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WBC第5回大会

でんせつのたいかい

野球の世界大会であるWBCの第5回大会。2023年3月8月から、同年同月の21日まで開かれた。侍ジャパン(日本代表)の快進撃をはじめとする数々の劇的な展開が生まれたことから、世界中で大きな盛り上がりを見せた大会となった。
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世界で最高の試合だった。あんなドラマを作れるスポーツは他にない。野球はその点では完璧だと思う

 ──ロサンゼルス・エンゼルス監督 フィル・ネビン


概要

WBCの第5回大会。


この大会は過去に開かれたWBCの中でも、様々な波乱に満ちた大会となった。

元々は2020年に開催されるはずだったが、前年より世界に猛威を振るったパンデミックであるコロナ禍により第5回大会は無期限延長となり、間にプレミア12は開かれたものの、最終的には開催が2023年3月までずれ込んだ。


参加国は過去最多の20カ国となる。


そして開催されると、前年に開かれた2022年FIFAワールドカップカタール大会に匹敵するほどの大変な盛り上がりを見せることとなった。

特に大谷翔平を擁する日本代表侍ジャパン)は、フィクション顔負けのドラマチックな展開を繰り返して、並み居る強豪国を次々に打破して3大会振り3度目の優勝を果たし、世界中で大きな話題を呼ぶこととなった。


主な代表チーム

  • 日本代表(侍ジャパン)

世界一奪還成る

歴代最強との呼び声も高い日本代表チーム


かつて北海道日本ハムファイターズで多くの人材を育て上げてきた栗山英樹監督を務め、言わずと知れた二刀流である大谷翔平は元より、打撃陣は前年度史上最年少で三冠王に輝いた村神様こと村上宗隆、今年度よりMLB挑戦の飛ばせるアベレージヒッター吉田正尚、セ・パ両リーグを代表するパワーヒッターの岡本和真山川穂高、出塁率において圧倒的な安定感を誇る近藤健介、世界大会において必ず活躍する頼れるトリプルスリー山田哲人、次期侍中軸候補の牧秀悟競馬好きのチームメイトをして「アーモンドアイより速い」と言わしめる韋駄天の周東佑京を招集。

一方、守備でも“甲斐キャノン”の異名を持つ強肩甲斐拓也の他中村悠平大城卓三といった経験豊富な捕手を揃え、内野には「源田たまらん」とファンをうならせる鉄壁の守備職人源田壮亮や、いざという場面(実際大会中に起きた)を想定してユーティリティな活躍が見込める中野拓夢といった攻防全てにおいて隙のない、それどころか控え選手ですら単なる交代要員ではなく必要な場面で役割を用意された最高の戦力が揃う。

しかし、外野手は有力候補が高齢化していたり、選出を期待されていた鈴木誠也がケガで辞退することになり、国内の有識者達も「最適解が見当たらない」と悩ませるポジションとなっていた。

そんな中栗山はアメリカを視察し、メジャー挑戦日本人の通訳として活躍する水原一平の尽力で、史上初となる日系アメリカ人メジャーリーガーである、ラーズ・ヌートバーを招聘。巧みな守備と日本人以上に闘志を見せるキャラクター性から大会中不動の1番バッターとして2番打者の近藤と共に高い出塁率をマークし、第1次ラウンドから準々決勝まで打線が大量得点を重ねることのできた要因の1つとなった。特異点でありながらムードメーカーとしてチームに溶け込み、地元のアメリカでも唯一ネイティブ英語でインタビューしやすい選手だったため、広告塔として注目してもらえる副次的な効果が得られた。


しかし、何よりも世界を震撼させたのは、投手陣の層の厚さであろう。今大会の日本の投手陣は参加各国が舌を巻くほどの実力者揃いであり、大谷翔平に加えて、2009年大会で胴上げ投手となり、今ではもうベテランとなったダルビッシュ有を筆頭に、前年に完全試合を達成した佐々木朗希、同じく前年にノーヒットノーランを達成し、今や日本最強のピッチャーとの呼び声も高い山本由伸など、世代を問わずに数多くのピッチャーが躍動。それ以外にも戸郷翔征高橋宏斗宮城大弥大勢といったまだ22歳以下の若手投手が大舞台でその才能を世界に見せつけた。決勝戦では“銀河系打線”とも称された後述のMLBトップクラスの打者陣をわずか2得点に抑え込み、日本の勝利に大きく貢献した。ダルビッシュはこの代表チーム内で自分の調整よりも他の選手へのアドバイスを重視しており、日本選手のレベルアップにも一役買っている。


このように投打が見事に噛み合った結果、前哨戦に当たる第一次ラウンドより、(大半のチームが格下であったという事情もあったとはいえ)大差をつけての圧勝を繰り返した末に準決勝、決勝ではギリギリの接戦を制しての勝利をもぎ取った。

