曖昧さ回避
- 本田圭佑(野球):埼玉西武ライオンズ所属のプロ野球選手(投手)。入団時、本記事のサッカー選手と同姓同名ということで話題となった。→wikipediaの記事
- 本田圭佑(JFL):JFL・東京武蔵野シティFCでプレーしていた元サッカー選手(2021年引退)。ポジションはMF。→wikipediaの記事
来歴
実兄の弘幸も元サッカー選手で現在は本田の代理人を務めている。
カヌー東京オリンピック(1964年)日本代表選手で現在カヌー講師の本田大三郎は祖父の弟(大叔父)で、圭佑が小学生の時に「どうすればプロの選手になれるか」と尋ねると、大三郎は「練習日誌をつけたら上手くなるスピードが倍になる」と答え、日誌の書き方を教えてもらうなどいろいろ大叔父の影響を受けている。(因みに大三郎の息子はレスリング選手・プロレスラーの本田多聞。)
家庭の事情で幼少期は祖父母に育てられていた。
小学校2年時から地元の摂津FCに入団しサッカーを始め、中学進学後ガンバ大阪ジュニアユースに所属し家長昭博、安田理大、東口順昭らとともにプレーした。しかしガンバ大阪ユース不合格。人生のどん底から立ち直れなかった。とりあえず、星稜高校へ。そこで、豊田陽平とプレーした。
(後に家長、安田、豊田はサッカー日本代表に選ばれ、東口は圭祐と共に2018FIFAワールドカップ日本代表に選出された。)
とはいえ進学後は1年生から試合に出場し、3年生時には主将を務めてチームを石川県勢として初めての全国ベスト4に導くなど、しっかり結果を残している。この活躍もあってプロへの道が開け、またU20代表に招集されるなど頭角を表していく。
星稜高校卒業後にいくつかのチームと交渉した末に名古屋グランパスに入団し、プロ生活をスタートさせる。この際既に「海外移籍のオファーがあれば必ず移籍を認めてほしい」とグランパスのフロントに頼んでいたという。
その後、オランダ・エールディビジのvvvフェンロに移籍して海外進出。
2010年より、ロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワに移籍。
2013年12月に、イタリア・セリエAの名門ACミランに移籍。
2017年7月に、メキシコ・プリメーラ・ディビシオンのCFパチューカに移籍した。
2010FIFAワールドカップ(南アフリカ)では日本代表として出場し、直接フリーキックを含む2得点を決める活躍を見せて一躍注目を浴び、一部では本田△という渾名もできた。
しかし2014年のFIFAワールドカップブラジル大会では「優勝」をブチ挙げておいてのGL敗退(2敗1引き分け)という結果に終わり「本田△」から「(÷)」「口田圭佑(「口だけ」とのかばん語)」という有難くない渾名を頂戴する羽目になった。
2018年のFIFAワールドカップロシア大会予選の2017年9月6日のサウジアラビア戦には先発したが低調なプレーに終わり、前半終了後交代となり。ファンやメディアの間からは本田はもう日本代表には必要ないという“本田不要論”が噴出した。しかし圭佑は批判を受け止め、twitterにて批判に対して感謝する声を述べた。
9月にはクラブでの成績不振を理由に怪我や国内組で編成された試合を除いて2009年5月以来、8年ぶりに代表メンバーから外れたが、翌年3月、クラブでの活躍が評価されて半年ぶりに代表復帰を果たす。
そして本選グループリーグH初戦(6月19日)のコロンビア戦で、コーナーキックから大迫勇也の決勝ゴールをアシストし、アジア人初となるW杯3大会連続のアシストを達成。続く第2戦(6月24日)セネガル戦では乾貴士のクロスから同点弾を決め、日本人初となるW杯3大会連続ゴールを達成した。「本田△」!
決勝トーナメント1回戦でベルギー代表に敗れた7月2日、本田圭佑はロシア大会が最後のFIFAワールドカップ出場であることを明言した。
代表引退後は世界各地のチームに自信を売り込むもなかなか居場所を見つけられず、入退団を繰り返している。また、クラブチームや企業の運営、更にはナショナルチーム(カンボジア)のGM(事実上の監督)に就任したりといった次の未来を見据えた準備を始めている。
2022年のW杯ではAbemaTVで行われる日本代表戦の解説を務めた。
本田世代
2010年に開催されたFIFAワールドカップ南アフリカ大会はJリーグ黎明期から活躍してきたメンバーの代表引退や前評判を覆してベスト16入りしたことによる世代交代を印象付けた大会で、特に言葉とプレーで日本人らしくない存在感を放った本田は以降の日本代表の顔となり、ここから頭角を現し始めた選手たちは俗に本田世代と呼ばれる。
本田のワンマン的な性格を取り沙汰されることが多い為、チームプレーを蔑ろにしているようにも見えるが、実はこの世代の日本代表はチーム連携の前提条件として非常にコミュニケーションを大切にしており、長らく代表に籍を置いていた選手達は親友レベルに仲が良い。
2021年の東京オリンピックや2022年のカタール大会ではちょうどこの世代から残ったベテラン勢と本田や内田篤人のように解説やピッチレポーターに回る立ち位置になった元代表勢が分かれる形で、選手と解説・レポーターの枠組を越えたフレンドリーなやり取りを見ることが出来(当然インタビューや解説の内容もレベルが高い)、本田世代以降のサッカーファン達を喜ばせることになった。
なお、本田は「スポーツ界の無意味な縦社会はなくした方がいい」という彼の信念に基づき、「現役時代に一緒に戦った仲間は解説やインタビューを受ける時に名前呼びやあだ名で呼んだりするが、それ以外の選手は年下でも〇〇さん付けする」という独自のこだわりを持っている。
そのためカタール大会の解説では「前田さんライン見れたでしょ?」、「拓磨サイドいけってお前!」と敬称と名前呼びが混在していた。
関連タグ
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- 本田とじゃんけん:ペプシとのコラボで何度か開催されてる企画。驚異的な勝率と勝利後の挑発的なコメントが大ウケして、Twitterやニコ動ではそれを元にした作品が投稿されている。