をクリアすることで、新たな追加・変更要素が発生する。
- 新たな「特別講師」の追加
『藍の円盤』配信当初から不明だった特別講師の最後の3枠に、新たに主人公の友達のネモ・ペパー・ボタンが追加される。
同時にリーグ部員枠でスグリとゼイユも現れるようになるため、番外編クリア後には新規特別講師が実質5人追加される形となる。
トレーナー名 | 初回バトル勝利報酬 | 交換できるポケモン |
---|---|---|
ネモ | きあいのタスキ | パルデアケンタロス |
ペパー | サンドウィッチカバー(トマト)、サンドウィッチカバー(ベーコン)、サンドウィッチカバー(フルーツ) | ホシガリス |
ボタン | ニコブイピック | イーブイ |
ゼイユ | ジョークグラス(ヤバソチャ) | チャデス |
スグリ | ブルーベリーカバー(ブラック) | カジッチュ |
- 使用ポケモンのレベルが更に上昇
特別講師として招かれるトレーナー達が使用するポケモンのレベルが作中最大にまで上昇する。
それぞれの特別講師の使用ポケモン最大レベルは以下の通り。
レベル | 名前 |
---|---|
87 | 裏番長(ネタバレ注意)、ネモ、スグリ |
85 | オモダカ、ボタン |
83 | ペパー、ゼイユ |
81 |
|
- 新たな特殊会話の追加
パルデア組3人が追加された後は、プレイヤー達がずっと見たかったであろう『パルデア組とキタカミ姉弟の交流の続き』を楽しむ事が出来る。
また、ボタンとペパーはそれぞれの担任であるタイム先生とセイジ先生との特殊会話も存在している(ネモはジニアが担任だが、ジニアとは特殊会話が存在せず、代わりにハッサクとキハダとの特殊会話が発生する)。
余談
「リーグ部」について
- テラリウムドーム内にいるリーグ部の一般トレーナーは他の生徒に比べて手強い編成になっており(近づいた時の台詞の色が違う)、手持ちが4体以上、持ち物や技の構成も工夫が入れられている。
- 模様替えの一つである『フューチャー』は、置かれているモニターにポケウッドの映画に出てくるUFOやメカバンギラスが投影されている。このことからも、イッシュ地方との関係の深さが窺える。
- 音楽プレーヤーで変更できる音楽には、パルデアのBGMの他、イベントでしか聴けなかったナンジャモの「ドンナモンジャTV」やヒウンシティ、コトブキムラのBGMを流すことも可能。
- 部屋の模様替えによって室内にいるリーグ部の一般部員やポケモンの種類も変化する。
- トレーナーの投球フォームは有名な野球選手のものを参考にしている場合が多いことが有志の検証の結果、判明している。「ゼロの秘宝」の配信された2023年はちょうど野球が国際的な盛り上がりを見せた年でもあるため、そのことが投球フォームが再びピックアップされたことに繋がったかもしれない。
「特別講師」について
- 本作にはジムリーダーや四天王との再戦が存在しないため、特別講師システムはその代替として実装されたと考えられる。
- 四天王・ジムリーダーはスマホロトムのカメラ機能で撮影できなかったため、「ジムリーダーの顔写真をアイコンに使いたい」「ジムリーダーとのツーショットをプロフィール画面に使いたい」と思っていた人の要望が叶うことになる(特にプレイヤーからの人気が高いナンジャモやアオキ、グルーシャ辺り)。
- パートナーリボンは藍の円盤以降、ふしぎなおくりものでも付与されている。
関連動画
※該当コンテンツをクリアするまでのネタバレ注意!!
『藍の円盤』クリア後解禁
『番外編』クリア後解禁
関連タグ
過去作における類似要素
PWT - 同じく歴代のジムリーダーが集合する。こちらではタロの父親であるヤーコンやカキツバタの祖父であるシャガが登場する。
ガラルスタートーナメント - 前作における、作中のトレーナーたちとの交流を楽しむことができるお楽しみ要素。こちらもDLC限定。