第4話『WBC 日本対中国(大谷さん以外ハイライト)』

とはいえ、全体的に見ると4番の村上が1次ラウンドで終始不調だったり、チーム全体で満塁のチャンスを何度も逃したり、ダルビッシュが韓国戦でホームランを浴びて3失点の先制を許すなど意外と暗雲の立ち込めていた試合展開も多く、何かがかみ合わなければどの試合でも敗北する可能性があった

しかし、そんな度重なる逆境を跳ね返すことができたのは、ここぞというところでの勝負にめっぽう強い精神力チームの団結力、優秀な人材を適材適所で用いた栗山監督の采配、そして勝利への強い執念であった。これによりメキシコ戦での大谷の気迫の2塁打から始める最後の劇的なサヨナラ勝ち、中国・韓国戦でのヌートバーのファインプレー、戸郷や大勢のピンチに強い投球、岡本や吉田の希望を繋いだホームランなどドラマ性の多い試合がひしめいており、全編通して漫画ですら描けないような展開が続くことになったのである。


日本と対戦したチーム

1次ラウンド・プールB

未だ発展途上ではあるものの、野球選手養成アカデミーや海外からの優秀な育成スタッフなどを呼び込み、大きく強化に努めるも1次ラウンドでは全敗となった。


しかし、元ソフトバンクの「ミギータ」こと真砂勇介(父が中華人民共和国籍)や、東海大菅生高校に所属していた梁培など日本野球をルーツに持つ選手たちを迎え入れたチームは日本相手に奮戦し、試合後大谷も「中盤まで勝てるかわからなかった」と彼らを高く評価した。真砂が中国代表入りする経緯は昨年の契約更改で自由契約(いわゆるクビ)になった後、1月に中国から代表入りの打診があり、本人は自分が中国代表として出場資格があることすら知らなかったという。試合前にはチームメイトだった侍ジャパンメンバーと再会して談笑する姿もあり、ファンを喜ばせた。また、中国代表入場時の選手紹介では日本選手とほぼ同じレベルの声援で迎えられた。


また、日本戦に途中登板した王唯一投手や孫海竜投手は名前がポケモン関連ワードを彷彿させたため、ポケモン界隈の間で話題になった。王唯一は日本の強力打線を失点2、孫海竜もピンチを迎えながら失点なしでまだ逆転できる点差に抑えた勝負強さを見せ、日本でも称賛の声が上がっている。


    • 大会には全敗を喫したが、選手たちが世界最高レベルの野球を経験したことは大きく、中国代表は同年9月に自国で開催されたアジア競技大会で侍ジャパンの社会人チーム相手に勝利し、成長を実感させた。

第1回、第2回大会では日本と激しい優勝争いを繰り広げ、日本の最大の宿敵とも言われるアジアの強豪国。当然、今大会においても1次ラウンド最大の山場になるであろうと目されていたが…。


今大会では、日本のヌートバーと同じくアメリカ系出身(しかも、所属チームもヌートバーと同じカージナルス)であるトミー・エドマンを加え、メジャーリーグのサンディエゴ・パドレスで活躍するキム・ハソンや父が中日ドラゴンズに所属した経験を持つ「韓国のイチロー」と評される爽やかイケメン外野手イ・ジョンフを中心にチームを構成。

ところがいきなり初戦のオーストラリア戦でとんでもないボーンヘッド(※)をやらかし、投手陣の炎上もあって1点差で敗れてしまう。

迎えた日本戦では2009年WBCで出場経験のある「日本キラー」キム・グァンヒョンが先発し2回までは完璧に打線を封じ、更には打線もダルビッシュから3回に3点を奪って一時は日本に予選敗退の危機すら感じさせた。

しかし、3回裏にキム・グァンヒョンが掴まってあっさり逆転されると、その後はオーストラリア戦でも露呈した投手層の薄さも相まって侍打線に滅多打ちにされてしまい、4-13とコールド負け一歩手前の点差をつけられ惨敗した。

チームも残りの中国戦とチェコ戦には辛うじて勝利したものの、最初の2試合を落としてしまったことが響いて、3大会連続の1次ラウンド敗退という屈辱を味わわされることとなった。


当然韓国メディアは代表を大きく非難し、日本に対しても棘のある言葉を続けた(少し前から日本と韓国は政治的にもギスギスした関係が続いていたのも一因)が、今回の敗北や日本のWBC優勝を見届けると韓国も一転「野球と書いて大谷と読む」と絶賛、イ・ジョンフも「もう一度、僕らが飛躍する姿を見せるしかない」と奮起するコメントをし、韓国野球界も強化のために日本との交流戦を提案する動きを見せるなど良いライバル精神が芽生えようとしている。

    • なお、韓国代表は9月のアジア競技大会で優勝し、代表選手のうち19名は兵役免除によって選手育成を充実させることができるようになった。また、オフシーズンには上記のイ・ジョンフがMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツと、同じく代表メンバーの1人であったクローザーコ・ウソクがダルビッシュや松井裕樹と同じサンディエゴ・パドレスと契約(奇遇にも、どちらも大谷と山本が移籍したロサンゼルス・ドジャースとは同地区のライバル同士に当たる)。共に韓国野球を背負ってアメリカへ旅立つ。2024年にはパドレスとドジャースが韓国の高尺スカイドームで同地初のMLB公式戦(開幕戦)を行う予定で、日韓の野球ファンの注目を集めている。

