ACミランとはイタリア北部の都市、ファッションの街としても有名なミラノに拠点を置くサッカークラブである。
概要
ACミランとは正式にはAssociazione Calcio Milan(日本語的にはミラノサッカー協会)と言う、イタリアどころか世界屈指の実績を持つメガクラブだった。
2024年時点でのセリエA制覇19回はユベントス、「永遠のライバル」インテル・ミラノの20回に次ぐ3位。
チャンピオンズリーグ制覇7回はインテルの3回、ユベントスの2回を大きく引き離すイタリア最多記録で、全体で見てもレアル・マドリードに次ぐ歴代2位である。
チャンピオンズリーグ優勝カップであるビッグイヤーの永久保持が認められた世界に6つあるクラブの一つである。他のクラブはスペインのレアル・マドリード、FCバルセロナ、オランダのアヤックス、ドイツのバイエルン・ミュンヘン、イングランドのリヴァプールFC。
クラブの歴史としての始まりは、1899年12月16日に在伊イギリス人が、クリケットとフットボール(サッカー)のクラブとして創立したものだった。イタリアのクラブでミラノに本拠地を置くのにミランとなるのは、この為である(英語だとミランが一般的)
ユニフォームは赤と黒の縦縞。そのカラーからチームのニックネームはディアボロ・ディ・ロッソネロ(赤と黒の悪魔達)と呼ばれている。
同じミラノに本拠地を置くインテル・ミラノとはライバル関係にあり、ホームスタジアムも同じ。ただし、ミランのホームゲームだとサン・シーロに、インテルのホームゲームだとジュゼッペ・メアッツァと名前を変える。
直接対決はミラノダービーと呼ばれ、ファッションの街・ミラノが赤と青の2色に染め上がる。
サポーターの愛称はミラニスタ。
日本でも人気の高いクラブで、このクラブのレプリカユニフォームを着ている人を見た諸兄も、少なくはないはず。
かつては黄金期を築きあげ世界最高のクラブの名をほしいままにした名門クラブであったが、近年成績低迷が続いており、ファンや報道からは「凋落した」と称されることも多い。チャンピオンズリーグはおろかイタリア国内での優勝からも遠ざかっており、10-11年シーズン以降優勝はなく、12-13シーズンからは3位以内にも入れていなかった。そしてその間にイタリアの首相も務めた名物オーナー、シルヴィオ・ベルルスコーニも退任。
2021-22シーズンに11年ぶりの優勝を達成した。
ライバルクラブであるインテル・ミラノの不調もあり、この2つのメガクラブの凋落がセリエA自体のレベルの低迷を招いている。
関連イラスト
関連タグ
インテル・ミラノ・・・ライバルクラブ。実はACミランから分離して創設されたクラブ。
黒燿リラ・・・ACミラン応援Vtuber。
女子サッカー:2018年6月、ACミランがセリエA女子に所属する『ACFブレッシャ・カルチョ・フェンミニーレ』のライセンスを買い取り、ミランの女子部門が設立。
日本人は長谷川唯が在籍した。