概要(一般)
現実に起こる出来事は往々にして、趣向を凝らした創作よりも意外性に富んでいて不思議なもののだという諺。
創作で起こる出来事は、いくら趣向を凝らしたとしてもあくまで作者の想像の範疇だが、現実には人間が想像もつかないような出来事が往々にして起こる事を示している。
イギリスの詩人ジョージ・ゴードン・バイロンの『ドン・ジュアン』という詩に出てくる“Truth is stranger than fiction”という表現に由来する。
現代日本においては、スポーツ界や将棋界で「漫画やアニメ、ライトノベル」でしか起こりえない出来事が現実に越えられてしまったりする例で使われたりする。
例
FIFAワールドカップ2022大会におけるリオネル・メッシ:代表引退を決意した大会で決勝まで駒を進め、しかも決勝では次世代のエースとゴールを奪い合い、勝利目前で追いつかれて延長戦までもつれ込んだ挙句、また延長戦でもゴール合戦でPK戦へ、そしてPK戦で自身がゴールを決めた末に自国アルゼンチンが36年ぶりに優勝を果たす(前回優勝は自身もお世話になった神様の成した偉業)という最高のピリオドを打った。
WBC第5回大会の侍ジャパンと大谷翔平:チームの結成(恩師の招集で二刀流のエースが参加、最後に優勝した時の勝利投手が精神的支柱、過去に例のない日系人の代表入り)から決勝までの過程(野球発展途上国との友情、ガッチリ対策されたチームに奇策で突破口、不調の4番が土壇場で復活)も漫画みたいな展開だらけだが、決勝戦も一点を守り切る戦いで大谷が登板し、しかも最後の相手が敵のチームリーダーかつ最強のチームメイトと何をどうやったらこんな筋書きになるのかという現実離れした展開になった。
藤井聡太:結構無茶な初期設定を組んだ小説が藤井という現実に追い越される。
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