参考、動画版https://youtu.be/_eQ6TfePxJE、問題シーンは5:40から


第6話『チェコ戦(Aルート)』第7話『チェコ戦(Bルート)』

今大会、初出場となる代表チーム。

第一ラウンドで日本と戦い、代表選手の強烈なキャラクター性から話題になった。

というのも、チェコの野球はまだプロチームが成立しておらず、代表に選ばれた選手も殆どが本業を持ちながら野球をプレイしているアマチュアたちだったからである(その様子を日本メディアでは「二刀流選手の国」と評した)。エースピッチャーのマーティン・シュナイダーに至っては投手・遊撃手とポジションでも二刀流の消防士である。

そんな中、チェコ代表の先発ピッチャー、オンドジェイ・サトリアは120kmほどのスピードしかないが高い制球力を誇るストレートとチェンジアップで大谷翔平やヌートバーといったメジャーリーガーを三振に取るなどの活躍を見せ、バッターも日本国内最強のピッチャーと名高い先発佐々木朗希相手に2ベース→エラーで先制して日本の野球ファンを騒然とさせ、現地の実況からも「滅多にないことが起きた!」と驚かれた。

最終的には2-10で日本に敗れたが、一時的とはいえ日本を翻弄したポテンシャルの高さや、スポーツマンシップの高さ等が日本の野球ファンから高く評価された。

また、チェコ代表に加わった元メジャーリーガーである「ナード・パワー」ことエリック・ソガードのバックストーリー、先発登板した佐々木朗希のデッドボールに端を発した両チームの選手同士の心温まる交流など、数多くのドラマ性から、試合終了後も対戦相手である日本で人気と話題を集めることとなった。

リーグ内では中国に勝利しており、次回大会では本戦出場のシード権を得ている。また、この活躍で代表選手たちは帰国後首相官邸に招待される歓迎を受けた。

    • 多くの日本人を感動させたチェコ代表の素晴らしいスポーツマンシップは、WBC後も大きく影響を与え、大会後テレビでチェコを取り上げる特集が何度か組まれている。佐々木朗希の出元でもある千葉ロッテマリーンズも「マリーンズ-チェコ ベースボールブリッジプログラム」を立ち上げ、2023年8月にはチェコ代表のハディム監督、ムジーク、エルコリの3名をZOZOマリンスタジアムに招待し、ハディム監督は始球式に参加した。ビデオメッセージでは佐々木朗希のデッドボールを受けた後、無事をアピールして試合を沸かせたウィリー・エスカラも登場した。
      • ZOZOマリンスタジアムで日本プロ野球のパフォーマンスを学んだチェコは欧州選手権でNPB式の演出や応援方式を取り入れ、大会を大きく盛り上げることに成功。大会成績は5位に終わるが、大会全体の集客は過去最高を記録している。2024年には日本の大学選抜がチェコのプラハで交流試合を行う予定である。
    • 栗山監督もチェコ代表の試合を楽しむ姿には感銘を受けており、9月の欧州選手権前にチェコを訪問。日本野球とは違う歩みを持つ彼らのルーツを取材した。栗山はハディム監督の申し出を受け、チェコ野球の名誉大使にも就任している。


韓国やチャイニーズ・タイペイ程ではないが、度々日本を苦戦させているアジア(厳密にはオセアニア)の強豪。

監督は現役時代に野茂英雄とバッテリーを組み、中日ドラゴンズで『ディンゴ』の名でプレーしたデーブ・ニルソン

初戦で韓国を破り、グループリーグ突破に大きく前進。日本には1-7で敗れたものの2位で決勝トーナメントに進出した(オーストリアとしては大会史上初のベスト8進出)。

第10話『オーストラリア戦』

また、日本の完全なホーム故に他国の応援団は非常に少なかった中で、代表のティム・ケネリー選手の娘フローレンスちゃんの応援する姿が「小さな応援団長」と注目を集め、オーストラリアの試合を応援する日本人観客も徐々に増えていった。「レッツゴー!ジョージ!!

