キリアン・エムバペ
きりあんえむばぺ
父親はカメルーン出身のサッカー指導者、アルジェリア系フランス人の母親はハンドボール の選手という恵まれた素質を受け継ぎ、フランスのサッカー選手養成所クレールフォンテーヌ国立研究所のセレクションに合格し、2015年に17歳でプロデビューした。
ポジションはフォワード。フランス代表。父方のルーツによりフランス国籍の他にカメルーン国籍も有する。
サッカーフランスリーグ、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンFC所属。
爆発的な加速力とスプリント、確かな決定力を併せ持つ次世代のエース筆頭候補とされており、現在世界で最も市場価値の高いサッカー選手である。メインイラストのような交差させた手を両脇に挟むゴールパフォーマンスも有名。
ワールドカップ2022決勝では勝利こそ逃したもののハットトリックを成し遂げた。
彼の名前のアルファベット表記は「Kylian Sanmi Mbappé Lottin」であるが、これの日本語における表記は統一されていない。
現在主流となっているのは「キリアン・エムバペ」か「キリアン・ムバッペ」。
「Kylian」はフランス語では「キリヤン」であるが、日本では「キリアン」と表記されるのが殆どだ。
問題は「Mbappé」の方で、これのカタカナ表記が「エンバペ」だの「ムバッペ」だの「エムバペ」だの「ンバぺ」だの「エンバッペ」だの「ムバペ」だのまあ多い。
Wikipediaでの登録は「エムバペ」であるが、ウイイレなどゲーム媒体では「ムバッペ」となっている。
これは彼の母国であるフランスでの発音と、血統的なルーツを持つカメルーンでの発音に相違がある事を理由とする。
「Mbappé」という姓はカメルーン由来のものなので、それを意識すれば「ンバペ」となる。アフリカではNやMが頭に着く場合「ン」となるのが普通だ。
一方フランス語で発音すると「エムバペ」と「エンバペ」の中間のような発音になる。
本人へのインタビューによれば、「エンバペ」>「ムバッペ」>「エムバペ」の順に近いらしい。
一音違いであるが、「エンバペ」と「エムバペ」の間には日本人が思う以上の明確な違いがあるようだ。