概要
1997年10月20日生まれ。ポジションはフォワード(マリノス時代は左WGだったが一部の試合と日本代表ではCFをやることもある)。2022年W杯日本代表。
松本山雅FCの練習へ2度参加し実力を認められ、2016年に松本へ加入。2017年、水戸ホーリーホックへ期限付き移籍した。2018年、パラグアイ遠征でU-21日本代表へ選出された。
2019年7月21日、ポルトガル1部CSマリティモへの期限付き移籍が発表された。2020年8月3日、横浜F・マリノスへの期限付き移籍が発表された。21年にマリノスに完全移籍すると、レアンドロ・ダミアン選手と並び23ゴールを記録して得点王、ベストイレブンに輝いた。2021年12月31日、スコットランド1部セルティックFCへの期限付き移籍(買い取りオプション付き)が発表された。2022シーズンに完全移籍。
驚異のスプリント
水戸在籍時には「J2最速」とも称された加速力が持ち味。また、手動計測ながら50mを5.8秒で走る俊足も併せ持っている。
2019年のJ1第2節大分トリニータ戦では53回、 2021年4月6日のJ1第8節セレッソ大阪戦では62回のスプリントを記録した。さらに、2021年8月15日のJ1第24節大分トリニータ戦では計測開始史上最多である64回のスプリントを記録した。また、J1リーグの選手試合別スプリント回数ランキングでは上位20名のうち、のべ16回ランクインしている。
2022年のカタールワールドカップではそのスプリントを生かしてチームの歴史的勝利に貢献している。
上記にある通り代表でのメインポジションはセンターフォワードという最も攻撃に重きを置いたポジションであるが、プレッシングにより相手のパスコースを遮って攻撃を阻止する守備力が非常に高く、上記のW杯のグループステージでは守備面で大いに貢献しており、いい意味でのDFW、守備的FWである。
※スプリントとは、10~30メートルの距離を時速24キロメートル以上で走ることを指す。
余談
2023年現在25歳であり、東京五輪の代表世代であるが、その顔立ちから、OA枠やベテランだと勘違いされ、実年齢を知って驚く人が少なくない。
それはファン、サポーターのみならずチームメイトも同じで、マリノス在籍時の2020年に当時のチームメイトであったチアゴ・マルチンス選手に年齢を聞かれて正式な年齢を答えたにもかかわらず、笑われた後に「嘘をつくな!」と言われ、「ホントホント」と説明するも、エリキ選手からも「ブラジル人を騙すな!」と年齢を疑われたこともある。
また、高校時代は結構やんちゃしていたらしく、サッカー部では部員をイジメて部活動参加禁止処分を下されたことがあった。サッカーを求めての退学かサッカーが出来なくても残るかの2択となったが、結局学校に残りその後はパン屋でのバイトなどを得て改心し、最終的に復帰している。
若いうちに結婚しており、現在は2人の子を持つ子煩悩なパパである。点を決めた時にゴールパフォーマンスでアンパンマンをやるのは長女との約束だとか。
そんな容貌とプレースタイルから、とあるサッカー解説チャンネル(こちらを参照)から「爆速プレッシング老け顔アンパンマン(略してBPFA)」という名称がつき、今ではかなり広まっている。