また、練習の合間にユニホーム姿でコンビニへ買い物に行く選手たちの姿が「パワプロ君みたいだ」と少し話題になった。

    • 日本のシーズン終了後に行われたアジアチャンピオンシップでは4チーム中唯一自国の応援団を呼べなかったが、オーストラリア広報がSNSの公式アカウントに日本語で日本人にオーストラリア代表を応援してほしいと有志を募ると、3位決定戦では集まった日本人観客がオーストラリアの打席でニルソン監督が所属していた中日ドラゴンズの「狙い撃ち」などの応援歌を熱唱。他にも選手ごとに(例えばバーク選手には名前が似た元阪神のランディ・バース選手の応援歌等を流用)懐かしの助っ人外国人の応援歌が採用され、オーストラリアの野球関係者はもちろん、往年の野球ファンたちを喜ばせた。また、オーストラリアのリーグ(ABL)では日本人選手が何名かプレーしている。

決勝ラウンド

欧州野球の隠れた実力者であるイタリア代表は、エンゼルスで大谷のチームメイトであるデビッド・フレッチャー(弟のドミニク・フレッチャーも代表入り)を始め、ニッキー・ロペスやビニー・パスカンティーノ等多くのメジャー経験者を主力とする強豪国である。監督は現役時代に野茂英雄とバッテリーを組み、メジャー殿堂入りも果たしているマイク・ピアッツァ(ピアザ)で、試合前の入場時には東京ドームでも大きな声援が送られた。


今大会のイタリアは相手チームのデータを分析し、それを基に緻密に計算されたプレイをすることで死のグループとも言われたプールAを勝ち上がった。チームごと・選手ごとに用意された多彩な守備シフトはまるでイタリアサッカーの堅い守備を思わせる堅牢さを誇り、相手打線を苦しめた。

当然日本打線も序盤は苦戦を強いられ、大谷もこの守備シフトに捕まるが、2打席目でサードがガラ空きだったことに気付いた彼は、なんとバントを敢行。完全に虚を突かれた形となったイタリアは送球ミスをしてしまい、ここがターニングポイントとなって次第に形勢が日本に傾き、3-9で敗戦となり、8位で終えた。投手大谷についてもイタリアは緻密な研究をしており、中盤で大谷が疲れてきた辺りで得点しているが、試合後のインタビューによれば全体的な大谷のポテンシャルはデータの上をいっていたという。


なお、控え投手がボッキニットーリと日本語でネタになりそうな名前だったことも話題になった(ボッキ選手は「ボッチ」という表記も可能だが、どっちにせよ話題にされることは避けられなかったと思われる)。

また、イタリアベンチにはエスプレッソマシンが常備されており、こちらも話題となった。

    • 今大会のチーム編成では勝利にこだわるとはいえイタリア系アメリカ人が多数を占めており、チーム外から本国組とアメリカ組の温度差が指摘されていた。
    • そんな中、数少ない本国組であった件のボッキ投手は3月の欧州選抜戦の2日目に満を持して登板。投球練習中は山崎康晃の登場曲で知られる「ケルンクラフト400」が流れ、本人不在の中ヤスアキコールが自然発生したりする等カオスな状態だったが、何とか無失点で次に繋ぐ活躍を見せた。


今大会の対戦相手の中で最も日本代表を追い詰めたチーム


大谷翔平、トラウトと同じくエンゼルスに所属する名ピッチャーパトリック・サンドバルと、レフトの守備を担当していた外野手のランディ・アロザレーナが活躍した。

特に、アロザレーナは過去にキューバからの亡命歴がある選手であり、WBC出場のためにインスタグラムでメキシコ市民権の取得を求めたエピソードなど日本でも一躍脚光を浴びる選手となった。

また、監督を務めたベンジー・ギル氏は大谷やトラウトの所属するエンゼルスの1塁走塁コーチを務めており、日本の野球ファンにも馴染み深い人物だったりする。


リーグ戦である第一ラウンドでは唯一アメリカに勝利し、準決勝では日本と戦った。

日本戦では、アロサレーナの守備により、本来ならホームランになる打球が悉くフライに取られており、アロサレーナ自身もヒットを連発し、日本代表を最後まで大いに苦しめることとなった。

しかし、5-4で迎えた9回裏、勝利を目前に日本打線の怒涛の猛反撃を受け、最後はこれまで不振に喘いでいた村上の執念のサヨナラタイムリー2ベースを浴びて5-6で逆転負け。初の決勝進出は果たせなく3位で終えた。また、そこまでの試合の流れが変わるシーンの一つとして、機械レベルでないと判定が覆らなかったであろう源田のタッチアウト判定があり、昨年のサッカーW杯で物議を醸した三笘の1mmになぞらえて源田の1ミリと呼ばれた。

    • メキシコは現在日本に次いで野球の世界ランク2位に位置しており、自国リーグも翌年2チーム追加予定と規模の拡大と競技レベルの向上を図っている。NPBの選手もDeNA宮城滝太、2024シーズンからは諸事情で楽天を退団した安樂智大が等が挑戦している。


野球発祥の国で、言わずと知れた世界のスーパースターチーム。また、前回のWBC優勝国でもある。


今大会では、史上最高打者の呼び声高いマイク・トラウトキャプテンに、魔球とも称された変化球であるエアベンダーを使いこなすデビン・ウィリアムズや、5本塁打11打点の大暴れを見せたトレイ・ターナーといった猛者達が集い、大会前から日本同様に『過去最強』の評判をとる程の錚々たる面子が揃っていた。

