概要
セリエAとは、先に記述した通り、あらゆるプロスポーツの一部リーグの事を指す。以降、セリエB・セリエCとなっている。
日本においては、サッカーのセリエAが特に有名で、それ以外のスポーツでもセリエAが用いられている事を知る人は少ない。
かつては豊富な資金力とイタリア人気質の超放漫経営が組み合い、全世界オールスター軍団ともいえる世界最高峰の名を欲しいままにしたリーグだったが、イタリア国内の根深いマフィア問題とも無関係ではいられず八百長問題の発覚と放漫経営のツケにより低迷。経営健全化途上のクラブも多く、その煽りをもろに受けたACミランとインテル・ミラノの凋落により、現在はユベントス一強時代が続いている。
歴代の名選手
ジュゼッペ・メアッツァ:現在のインテルに所属していた、初代サッカーセリエA得点王。その功績を讃えてインテルのホームスタジアムは、ジュゼッペ・メアッツァと呼ばれている。
ミシェル・プラティニ:かのナポレオン・ボナパルトになぞらえて「Le Roi」(王)と呼ばれたフランスサッカー史上屈指のゲームメーカー。日本では「将軍」と訳されることが慣例化している。MFでありながら、リーグ得点王に輝くなどそのプレーは今でも語り草。引退後はFIFAの副会長も務めたが、汚職事件により退任した。
マルコ・ファン・バステン:90年代のACミランにおいて、ルート・フリット、フランク・ライカールトと共にオランダトリオとして、伝説的な活躍をした。
ロベルト・バッジョ:今も至高のファンタジスタとの呼び声の高い、ポニーテールと口周りのヒゲがトレードマークのイタリア人。数少ない、インテル・ACミラン・ユベントスのイタリア3大名門クラブに全て所属経験のある選手。
パオロ・マルディーニ:高額の移籍金が発生する昨今のサッカー界において、数少ない単一クラブで選手生活を全うした、ACミランの生ける象徴。現役時代での背番号は現在欠番扱いだが、下部組織に所属する息子がプロデビューする際に、受け継がれることが内定している。
主なチーム
インテル
ミラノに拠点を置く強豪。ユニフォームのカラーになぞらえて、愛称はネッラズーロ(黒と青)。長友佑都が中心選手として長く所属していた。サポーターの総称はインテリスタ。
イタリアのクラブチームなのに、イタリア人選手が極端に少ない。酷い時はスタメン11人全員が国外選手という時も。
ACミラン
インテルと同じスタジアムを拠点とする強豪。愛称はこれもユニフォームのカラーになぞらえて、ロッソネロ(赤と黒)。サポーターの総称はミラニスタ。インテルとの直接対決はミラノダービーと呼ばれ、ファッションの街が赤と青の2色に染め上がる。
現在UEFAチャンピオンズリーグの制覇回数が、全所属クラブの中でも第2位。(第1位はスペインのレアル・マドリー)
世界規模での超名門であるが経営不全からの脱却を目指した結果、現在は成績低迷が続いている。
2013年に本田圭佑が背番号10を背負って移籍していた。
ユベントス
2006年のカルチョスキャンダルの発端となった古豪。サポーターはユベンティーノと呼ばれる。スキャンダル発覚により降格処分を受けるまで、2部転落を経験してないチームだった。
しかしミランとインテルの凋落もあり現在国内では敵なしの状態が続いている。
現在リーグ8連覇中。セリエAはユベントスの一強リーグと化している。
ASローマ
かつて中田英寿も所属した首都ローマの名門クラブ。サポーターはロマニスタと呼ばれる。同じ都市にライバルチームのラツィオが居り、ミラノダービーよりも過激度が上。
ナポリ
かの「天才」にして「神の子」、ディエゴ・マラドーナが現役時代にそのキャリアで最も長く所属したクラブ。彼のつけた「10番」は現在永久欠番となっている。
欧州のビッグクラブにおいて、エースナンバーの代名詞とも言える「背番号10」が永久欠番となっているのは非常に珍しい。
ラツィオ
アタランタ
関連タグ
サッカー イタリア 長友佑都 インテル・ミラノ
中田英寿 中村俊輔 名波浩 三浦知良 森本貴幸 柳沢敦
現在在籍の日本人選手
冨安健洋(ボローニャFC) 吉田麻也(UCサンプドリア)