実況を売りにしたサッカーゲームであり、実際にプレイしているサッカー選手もいる。実況は全シリーズ通してジョン・カビラ。解説はその年によって変更されている。
第1作Jリーグ実況ウイニングイレブンを発売したPS1時代はJリーグと海外チームが収録されたワールドサッカーの2バージョンで展開していったが、PS3時代から海外サッカーがメインとなり、PS4のeFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATEまで発売された。
ウイイレシリーズとしては1995年から2021年までの長期間の展開となり、2022年以降はeFootballに統一される。
主なライセンス
フルライセンス(完全実名)
ベルギー「ジュピラー・プロ・リーグ」
デンマーク「スーペル・リーガ」
ロシア「プレミアリーグ」
スコットランド「プレミアシップ」
スイス「スーパーリーグ」
トルコ「シュペル・リグ」
アルゼンチン「プリメーラ・ディビシオン」
ブラジル「セリエA」「セリエB」(なお、ブラジルは契約問題がかなり厳しく一部選手が偽名となっている。)
チリ「プリメーラ・ディビシオン」
コロンビア「リーガ・アギラ」
中国「中国スーパーリーグ」
タイ「トヨタ・タイリーグ」
偽名
スペイン「ラ・リーガ・サンタンデール」「ラ・リーガ スマートバンク」(リーグ・チーム大半偽名)
イングランド「プレミアリーグ」「チャンピオンシップ」(リーグ・チーム大半偽名)
カップ戦
ドイツのブンデスリーガはその他ヨーロッパ枠に最大3チームのみの収録となっている。これには近年コナミがライセンスを取得出来なくなっていることや、ライバルゲームであるEAのFIFAシリーズによるライセンス独占とドイツのFIFPro(国際プロサッカー選手会。イングランド、イタリア、スペインはこれに加入しているため選手実名で収録が可能)非加入が原因である。バイエルン・ミュンヘンもEAとの独占契約のため2017からライセンス消滅(EAの契約満了後の2020で再収録)、ボルシア・ドルトムントもクラブ側から一方的に契約解除され2019からライセンス消滅となっている。
ウイイレシリーズとしての独占ライセンスはロシア・プレミアリーグとAFCチャンピオンズリーグと日本代表のみ。また、ブラジルリーグを事実上独占している(フラメンゴ、コリンチャンス、パルメイラスのライセンスを独占という形で取得している。FIFA18にはフラメンゴ、コリンチャンスを除いた1部リーグ全チームが収録)。
日本代表のライセンスはウイイレが独占取得。また、2012以降JリーグをダウンロードコンテンツでJリーグを追加購入することができたが、2015からは廃止。そして、2016年のJリーグパートナーにEAが参加したことによりこれからのJリーグ追加は厳しいものになった。
2018年にはUEFAの独占ライセンスが失効。ウイイレシリーズの強みであった巨大ライセンスを一つ失い、いよいよ日本代表だけが強みのゲームとなってしまった。
エディット機能
ウイイレシリーズは前述のライセンスを補うためのエディット機能を搭載しており、一部ではエディット作業を専門とするプレイヤーもいる。これがウイイレシリーズの強みだと言うプレイヤーも。
しかし、作品が変わる度に出来ること、出来ないことが変わり、2014のエンジン変更以降はスタジアムをモンタージュのようにパーツから作成出来なくなった事や固有フェイス選手へのベースコピー不可、ユニフォームエディット内でのタイトユニフォームの変更不可といった改悪がされた。
また、PS4では未だに音声取り込みが出来ず、チームや選手の応援歌を試合中に流す事が出来なくなっている。
しかし、2016からはPC版同様の画像取り込みが可能になったり、2017からインポート/エクスポートの機能強化等改善も見られ、現在も改善と改悪が繰り返されている状況である。
モバイル版
ソーシャルゲーム路線に変更しつつあるコナミにとって、ウイイレ最大の稼ぎ頭はコンシューマー版ではなくモバイル版である。
2015年から戦術指揮メインのシミュレーションゲーム「クラブマネージャー」、2017年から選手操作メインのアプリ版を配信。
このモバイル版でのみライセンス契約を締結しているリーグがあり、「クラブマネージャー」限定でのライセンスとしてブンデスリーガ、アプリ版限定のライセンスとしてJリーグがある。
関連タグ
ライバルゲーム→ エレクトロニック・アーツ FIFAシリーズ
きれぼしJAPAN…本作を元にしたネタ。エディットモードにより濃い顔と性能ポジションを無視した選手の集まりというギャップが見所。