その一方で、確かに野手は実力者揃いであったが、その反面、投手力の低さが目立ち(一応、トラウトはクレイトン・カーショウジャスティン・バーランダー等の実力者にも声をかけていたが出場を辞退されてしまった)、これが祟って第1次ラウンドではメキシコに敗れるなど苦戦を強いられ、あわや敗退一歩手前のギリギリのところまで追いつめられることとなった。後述の決勝戦でも投手力の差が明暗を分けたと言われている。


今大会では日本の決勝戦の相手であり、WBC初となる日米戦による最終決戦が繰り広げられた。

また、普段は大谷とともにエンゼルスでプレイしているトラウトが、最終回2アウトにて直接対決(しかも走者なしの完全な一騎打ち)を繰り広げ、フルカウントまでもつれ込んだ熱戦の末に、最後は大谷が三振でトラウトを討ち取ってゲームセット…という決着の着き方がまるで漫画のような展開として話題になった。なお、両者は決勝戦を告知するフライヤーを飾り、入場行進でも共にチームの旗手を務めるという、これまた漫画のようなお膳立てもなされている。


実際に戦った選手達もほぼ同じ気持ちだったらしく、後々のインタビューでは皆口を揃えて「こんなことがあるのか」と答えた。


ここにはさらに裏話がいくつもあり、選手達は栗山が頭の中で立てていたダルビッシュ→大谷の継投については一切知らされておらず、戸郷が7回に投げる準備を始めた辺りでようやく気付いたという。大谷バッテリーを組んだ中村悠平はブルペンですら大谷の投球を受けたことがなく、ほぼぶっつけ本番だった。ついでにその中村はトラウトが打席に入った時大谷の試合前の声出しで言った「憧れるのをやめましょう」という言葉を忘れ、二人の対決に完全に憧れていたと明かしている。


    • ベストメンバーを選べず、結果も2位に終わったアメリカ代表だが、MLBの観客動員数は大会後増加するなど良い影響を残したようだ。さらには、2028年開催予定のロサンゼルス五輪には追加種目として2大会ぶりに野球が選ばれることとなった。

その他

プールA

お馴染み世界最強のアマチュア軍団

日本のプロ野球でもなじみ深い選手たちの奮闘が話題に。

中日フランク・アルバレス(育成)、ジャリエル・ロドリゲスライデル・マルティネス、ソフトバンクのリバン・モイネロ投手、捕手は日本ハムアリエル・マルティネス(昨年まで中日でプレー)、フリーエージェントのアルフレド・デスパイネ外野手(元ロッテ・ソフトバンク)、ジュリスベル・グラシアル外野手兼内野手(元ソフトバンク)等の“NPB組”が参加。

WBC終了後、NBP開幕前にジャリエル・ロドリゲスが予定の飛行機に乗っておらず、行方不明となった。亡命したと見られる。


  • オランダ代表
    • かつてロッテやヤクルトでプレーしたこともあるヘンスリー・ミューレンスが監督を務める。
    • しかし幸先良くも…
    • この大会を最後にバレンティンが引退。

  • パナマ代表
    • MLB組は大谷の同僚ハイメ・バリアやジャスティン・ローレンス。他の主力も元MLB選手が多数参加。


    • こちらもNPB在籍選手が一定数おり、王柏融(日本ハム育成)・宋栄豪(楽天)・呉念庭(西武)が参加。
    • 2勝2敗の末に…
    • 会場でのチアガールたちのパフォーマンスも大きな話題に。アジアチャンピオンシップでは東京ドームでその姿を現した。

台湾チアのリンシャンを二次元にキュートにしてみた


プールC

巨人でセットアッパーとして活躍したスコット・マシソンが現役復帰して参加しており、コロンビア打線を9回無失点に抑えた。


  • イギリス代表
    • クリケットやサッカーの母国且つ野球の元となったタウンボールを生み出した。両親が英国人だがアトランタ生まれでマリナーズ傘下の若手有望株ハリー・フォードやシンシナティ・レッズに所属するヒューストン出身の投手イアン・ギバウトといった英国ルーツの選手を揃えて野球へ挑戦。日本がペッパーミルでパフォーマンスしているなら、こちらも負けじとカップを持ったようなティータイムパフォーマンスや、王冠とマントをそろえて戴冠式パフォーマンスといった豪華なパフォーマンスを披露した。
      • 秋に開催された欧州選手権ではハリー・フォードが最多得点と最多盗塁を記録する大きな躍進を見せ、2007年大会ぶりの準優勝に輝いた。

  • コロンビア代表
  • G.スニガ投手がメキシコ戦で球速161km/h以上のストレートを連発して三振を奪い、汗もかかずに剛速球を投げるその姿に「試合後ドーピングテストしろ」という冗談がささやかれる程だった。

プールD

  • ベネズエラ代表
    • 躍動した南米の雄。準々決勝ではアメリカ相手に大量得点を挙げ、アメリカも終盤T.ターナーの満塁ホームランがなければ敗退していた可能性のあるダークホースぶりだった。
      • ベネズエラ国内の野球人気も日本で取り上げられる機会があり、1試合に3万人と東京ドームに劣らない規模の盛り上がりを見せている。

  • プエルトリコ代表
    • 国内の盛り上がりは日本以上だったとも言われ、国内視聴率は60%以上を記録した試合もあった。
    • 準々決勝のドミニカ共和国戦後、強豪打線を討ち取ったエドウィン・ディアス投手がアクシデントで右足を負傷。診断結果は右膝蓋腱断裂でメジャーシーズンも絶望的に。兄の悲劇で人目もはばからずに号泣した弟A・ディアスは兄の思いを引き継ごうと次の準決勝に登板して奮起するが、アウトを一つも取れず無念の降板となった。ディアス兄弟の悲劇は日本にも伝わり、切なさに同情する声も上がった。

  • ドミニカ代表
    • 2021年ア・リーグの本塁打王ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJrが直前に辞退するという大きな穴は開いてしまったが、パドレスのマニー・マチャドやフアン・ソト、アストロズのジェレミー・ペーニャといったトップクラスのMLB選手が加わり、優勝候補として十分名の上がるチームだった。しかし、あと一歩のところで最終決戦に散る。

  • イスラエル代表
    • ユダヤ系アメリカ人のMLB,マイナーリーグ選手をチームに加えて参戦。決して前評判は良くなかったものの、ニカラグア相手に逆転勝利し、初勝利を挙げる。

1次リーグ最下位で大会を終えたものの、まだ21歳と若く無名だったデュケ・エベルト(ハーバート)投手がかつて日本をも破った強豪国ドミニカのメジャー打線を3奪三振で抑え、これに注目したメジャーのデトロイト・タイガースが即座に彼とマイナー契約を結ぶというアメリカンドリームが見られた。


総評

大会の試合日程や選手の選出、そして大会ルールの不平等さだけでなく、世界全体(しかも本場のアメリカ国内)での注目度の面では未だに多くの課題を抱える大会ではあるが、集客は第1次ラウンド全体で100万人超と前回大会から2倍近く伸びており、関連グッズ売り上げも第1次ラウンドの時点で過去大会の記録を上回っているという大きな躍進を遂げた。

また、上記のニカラグアのデュケ・エベルト投手、2023シーズン後に多数のNPB選手がMLBで破格の契約金で移籍していったのように、サッカーのFIFAワールドカップで見られるような世界の選手市場としての側面や、日本対チェコ戦のような敵味方関係なく試合後選手へ拍手を送るスポーツマンシップの体現が見られたように、選手たちが参加してよかったと思える大会へと成長する兆しを見せ、低迷が危惧されていた野球界全体には大きな活力を与えたと思われる。


日本においても大谷翔平の活躍を再び日本で見れたことや、ラーズ・ヌートバーの活躍でグローバルに野球を楽しむ視点(ヌートバーはその後森永製菓ZoffとCM契約を結んだ)、漫画やハリウッドを超えたとも言われる優勝までのドラマチックな展開と、選手・ファンを含めて多くの貴重な経験を得ることが出来、これからの野球史において未来永劫語り継がれる大会となることは間違いないであろう。


最後に、日本戦の後、メキシコ代表のベンジー・ギル監督が残したコメントを残しておく。


「日本が勝った。しかし、今夜の試合は野球界そのものの勝利だ」


余談

  • エンゼルスの呪い

準決勝のメキシコvs日本、決勝のアメリカvs日本には大谷翔平、マイク・トラウト、パトリック・サンドバルなどの強力な選手が出場しているが、彼らはいずれもロサンゼルス・エンゼルスの所属である。

ただ、肝心のエンゼルスは数々の優秀なスター選手を擁する一方、メジャーリーグ屈指の弱小チームとしても有名であり、それをネタに「大谷・トラウト・サンドバル・フレッチャーがアナハイム刑務所(Angels Prison)から仮釈放」「エンゼルスのスターたちが娑婆の野球を楽しむ」「トラウトは(エンゼルスでは絶望的なので)優勝タイトル欲しさに参加した」等と日米の野球ファンからいじられることになった。

ただし、エンゼルスは他球団と比較して国際大会に主力選手を各国代表に貸し出してくれることに協力的なチームであり、彼らが選手の代表選抜に加わる事を許したことで今大会が過去にない盛り上がりを見せたとも言えることを追記しておく。

一部報道では、大谷のWBC参加に際し、エンゼルスからは「決勝は(メジャーシーズン調整のため)大谷に投げさせないでほしい」という要望もあったとされているが、試合前にエンゼルスのネビン監督が「世界最高の選手2人が出場する試合を見たくない者などいるだろうか?」と期待に胸を躍らせていたのも事実である。


  • 真の世界最強チーム?

第3話 『バンテリンドームにつめかけた~ぼくらをじぃ~んと

第一ラウンドから圧倒的な強さを見せ、見事全勝優勝を果たした日本代表だが、練習試合にて中日ドラゴンズとの戦いで2-7の大敗を喫している。今大会のメンバーは、練習試合を含めて中日以外のチームにはすべて勝利している為、日本が優勝したことで更にこの勝利が思いがけない注目を浴びることとなった。

これ故に、真の世界最強チームは中日とまで言われることに

ただ、この段階では投手も野手も調整中の段階であったこと、大谷・ダルビッシュ・ヌートバーといったメジャーリーガーがまだ試合に出場していなかったこと等も留意する必要はある。もしも侍ジャパンの選手が万全な状態かつメジャーリーガーの合流した状態であれば勝敗の行方は違っていたかもしれない。


日本のプロ野球選手たちも世界規模では優れた選手が揃うが、その彼らですら大谷の打撃には目を惹かれるほどで、子供が憧れのプロ野球選手を見るような目で彼の打撃を見ているシーンは印象的であった。あまりに彼に釘付けになる選手が多かったために、壮行試合で対戦したチームの中には「(気持ちはわかるが)試合に勝とうという貪欲さが足りない」と苦言を呈する監督が出たり、ウォーミングアップ中トレーナーから「集中して!」と注意される者まで出る有様だった。

また、他の国も試合中、大谷と塁で対面すると笑顔を見せたりする場面があったり、チェコ代表ので日本と戦ったサトリア投手は試合後大谷から三振を奪ったボールにサインを求め、応じてもらったことに感激していた(曰く、「このボールは一生の宝物にする」とのこと)。


  • 高橋宏斗、シャンパンファイトの悲劇

わずか20歳で世界を相手に好投した高橋宏斗投手だったが、優勝後のシャンパンファイトはアメリカの法律で満21以上でないと飲酒できないため、参加できないという悲劇に見舞われた(しかも本人がそれを知ったのは開始1分前)。それでも侍メンバーは彼を放っておかず、シャンパンが切れた後には水をかけて労ったという。また、帰国後には出元である中日ドラゴンズ立浪監督からドンペリを贈られ、二宮和也氏からもシャンパンをプレゼントされるサプライズがあった。

    • なお、近藤健介とダルビッシュ有はチームの盛り上がりをよそに先にシャワーを浴びており、チームメイトからブーイングされたり、ヌートバーからも「何やってんの近ちゃ~ん!」とイジられた。

  • #そろそろ打てや村上
    • 出場選手全員がほぼ役割を果たしたと言える大活躍をしている陰で、一人今大会4番を任されながらなかなか活躍できなかった村上を心配する声は国内中に広がり、栗山の采配に対しても「村上と心中する気か」という批判が出たり、本人も能力・メンタルともに絶不調に陥っていた。そこで、参加辞退となっていた鈴木誠也は村上の不調を気にかけ、インスタグラムに動画を投稿してエールを送り、SNSでも村上が鈴木のインスタへのリプライで自身を奮起させるために提案した「#そろそろ打てや村上」のハッシュタグがトレンド入りした。村上はそれを見て奮起したのか準決勝、決勝で勝敗を決する一打を放つ完全復活を遂げた。
      • ただし、村上は鈴木から激励の動画を送ってくれるものかと思っていたら、自分が三振してとぼとぼベンチに戻っていくモノマネなど弄るような内容だったため、流石に見た瞬間はスマホを投げようとするなど困惑したという。
    • 過去には2006年の第一回大会で福留孝介も強打者でありながら不調でチームの不安材料となってしまったが、危機迫った第二ラウンドで代打決勝ホームランを決め(「生き返れ福留」として知られるシーン)、スランプを打ち破った過去があり、福留自身も村上の事を自分の事ように心配していたという。なお、試合で完全復活を遂げた村上はその夜福留にLineで連絡を取っており、気になる内容はというと「ルームサービスの注文の仕方教えてください」だったという。

  • ゲーム「MLB The Show 23」にて

アメリカのサンディエゴスタジオが開発したゲーム「MLB The Show 23」では今大会を踏まえ、「WBCモード」を実装しており、村上宗隆や佐々木朗希、中国代表で参加した真砂勇介といったMLB未経験選手も追加収録されている。また、パワプロにおけるシナリオモードのようにメキシコ戦の村上がサヨナラを打つ打席や大谷とトラウトの一騎打ちを再現できるモードもあったりする。

ただし、大谷の顔は(去年パッケージの顔にもなったこともあってか)それなりの出来とはいえ、アメリカのゲームなので他の選手の顔はお察しください。しかも村上の打席は一塁が何故か周東ではない(吉田正尚のままになっている)為史実通りの打球でもホームまで間に合わなかったりするし、日本ベンチにはヌートバー以外の謎の外国人選手がいたりする


  • 国民が一丸となって応援していた日本

エリアごとに熱気の分かれるアメリカに比べ、日本では連日WBCの報道がメディアを占拠しており、侍ジャパンの活躍に選手たちの出身チームはもちろん、サッカーバスケットボールといった別種目のプロ選手たちが歓喜している様子もネット上に出回っていた。阪神甲子園球場では春の選抜甲子園大会の試合中であったにもかかわらず観客が突然拍手喝采を送るハプニングまで発生していた。


  • すべてはWBCから始まった?過去最高に盛り上がった2023年シーズンの野球

WBC閉幕後は、当然ながら“WBCロス”に陥る野球ファンが続出したが、いざ2023年シーズンが始まると、それに続けと言わんばかりに次々と熱いドラマが繰り広げられることとなった。


  • 2023年最後まで感動は続く

上記のシーズン通しての野球の盛り上がりもあってか、3月の優勝から年末に至るまで日本国内のWBC熱は続き、チームの軌跡を追った特集番組が何度も組まれ、6月には侍ジャパンのドキュメント映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』が公開され、17億円近い興行収入を記録する大ヒットとなった。

    • ペナントレース、MLBシーズン終了後には日本シリーズやアジアチャンピオンシップに侍ジャパン選手がゲスト解説席に現れたり、ヌートバーも再び来日している。
    • そして、大晦日には『WBC2023 ザ・ファイナル』という2023年最後のWBC特番が放送され、これまで明かされていなかった裏話や、これまで今回のWBCについてほとんど口を開いていなかったイチローへのインタビュー映像などが公開された。

  • 欧州野球発展のターニングポイントとなるか

今大会は欧州チームの躍進が目立ち、チェコ、イギリス、イタリアはいずれも1勝以上勝利して次大会への参加資格を手にしている。

大会後の運営責任者も「将来ヨーロッパの野球が発展したのは今大会がきっかけだと言われるようになるだろう」と発言している通り、その成果は同年9月の欧州選手権の観客動員数や各国のパートナーシップや選手の移籍という形で少なからず現れている。

日本、欧州各国共にこの大会(特にチェコとの試合)をきっかけにお互いの野球それぞれに注目する様子が見られ、翌年の3月には欧州選抜と侍ジャパンの試合が組まれた。




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本大会で侍ジャパンが見せたチームセレブレーション。元はカージナルスで行われていたもので、ヌートバーがチームに持ち込んだことがきっかけで日本で一大ブームとなった。


前年度の体調不良で一時出演そのものも危ぶまれたが、奇跡的な復活で今大会の侍ジャパン公認サポートキャプテンに選ばれる。語彙力にさらに磨きがかかっており、決勝戦で彼が大谷の姿を評して言った泥だらけのストッパーは大会屈指の名言となった。2023年大晦日に放送された『WBC2023ザ・ファイナル』ではメイン司会を務めた。


前年引退した野球の上手い芸人。当時無職

現役時代の恩師だった栗山監督を含め、昨年の引退試合では多くの侍ジャパンメンバーからも胴上げされた。今回はテレビ局から声がかかり、大会前から選手たちを取材したり(こっそり映画『憧れを超えた侍たち』にも出演している)、準決勝以降はTBSに応援レポーターとして派遣された。

優勝後会見ではかつてチームメイトだった大谷に「僕のこと覚えてますか?」と質問するも「まぁ、なんとなく」と軽くあしらわれる弄りを受けた。なお、杉谷によると会見が終わった後で栗山氏から「記者会見の場でああいう個人的な質問をするな」とこっぴどく叱られたとのこと。


自身のYouTubeチャンネルで決勝戦前に「アメリカと日本が戦い、最後に大谷が登板し、トラウトから三振奪って世界一に」と半ば希望のような予言が全て的中し、試合後には本人曰く「『北の国から』の最終回以来」の大号泣をしてしまったという。彼の他にも爆笑問題田中裕二がほぼ同じ内容の予言をしている。


試合中に観戦している様子が一瞬映った。


現役でメジャーで活躍する選手だが、メキシコ戦にて千賀滉大選手と共に観戦に来ていた様子が移された。


当初はメンバー入りを打診されるもケガにより断念。しかし彼が使用する予定だったユニフォームは球場に持ち込まれ、優勝メダル授与式でもメダルをかけられる。一方で、顔写真を貼られたり負傷箇所に絆創膏を張られたりして遊ばれたりもしていた。しかもユニフォームの背番号が51でSUZUKIだったせいで、アメリカではイチローのものと勘違いされていたらしい。


大会開催前に持ち番組の「テレビ千鳥」の中で侍ジャパン野球盤で遊んだ際に、切羽詰まったノブが「大谷にバントをさせる」と発言(イラストも用意された)。その後、イタリア戦で本当に大谷がバントを敢行したためネット上で大きな話題となった。ちなみに大谷のバントは本人の独断だったという。


黒子のバスケ』の登場人物。決勝前、大谷翔平がチームメンバーを鼓舞する際に、今日だけは憧れるのをやめましょう。と、劇中での彼の名セリフである憧れるのはもうやめる。と似たスピーチをしたことで話題になった。


昨年のサッカー日本代表で監督を務め、こちらも劇的な快挙を成し遂げた。大会前に栗山監督と何度か対談しており、その中で代表チームにおけるコミュニケーションの取り方等を伝授したという。

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